2022
ファフニールと呼ばれる神話上の存在が居ます。北欧神話での登場が原典です。しかしドイツ人であるワーグナーの戯曲が有名で、日本では英語、ドイツ語、古ノルド語での発音が混在しています。更にはカタカナにする際の表記揺れまであって、ファブニール、ファフナー、ファーフニル、ファヴニルなど様々な書かれ方をしますが、基本的に同じものを指しています。ドラゴンの代表例である扱いをされがちですが、その正体はドワーフないしは人間です。ファフニールは三兄弟の長男で、オッテル、レギンという二人の弟が居ました。ある日、オッテルがロキ、オーディン、ヘーニルという大物の神様に殺されてしまいます。一家は賠償を要求し、大量の黄金を手にしました。けれど分配で揉めて、ファフニールは父であるフレイズマルを殺してしまいます。残ったレギンとも対立するのですが、その時に魔法の力で巨大な爬虫類と化して守ろうとしました。これが、ファフニールがドラゴンと認知されている理由です。ファンタジー世界では龍族が財宝を枕に寝ていることが多いですけど、元ネタの一つとも言われています。その後、レギンはシグルズを養子に迎え、長兄の殺害を依頼して成功させました。出典に依って差異はありますが、大まかな流れはこんな感じです。色々と考えさせられるところはあるものの、北欧神話の高位神が素直に対価を支払った部分が面白すぎて、他の要素に頭が回らなかったりしているのですよ。
(・ω・) 悲劇的結末を分かっていて渡すくらいはする連中だ
【素質が乏しい訳でも無いのが余計に腹立つ】
青:今度、現場体験で見習いを招くことになりまして。
黄:そんな些事は下っ端に任せるんだよぉ。
青:ですが、未来を担う可能性がありますし。
白:こうやって何でも自分でやるから休む暇がなくなる。
黄:期待の若手だったかは知らないけど、
経験が浅くても伸びるとは限らない好例がここに居るんだよぉ。
【平凡なことをやって何も感じないよりはマシなのかな】
玄:青龍さんの仕事を見せたら、
すげーと憧れるか、働きたくないの両極端になりませんか。
朱:ちょっとした劇薬ですね~。
白:中和剤として、しっかり怠けないと。
黄:本当にこいつらを晒して良いのか考え直すべきなんだよぉ。
青:大人も色々居るんだと知るのは、早い方が得策とも言えます。
【これを躾けられるくらいならとっくに世界制覇してるよ】
玄:思考停止した雑兵を量産するには、むしろ視野を狭めるべきでは。
黄:えげつないけど、管理側としては正論なんだよぉ。
白:宗教って、その為の存在みたいなところがある。
朱:凄まじい他人事っぷりです~。
青:白虎は考え方が独特なせいで制御が困難なのですけど。
玄:ここは敢えて宗教的な洗脳を試みるべきやも知れませんが、
悪化する可能性についてからは目を背けます。
【龍族は永遠に働けるから世代交代を急がなくて良いのが幸いか】
青:しかし千軍は得やすくも一将は求め難しと言います。
朱:ふに?
