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2016

0110

 和製漢語という言葉があります。主として、幕末から明治時代に掛けて、今までの日本に無い西洋文化の概念を日本語として使用する為に新造された単語を指すのだそうです。文化、文明、美術、哲学、客観、理性、など、その範囲は多岐に渡ります。ちなみに球技を和訳した蹴球、籠球、排球などが、すっかり消えてしまったのは余談として。サッカーなんか世界的にはフットボールの方が一般的なのに、日本ではサッカーが定着してるのが、らしい話だと思います。
 さて、これらの和製漢語は当時の文豪などが頭を捻って構築したと言われています。百年以上の歴史を経て結構な割合で生き残っているところを見ると、文豪パネェと思わされます。日本人が権威に逆らわないだけという感じもありますが。それに比べ、戦後の言語創造能力の貧弱さときたらどうでしょうか。クリエイトをリノベーションするとかいう言い回しが必要なのでしょうか。とはいえ、現代社会に文豪は居ませんので、黄門様の印籠の如く、これに従えという説得力を持たせるのが難しいという事情もありそうです。明治時代だって、和製漢語が出回ったばかりの頃は一般市民も、『えー、なんだよこれ、変な言葉だなー』って思ってたやも知れません。長く使われるものほど最初は馴染まないものであるという考え方もあるので、訳分からんカタカナ言葉も、百年後には普通になってる可能性が無いとは言い切れません。

(・ω・) 百年後ならドラえもんも生まれてるし、何がどうなってても不思議じゃないな!

【挑発も兼ねる隙の無い一手】
麗:あまりに難攻不落過ぎる我らが城に業を煮やしたのか、
 東の大大名から懐柔と思しき書状が届きました。
千:どうします、親分、燃やしますか。
麗:舞浜さんが、すっかり小悪党配下のチンピラになってるのはさておきまして。
茜:んー、鉱山利権全部寄越すなら不干渉条約を結んであげてもいいって返事しといて。
麗:いつも通り突っぱねる訳ですね、分かりました。


【縛るつもりが縛り付けられてる】
麗:利権の、四分の一までなら譲ってもいいって返ってきました。
千:舐めてますな。見せしめに使者の髪を剃り落としましょうぜ。
麗:正直、ここまで譲歩されるのは想定外ではありますが、どうしましょうか。
茜:うん、くれるって言うなら貰っておこうか。
  どうせこっちから攻める気なんて今のところ無いんだし、丸儲けだよね。
麗:敵を牽制する最大の手段はこちらのイメージを肥大させること。
  言うは容易いですが、こうも上手く嵌まるのは珍しいのではないでしょうか。


【家族のみならず公康辺りも追加で】
茜:あ、そうだ。ついでだから、姫を一人寄越せって追加しておいて。
千:ぐえっへへ、親分も好きですなぁ。
麗:そのキャラ作り、却って疲れませんか?
千:いや、これがまたやってみると楽しくてさ。
茜:麗ちゃんって、奇行への対応力が凄いよね。
麗:いささか経験が多いのは、どうやら事実の様ですので。


【歴史的に見れば珍しくもない光景】
彩:えーと、親に有無を言わさず、こっちで暮らせって言われたんだけど、
 どういうことなのか説明してもらってもいい?
千:数学教師ですよ、数学教師。紛れも無いインテリですよ。
麗:築城の計算等で、役に立ちそうな人材を送ってくれましたね。
茜:これからもちょくちょく絞りとれる、いい友好関係を築けそうだね。
彩:何一つ質問には答えて貰って無いけど、
 親に売り飛ばされたってことだけは分かったから、もういいです。

 はい、作者も忘れかけてますが、彼女は平山彩菜先生、公康達のクラスの担任代理です。現代の数学教師の数学力は戦国時代でどれほど使えるのか。転生やトリップモノにありそうですが、これはそういった作品ではないので、多分、大して考察はされないでしょう。
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2016

