民主党比例代表として、柔道の谷亮子選手が担ぎ出されることが内定したそうです。
ブー。茶、吹きますわ、これは。しかもロンドン五輪挑戦は続行して、二児の子育ても同時にやるんだとか。これもどうなんでしょうね。日本人は二足のわらじをそんな好きませんし、小沢センセとツーショットってのは汚点になりませんかね。
まー、参議院比例なんて、百何十万票取って1議席ですし、そこまでは影響しないと思うんですけどねぇ。中畑氏とか堀内氏も役に立つんだろうか。
( ・ω・) 五輪で金(キン)、政界で金(カネ)はちょっとうまいと思った
ヘラルド一派と思しき人達の声が聞こえた。
ああ、そうか。僕は、ライデインを撃ったのか。現実感が余りになさすぎて、理性の部分がまるで追いついてこない。今は、あれだけの力を放った満足感よりも、虚脱感が先行して、このままぐったりと倒れたい心持ちになってしまう。
だけど、まだ戦いは終わっていない。右手で左肩に掛けていた回復魔法を中断して、状態を再確認する。うん、感覚は余り無いけど、痛みも殆ど無い。魔法なら右手だけでも放てるから、充分以上だ。
「ふぅぅ……」
短く刈り上げた髪の毛をチリチリにしながらも、ドンは仁王立ちでそこに立ち尽くしていた。今なら、どんな魔法でも当たるはずだ。得意な、メラ系かギラ系を――。
「!?」
魔力を、集中させることが出来なかった。幾ら初めてのライデインで普段の数倍摩耗したと言っても、あれくらいでマジックパワーが尽きる程、柔な力は持ち合わせていない。多分、ホイミを含めて立て続けに使ってしまったせいで、一時的な枯渇状態になっているんだと思う。
無茶な鍛錬をした時に何度かなったことがあるけど、実戦の消耗度は想定の上を行ってくれる。
「これが勇者の力か。成程、侮れないものを感じるな」
言ってドンは、ユラリと足を半歩だけ前に出した。
「だが俺も、この海賊団を束ねる身。この一撃だけで倒れる訳には行かぬわ」
うくっ、何て意志の力だ。僕を含めて、皆で軽く見ていたけど、この人はこの人で確固たる信念の基で海賊をやっているんだ。敬意は持てないけど、それ相応の相手として見なくてはいけない。
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