白:兵隊はどうとでもなるけど、リーダーは簡単じゃないとかだっけ。
玄:幹部候補生は、過激な育成をするのも一つの手ということですか。
黄:単なる見学が、大層な話になってきたんだよぉ。
青:どなたかがしっかりしていてくれればこの気苦労は必要ないと、
定型ではありますが述べておきます。
考えてみれば五行の大御所たる四神が、同じ事務所で働いているというのも中々シュールなのかも知れません。各地を飛び回っていて、たまの会議で顔を合わせるくらいが妥当な気もしますけど、こいつらならしょうがないかなとも思ってしまうのです。
PR
2022
バイキングないしはヴァイキングと呼ばれる存在があります。英語表記はVikingです。千年ほど前、現代のスカンジナビア半島周辺を拠点として、西欧諸国を荒らして回った武装船団を称したものです。海賊の代名詞として使われることもあります。この手の集団に共通して言えることですが、単なる略奪者ではなく海のエキスパートとして交易の一翼を担った側面があったりもします。今の世でも海路は危険で規模に依っては護衛艦が付くくらいなので、操船技術と戦闘能力を兼ね備えた彼らは使い方次第なところもあった訳です。一方で、バイキング料理の略称としても用いられます。複数種類の調理品から好きな量を取り分けるシステムです。北欧のスモーガスボードが原型とされています。バイキングの名を冠したのは、同名の映画に着想を得た為なのだそうです。帝国ホテルが元祖となりますが、粗野な荒くれのイメージが強い単語を良く採用したものだと思います。こういった大胆さこそが、プロモーションには必要なことなのかも知れませんね。
(・ω・) ビュッフェというのもあるけど、厳密には少し違うものらしい
【僅かでも生産性があるものをそう呼ぶだけな気がする】
朱:通販番組で衝動買いする青龍さんを見たいです~。
黄:常軌を逸した光景を目にしたくなるのは、
知的好奇心を持つ者の宿命なんだよぉ。
青:野次馬根性を、良さげに言い換えないで貰えませんか。
朱:ですけど学術的探究心と本質的に何が違うのか、
説明できる方は少数だと思うんですよ~。
【改善が見込めるなら何でも試してみるべき】
朱:似た感じで、スーパーでポイントカードを忘れて、
『次回レシートをお持ち下さい』と言われてるのも悪くありません~。
黄:それ以前に、私生活を誰も知らないんだよぉ。
青:働く上で教える必要が無いですし。
朱:こちらのプライベートにも干渉してこないのは助かります~。
黄:あまりに伸び悩むと全てを管理されかねないから、
安全圏とするのは早計かも知れないんだよぉ。
【例え話だけが秀逸よりは世の役に立ってるし】
青:仕事とは、サンドイッチの様なものなのですよ。
朱:ふに?
黄:たまにうまいこと言おうとするけど、
大体が的外れで反応に困るやつなんだよぉ。
朱:意外と苦手分野がありますよね~。
黄:だから大得意の四神業に没頭しているとすると、
辻褄は合ってしまうのが難儀なところなんだよぉ。
【どうせ好転しないなら投入してみるのも一興か】
朱:それで、どういった意味だったんでしょうか~。
黄:悪意なく追撃が出来るって強いんだよぉ。
青:複数の素材を重ね合わせてハーモニーを奏でる的な。
朱:普通ですね~。
黄:この空気感をどうしたものなんだよぉ。
青:いっそ扱いが面倒な客の応対をさせてみたいと考えていますが、
どうなるか予想が困難で躊躇っています。
上司として、堅物で親しみにくいのと、距離感が近くてウザったいの、どちらがマシなんでしょうか。なんでその両極なのと言いたくなるでしょうけど、バランス感覚に優れている方は稀なので仕方ないのです。
2022
ラフレシアと呼ばれる植物があります。代名詞と言えるラフレシア・アルノルディは直径1メートル近くにもなる巨大な花弁が有名で、世界最大の花として知られています。腐臭を放ちハエの類を呼び寄せて受粉させる生態も特徴的です。その様から食虫植物という印象を持たれたりもしますが、消化している訳ではありません。また見た目もおぞましいとする方が少なくないことから害があると思われがちですが、人体に直接的な悪影響を及ぼすことも無いです。単純に臭いので、よっぽどのマニアか研究者でも無い限り育てたりはしないでしょうけど。そして、葉、根、茎を持たない全寄生植物でもあります。光合成をする能力が欠落しているので、ブドウ科のツル植物に寄生し、栄養を頂戴することで生命を維持します。動物の感性ですと従属する立場ならもっとコソコソしそうなものですが、こんなにも堂々と咲き誇るのですから考え方が違います。芽が出てから蕾となるまで一年程度が必要な上、数日しか開花しないせいで遭遇し難しい一面があったりもします。生息域が限られていて実物を見たことある人は少ないでしょうに、これだけキャラが立っていると知れ渡る好例と言えますね。
