2016
民主主義は色々と問題の多いシステムだというのは、ここでも何度か触れました。ポピュリズム、大衆迎合主義と訳されますが、時に、安直に革新的な政党を選んで、事態をより悪い方向に進めてしまうこともあります。長年、民主主義を採用している国なら、一回や二回はやらかしています。その度に、反動で保守的になるのは、歴史的な宿命の話として。その上で、何故、民主主義が現在、最も合理的な社会運営システムとされているのでしょう。最大の理由は、政府が変更されるにあたって、ほとんど血が流れないという点だと考えます。日本史、世界史、どこを見回しても、王朝が崩壊する時は血生臭いものです。有名なところで漢王朝末期、フランス革命、幕末などなど。近年では、ソ連が大変なことになりました。近い将来、中国共産党の時にそうなるでしょう。その度に最も困窮するのは一般庶民です。その点、議会制民主主義ならば、選挙に二、三回勝てば、立派に政権を担当するに値すると評価されることになります。易きに流れるのが大衆というものですが、どうしようもない無能をいつまでも玉座に座らせておくほど、お人好しでもありません。自分で選んでおいて、それもどうなんだという気がしますが、責任を転嫁する凡俗だからこそ、行えるとも言えましょう。そういう見方すると、民衆が賢くなることこそが民主主義の成熟だと考えていましたが、今度は社会の硬直化を生む可能性を孕んでいる気もしてきました。そういった考え方をすると、民主主義とは現代人の程度に合った、実に現実的な存在なのかも知れませんね。
(・ω・) 結局は世の中、最も安定する方に流れるものなのかも知れないな
【意見は聞くけど採用するかは気分次第】
茜:何処も攻めてこなくなって暇だから、兵器開発をしようと思うんだけど。
千:普通、戦う為に武器を作るんであって、
時間があるからどうこうってもんじゃないんじゃない。
茜:そういう考え方もあるって、一部専門家は言及してるらしいね。
千:いつも通り一蹴されたけど、僕めげない。
【散財そのものが快楽という人も居る】
茜:とりあえず、火縄銃を巨大化させた大砲的なものは試作するとして。
千:初歩的な発想ではあるよね。
麗:こういったものは、確実性と耐久性と反動をどうするかという、
技術的問題の方が厄介ですからね。
茜:そこを試行錯誤するのが、楽しいんじゃない。
千:火薬がバカ高いこの時代に、
ほとんど趣味で予算を注ぎ込める神経がちょっと羨ましい。
【いつの時代も軍事予算は桁外れだからしょうがない】
茜:何とかして、飛行船的なものって作れないかな。
麗:その場合、ヘリウムガスをどうやって封入するかが鍵になりますね。
水素でも構いませんが、爆発事故の危険性が残ります。
茜:ん? ひょっとして、水素ガスの飛行船を敵城に突入させれば凄いことになる?
麗:風向きなどを計算する必要がありますが、火矢よりは被害を与えられるかと。
千:こうやって、最先端の科学技術は、真っ先に争いごとに使われるというお話でしたとさ。
【城に籠もったまま隣の領土まで弾を飛ばせばいい】
千:大体、打って出る気も無いのに、そんな高火力兵器なんか構想してどうすんのさ。
茜:うーん、ロマン?
麗:ロマンじゃ、しょうがないですよね。
千:しょうがないのかなぁ。
茜:世界を無難に動かすなら現実主義でいいけど、
革新的なことをやりたいなら夢想家にならないと。
千:それで運営方針が引き籠もり特化って、
言ってることとやってることが乖離しすぎてないかな。
とりあえずは幕引きとなりますが、多分、もう一回くらいやるでしょう。
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2016
他人のふんどしで相撲を取る、という言葉があります。意味は、自分以外の力を利用するといったところでしょうか。元々、相撲を取る為に不可欠なふんどし(まわし)を、自前で用意しないということから来ているのだそうです。他者のものを着けたところで強くなる訳でもないし、威嚇にもならないのに、変な言い回しだなとは思っていたのですが、これなら分かるような、そうでもないような。そもそも、現代人の感覚だと、自分のものでないふんどしを使うって、相当に抵抗があるじゃないですか。目的の為には手段を選ばないとか、許容する度量を持ち合わせているとかの意味に変わってもいいんじゃないでしょうか。まあ、大相撲ですと男性しか土俵に上がれないので、この世知辛い現代社会、男女差別がどうとかうるさいです。この際、他人の下着を身に付けるに改変すべきやも知れません。ん? 何か、よくある戦力差を実感するシチュエーションに、話が変わってませんかね。
(・ω・) こうやって風桶的に原型を留めない脳内暴走が、創作の原動力とも言える
【口八丁が適任なのも類似点】
綾:うちのような中堅が国を維持する為には、詐術が肝要ですの。
岬:つまるところ、張子の虎をどうやって本物っぽく見せるかってことですか。
綾:兵力や石高はもちろんのこと、民の活気も間者を欺くには重要ですわ。
岬:本格的に詐欺師の手口ですよねぇ。
綾:政など、所詮はそういったものですわよ。
【自称なのか創作なのかすら曖昧だけどな】
結:そういった話なら!
