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 今日の柳田法相!

『ちょっくら官邸に、小言を貰いに行ってくるよ』

 何だろう、この逸材。もしや民主党は、ハトヤマーに続く新たな大スターを生み出そうとでも言うのか。
 いや、慌てるな、これは直人&由人の罠だ! 自分への批判を躱す為のスケープゴートだったんだよ! 腹を撃たれて意識が遠のいてきたから、腕にもう一発ぶち込んで気付けにするくらい無茶な話ですけど。

( ・ω・) 色々な意味で、政権末期と相成りましたなぁ

「歴史上の偉人ってさ。目的の為に小を切ることも結構あるじゃない。そりゃ、客観的且つ総合的に考えればそれは正しいんだろうけど、その現場に居たら正しいと言い切る自信は無い訳で――それと似たことを考えちゃうんだよね」
 しかし相談を受けるのが宗教家の仕事とはいえ、神を疑う様なことを吐露して良いんだろうか。原理主義的弾圧が断行されていたのが過去のことと言っても、一部過激派が現存するのは事実だし。まー、アクアさんも大概、過激派寄りの行動してると言われれば、否定は出来ないんだけどさ。
「わたくし達の行動が、歴史に残るかは分かりませんわ。考えたこともありませんし」
 いや、別にそういう意味で言った訳じゃないんだけどね。そりゃ、ことを完遂すれば、偽政者に妬まれない限り歴史的英雄になる訳だけど、そういったことを考えたことは、僕も殆ど無い訳で。
「ですが足跡を残された方も、似た様な心持ちだったのではと思いますわ。生きている内に成すべきことがあるのであれば、その道筋を構築し、すべきことをする。そこに道義や倫理といった類のことを絡めなかったという話やも知れませんの」
「ど、道義に、倫理、ねぇ」
 何だろう。真面目な話なはずなのに、この二つがアクアさんの口から出てきただけで、高度な冗談の雰囲気になった様な気がしてならない。
「結局、どう巡っても、僕は兄さんとオーブと、姉さんの解放方法を探すしか無いってことになるんですよね」
 本当、始めからこれだけを考えられる性格だったらって、思わなくもないんだけどなぁ。

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 柳田法相で学ぶ、猫でも出来る法務大臣! 答弁を二つだけ憶えておけば、乗り切れるよ!
『個別の事案については答えを差し控える』
『法と証拠に基づいて適切にやっている』
 ば、バカだ。地元の講演とはいえ、VTRが回ってるところでこんな発言するとか、民主党のバカは底なしか!? 野党議員が嫌味で言うならともかく、本人が堂々と言うとか、バカ以外の何者でもないよ!

( ・ω・) わたくし共と致しましても、この様な事態になったことは大変遺憾です

「もしも、もしもだよ。テドンに攻撃を仕掛けた理由が、グリーンオーブが存在してるからで、それを知る者全てを消してしまう為だとしたら――厄災をもたらす種とも言えるんじゃないかって思うんだ」
 そりゃもちろん、これだけ大規模に人間と魔王軍が争ってる中で、人が死ぬことは必然なのかも知れない。僕もたくさんの魔物達を斬ってきて、今更、全ての人を救うなんて綺麗事を言うつもりも無い。だけど、その種をばら蒔いたのは秩序を糺す存在である神様な訳で。何かこうどうにも釈然としない気分が残ってしまう。
「難しい話ではありますが、考えても答が出ない問いである以上、やるべきことをやるのが道理ではありますわ」
「そりゃま、そうなのですよね」
 誰が悪いだとかそういう論議をしても意味が無いことは、理屈としては分かってるつもりだ。結局、僕、ないしはそれを一助とした誰かがオーブを手にしてバラモスを倒さない限り、もっとたくさんの人が不幸なことになる。唯、逆に考えれば、世界の人達を人質に取られてる気分にもなる訳で、どうにも心の奥のがすっきりしない。
「何だか、最近、気持ちが荒んでる様な気がしないでも無いです」
 今まで、考えるは考えるけど、結論を出すことを先送りしてきたツケかも知れない。ことが色々と煮詰まってきて、ドロドロと行き場もなく僕の心の中に渦巻いている感じだ。
「くかー、くかー」
「こんな時は、いつでも何の緊張感も無く眠れるシスが羨ましくてしょうがないよ」
 もちろん、シスにはシスの悩みとかそういったものがあるんだろうけど、傍目には分からないんだからそう思っちゃうよ。

 件の動画を流出させた主任航海士が、当面の逮捕を見送られたそうです。世論調査がある程度出るまで判断を保留するなんて、政府与党はヘタレですなぁ。ああ、もちろん警視庁と検察当局が決めたことではありますけどね、表向きは。