0108

 後進国という言葉があります。総合的な国力が高い国を先進国と呼んだのに対し、さほどでもない、又は低い国家を総称したものです。いつしかこの単語は差別的ということで、発展途上国にすり替わりました。しかし私は思うのです。一見すると発展途上という言葉は輝かしい未来が約束されている様にも見えますが、当然のことながら必ずしも発展するとは限らないのです。むしろ私の様な捻くれた人間が見ると、『発展するといいね(笑)』と煽ってるように見えて、これはこれで差別的なんじゃないと思う訳です。結局のところ、言葉など発する側が何を籠めているかが大事であって、単語そのものに悪意の類は無いのではないでしょうか。故に、言葉狩りなどというものほど無意味なものは無いと主張しています。差別されてると主張する方は受け取る方の意見ばかり述べますが、発する方があってこそ会話が成立することを忘れてはいけないと思う次第です。

(・ω・) カッコ笑いとか最近使わねーよとか言われても、そこは気にするな

【世には労働者と非労働者しか居ないという主張】
綾:むぅ……ですわ。
岬:どうかしましたか。
綾:捨扶持を充てがって飼い殺している兄が居るのですが、
 突如として使命感に目覚め、働きたいと言い出して困っていますの。
岬:つまり、私と同じ半ニート仲間ってことですね。
綾:話の本質を、ちゃんと理解してくださってますの?


【あれを少々で済ますのか】
岬:いいんじゃないですか。経緯はどうあれ勤労意欲が湧くのは素晴らしいことです。
  私は働きませんけど。
綾:何故飼い殺しているのかを考えてくださいまし。
岬:たしかに、どんな役立たずの益体無しでも、身内を放逐するのは根性要りますよね。
綾:少々甘やかしたせいか、岬さんの頭の回転が鈍くなってる気がしてなりませんわ。


【ニートにありがちなその場凌ぎ的発想】
綾:そうですわね。例えるとすれば極限まで飢えた猛獣の様なものですわ。
  その力は底知れぬものですが、飼い慣らすのは容易ならざることですの。
岬:それだけ聞くと、適当な国にほっぽり出したら内部崩壊を誘発してくれそうですけど。
綾:最悪の場合、その国を乗っ取って、こちらに牙を向く可能性も考えられますわ。
岬:うちも大概、乗っ取られてる感じがありますし、
 別段、問題を感じない気がするんですけど、どうなんでしょうね。


【他所の国も大概だから安心しろ】
空:一柳空哉です。この度は家臣団の末席に加えて頂けることとなり、誠に喜ばしく――。
岬:あー、そういうのはいいので、分からないことがあったら妹さんに聞いてください。
空:おぉ、我ら兄妹に格別なる信頼を寄せて頂いているということですな。
  妹よ、これは命を張る価値のある主君だな。
綾:何故、私のところばかり使いこなすのに苦労する部下が舞い込んでくるのか、
 何処にも吐露する場所が無いのが遣る瀬ないですわ。

 三国が絡む気配すら見えませんけど、これもう戦国風ほのぼの日常モノでいいんじゃないかと適当なことを思いつつあります。三国に分かれた意味は何処にあるんだと言われると、珍しい組み合わせが見れるということでまあ。

2016

0106

 さて、年は明けましたが、黄龍ちゃんの再開はせず、センセーショナル・エレクション~戦国浪漫編~(仮)の二周目に入ろうと思います。誰がどう考えても、キリが悪すぎると思うんですよ。主要三国が出ましたが、まともな接触すらしてないじゃないですか。要するに、これをもっと早く思い付いていればこんなに苦労することも無かった訳です。が、そんなこと、私にどうこうできるもんじゃないですよと逆ギレしておきます。ノープラン率が九割を超えるからこそ、作者自身も先の展開を読めず楽しめるのです。出オチ主体のものばっかり書いておいて何をほざくかと言われると、そんな気もしますが。出オチも百回繰り返せば芸風というのがモットーの一つなので、今年も変わらず、竜頭蛇尾の精神で行く予定です。竜頭だって、百個並べれば殆ど竜みたいなもんじゃないですか。

(・ω・) 只の竜殺しの戦利品じゃねーかと言われると、それも納得できる気はする

【専任が必要な程の高難易度らしい】
公:プポォ、ペポペポ、ポペー。
遊:法螺貝を、そんなショボい鳴らし方する奴を初めて見た。
公:意外とムズい。しかし、これを鳴らさずして戦国時代と言えるだろうか。
莉:何にしても、それを鳴らすのは大将じゃないんじゃないかって、
 言っちゃったらダメな感じなのかな。