舞:山岳に潜む野良猫と呼ばれし我らが!
海:虎と恐れられてみようではないか!
岬:猫を虎は、誇大広告が過ぎませんかね。
綾:この時代、鬼将軍、鬼美濃、鬼柴田、鬼虎、鬼武蔵など、
実在しない鬼を冠してハッタリを噛ます連中ばかりですから、問題ありませんわ。
【軽くキレたくらいで頭噛み砕かれる程度のもんさ】
綾:そもそもの話として、山猫と虎なんて、
大きさ以外に大した差なんてありませんわ。
岬:体重で十倍以上は、大分違うと思いますけど。
舞:赤ん坊と大人の比率よりでかいな。
海:だが、我らも精神年齢はそこら辺で止まっていると言われている身。
結:逆に、羽ばたく可能性を秘めていると言えよう。
岬:正直、何言ってんだか分からないんですが、
事細かに説明を求めるのは野暮だと思うんですよね。
【赤備えの恫喝効果は見事としか】
海:では早速、鎧兜を虎縞に染める手筈を整えて参る。
結:黒と黄色は、言わずと知れた威嚇色。
舞:今後は我らの象徴として敵軍の脳裏に焼き付くことであろう。
岬:今までも神出鬼没に敵を撹乱してきましたし、
本人達が居ない場所に出現させるとか、意外に使えるかも知れませんね。
綾:その計略を立てるのが誰なのかを忘れている節がありますが、
それもまた楽しということにしておきますわ。
家康が最も恐れた男と同じく、鬼を冠する武将も、シリーズ化出来るほどたくさん居るようです。文化学的に言えば、鬼は妖怪の一種で、理解できない恐ろしいものの象徴なのでしょうが、乱用すると価値が下がるのはいつの時代も同じでしょう。
2016
雑巾という言葉は、よくよく考えてみれば不思議な言葉です。巾の方は布のことですが、頭についている雑は何を意味するのでしょう。現代日本語の感覚で言えば、大雑把的な雑か、雑兵、雑魚といった数だけは多いけど、取るに足らないものといったところですか。雑巾の場合は後者があてはまりそうです。しかし雑巾は最近でこそ、その為にわざわざ作られていますが、元々は使い古した衣類を転用したものです。大量生産大量消費が根付く前に、掃いて捨てるほどの布切れが出たのか、疑問が残ります。となると案外、作りが甘い方なのかも知れません。いずれにしても、その身を削り、いずれ汚れきって捨てられる献身的な存在に対して、人間は何と傲慢な名付けをしてしまったのでしょうかと、いつもの如く適当なことを言ってみます。
(・ω・) 文化とは、即ち下で支える奴隷があってこそ成立するものだ!
【百年戦争も切れ目なく戦っていた訳ではない】
公:それにしても、小競り合い程度はしょっちゅうだが、
本格的に軍勢がぶつかりあう、一般人が連想する戦はほとんどないな。
遊:当たり前だ。そんなもんを年中やってたら、誰が田畑の管理をするんだ。
戦費は嵩むし、死人も出まくりとなったら、数年で行き詰まるぞ。
公:遊那に懇切丁寧に論破されると、妙に遣る瀬無く、そして腹立たしい。
遊:折角、事細かに解説してやった反応が、それか。
【天下統一がどれだけ大事業かよく分かる】
公:何と言うか、これだけ武闘派っぽい面々が揃っていながら、
内政と有力者の懐柔に奔走する日々に疑問を感じた訳だ。
遊:ほぉ。
莉:言わんとすることは分からなくもないけど、具体的に何処を攻めるのさ。
遊:東西は全国屈指の大大名、北は天然の要害である山岳に守られた岬陣営。
いっそのこと、茜から山城を取り戻すか?
