2016
都知事選の投開票日まで十日を切り、政策論争もヒートアップ――してるかと思いきや、何か場外乱闘気味な方に盛り上がってる感があります。その大本は野党統一候補、鳥越氏です。地方選なのに国政の話しかしない。根本的問題として東京都が抱える問題を知らない。短い間に発言が支離滅裂になることが一度や二度ではない。そもそも都知事という激務に耐えられるだけの体力がなさそう。更には女性スキャンダル疑惑が発覚したと、羅列するだけで日が暮れそうなくらいの、色々と超越した候補です。良くも悪くも百花繚乱なら都知事選ですから、イロモノ枠としてなら、そこまでのものでもないのですが、彼は仮にも主要野党の統一候補なのです。政策の摺り合わせも出来ないような連中が、何を統一するんだって感もありますが、地方選なので、まだいいとしましょう。国政選挙なら、全くの意味不明ですけど。
それはそれとしまして、どういった経緯でこれだけ隙だらけの人間を担ごうという気になったんですかね。煽りでもなんでもなく、少し調べれば、流石に無理だというのは分かるでしょうに。知名度だけはありますから、アホ――流動的な投票行動を取りやすい都民相手なら押し切れると思ったのか、参議院選でバタついていて、そんな余裕が無かったのか。そういえば、石田純一氏という、何かよく分からない伏兵も居ましたね。まあ私の読みとしては、鳥越氏が獲得するかも知れなかった浮動票が小池氏に流れまくって、彼女が勝つんじゃないかなと。増田氏は自公の公認候補ですが、知名度とインパクトが足りないので、伸び悩む気がしています。知名度とインパクトだけなら鳥越氏だろうと言われるとそうなのですが、さすがにここまでの悪名だと、ドン引きする方が遥かに多そうです。
(・ω・) 選挙は目立てば有利になるって言うけど、限度があるよな!
【一人で正論を覆せる程の大人物ってことだな】
朱:ですけど、月読さんのコレクションって、神器ですよね~?
黄:愛好家がどれだけ居るかは別にして、マイナーって感じもしないんだよぉ。
月:暇と金と権力に任せて、掻き集めたからな。
黄:最初に暇が来る辺りに、末期っぷりを感じるんだよぉ。
月:収集の醍醐味は、掛けた時間が紡ぐ思い出だと、偉い私が言ってた。
黄:言ってることの本質は間違ってないんだろうけど、
月読のお墨付きだと権威が揺らぎそうな気がしてならないんだよぉ。
【限りなく正解に近いのが何ともはや】
月:どうしても手に入りそうもないものに関しては、レプリカを自作する凝りようだ。
黄:ここら辺も、マニアには派閥があって、複製品は所詮ニセモノ派と、
誠心誠意作ったんだから、気概は認めるべき派で揉めるんだよぉ。
朱:め、面倒くさいんですね~。
月:細分化しまくって、毛細血管並の袋小路に迷い込んでこそ一人前だからな。
朱:とりあえず、関り合いにならないのが吉ということだけは理解しました~。
【ところで猫が恩返しに来たとしても家事なんてする訳無いよな】
月:こういった対立構造の一例を挙げると、そうだな。
猫が好きだからといって、全員がネコミミ好きとは限らないだろ?