【昼間に有効だとも思えないしな】
涼:そもそも、合戦の折、乱戦状態になっても大雑把な指令が届くように、
 大音量で遠くまで届く法螺貝が用いられた訳だ。
公:別に、こんな難しい楽器じゃなくていい気がしてきたな。
遊:よし、発光弾作ろう、発光弾。火薬はあるし、炎色反応くらいは分かるから、
 花火的なものくらいなら何とかなるはずだ。
公:乱戦つってるだろ!
  切り結んでる最中に、一々音の出どころ振り向いてる暇なんかあるか!


【低音ほど大きくなる仕様だからしょうがない】
遊:仕方ない、シンバルでも鳴らすか。
公:高音はダメじゃないか。低音の方が波長が長くて、遠くまで届いたような。
莉:コントラバスとか、重低音の代表格だよね。
公:只でさえ甲冑一式が邪魔くさいのに、二メートル弱の楽器を担いで戦場を走り回るとか、
 何かしら粗相をしでかした末の罰ゲームなのではなかろうか。


【流石に零から無限は生まれない】
公:結局、法螺貝以上に妥当感のあるものは思い付かなかった。
涼:長く使われているものには、理由があるということだな。
公:高校生程度の知識じゃ、戦国時代で革新的なことは出来ないな。
遊:諦めるな。何かを成すのに大事なのは保持している情報量じゃない。
  それをどう活用するかだ。
公:この中で成績最下層の遊那が言っても何の説得力も感じられない辺り、
 勉強するって大事だなって思い知らされるよ。

 北島先輩と遊那の喋り方が近しいせいで絡ませづらい感じがありますが、目を背けていこうと思う所存です。

2016

0103

 去年の暮辺りに、大型のビーズクッション、通称、人をダメにするなんちゃらを購入しました。買った当初はもにゅもにゅはしているものの、体重を預けると微妙に抵抗を感じ、こんなものかと思っていました。しかし一週間もするといい感じにこなれてきて、うにゃーんといった感じに。擬音じゃなくて、具体的に表現しろよ、一応物書きだろうというツッコミは、華麗に受け流すとしまして。私は頭が高めに置かれていないと眠りづらいタチなのですが、このクッションを使うことで寝返りを打ってもベストフィット。もしかすると、結構いい買い物をしたかも知れません。形が変幻自在なので、シャキッと座りたい時にも使えますし、本来の用途通り、ぐでーんと寝転がってテレビなんかも観れます。言うほどダメにはなりませんけどね。むしろリラックスしたい時にリラックス出来るので、英気を養うことが出来るくらいなものです。

(・ω・) ステマではないので、どのメーカーかは伏せておくよ

【この岬は本格的にダメ可愛い】
マ:ウーフゥ。舶来の品、タクサン持ってキタよ。
岬:えっと、この時期のアメリカって入植が始まったばかりで、
 国として認識できるかすら怪しい段階だったはずですよね。
綾:細かいことを気にしてはいけませんわ。
マ:アメリカ大陸経由で、やってきただけネ。
岬:成程、それなら合理的ですね。
  納得したので、細かい商談は一柳さんに任せることにします。


【育児も担当する万能管理職】
綾:相変わらず、硝石が高いですわね。
  火薬の必需品とはいえ、こうも足元を見られていると癪に障りますわ。
マ:嫌なら、ヨソに持ってイクだけよ。
綾:買わないとは言ってませんわ。
結:あいや、しばし待たれい。
海:弱みに付け込み暴利を貪るとは士道の風上にも――。
綾:話が拗れるだけですので、あっちで大人しくしていて下さいまし。


【どこまで甘やかしていく方針なのか】
マ:マイドおーきに。
舞:そういえば、この時代ってメイドは存在してたのかな。
結:一柳殿。南蛮趣味の大名も増えたことですし、
 エプロンドレスの使用人を導入することを進言致します。
海:決して、決して私達が着たいという邪な考えでは御座いませぬ。
綾:観賞用だとしても充分に邪ですわと言いたいところですけど、
 岬さんが喜ぶやも知れないので検討してみますわ。


