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2009

1208

 基本政策閣僚委員会にて、菅氏が亀井氏にプツーンとキレたそうです。おいおい、次期総理候補がそんなことで良いのかよ。総理に一番大切なのは、何があろうと冷静を装う忍耐力だぞ。来年の参議院選が終われば、結果はどうあれ、小政党二つの発言力は落ちるんだから、今の内に要求しまくるのは想定内じゃないか。

( ・ω・) やっぱ岡田センセしかいないのかと、人材不足を痛感させられる訳ですか

 ここで一つ、新たな疑問が湧いて出た。
「今の姉さんって、どういう状態なの?」
「さぁな。気付いたらここに居たくらいだから、私が聞きたいぐらいだ。暇に任せて考えた推察の一つとして、ヒミコをより自然に演じる為、人間の女性である私を取り込んだというのがあるが、所詮は益体もない妄想だ」
 吐き捨てるようにして、そう口にした。
「だが、ヤマタノオロチにとって一つ予想外であっただろうことは、私の精神とこの巨躯が若干の同調をしていたことだろう。幸いにしてと言うべきか、以後はここから動かず、人も食わずに済んでいる」
「じゃあ、三年もの間、ずっとここに一人で居たの?」
「そうなる。何しろ、さっきも言った通り、時間の感覚が不鮮明すぎて、昨日のことのようにも、幼かった時分のことのようにも思えるのだがな」
 あっさりとした口調で言っているけど、それはどれ程のことなんだろう。僕にとっては剣の修行を始めるより前の話で、気が遠くなる程、過去の話にさえ思えた。
「そうだ! パープルオーブ!」
 色々な話を聞きすぎて失念していたけど、僕の旅の大本を辿れば、この紫に光る宝珠へと帰結する。レイアムランドに置いて来ることも考えたけど、やっぱり別れ難くて、今でも肌身離さず持っていた。僕は腰の道具袋から取り出すと、前方へ差し出して、姉さんが視認出来る様にする。
「ああ、死を覚悟した折、何とかそれだけは誰かに託さなくてはと思ってな。良かった、ちゃんと届いていたか」
 死ぬかも知れないという状況の中で僕を思い出したという事実に、胸が熱くなるのを感じた。

 

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2009

1207

 今年度二次補正予算に関して、内閣は国民新党寄りの上積みで決着したそうです。ククク……政府は少数政党の奴隷。言いなりになるしか手段が無いということ。
 こういうのを見ていると、参議院は必要な様な、不必要な様な。いや、やっぱ、一回の選挙での暴走を避ける為のストッパーとして、あった方が良い気もします。

( ・ω・) ねじれた時、協議する場がちゃんとあれば、それも納得出来るんですがねぇ

「仲が良さそうだな。成程、アレクが女性に甘いのは兄譲りの気質が主かと思っていたが、今の仲間の影響もありそうだ」
「姉さん!」
 はい! 本筋に関係ないから、この話はここで終わりだよ!
「それで、ヒミコが五年前に死んでたって、どういうこと?」
「ああ、結論から言えば何ということは無い。魔王軍の幹部が、暗殺したというだけの話だ」
「で、でも、その後、二年も命令を出して、政務まで執ってるじゃない」
 真っ先に思い付く、辻褄の合わない点はそこだ。
「それも蓋を開ければ、種と言う程のものでもない。その幹部が、ヒミコに成り代わっていたんだ」
「人間に、化けたって言うの?」
 アントニオ船長の、『幹部級の魔物は、雲上とも言える高位の存在である』という言葉を思い出す。考えてみれば人間だって、一時的にならモシャスで化けられるんだから、ありえない話では無いかも知れない。
「その推察を裏付ける為、アレルと私は魔物の寝ぐらと思しきこの洞穴に潜り込んだ。そこで会ったのが、この巨竜、ヤマタノオロチだ」
「一つ、質問がありますの」
「どうした」
「『ヤ』とはジパングの言葉で、八を意味するものだったはずですわ。ですが、ここから見える頭は三つ――勘定が合いませんの」
 アクアさん、その質問、今じゃないとダメですか。
「少なくとも、最初に見た時には五本あったが、私とアレルで一本ずつ切り落とした。それ以前がどうだったかは、知らないがな」
 姉さんも、動揺一つせずに返答したけど、これってどうなんだろう。
「結果として、それが良くなかった。激昂し、暴走を始めたヤマタノオロチにアレルは弾き飛ばされ、決死の覚悟で突撃をした私も、この様に虜囚の身だ」