公:つくづく、どうやって現状維持してんのかすら分からん立地条件だよなぁ。
【毒だって使い方次第で薬効があるからね】
涼:一つ、検証すべき情報があるんだが、いいか。
公:どうした、どうした。
涼:東側の領地での揉め事を、桜井君が離反する前後で比べてみたんだが、
明らかに減っている。
莉:どういうこと?
遊:茜が東の大大名をおちょくって、からかって、弄んだ結果、
疲れ切って、周辺への圧力を掛ける気力すら無くなった可能性が高いな。
公:世の中、何がどう絡んで好転するか、分からんもんだ。
【トップ以外を弱体化させるという話なら間違っていない】
莉:ひょっとして、全国の大名をヘロヘロにさせれば、平和になったりする?
公:何か、凄いこと言い出したぞ。
涼:残念だが、民の食い扶持を確保せんと山賊化などで治安が低下するだけだ。
上にそれを抑えつける力が無いと、むしろ状況は悪くなるとみていい。
莉:うまいこといかないもんだね。
公:そもそも、戦乱の世になったのは幕府が無力化したからだと、
今更説明しないといけないとは思わなんだ。
合戦シーンが少ないのは、単にこの形式で表現するのが難しいからです。某大河の様に予算の都合ではありません。
2016
憲法改正のシステムを作るに当たって、最低投票率を設定すべきかどうかという問題が定期的に持ち上がります。例えば、投票率が五割を割った場合、過半数が参加していないということで無効にすべきなのではないかという理屈です。実に馬鹿馬鹿しい話だと、一蹴したいのですがどうなんでしょう。仮に憲法改正の発議があったとすれば、大々的に報じられるでしょうし、ほぼ全ての世帯に投票券的な通知が来るでしょう。その上で行かない人のことなんか、相手にする必要があるのでしょうか。ある意味、衆議院選挙より、よっぽど大事な話ですからねぇ。それに国政選挙を見るに、予想される投票率は六割前後、最大限に関心が集まったとして七割といったところでしょう。言い換えれば、全体の一、二割の反対派が投票を放棄することで五割を下回らせることは可能です。現実的にそんな足並の揃った行動を取るかどうかは分かりませんが。まあ、四割くらいに設定するなら、納得できないこともありません。そんなに注目もされてない地方選でも三割を割り込むのがせいぜいといったところですから、憲法改正でそこまで下がることも考えにくいです。下世話な話をすれば、五割に設定して、反対派が投票に行くべき派と行かない派で分裂して、内輪揉めを始めるのを見たいと言えば、見たい気もしないでもありませんが。
(・ω・) 目的の為だけに集まってる連中は、方法論で必ず揉めるのが人の世の常だぞ
【人は誰しも死ぬという事実は教育課程に載ってない】
茜:やっぱり戦国武将たるもの、最期はしっかりしないとね。
麗:今後、数百年は語られますからね。
古井戸に落ちただの、何となく籠城して餓死だのは避けたいところです。
千:こういった話題を、喜々として喋れる感性が分からない。
彩:将来のことをしっかり考えるって、大事なことだよ。
千:何か教師らしいことを言おうとしてるのは分かるけど、
多分、只の現実逃避なんだろうなぁ。
【子供の主張と親の無理解は永遠の対立構造】
茜:やっぱり、名器に火薬を詰めて天守もろとも自爆の衝撃は超えたいんだよね。
麗:あれは伝説ですからね。初心者向きでは無いかと。
千:一回しか死ねないのに、素人や玄人なんて無いと思うんだけど。
彩:これがいわゆる、ゲーム世代のリセット脳ってやつかな。
千:そういった括りだと、先生も似たような年齢だよね。
彩:私は、ゲーム機をピコピコって呼ぶ母親の家庭で育ったから大丈夫。
【過程と結果は絶妙に入り交じる】
千:何が何でも生き延びようって選択肢はないのかな。
茜:実は死んでなくて、大陸に落ち延びて、あっちでも大成するパターンとか。
千:どうあろうと歴史に名を残そうっていう、強い意志を感じるね。
麗:勇名も悪名も、売れてしまえばこっちのものという方針っぽいですから。