黄:その例えもどうなんだよぉ。
玄:ネコミミメイド以外のネコミミは、邪道以外の何物でもありません。
黄:こっちの食い付き加減もおかしいんだよぉ。
朱:争いたくはなくとも、譲れない一線というのはあるんですね~。
黄:こいつらの場合、むしろ積極的に火種を求めてる気がするけど、
人類史自体がそんなもんだと考えると、縮図に見えてきたんだよぉ。
【行動を善悪に分けること自体がナンセンスという考え方】
月:ぶっちゃけ、宗教戦争と本質は変わらんからな。
朱:そういう風に表現されると、根の深い問題に思えてきました~。
黄:適切な距離感を維持すれば済む話なんだよぉ。
玄:ですが、敬愛するものの良さを伝えたい、
その純粋な想いを悪とするのは、あまりに不人情ではないでしょうか。
黄:言ってることは分からんでもないけど、
マルチの勧誘もこんなノリだよなと考えると、別段、善でも無いんだよぉ。
私は、猫は好きですがネコミミは割とどうでもいいタイプです。と言うより、実物の猫より可愛い猫キャラなんて存在するのでしょうかと思ってるくらいです。にゃーとか言っておけば猫を被れると思うなよと、さりげに自分へ返ってきそうなことを言っておきます。
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2016
今年の関東は、空梅雨だったようです。何かスッキリしない天候が続く割に、雨がしとしと降っているという訳でもないという、お得感が全く感じられない時節でした。降るなら降りやがってください。夏に水不足で困るではないですか。一方で、西日本、特に九州は雨が凄かったようです。世の中、ままならんものです。梅雨と台風は日本のウォーターチャージタイムなのですから、もうちょっと平均的にいってくれれば何処も平和だったことでしょう。ところで、世界の降水量をならしたら、水事情ってどうなるんですかね。まあ、雨水の活用なんて、河川が前提にある訳で、その河川は地形と流水の絡みで出来るんですから、全く何の意味もない考察の気もしてきました。とりあえず海に降る雨を何とか陸地に持ってくる技術を確立すれば、もうちょっとマシになる気はしています。人工降雨は各国が大真面目に取り組んでいますが、完全な成功には程遠い状態のようですね。唯、降らせる場所を偏らせるだけとはいえ、天気を弄ることが、人類に許される技術であるかは、また別の話ですが。
(・ω・) さりげに、生命の秘密に匹敵する禁忌な気もしませんか?
【それすらも流し聞きで済ませたいけど】
月:古来より、現代で言うコレクターと呼ばれる人種は存在した。
黄:はぁ、なんだよぉ。
月:他人より珍妙なものを求める性は抑えられぬが、
それを解する者も極端に減るこの二律背反。
現代から見れば通信網など無いに等しい時代、
同好の士を求める苦労は並大抵のものではなく――。
黄:その話、長くなるようなら録音して、後で編集したものを提出して欲しいんだよぉ。
【逆説的に言えば甘え出したら用済みってことだ】
月:今日は、つれないな。
黄:いつもこんなもんなんだよぉ。
月:一応言っておくが、一度デレ期を迎えた者が、
もう一度ツンに立ち返ってもウザがられるだけだぞ。
黄:何言ってんだこいつ、なんだよぉ。
朱:月読さんの言葉は、時たま、ヴォイニッチ手稿より難解になりますからね~。
月:ガチな未解読手記を持ち出されても、割とマジでリアクションに困る件。
【下手をすれば世界で唯一の愛好家】
玄:たしかに、師匠の言うことも分かります。
マニアックな世界にハマるほど、同調してくれる方は少なくなるものです。
黄:分かり合いやがったんだよぉ。
朱:言葉だけなら、そこまでややこしいことは言ってないんですけどね~。
玄:見て下さい。このスルメ足の干からび具合を。
生きていた頃はアレだけヌルヌルとしていたのに、
乾いてしまえばこんなものだと、世の儚さを感じ入ってしまいます。
朱:ごめんなさい~。やっぱり私には、さっぱり理解できない世界のお話でした~。
【知ってしまうのは早いに越したことはない】
黄:タコのスティーブの一件もあるし、こいつ単なる軟体動物好きで、
スルメはその延長線上なのではなかろうか、なんだよぉ。
朱:それなら、少ないなりに探せば何とかなりそうですね~。
月:『触手が好きです!』とは、中々カミングアウト出来ることではないのだが。
黄:はっきり言ってしまうのは酷かも知れないけれど、
月読を師匠と呼んでいる時点で、人格的な意味で捨て去るものはもう無いと思うんだよぉ。
月:それ、今触れる必要あったのか、少しばかり熟考させてくれや。
この作品の三貴子は、上から根性なし、オタク的変態、コンプレックス過多という、平均的日本人をモチーフにして構築したような、そんな記憶があります。今回は、その真ん中が持論を語りまくる話になりそうです。
2016
天皇陛下の生前退位が、話題となっています。元々、帝がその位を生きている内に譲るというのは、よくあったことです。理由としては、権力争いの渦中にあった、健康上の理由、後進に譲りたいなど、色々とあったようです。退位した天皇陛下が上皇と呼ばれるようになるのは、歴史の教科書などで御存知の通りです。
個人的な意見ですが、私は数年ほど前から、譲位されてもいいのではと考えていました。明治以降、憲政の下で前例はありませんが、単純に八十歳を超えて重責を担い続ける時代でも無いでしょう。元号が変わるというあの混乱が、社会にとって本当に必要なものなのかというのもあります。ある程度、段階を踏んで行えば、最小限に抑えられるのではとも思っています。本当にやるとすれば一月一日になる気もしますから、昭和六十四年のような、極めて短い年数は消えてなくなりそうですけど。ですが、計算は簡単になりますね。昭和元年も一週間くらいしかなかったせいで、西暦の楽さ加減がバレてしまっています。
何にしても、現行の皇室典範では譲位の項目が無いので、改正の必要があるのだとか。憲法に抵触するか否かの問題もあるので、どうなるにしても、年単位での時間は掛かりそうです。私は、現代の天皇の退位が、国政の一部だとは思えないので、違反だと思えないんですけどね。否定的な政府関係者も多いようですが、明治以降、前例がないことなので面倒臭がってるように見えます。参議院選が終わった直後に出てくる辺り、何か情報戦の匂いもほのかに香ってきますが、いい機会なので、一度考えてみるのもいいのではないでしょうか。
(・ω・) 現代日本で、皇室を政治利用する根性あるやつなんて、ほとんど居ないよな
【だけど構わないと拗ねる面倒臭さ】
朱:天使さんって、畏敬の念を抱けばいいんですか、
それとも、親しみを持つべきなんですかね~?