2009

1206

 この一週間、普天間問題で総理がブレにブレ、酷い迷走をしていますが、まあ、何と言うか、酷い話ですよね。今更『グァムって無理?』なんて言い出すか、普通。千歩くらい譲っても、これを言い出すなら総理になった直後、25%云々より前に通達すべきことでしょう。ってか、オバマ大統領に訪日した後に言い出すとか、顔に泥塗ってるみたいなものじゃないですか。

( ・ω・) 十二月は、秘書立件、二次補正譲歩、グダグダ予算編成、普天間迷走と、イベント盛り沢山だよー

「私達が旅を続けられなくなったばかりに、重荷を背負わせてしまった」
「そんなことは、無いよ。進んでとまでは言わないけど、割とすんなり受け入れることが出来たから、さ」
 嘘をついた。只でさえ境遇が絶望的なのに、僕の心の内なんかで、更に深い闇へと引き摺り下ろす訳にはいかないと思えたからだ。
「ふふ、嘘を口にする時は、堂々と相手の目を見て言え。そんなことでは、女一人騙すことなど出来やしない」
 何処までいっても、この人に勝つことは出来ないのか。観念にも似た心持ちが、僕の中に広がっていった。
「それにしてもアレルが行方知れずとはな……全く、口ばかり達者で、ここ一番の時に使えん奴だ。私が居なくとも、魔王の一匹や二匹、とっとと始末してしまえ」
 さりげなく、無茶な話を聞いた気がした。
「そ、そうだ。兄さんは、結局、兄さんはどうなったの?」
 結局、自分のことばかり話していて、こちらが聞きたいことは、何も得られていないことに気付いた。
「順繰りに話す必要があるな。ここに居るからには、五年程前、ヒミコが生贄を差し出し始めたたのは知っているだろう?」
「う、うん」
「だが、その認識は事実と違う」
「ど、どういうこと?」
「ヒミコは五年前、生贄の命を下す前に死んでいる」
「……は?」
 想定の外側をひた走る姉さんの発言に、僕の口から間の抜けた声が漏れた。
「それは、おかしな話ですの」
「話の辻褄が、全然、合わなくなっちゃうよねー」
「うわっ、シスとアクアさん、一体、いつから僕の後ろに居たのさ」
「割と最初の方から?」
「完全に二人の世界で、声を掛けるのが躊躇われましたわ」
 本日の教訓。物事に集中するのは良いことだけど、それと同じくらい周囲に気を配ることも大事だよね。

2009

1205

 煙草増税の名目は、『国民の健康を阻害するから』ということになっていますが、他に健康を阻害してるものなんて幾らでもありますよね。ジャンクフードなんて、真面目に国民のことを思えば全面禁止にしてもおかしくないレベルでしょう。まあ、身体に良くないから旨いんだって論もありますが。
 同時に、何かのテレビでマクド○ルドの広報さんが、『たまに身体に悪いものを食べないと、逆に身体に悪い』って言ってたのは、殿堂入りの発言だとも思っています。

