忍者ブログ
[338] [339] [340] [341] [342] [343] [344] [345] [346] [347] [348]

 民主党の前の前の幹事長であり、前の前の代表でもある小沢一郎氏が、検察審査会に依って強制起訴が確定したそうです。まあ、裁判で無罪になる可能性も充分にある起訴なので、立場が果てしなく微妙ではあるのですが。小沢一派曰く、『推定無罪だから離党なんてしない』だそうですが、じゃあ、何で石川氏は離党したんですかね。つーか、この問題が長引けば長引くだけ、民主党に打撃という見方もありますが。どうせしばらく浮き上がってこれないんだから、とっとと議員やめて、次の衆議院選に備えればいいんじゃ……あれ、議員辞めたら、金丸師匠みたいに脱税で逮捕されるんでしたっけ。八方塞がりどすなぁ。

( ・ω・) これ、この前の代表選に勝ってたら、むしろ政界どうなってたん?

 とはいえ、これも面白い着想だ。何しろ、魔力が不足してると言って、マホトラで吸い取ってから発動したんじゃ単純に二倍は時間が掛かる。相方の術者が魔力を送り込みつつ、もう一方が放つとかいうのも、新たな戦術として有り得るんじゃなかろうか。
「一応は、使えるんですけどね」
 若干の自慢になるけど、生来、持ち合わせてる魔力が多いらしくて、実戦でマホトラを使わざるを得ない状況にまで追い込まれたことがない。だけど戦術が増える可能性があるなら、少し織り混ぜてみようかな。
「その場のノリで構築するのは苦手なんですが、ちょっとやってみます」
 ええと、対象の核から魔力を吸い取る訳だから、逆に送り込んであげれば良いんだよね。まあ、言葉で言っちゃえば簡単だけど、そんなこと出来るんだろうか。そりゃ、純然たる魔力を放出するってのは修行で良くやるけど、それを相手方が受け入れる状態じゃないと吸いとってはくれない様な。ま、試しにだから、失敗したって別に良いんだけど。
「よっと」
 僕も座って壁にもたれ掛かると、右手をジュリの左肩に充てて精神を集中させた。さぁて、どうなるかな、と。
『クペッポ』
 不意に、変な鳴き声を聞いた。
「な、な、な、何、一体?」
 驚きながらも、集中を切らさず魔力を送り続けてる自分にちょっと感心しつつ、周囲に気を配った。そうしたら、そこにはすごい腕の回転で土を掘り進む巨大モグラの姿があった訳で――。
 あら~。シスとクリスさん、土まみれのみすぼらしい格好になっちゃって。かくいう僕も、被害が少ないだけで、そこそこ被っちゃってるんだけどさ。

PR

 ふと、参議院選からこっち、国民新党の影がおっそろしく薄いと気付く。あれ、与党の一角ですよね。まあ、民主党代表選に口を出さないのは仁義ですけど、尖閣の時も何も言ってませんでしたよね。担当大臣じゃないからとか、訳分からない言い訳してそうですけど。ってか、大型補正予算派だったような。開会した臨時国会も、与党内乱闘が始まるんですねぇ。

( ・ω・) 社民の様に離脱して空気なのと、法案に関われるだけそっちの方が美味しいのか

「いや、動きがのっそりしてるからあれだったけど、流石はモグラだねぇ。掘るべき対象を見たら、こんなにも生き生きと働き始めるなんて」
 唯、思ったより掘り返すのが速いせいで溜まった土をならす作業が大変だった。何しろ、専用の道具が無いもんで、手と足くらいしか使えるものが無いし。シスは鞘ごと剣を使えば良いじゃんって言い出してたけど、剣士の端くれとしてそれは流石に抵抗あるんだよ。
「ぼへー」
 一方で、魔力を使いすぎてるのか、ジュリはお尻をついたまんま壁にもたれかかっていた。身体が大きいと、使う分量も多いんだろうか。いつにも増して、ぼんやりとしてる様な。
「これも個人的な興味なんだけど」
「はい?」
「私は余り才能が無いから良く分からないんだけど、魔力って多少なら遣り取りが出来るんじゃなかったかしら」
「ああ、マホトラですか」
 クリスさんの問いに、僕は説明する順番を纏める為、幾らか間を取った。
「大本は、モンスターの中に不思議な踊りっていう、魔力を吸い取っちゃう特技を持った奴が居たんですよ。そこから発想した昔の偉い魔法使いが、主としてモンスターの、場合に依っては人間からも吸い取れる呪文を開発したらしいです」
 呪文に分類されてるけど、殆ど魔力を消耗しないから、技能ってことにしても良いという説もあるんだけどね。僕としては、魔力を媒介してることに変わりはないから、呪文で良いと思うんだけど。
「送り込んであげたら、少しはマシになるんじゃないの?」
「えっと、マホトラはあくまで術者が吸い取る呪文ですから、それは難しいです」