月:あー、その問題あるあるー。
こう神として気高くなりすぎると距離を置かれちゃうみたいな。
黄:何だ、この説得力の無さ、なんだよぉ。
朱:そんなに意地や見栄を張って生きなくてもいいんですよって、慰めるべきですかね~。
月:そういう表面だけの心遣いが一番堪えるからやめて!
【オカルト誌で天使特集とか組まれても違和感はない】
メ:主に対しては敬って、天使は気さくに声を掛けるくらいでいいんじゃないかな。
朱:自宅に訪問して、『やってる?』って聞くくらいですかね~。
黄:小料理屋か、なんだよぉ。
月:だけど気楽に、『私は天使と会話できる』なんて言うと、えらいことになる訳で。
黄:宇宙人と大差ない扱いの現実があるんだよぉ。
メ:それだけ庶民的な待遇っていうのも、多分、ありなんじゃないかってことで。
【尊敬してくれるかまでは責任持てないけど】
朱:それでは、格を落とさず親近感を増す方法を考えてみましょう~。
月:ハイ!
朱:月読さん、どうぞ~。
月:教えを、ポップな感じ、ないしはラップ調で歌ってみるのはどうでしょうか。
朱:うーん、少し媚びすぎじゃないですかね~。
黄:この、なんとも言えない台本感はなんなんだよぉ。
メ:この姿を見せたら、少なくても自分達と大差ない生き物だとは思ってくれると思う。
【あいつら生命の定義を揺らぎまくってるしな】
メ:ま、どう扱われようと、私自身が変われるという訳でもないから、どうでもいいかな。
黄:この天使様、月読菌にでも感染したのではなかろうか、なんだよぉ。
月:なんで朱雀はウィルスで、私は菌なんだ。
朱:論点は、そこでいいんですか~?
黄:つい百年位前まで原因が完全に不明だったウィルスの底知れぬ恐ろしさが、
朱雀という存在に合致してるからなんだよぉ。
月:それっぽい理屈で、果てしなく薄っぺらいって言われた気がする!
これを書く直前までメタトロンの存在をほとんど忘れていたような気もしますが、思い違いだったらいいなと思っています。
2016
クーデターという言葉があります。辞書を引いてみると、国家を形成する勢力の一部が、非合法的に武力を用いて権力を拡大すること、とあります。権力が別の階級の者に移行する革命とは、別のものとして扱われるようです。日本で革命に相当するものは無いというのが私の持論ですが、どうも間違っていないようです。この定義だと、平家の台頭から大政奉還に至るまで、クーデターの一種と言えそうです。ところで、何でクーデターって割と一般的な日本語なのに、和製漢語が無いんですかね。文豪仕事しろと言いたい心持ちです。
それはそれとして、現代でクーデターという言葉は、大体、政府に対して軍部が反逆し、政権転覆を決行することを指すようです。この時代に軍属が中央政府に歯向かうイメージが湧かないのですが、考えられるパターンはいくつかあります。一つは、対抗勢力が軍を掌握して扇動するもの。近世を通り越して、中世並に雑な力関係ですが、未だにこういう地域もあるのでしょう。他には、財政難に陥って予算が削減され、不満が爆発するというもの。割と現実的な反抗理由ですが、こういうのは大体、成功した後のビジョンがなく、グダグダに終わるようです。ともあれ『非合法的に』『武力を用いて』の要項が現代日本では難易度高すぎて、中々ピンと来ないのも致し方ないのやも知れません。国内で武力と呼べるものを持っているのは自衛隊だけですが、やる理由が全くと言っていいほど見当たらない訳で。文民統制って大事だなと思います。トルコでクーデターが起こったそうですが、背景が今一つ分からないので、注視していこうと思います。
(・ω・) そういえば、安倍政権をまるでクーデターのような専横と言った人が居たなぁ
【もはや何を言っているかもよく分かっていない】
天:夏です! 太陽の季節です! 天照として目一杯頑張ります!