【そのビビらせ方に意味は無いと説くべき】
岬:エプロンドレスですか。一柳さんが着るなら採用しましょう。
綾:とんでもないヤブヘビでしたわ。
結:謁見の時、フリフリの服を着た側近をズラッと並ばせれば度肝を抜けましょう。
綾:出オチ以外の何物でもないですわね。
舞:何を仰られる。我ら三人が並ぶことでの威嚇効果が減じてきた今こそ必要なことですぞ。
綾:本来なら、如何なることでも有効に活用とするこの姿勢を褒めるべきなのでしょうけど、
 考えてる内に何が何やら分からなくなってくるのが恐ろしい話ですわ。

 あかん、マリーのキャラ、完全に忘れてる。芽依より憶えてないって、どういうことだよと、自分で自分が分からなくなることがあります。

2016

0101

 新年が、明けてしまったようです。2016年、平成で言うと28年の様です。こうして見ると、随分と数字が膨れ上がったような気がします。2016とか、どう考えてもSFの世界じゃないですか。庶民が宇宙旅行できる時代はまだですか。死ぬまでに月に行って、『ふぅん、地球なんてここから見下ろしたらこんなもんか』と言い放つ夢があるのです。今作ったんですけど。そういや60年代に初めて月まで行ったのに、50年近く経って、月への植民が全く進まないとは誰が思ったでしょうか。宇宙ステーションとか、所詮、至近の軌道でちっぽけなものじゃないですか。皆が期待してるのは、ガンダムで言うところのコロニー並の超大型居住スペースなんですよ。技術的にはもう出来ると思うんですよね。アメリカのGDP百年分くらいの予算を注ぎ込めれば、何とか。安全性とか、耐久性については知ったこっちゃありませんが。旅行で行きたいというだけで、住みたいともあんまし思いませんし、やっぱり誰もやろうとはしないという結論に至りますね。

(・ω・) つう訳で、今年もこのスペースの駄文、散文を夜露死苦

【ここまで立て直しただけでも伝説級と言える】
公:さぁ、ようやく国力が安定したぞ。ここからどうするか。
遊:現状、北に中堅大名である岬が居て、
 元々我らが領土であった北東の一角に茜が立て篭もっているのか。
莉:南は海で、東西は大大名級が控えてる感じかな。
公:あれ、内政が一杯一杯で気付かなかったけど、詰んでないか、これ。


【甘やかしから始まる謀叛もあるのさ】
公:東西のどっちかに土下座して、庇護下に入る道も考えるべきだろうか。
涼:現実的な方策ではあるな。
遊:情けない。私は貴様を、その程度の男に育てた憶えはないぞ。
公:意地でも、『お前が配下になったの、ほんのちょっと前じゃねーか』
 なんてツッコんではやらない心積もりだ。


【前人未到が常にいいとは限らない好例】
莉:まあまあ。幸い、今のところすぐに攻めてこようってとこも無いみたいだし、
 力関係が崩れそうになるまでは現状維持ってのもありなんじゃないかな。
涼:それも一理ある。
公:たしかに、属国になった途端に弱体化とかされたら、目も当てられないな。
遊:茜のところなら簡単に潰れんと思うが、選択肢にはないのか。
公:裏切った相手に戦もせず降るとか、
 何でもありの戦国時代でも、そうそうは無い光景ではなかろうか。


【ツッコミ袋の尾が切れるとでも言うのだろうか】
涼:なんにしても、国境線近辺の警備はしっかりさせておこう。
公:頼りにしてます、割とマジで。
遊:新入りにそんな重要な任務を任せるとか、
 台所事情の苦しさが滲み出てくるよな。
公:だからお前も、入ってきた時期ほとんど一緒じゃねーか!

 完全に仮想戦記じゃなくて戦略ゲームと化してますが、細かいことは気にしてはいけません。清々しくキャラクターのパラメーターを作ってやろうかとも思いましたが、面倒なのでパスします。
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