 月読が、長宗我部元親をえらくプッシュしてる回を探すべく、古い話をひっくり返してみる。えーと、たしか月読が日本史を好き放題弄ってる回だから……イノセンス? 三期? ここらって、四年くらい前に書いた分じゃ……そんなに古い話だったっけ? もう時間の流れが、さっぱり分からなくなりつつあります。

( ・ω・) しかし月読がダメ神様なのは、全く変わっていなかった

「単純に、驚いてるって言うか」
 自身がかなり無力化するって言っても、十歳かそこいらで、これだけのことが出来るって素直に凄いことだと思う。ってか、トヨ様然り、リオール君然り、若年層に魔法の天才が増えつつあるのは、何かの予兆なんだろうか。いや、単に僕が会ってきた人に、たまたま多いってだけの話なのかも知れないけどさ。
 そーいや、クレインは若年層に入るんだろうか。世間的に見れば充分、若い部類だろうけど、この三人とは微妙に世代が違うよね。
「あれ、そういえばチンピラ二人の助成した時も、軽くボケ……思考力落ちてなかった?」
 どうも動転してるのか、言葉に出す前に咀嚼する余裕が無い。
「あれは……ギリギリのところに待機させてたんじゃないかなぁ?」
 そういえばあの時は、街の中をグルグル引き摺り回されて、そんなには離れてなかったのかも知れない。
 それにしても、あくまでも確定口調で話すつもりはないらしい。
「ま、こんな子供がそんなこと出来るってバレたら、結構、危険かも知んないよね」
「あ、そっか」
 才知に溢れてると言っても、所詮は小さな女の子だ。拉致なんかされる可能性を考えれば、モロゾフさんが術者ってことにしておいた方が良い様な気もする。
「そこまでは、考えが及ばなかったよ」
「分かれば、宜しい」
 あれ、何か軽く、上から見られてない?
「おっと」
 こんな問答をしている内に、巨大モグラは着実に歩を進めていて、僕達が出てきた穴の入口まで這い進んでいた。うん、幸いなことに、あの巨体が引っ掛かるってことは無いみたい。ちょっと悪い気もするけど、一働きして貰って脱出を図ろうか。

 

 何でも、横浜ベイスターズが身売りをするやも知れないんだそうです。その第一報を知った時の私の心の中はというと――。
『ばんじゃーい、ばんじゃーい』
 でしたけど何か。
 いや、まあ普段から-keighさんと冗談半分、本気半分で、『誰か横浜ベイスターズを買い取ってください』って言ってたもので。キャッチコピーとして、『勝負には固執しないアットホームな球団です』って嫌味を添えて。
 いやぁ、何と言うか私も十五年くらい横浜ベイスターズを応援してますが、その内訳を晒してみましょう。

1996年 5位(大矢監督)
1997年 2位(大矢監督) 
1998年 1位(権藤監督)
1999年 3位(権藤監督)
2000年 3位(権藤監督)
2001年 3位(森監督)
~ここから親会社がマルハからTBSへとチェンジ~
2002年 6位(森監督)86敗
2003年 6位(山下監督)94敗
2004年 6位(山下監督)76敗
2005年 3位(牛島監督)
2006年 6位(牛島監督)84敗
2007年 4位(大矢監督)
2008年 6位(大矢監督)94敗
2009年 6位(大矢監督)93敗
2010年 6位(尾花監督)90敗突破

 恨み節の一つも言って良いですよね? 個人的には、監督達が責任をとるのはある程度当然として、フロントも査定されるべきだと思うんだ。
 まあ、民主党を見れば分かる様に、変われば良いってもんじゃないですが、少しくらいは希望を持っても良いですよね? 政治と違って、実生活に影響ある訳じゃないですし。
 ああ、横浜ベイスターズの名前を残してくれるのかはちょっと気になるところですけど。名前が変わるようだったら、すっぱり見切りそうな感はあります。いや、スポーツチームを応援するのって、あくまでパッケージの問題だと思ってきたので。今更ながら、近鉄バファローズのファンの気持ちが少し分かりますなぁ。ツチノコくらいレアな存在だったという説もありますけど。