朱:朱夏と言うくらいですから、私の季節ですよ~。
黄:こいつら、少しくらい自重しやがれなんだよぉ。
白:流石に、ちょっと洒落にならない暑さだね。
天:何事も、好敵手と呼べる存在があってこそ研鑽の甲斐があるというものです。
黄:だからといって連日、最高気温記録を更新する勢いで働くのは、
怠惰の悪魔ベルフェゴールに対して、申し訳ないのではなかろうか、なんだよぉ。
【保護者であることを放棄する気は無い模様】
朱:動物は案外、高温への耐性がありますから、大丈夫ですよ~。
白:体温八十五度が言うと、説得力があるような、ないような。
黄:今すぐにでも、二百度を超えた特製サウナに放り込んで、
同じことをほざけるのか試したいんだよぉ。
白:最新の研究では錫の溶融温度までは大丈夫じゃないかって報告があるんだけど。
黄:どこの誰が書いたものかは知らないけど、本当に試行した奴がいるんなら、
憂さ晴らしがてら、殴りにいってやろうと思うんだよぉ。
【好き好んでそういう生態な訳でもない】
天:地球とは、太陽無くして成り立たない天体です。
それを考えれば感謝こそすれど、文句をいうのはお門違いではないでしょうか。
黄:じゃあアンタ、生命体には塩化ナトリウムが必要不可欠なんだから、
絶妙な味付けをされた高級料理に食卓塩ぶっかけても四の五の言わずに食いやがれなんだよぉ。
白:おー、軽くキレてる。
朱:暑さは、心の余裕を奪うんですかね~。
白:でも黄龍って変温動物だから、寒いと身体の自由を奪う訳で、
中々に難しい生き方を選んでると思うよ。
【自然との共存とかほざく甘ちゃんに聞かせてやりたい】
黄:暑い季節は、生き物は所詮、自然には勝てないことを思い知らされるんだよぉ。
朱:そういうものですかね~。
黄:ちなみに、地震、火山、台風、雷、大波、吹雪なんかも、対抗手段が思い付かないんだよぉ。
朱:ま、負けてばっかりじゃないですか~。
天:生とは即ち、敗北から学ぶということ。中々に、含蓄がありますよね。
黄:その妹そっくりのしたり顔に腹立ちを抑えきれないから、
エンドレス往復ビンタを食らいたくなかったら、太陽の活動を少し抑えやがれなんだよぉ。
気象庁の梅雨明け宣言はまだだったと思いますが。あまりに暑くて勢いで書きました。後悔は特にありません。
2016
先の日曜日に参議院選の投開票が行われました。結果は報道で御存知の通り、与党である自公の大勝といったところでしょう。圧勝と言うには、少しばかり伸び悩んだ感じもあります。イギリス関係を含めた株価の乱高下やTPP、沖縄の基地問題、都知事のやらかしなど、色々と現政権には不利な要素が多かっただけに、こんなものかいった感じです。逆に野党にしてみれば幾らでもつけこむ余地があったような気もしますが、安保と憲法問題一本で通す男気溢れる選挙戦略でした。結果が伴わない以上、只の蛮勇という気もしますが。
さて、何故だか憲法問題がやたらと注目される選挙戦でしたが、ここで一つおさらいといきましょう。そもそも、国民の半分以上が、2/3がなんなのか分かってないという調査もあるんだとか。しばらくは、『イギリス人か、てめーら』という便利な文句で煽っていこうと思います。それで2/3についてですが、ざっくり言うと、憲法を改める為に必要なプロセスとして、衆参それぞれ2/3の賛成が必要なのです。第一段階として、与党なりが憲法の改正案を国会に提出します。普通の法律なら衆参共に過半数で可決されるのですが、国家の支柱とでも言うべき憲法ですから、ことはそう簡単ではありません。衆議院で2/3、そして参議院でも2/3の賛成が得られた後、国民投票で過半数の賛成を獲得して、ようやく改正が出来るのです。