(・ω・) 植物園ですら、国内では栽培してないのか
【厄災の具象化とされてるのが妙にしっくりくる】
マ:龍とかドラゴンって、どうあろうと人気枠やんか。
朱:東洋と西洋で立ち位置は違うのに、
何がそこまで惹きつけるんですかね~。
青:生命力が高く影響力も甚大、
つまりは良く働くからだと受け取っていますが。
黄:個人的には気まぐれで力を行使して帰宅する印象で、
青龍みたいに勤勉なのは例外だと思ってるんだよぉ。
【大河の氾濫が如く制御できるものではない】
マ:結局はビジュアルアドいう説もあるで。
朱:なんやかんやで見た目は大事です~。
黄:時代時代の人気画家が流行に沿って描くとすれば、
安定するとしか言いようが無いんだよぉ。
青:勝手なイメージを押し付けられるのは困りますが、
偶像とはそういったものなのですよね。
【十年に一度くらい凶暴になることもあるから】
玄:青龍さんのようにクールな方が実は情熱的だったり、
乙女心を持ち合わせていると人気が跳ね上がります。
青:謎の講釈が入りました。
黄:他人に訴えかける上でギャップは大事なんだよぉ。
朱:黄龍さんのような脱力系が裏表なくマイペースだと、
コメントしづらいのは事実です~。
【働かせればすぐ偽物だって確定する】
玄:特定の事柄に偏執的なのも悪くありません。
朱:御仕事が該当するんじゃないですか~。
黄:むしろ、他の何に興味があるんだよぉ。
青:大抵の事象は、国家運営に結び付けられると考えていますが。
黄:それをワーカーホリックと言うんだよぉ。
玄:もう少し俗物に寄っていないと効果を望めそうもありませんけど、
恋愛などの話をしだす青龍さんは別人の可能性を疑うでしょう。
五龍は、陰陽五行の色がそれぞれ割り当てられています。考えてみれば龍って、大抵の色なら似合って人気を獲得できるところがありますよね。黒くて賢いってだけで忌み嫌われてるカラスさんは、怒っていいと思うのですよ。
2022
不知火と呼ばれるものがあります。シラヌヒないしはシラヌイと読みます。九州の西海岸で夜間に観測される、沖合が赤く燃えているように見える現象を称します。一見して読むことが難しくありますが、不知は分からないという意味で知らぬとすることが出来るので、そこまで理不尽さや遊び心が籠められている訳ではありません。かつては、神様や妖怪の類が引き起こすと考えていました。現代では蜃気楼の一種とされています。干潟で放射冷却が起こって局所的に冷えた部分が発生すると、屈折率が複雑に絡み合って漁火などが不可解な発光として視認される訳です。気候が深く関わるので、時期は限られます。具体的には旧暦で8月1日の前後、新暦に換算すると8月下旬から9月くらいに起きやすいとされます。柑橘類の品種としても知られ、他にもフィクションで良く使われる単語なので、初めて触れた媒体は幅が広いんじゃなかろうかと思われます。
(・ω・) 私は多分、手塚治虫氏の火の鳥かなぁ
【絵として映えないのも大きいと思うよ】
白:青龍って、『小手先の必殺技を開発するより、
ぶん殴ることを極めた方が効率的』とか言いそうだよね。
朱:それを、スペックの暴力と呼ぶ気がします~。
黄:人間が鍛えたところで、たかが知れてるってのはあるんだよぉ。
白:ジャブの生み出す衝撃波が致命傷になるとか、
人の身じゃ有り得ないし、技術に頼らざるを得ないのか。
【兵法書に頻出するけど実践の難易度は高い】
青:そもそも、直接的な戦闘自体が無駄の極致なのですけど。
黄:真の戦上手は、如何にして衝突を避けるかに腐心するんだよぉ。
白:そういったセリフも、強いから様になるってのはある。
朱:微妙な方が言うのは負け惜しみですよね~。
青:強者のイメージを活用している部分は否定しません。
黄:喧嘩や賭博もビビらせて退かせたら勝ち同然だけど、
国家規模になっても大して変わらないところはあるんだよぉ。
【部下の取り扱いに関してが唯一最大の弱点だからな】
