2010
何でも、平野官房長官が徳之島の町議に訓練移転の要請をしたとかなんとか。いやぁ、凄い時代ですよね。天下の官房長官が、わざわざ鹿児島に出向いて町議如きに頭を下げるんですから。本来なら逆に雲の上の人ですよ、一応、意見を言う機会は与えられても、政治上のパフォーマンスレベルと言うか。普通は、もう天地の関係ですよね。
( ・ω・) 今でもそれを素で思っているのが、山岡国対委員長であったのだ
「このオッサンも賊だって言うなら、とんだ甘えん坊さんだね。御託はとりあえず勝ってから言う。それが基本でしょ」
キリキリと、ムチを締め上げる腕に力を籠めながら、そんなことをシスは口にする。
いや、シスも結構、勝つ前からペラペラ喋る方だよね。割と高確率で結果が伴うのが、凄いところだとは思うんだけどさ。
「うぉのれ、小娘。こんなチャチな紐如きで、俺をどうにか出来ると思うなよ!」
言ってドンは、右腕を上げてムチを手に取ると、シスを引きずり下ろす為に力を籠めた。
わ、わ。あの体格差じゃ、どう考えても綱引きじゃ負けちゃうってば。
「へっへーんだ」
だけどシスは、そんな僕の考えを嘲笑う様に、ムチからパッと手を離してしまう。
「あんたみたいな筋肉バカと、まともに勝負する訳ないでしょーが」
「ぬぅ!?」
握っているのが一人になった今でも、ムチはピーンと張ったままだった。
あ、成程。端を何処かに縛り付けてる訳ね。抜け目が無いと言うか、悪賢さでは追随を許さないシスらしい発想だ。
よし、じゃあこっちはこっちで――。
『メラ』
シスが作ってくれたこの間で、魔力はそれなりに戻っていた。今打てる最大級のものは無理にしても、基本的な呪文くらいなら――。
「ぐふぅ!」
うし、土手っ腹にクリーンヒット!
首に巻きついたムチは、片手で簡単に外せるものじゃないし、動きが大幅に制限されてる以上、必然とも言えるんだけどね。
『ギラ』
「うぐもぉ!?」
高熱を帯びる二種類の呪文を連続で放つのは、基本戦術の一つだ。例え呪文の力が消えても、焼き切った神経が与える苦痛は、歴戦の戦士と言えども簡単に耐えられるものじゃない。
2010
何か、各紙報道で『政府普天間五月決着断念』と踊っていますが、一番上の総理は完全決着して、ダメだったら責任取るって言ってるんですからそれを尊重して差し上げましょうよ。連立各党合意、地元の合意、アメリカの合意と、ハードルの高さはとんでもないですが。ハードルは高けりゃ高いほど潜りやすいと言いますが、政界でそれはどうですかねぇ。別に総理代えたって、問題が消える訳でも無いですし。
( ・ω・) ここまで見事な自縄自縛も、逆に珍しいと思えてきた
「てぇへんだ! てぇへんだ!」
不意に、廊下から、静寂を打ち破る声が飛び込んできた。
「ドン! てぇへんなことが――」
その下っ端が扉を開けて飛び込んできた瞬間、スティーブさんの強烈な拳が顔面に入って、伸びてしまった。
「ここは、誰であろうと通さないでやんす」
えー、と。何か重要なことを伝えに来た気がするんだけど、良いのかなぁ。そりゃ、あのスティーブさんに細かい状況判断が出来るようにしっかり命令するってのも、それはそれで難題なんだけどさ。
「ふ、ぅん。何やら邪魔が入ったが無粋なことよ。この男と男の勝負、誰にも邪魔はさせ――ぐおっ!?」
風を切る音がした。それが、中天から伸びてきてドンの首に巻き付いた紐状のものが発したものだと理解するのに数拍の間を要した。
あれ、あの紐、何処かで見たことある様な……?
