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 それゆけ黄龍ちゃん! は一期十八篇で、九期やって、なんやかんや番外編もあるので、二百篇弱あるみたいです。そう考えると大したことあるようなないような感じですが、これに一篇当たりのコント数二十四を掛けると、四千を通り越してしまうらしいです。またまた、御冗談を。そりゃ、私が何を書いたか、厳密に憶えてないのも仕方ないというものです。
 そう考えると膨大な量に聞こえる諸々の中で、特に気に入ってる話はどれかと言われると、アラヤシキの黄龍轟沈編ですね。黄龍が愛用してるネトゲが潰れて、自分で立ち上げる話です。たしかこれ以降、黄龍がネトゲやってる描写は書いてないような。サザエさん時空の様に思えて、朱雀が昔は浮くこともできなかったり、微妙に進展はあるんですよ、物凄く遅いだけで。そして読み返してみると、うむ、このドタバタカオスっぷりこそが黄龍ちゃんといった感じです。正直、スーパー神話大戦とでも言うべきこのネトゲ、ちょっとやってみたいです。まあ、コンセプトが似たようなのはあるでしょうが、そもそも、ゲームシステムがスパロボ系なんだか、無双系なんだかは、私もよく分かりません。カードバトルだったら笑うしかありませんが。何にしても、こういくらでも広がりそうな話をぶった切って続報すら無い辺りも黄龍ちゃんらしいです。

(・ω・) 話ってのはな、広げてる時は楽しいけど、畳むのは大変なんだ

【遊んでるとしか思えない生態】
月:鳥類というのは、空を飛ぶために尋常ではない筋肉を蓄えているはずなのだが、
 朱雀はどうしてこうも貧弱なのか。
朱:ふに?
黄:不必要な物を切り捨てるのも進化なのだから、
 反重力で浮遊する術を会得した朱雀はこれでいいのではなかろうか、なんだよぉ。
月:生き残るために有用であるかは別にしてな!


【ニッチな特需が或いは】
月:一般的な鳥の筋肉量は、体重比率で言えば、ボディビルダーの何倍もあるらしい。
黄:マッチョなんてレベルじゃないんだよぉ。
月:つまり、リアルな鳥娘を描こうと思ったら、異常なまでのムッキムキにすべきなのだな。
黄:男ならいざ知らず、そんなものを喜ぶ輩がいるのか、なんだよぉ。


【やっぱり反重力なんだろう】
月:鳥が飛べると言っても、重力に逆らっているのは初動だけで、移動の多くは滑空している訳だ。
黄:何の講義なんだよぉ。
月:その為に飛行姿勢は平べったいというか、
 揚力を得やすい上が膨らんだ形になるのが一般的なのだが――。
朱:ふに~。
月:羽根が背中にあるのは、どう考えても空気抵抗で墜落すると思う次第で。
黄:その件に関しては、天使の背中に羽を生やした、
 ルネッサンス期の画家にでも、お伺いを立てやがれなんだよぉ。


【物質文明は毒的な発想】
メ:重力とか、空気抵抗とか、細かいことは気にしない。
黄:すんごいこと言い出したんだよぉ。
メ:その気になればオーラ的なアレでそこそこ浮ける龍族に言われても。
黄:東洋ウン千年の独自体系は、西洋の自然科学至上主義になんて屈しないんだよぉ。
月:言ってることが無茶苦茶すぎて、むしろ潔い感じ。

 一昔前の中国共産党は西洋文明を忌避していたそうですが、最近はもう女騎士みたいに屈してる感がありますよね。
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