白:前に、青龍をビックリさせられたら、
仕事休んで良いって賭けをしたことあるんだけどさ。
黄:なんつう職場なんだよぉ。
朱:絶対に無理だと分かった上での提案ではありました~。
青:結果、そちらに注力してまともに作業をしなかった訳ですが。
黄:少し考えれば分かりそうなもんだけど、
その絶妙に抜けてるところが青龍らしいとも言えるんだよぉ。
【定期的に謎の上から目線を発揮していく】
朱:と言いますか、何をしたら驚くのか想像できません~。
玄:仮にこの世界がバーチャルだと宣告されても、
システム管理を担当させろと言い出しかねませんし。
黄:とりあえず責任を負わせておけば精神が安定するんだよぉ。
白:逆に情緒不安定なんじゃないかって気がしてきた。
玄:職務をつっかえ棒とすることで辛うじて立っていられるとすると、
可愛いとも思えてきますね。
部下に欲しい人材ランキングを行ったら、白虎は最下層になるんでしょうか。しかしやる気が無いだけで能力は高く、むしろ余計なことをしない分、そこまで低迷しない気がしてきました。本当、無能な働き者ほどの害悪は存在するのかって勢いですからね。
2022
デシベルという単位があります。英語表記ではdecibelです。記号だと、dBになります。主に音の大きさを表す際に用います。特に騒音の度合いについてのケースが多いと思われます。電力関係でも使用するようですが、日常会話では稀と言っていいでしょう。デシとは10分の1を意味する接頭語で、ベルは電話の発明者として知られるグラハム・ベル氏に由来しています。指数関数なので比例関係ではなく、20dB上がる度に音量が10倍となっていきます。2増えるとパワーが1000倍になるマグニチュードと同類です。なので0dBだからといって完全な無音ではありません。人が認識できる最低値がゼロというのが基準になります。言い換えればマイナス方面にも続いていくということです。それこそ、学術研究の類以外で目にすることは無いんでしょうけど。大まかな目安として、60dB辺りからうるさいと感じだし、100dBに達すると聴覚障害になりかねない水準なんだそうです。五感に訴えるものの中で最もトラブルになりやすいと言えるだけに、注意を払うべきではありますよね。
(・ω・) 生きてて音を出さないのは無理というのも事実っちゃ事実
【それなりの味であることと売り物として提供可能かは別の話】
朱:世には、ツッコミ原理主義者なる方が居ると伺いました~。
青:なんですか、それは。
朱:どれほど無茶苦茶なボケも、
ツッコミ次第で分かりやすい笑いに出来るという考え方らしいです~。
黄:一流の料理人は材料が関係ないみたいな理屈なんだよぉ。
青:吟味も腕の内であるという、
職務への理解が足りない故に出来る発言ですよね。
【百かゼロでしか物を考えないから結論も極端になる】
黄:弘法筆を選ばずが、悪い形で解釈された感があるんだよぉ。
青:達人は対象のポテンシャルを最大限に発揮させられる、
くらいの意味だと思っているんですけどね。
朱:五点くらいのボケは、十点程度にしか誤魔化せませんかね~。
黄:それでも職人芸なんだよぉ。
青:部下の不手際は全て上司の責任というのも、
過ぎた扱いだと考えているのですが、どうでしょうか。
【単純な善悪で判断できる領域は過ぎ去ってるからな】
朱:龍族は、そろそろ地球外に進出するべきじゃないでしょうか~。
青:どういった意図の発言なのでしょう。
黄:考えると、それこそ脳を宇宙に取り込まれるんだよぉ。
青:ですが部下の心情は把握しておきたいですし。
黄:この生真面目っぷりを素直に美徳とすべきかは、
専門家の間でも見解が割れるところなんだよぉ。
【別れた時に振ってやったと言い張るのに通じるものがある】
朱:無限に成長するだなんて珍奇な生物を、
こんな狭い場所に押し込めるのは失礼かと思いまして~。
黄:殿堂入りという名で追放されるやつなんだよぉ。
青:と言いますか、朱雀も似たような立場では。
朱:移住する時はお付き合いします~。
黄:それは見切りを付けられてるのが惑星側なのではと、
傲慢な考えが頭をよぎったりするんだよぉ。
黄龍、青龍、朱雀の関係は娘が一人の核家族っぽく見えることがありますけど、実際どうなんでしょう。というか、青龍の方がおかんっぽく感じたりもしますが、そこら辺は境界線が曖昧になっている御時世ですからね。