「やっほー、アレク。元気してた?」
天井の穴から聞こえてきた声の主は、やっぱりシスだった。
そっか、トランスさん達と一緒に乗り込んできたのか。何で僕がここに居るのが分かったのかは謎だけど、シスだったら別段、珍しいことじゃない。
「いや、ね、シス。助けて貰ったのは嬉しいけど、一応、僕はいわゆるところの男の勝負の真っ最中だったんだけど」
「ん? だいじょぶ、だいじょぶ、あたし、そーいうの興味ないし」
うわ、見事なまでにバッサリだし。
「賊の本分は、勝ってナンボだからね。国や宗教だって、勝ったから大手を振って外歩いてる訳で、負けてたら歴史のどっかで消えてるでしょ」
そしてアクアさんが居たら小一時間は説教を食らいそうなことを平気で言わないの。
2010
昨日の谷選手出馬についての続き。ってか、まあ、人気取りは今更どうこう言うつもりは無いんですが、何で又、昨日なんですかね。わざわざサッカー日本代表が発表される日にやらなくても良いでしょうに。スポーツ新聞一面ジャックに失敗してますよ。
まさか、月曜で野球が無いから余裕だろと思った訳でもないでしょうに。
( ・ω・) 小沢一郎選挙無能論は一部で根強い
2010
民主党比例代表として、柔道の谷亮子選手が担ぎ出されることが内定したそうです。
ブー。茶、吹きますわ、これは。しかもロンドン五輪挑戦は続行して、二児の子育ても同時にやるんだとか。これもどうなんでしょうね。日本人は二足のわらじをそんな好きませんし、小沢センセとツーショットってのは汚点になりませんかね。
まー、参議院比例なんて、百何十万票取って1議席ですし、そこまでは影響しないと思うんですけどねぇ。中畑氏とか堀内氏も役に立つんだろうか。
( ・ω・) 五輪で金(キン)、政界で金(カネ)はちょっとうまいと思った
ヘラルド一派と思しき人達の声が聞こえた。
ああ、そうか。僕は、ライデインを撃ったのか。現実感が余りになさすぎて、理性の部分がまるで追いついてこない。今は、あれだけの力を放った満足感よりも、虚脱感が先行して、このままぐったりと倒れたい心持ちになってしまう。
だけど、まだ戦いは終わっていない。右手で左肩に掛けていた回復魔法を中断して、状態を再確認する。うん、感覚は余り無いけど、痛みも殆ど無い。魔法なら右手だけでも放てるから、充分以上だ。
「ふぅぅ……」
短く刈り上げた髪の毛をチリチリにしながらも、ドンは仁王立ちでそこに立ち尽くしていた。今なら、どんな魔法でも当たるはずだ。得意な、メラ系かギラ系を――。
「!?」
魔力を、集中させることが出来なかった。幾ら初めてのライデインで普段の数倍摩耗したと言っても、あれくらいでマジックパワーが尽きる程、柔な力は持ち合わせていない。多分、ホイミを含めて立て続けに使ってしまったせいで、一時的な枯渇状態になっているんだと思う。
無茶な鍛錬をした時に何度かなったことがあるけど、実戦の消耗度は想定の上を行ってくれる。
「これが勇者の力か。成程、侮れないものを感じるな」
言ってドンは、ユラリと足を半歩だけ前に出した。
「だが俺も、この海賊団を束ねる身。この一撃だけで倒れる訳には行かぬわ」
うくっ、何て意志の力だ。僕を含めて、皆で軽く見ていたけど、この人はこの人で確固たる信念の基で海賊をやっているんだ。敬意は持てないけど、それ相応の相手として見なくてはいけない。
2010
こっそりガソリン暫定税率撤廃を打ち出した民主党。次なるマニフェスト詐欺は、『医療費上限月四万円』だそうです。必要な4000~5000億程度の財源は、もちろん不明。もうそろそろ、財源が必要な政策は、それをある程度は確保しない限り発表するの違法にしようぜ。そうじゃないと『法律で決まってる訳じゃない』とか言い出す人が続出しますし。
( ・ω・) しかしここまで信義ゼロの総理ってのも、神業だと思うんだ
「ふぅん!」
「ぐげっ」
左肩から、生木を折るかの様な異音が放たれた。同時に、痛みを痛みと認識出来ない程の衝撃を近辺で知覚する。外れたのか、或いは変な折れ方をしたのか。考えが、全然、纏まらない。
ああ、何だか痛みと共に意識さえも薄らいできたような……まるで草むらでのんびりと寝転がってる時みたいに、ぼんやりと満点の星空を見上げて――。
「……」
星、空? 室内に居るのに、何でそんなものが――あ、さっきのイオで天井に穴があいたのか。月が……綺麗……だ……な。
「おいおい、あんたんとこの大将、完全にぐったりしちまったぜ。こりゃ、勝負ありじゃねーのか」
エンリコの声が、遠くに聞こえた。
「はん! あいつを甘く見るなよ。そりゃたしかに、身体は貧相で力が無い上、俊敏性もねぇ。かと言って、剣の太刀筋や読みに光るもんがある訳でもねぇし、基本的に甘ちゃんだ」
お師匠さんの声も、聞こえた気がした。
「だがな、あいつの魔法の才能だけは本物だ。素人の俺が見ても分かる、奴は、格が違うんだよ」
「あぁ? 魔法だぁ? ざけんなよ。あんな体勢から、どんなのが有効に放てるってんだ。その上、ドンのタフさじゃ、一発で仕留められる様なのは限られてるんだぜ?」
ま……ほ……う……?
そう、だ。 僕が僕である為の、唯一の拠り所。兄さんの強さにも、姉さんの剣技にも遠く及ばないと悟ったあの日、僕は魔法使いになることを決めた。師を持たず、今でも自分に自信は持ちきれていないけど、これをなくしちゃったら、ここに居る意味さえあやふやになってしまう。