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 何でも、平野官房長官が徳之島の町議に訓練移転の要請をしたとかなんとか。いやぁ、凄い時代ですよね。天下の官房長官が、わざわざ鹿児島に出向いて町議如きに頭を下げるんですから。本来なら逆に雲の上の人ですよ、一応、意見を言う機会は与えられても、政治上のパフォーマンスレベルと言うか。普通は、もう天地の関係ですよね。

( ・ω・) 今でもそれを素で思っているのが、山岡国対委員長であったのだ

「このオッサンも賊だって言うなら、とんだ甘えん坊さんだね。御託はとりあえず勝ってから言う。それが基本でしょ」
 キリキリと、ムチを締め上げる腕に力を籠めながら、そんなことをシスは口にする。
 いや、シスも結構、勝つ前からペラペラ喋る方だよね。割と高確率で結果が伴うのが、凄いところだとは思うんだけどさ。
「うぉのれ、小娘。こんなチャチな紐如きで、俺をどうにか出来ると思うなよ!」
 言ってドンは、右腕を上げてムチを手に取ると、シスを引きずり下ろす為に力を籠めた。
 わ、わ。あの体格差じゃ、どう考えても綱引きじゃ負けちゃうってば。
「へっへーんだ」
 だけどシスは、そんな僕の考えを嘲笑う様に、ムチからパッと手を離してしまう。
「あんたみたいな筋肉バカと、まともに勝負する訳ないでしょーが」
「ぬぅ!?」
 握っているのが一人になった今でも、ムチはピーンと張ったままだった。
 あ、成程。端を何処かに縛り付けてる訳ね。抜け目が無いと言うか、悪賢さでは追随を許さないシスらしい発想だ。
 よし、じゃあこっちはこっちで――。
『メラ』
 シスが作ってくれたこの間で、魔力はそれなりに戻っていた。今打てる最大級のものは無理にしても、基本的な呪文くらいなら――。
「ぐふぅ!」
 うし、土手っ腹にクリーンヒット!
 首に巻きついたムチは、片手で簡単に外せるものじゃないし、動きが大幅に制限されてる以上、必然とも言えるんだけどね。
『ギラ』
「うぐもぉ!?」
 高熱を帯びる二種類の呪文を連続で放つのは、基本戦術の一つだ。例え呪文の力が消えても、焼き切った神経が与える苦痛は、歴戦の戦士と言えども簡単に耐えられるものじゃない。

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