( ・ω・) もう行政、検察が勝手に決めたとか、誰も信じない土壌が出来てることが凄いと思う

「邪悪な心を持った者が触れることが出来ないというのであれば、辻褄は合いますわ」
「たしかに、それは僕も考えたんだよね」
 むしろそうじゃないとすると話の整合性を取るのがとんでもなく難しくなる。
「今度モンスターが現れた時、手にとって反応を確かめてみたらどうでしょうか」
「いやいや、何かの弾みで飲み込まれたりしたらどうすんのさ」
 その上で逃げ出された日にゃ、この地域一帯の同種モンスター全部の腹を掻っ捌なきゃならないですよ。最悪の事態を想定しすぎかも知れないけど、万一にも無くす訳にはいかないものだし、そうそう実験とかには使いたくない。
「ま、父さんがネクロゴンドに到達したのがざっと十五年前として、結界が張られたのがその直後――オーブが実質的な意味を持ち出したのも同時期だろうから、やっぱり十年以上の間、人から人の手に渡ることはあっても、魔物達が手にしたってことは無いんだから、多分、そういうことなんだとは思うよ」
 尤も、邪悪ってか、邪な心の人間は必ずしも拒絶してないっぽいから、秩序を乱すバラモス側の存在かどうかを判別してるんだとは思うんだけどさ。
「それで、ここからが本題なんだけどさ」
「ですの?」
「テドンには、グリーンオーブがある可能性が結構あるよね」
「メロニーヤ様とアレル様の手紙を信用するのであらば、かなりの信憑性ですわ」
「そして、そのテドンは五年も前に滅ぼされている――これって、只、ネクロゴンドに近かったからで済ませて良いのかな?」
 偶然や間の悪さで終わらせてしまうには、余りに引っ掛かるものが大きすぎる。

 御存知、日本国での結婚最低年齢は、男性が18で、女性が16です。まあ、どうでもいいといえばどうでもいいんですが、これってずっと昔から言われてる割に、全く改正される気配がありませんよね。法の下の平等を定めた憲法からすれば、明らかに違憲の様な。いわゆるフェミニストの皆さんは、最高裁まで戦ったりしないんでしょうか。私が知らないだけで、何度となく負け続けてるのかも知れませんけど。

( ・ω・) オッサンはいつでも~、若い子が好きだから~♪

「うーん」
「どうしましたの?」
「いや、ね」
 テドンへと向かう山道でのこと。僕は野営用の焚き火を前に腰掛けながら、唸り声を漏らした。
「ずっと考えてたことの一つなんだけどさ。オーブってあるじゃない」
「ありますわね」
 問答しながら、僕は腰の道具袋から、パープルオーブとレッドオーブの二つを取り出し、目の前に差し出した。
「これを六つ集めてレイアムランドの神殿に奉納すると神様の七匹の聖獣の内、一匹を借り受けられる――ってのは大体、納得してるんだけどさ。これって、壊されること無いのかな、とか」
「それは、お造りになった方が方ですので、無理なのではありませんの。たしかトランスさんも、穴を開けようとして失敗なさったそうですし」
「そりゃ、僕達みたいな普通の人間がちょっと頑張ったくらいじゃダメだろうけどさ。例えばヤマタノオロチみたいな上級モンスターが本気で噛み砕きに掛かったとか、もっと突き詰めて言えば、バラモス自身が本気出してもどうにもならないと思う?」
「考えたことがありませんわ」
 それはそれで、普通の思考だとは思うけど、アクアさんともあろう御方が言うと説得力が乏しいよね。
「他にも、魔王軍はオーブの情報を全く知らないんだろうか、とか。ほら、これって六つ揃わないといけないってことは、逆に言えば魔王軍が一つ抑えてバラモス城に持ち込んじゃえば、二度とラーミアは目覚めなくて、結界を破る手立てがなくなるでしょ」
 それが無かった父さんの時代ですら辿り着いた人が居ないっていうのに、そんなことをされたら本格的にお手上げだ。

 こう長いことブログを書いていると、今までに何を書いたかが凄い曖昧になっています。ってか、何度か読み返してる小説本編でさえ一部怪しいのに、その場限りで読み返しもしないここの前文など知りませぬよ。誤字脱字もあったらあったでしょうがないくらいで、あんま気にしてませんし。まあ、ネタ被りという観点では、時事ネタは強いですよね。何しろ、最近、起こったことですから、被りようが無いという。三日前に書いたことなら流石に……憶えてるのか、俺。
 とりあえず、明らかに似た様なことが書いてあった場合、『あーあ、やらかしたな』と、ニンマリしやがって下さい。私は、それを妄想して、又、ニンマリします。

( ・ω・) そしてこのネタも、もしや既に書いてあるのではないかと疑心暗鬼に

 テドンの村は、かつて、イシス王国の領土だった。だが、ある時期を堺に、海賊達が実効支配するサマンオサ南部や、旧来そこに住まう現地人と新興勢力が独立自治をしている北サマンオサ地方と同様に、ほぼその支配から外れている。険阻な山脈に隔たれていることや、複雑に入り組んだ河川の内側に位置することも一因だが、主たる理由はやはり、魔窟ネクロゴンドに近接している点だ。バラモスが世に出てきた当初こそ、イシス王国に派兵する余力はあったが、その極端に防衛しがたい地理上の特徴から、その数は年を追うごとに減少し、最終的には自警団組織に全権を委ねるに至った。つまりは、見捨てられたのだ。村民の多くはその地で暮らすことを諦めたが、故郷を捨てることを是としない者達も少なくなかった。魔王軍の侵攻を受け、壊滅したとの報がイシス王宮に届いたのは五年前のこと――先王統治下時代の話だから、現女王に必ずしも責は無い。そもそも、国家が民草を守るのは当然の責務だが、主要都市を危険に晒してまで全ての小村、小集落まで兵を配備するのは妥当であるかという論調が無い訳では無い。難民として王都に近い土地に住み着くことを提示した時点で、自己責任とするものの考え方だ。もちろん、これには、王国側の責任逃れも多分に含まれてはいるのだけれども。
 唯、そんな王国側の論理とは関係なく、テドンという村が滅ぼされたのは紛れもない事実だ。その理由の大半は恐らく、ネクロゴンドに近かったというだけのこと。この理不尽を村人達が受け入れることが出来たのか、その真相は、永遠に語られることが無い。



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