( ・ω・) 6月でオフシーズンはもうやだと、割と本気で思ってる

「ねぇ、思ったことを言ってもいい?」
「どうぞ」
 何故だか、クリスさんは少し遠慮気味に言葉を掛けてきた。
「あくまでも、私が宮廷内で見た経験からだから、学術的なことまでは分からないんだけど」
 さりげなく、聞き逃してはいけないことを耳にした様な?
「これって、魔法使いが能力限界まで使った時の挙動に似てる気がするんだけど」
「あ……」
 言われてみれば、その通りだ。僕も鍛錬の一環で、相当の域まで追い込むことがあるけど、目は虚ろで、思考力も相当落ちてて、まさにこんな状態らしい。自分の目で見てた訳じゃないから、気付かなかったけどさ。
「ってことは、ジュリは常に魔力を使い続けてるってこと?」
「かも知れないってだけよ」
 え、いや、ちょっと待って。とりあえず、ジュリがそれなりの魔力を持ってるって仮定するよ。その上で、それを常時放出状態にする必然性と、今、巨大モグラが操られてる事実を混ぜて考えると――。
「もしかして、トーマスさんを動かしてたのジュリ!?」
 そう仮定すると、一定距離以上離れて動かなくなったのが、合理的に説明できちゃうし。更に言えば、トーマスさんがジュリが居ないところで動いていた記憶もない。同時にモロゾフさんも居たから、そんな発想、微塵も出てこなかったけどさ。
「そういう説も……ある」
 いやいやいや。状況証拠的に、そっちのが有力になってるから。
「どっちでも……大した問題じゃないんじゃないかなぁ」
 一瞬、その論理を受け入れかけた僕だけど、正直なところ、是か非かについて述べてるんじゃなくてさ。

 最近の社会情勢を、幕末に喩える政治家が多数居ます。たしかに、現代は動きが見えづらいですが変革期でありましょうし、全く違う世界が開けそうな感じではあります。ですが、百年単位の後、現代が歴史家や創作家達に事細かに語られる様になるなと言われると――無いなぁとは思います。対立の構図が国内的にも国際的にも果てしなく分かりづらいですし、英雄が現れる雰囲気も無いですし。逆に、英雄が出てこないんだから、大した変革期でも無いんじゃないかという発想もある訳で。

( ・ω・) 英雄が歴史を作るのか、歴史が英雄を作るのかは、奥深いテーマですよね

「そういやシス。昔、暴れ猿を屈服させたことあったじゃない」
 アリアハンの山賊を成敗した時のことを懐かしく思いながら、話を振ってみた。
「んー。猿って結構、知性高いからうまくいったけど、こんくらいになるとどうかなぁ。
 まー、やってはみるけどね」
 言ってシスは鞭を手に取ると、ビシィと地面に叩きつけた。
 一瞬、巨大モグラが身を震わせたから、生きてることは確認できたけど、それ以上の動きは見せなかった。とてもじゃないけど、調服出来たとは思えない。
「お粗末様でした」
「あ、どうも」
 何でちょっとうやうやしく遣り取りしたのかは分からない。
「シスの調教能力は、そこそこ頭が良い生き物専門、と」
 その内、どの程度の動物までなら可能か、一つ一つ試してみそうな自分が怖い。
「私が、やってみようか?」
 ここで話に入ってきたのは、なんとジュリだった。
「やってみるって、使役を?」
「多分、要領は一緒だから」
 要領?
「ん――」
 言って、ジュリは右手を差し出すと、巨大モグラの鼻先に――って、危ないよ。幾ら動きが鈍いって言っても、牙もとんでもなく大きいんだから。
「お?」
 次に声を漏らしたのは、シスだった。
 あれ、何だかモグラが、ゆっくりと這ってる様な……。
「やっぱり、心が単純だと、うまくいく」
 そう口にして、ジュリは距離を保ったまま後ずさった。正直、僕には何が起こってるのか良く分からない。
「あ……」
 途端、ジュリが尻餅をついた。
「だ、大丈夫?」
「ぼへー」
 あれ、何だか又、目の焦点が合ってないって言うか、元のジュリに戻っちゃった感じなんですけど。

 



忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
2
4 5 7 9
11 12 14 16
18 19 21 23
25 26 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[09/14 taka]
[09/10 美綾]
[09/10 taka]
[09/01 美綾]
[08/31 taka]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
自己紹介:
バーコード
ブログ内検索