ぶっちゃけた話、最後に国民投票がある以上、憲法改正が自民党の独断で断行できるとかいう主張をしているのは、国民を愚弄している行為以外の何物でもありません。更に言えば、衆議院はともかく、参議院に関しては、与党でないおおさか維新や、日本のこころといった、話を聞いてやってもいい系の野党に加えて、似た立場の無所属数名を足してようやく到達する数字なので、通過するかは果てしなく微妙なところです。自民にも改憲には慎重な勢力は居ますし、公明もそんな積極的という訳でもありません。逆に民進党にも、改憲は時代の流れであるという方は居るようですが。ともあれ、ようやく議論が出来る環境が整った、というのが近しい解釈でしょう。個人的な意見ですが、護憲が党是である共産党はともかくとして、政権奪還を標榜している民進党が、改憲を絶対に許さないみたいなことを言っているのは、少しばかり視野が狭いと断ぜざるを得ません。政府関係者である以上、国家の為に出来る全ての可能性を常に模索すべきであって、結果として改憲をしないというのであれば、まだ話は分かるのですが。まあ彼らの去年からの動きを見るに、単に票になるぞと主義主張もへったくれもなく食いついただけっぽいですけど。劇薬である共産党との連携を選んでこれじゃ、鼻で笑われても致し方ありません。
(・ω・) まず2/3を取らせないって言って出来なかったけど、これ、どう責任とんの?
【困難は己の力で乗り越えてこそ価値がある的に】
青:仕事をしなくても、仕事をした気分になれる方法はありませんかね。
黄:この御仁は、何を言いやがってるんだよぉ。
青:いえ、ここのところ幾ら働いても充足感に欠けるので、参考にしようかと。
黄:何で素直に、仕事の満足感を復活させる方法を聞かないんだよぉ。
青:ハッ!?
黄:本当に、骨の髄から疲れてるんだなぁというのは感じるけど、
いつも通り、だからといって何かするという訳でもないんだよぉ。
【世界はそういう風に出来ていると言っておけばいいさ】
白:その手の話題なら、私はプロだよ。
黄:一番、口にしてはいけない輩が口にしてないだろうか、なんだよぉ。
青:伺いましょうか。
黄:こっちも、何かが色々とおかしいんだよぉ。
朱:悪を知らぬ者に悪を裁く資格は無いって理屈もありますし、
青龍さんの懐の深さを感じ入りました~。
黄:いつもながらの字面だけはまともな解釈だけど、
壊れたピース同士が偶然合わさっただけの危うさしか感じないんだよぉ。
【要は部下のくせに見たことない】
白:例えばだけど、退社する時に『今日一杯やってく?』って言っておけば、
それだけでやりきった気分になる人種はいるらしいね。
青:成程。
黄:何が成程、なんだよぉ。
朱:そもそも、青龍さんってお酒飲むんですか~?
白:大酒飲みを意味するウワバミは大蛇のことだし、
蛇の親玉みたいな龍族がいける口じゃないなんてありえないんじゃないかな。
【なにせ加減というものを知らない男だから】
黄:飲もうと思えば幾らでも飲めるけど、なきゃないで気にしない感じなんだよぉ。
白:これは、一度徹底的に付き合って貰うべきだね。青龍と黄龍の奢りで。
黄:後輩にキップのいいところを見せないといけない風習は、
長命種族には損ばっかり溜まっていくんだよぉ。
青:それよりも、飲みニケーションというやつは、むしろストレスが溜まりそうなのですが。
黄:これ程までに発散が苦手な輩も珍しいような、そうでもないような感じだけど、
部下のちゃらんぽらんさを見習ったら精神崩壊しそうで、軽々に勧められないんだよぉ。
公的に5000歳を超えてるらしい朱雀ですが、酒を飲むシーンがあったら苦情が来そうですね。昔、飲んでも普段と変わってないじゃねーかってネタを書いた記憶もありますけど。