( ・ω・) いや……さすがにそれは通らない気がするんですが、どうなんでしょう

「順序立てて話そう。私が、アリアハンを発ってから、どれ程の時が流れた?」
「四年……ううん。もう、五年近い」
 僕達がアリアハンを旅立ってから、既に半年以上の年月が流れている。それを計算に入れるのを忘れてしまい、慌てて言い直した。
「ということは、アレクも十五――いや、十六歳になったのか?」
「ううん、誕生日はもうちょっと先だから、まだ十五歳」
「そう、か」
 言って姉さんは、口の端を上げ、笑みを見せた。
「大きくなったな、アレク。見違えたぞ」
 出来ればその言葉は、もっとちゃんとした再会の場で聞きたかったと、僕の中からやましい心が這い出てきた。
「外では、そんなにも時が流れていたのか……ここでこうしていると、時の感覚が無くなる。四季の巡りも、一炊の夢も同じだとは、人の心は、実に曖昧なものなのだな」
 まるで自嘲するかの様な面持ちで、姉さんはそんなことを口にした。
「それで、アレク、お前は何でここに居る? アリアハンで一体、何が起こったと言うんだ?」
「アリアハンは、大丈夫。元々、侵攻が弱い地域だし、厭世観が強まって皆の心が荒んでる部分もあるけど、まだ滅ぶとか、そういう感じじゃないよ」
「言い方から察するに、バラモスはまだ健在なのか」
「あ、うん。それで三年前、兄さんと姉さんが行方不明になって、次の勇者として選ばれたのが僕で――色々とあったけど、今、僕はここに居るのは、そういった理由だよ」
「成程、な」
 事態を把握したのか、姉さんは両目を閉じ、険しい表情を作った。
「済まなかった、な」
 次いで口にしたのは、そんな言葉だった。

2009

1204
 今夜、あの企画が帰ってくる!
 皆さん、かつてこのブログで、センセーショナル・エレクション教師絵シリーズが不定期掲載されていたことを御存知だろうか。本日、満を持して復活を遂げる!

 
 なんだ、この生体パワーツールを埋め込まれてしまいそうな、マッドサイエンティストな御尊顔は。闇の選挙参謀を極めると、ここまでの風格が備わるとでもいうのか。
 そう、これはかの桜井岬氏の実姉、桜井茜氏なのである。十七歳にしてこの威厳、将来が全く以って末恐ろしい……。
 
( ・ω・) ちゃうねん。結果として、まる見えシリーズで縛った私が悪いねんや

「う……」
 不意に、額に埋まっているかの様にしてうな垂れている女性が動きを見せた。ああ、間違いない。艶やかな黒髪に、強い意思を持った切れ長の双眸。あれは、トウカ姉さんだ。
「アレ……ル……?」
 朦朧とした表情のまま、僕を見詰め、小さく呟いた。
 今、姉さんは、僕と兄さんを見間違えたんだろうか。それは実に誇らしいことの様に思えて、同時に心の奥底で、何か落ち着かないものも感じた。
「アレク!?」
 不意に、姉さんは夢うつつから覚めたかの様に、はっきりとした声を上げた。
「まさか……何でお前がここに居る!?」
「それは、こっ、ちが言い、たい、よ……」
 言葉が千切れて、意味を持たせられなかった。こんな形で会うだなんて、想像もしていなかった。又しても、心が不明瞭な挙動を始めて、何が何やら分からなくなってくる。
「兄さんは、兄さんはどうしたんだよ! 一体、今、何処に居るのさ!」
 何があろうと、兄さんと姉さんは、同じ場所に居ると思っていた。何で、何で、姉さんが一人でこんなところに居るのさ!
「少し、落ち着け」
 小さいけれど、まるで母親のたしなめの様な声が、胸に突き刺さった。
「お前は、小さい頃からそうだったな。賢く、全てを分かった様な顔をしていながら、癇癪を起こすと手が付けられない。おばさんも、苦労したことだろう」
「……!」
 自分の過去を知っている人間というのは、心の支えであると同時に、こういう時は厄介だ。
 だけど、その言葉で幾らか気持ちが楽になったのも事実で――頭が上がらない事実を、思い出させられてしまう。
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