千:広告屋としては正しい考え方の気もするけど、
戦国大名としては順番がメチャクチャな気がしてならないんだけど。
【碌な資料が無くても数値設定しないといけないんだよ】
茜:どんなに実績があっても、後世に創作で扱われないのは寂しいじゃない。
千:それって、つまりは大過なく職責を全うした名君ってことだよね。
麗:うちとは無縁の話というのは理解できますが。
茜:それにゲームだって、全部の能力が平均値くらいの凡将より、
いっそ最底辺の愚将の方が記憶に残るし。
千:実際にそれだけの無能ってそうは居ないと思うんだけど、
名将の高ステータスも盛ってると思えば、理解できないこともないかな。
歴史上の偉人になると、行方不明にでもならない限り、死に様が記録されてしまいます。考えてみたら酷い話ですが、有名税の類として諦めるしかないんでしょうね。
2016
トランプ氏が大統領となることを受け、一部アメリカ住人が、反対運動を起こしているそうです。それも、逮捕者や、怪我人が出るほどに過激なものなのだそうです。個人的には、一欠片として共感できるものがありません。選挙に不正疑惑があるだとか、特定の政策に対して抗議するというなら分からんでもありません。しかし、結果が気に食わないから反故にしろというのは民主主義を根底から否定するものです。こんなのが旗振り役として民主主義を推し進めてきたのかと思うと、色々と考えさせられるものがあります。あくまで、一部住人の話で、扇動してるのがどういった思想の持ち主なのかも見えてこないので、何とも言えないところもありますが。まあ日本の民主党政権が誕生した時とか、イギリスがユーロを離脱を決定した時みたいに、どう考えても血迷ったとしか言えない結果が出るのが選挙というものですからね。ポピュリズムと言えばそれまでですが、だったら首脳が後継者を指名するシステムがいいかと言われると、それはそれで問題が多い訳でして。結局、とっとと民主主義より高度な枠組みを作らない限り、現状を受け入れるしかないのですよ。
(・ω・) 思想、哲学的に行き詰まっている感があるのに、可能かどうかは知ったこっちゃない
【ノーガード戦法というより捻じ曲げようがない】
岬:何でも、北の大大名が病で倒れたそうですね。
綾:裏は取れていませんわ。
何がしかの策の可能性もありますので、鵜呑みには出来ませんの。
岬:そうい言えば、私のぐうたらっぷりって、どう伝わってるんですかね。
深読みして、うつけものの皮を被ってるって思われたりしてませんか。
綾:調査した範囲で言うなら、私でもっている国だとされているようですわね。
岬:事実が事実のまま伝播するっていうのも、
諜報的な意味で大丈夫なのかって感じもしますねぇ。
【有り合わせの食材で調理するのも腕の内】
結:それならば!
舞:我ら、お喋り大好き三人衆が!
海:お望みのネタを諸国にばら撒いてしんぜよう。
綾:うちの情報戦担当ですわ。
岬:色々な使い道があるもんですねぇ。
綾:使えない人材などという言葉を吐くのは無能の言い訳ですわ。
己の器量のなさを触れ回っているようなものですの。
【それは過小評価なのか過大評価なのか】
空:ほう、流石は我が妹、いいことを言うな。
綾:その上で、無理に使わなくていい輩も居ますわ。
岬:実感が籠もってますねぇ。
綾:これを使いこなす程の器の持ち主なら、
とっとと独力で日ノ本を統一して泰平の世を築くべきですの。
岬:世界全部と言い出さない辺り、兄妹愛に満ち溢れてますよねぇ。
【粗を探して指摘するだけなら猫でも出来る】
岬:それにしても、この子達だと漏らしたらいけない話までしちゃいませんか。
舞:ふっ、我らを甘くみるなよ。
結:口を動かしている内に、どれが真実かさえ曖昧になり。
海:結果として、虚実入り乱れた理想的な撹乱となるのだ。
岬:これはこれで、凄い問題を感じるんですが。
綾:とはいえ、それを改善する為に頭や身体を動かすつもりはありませんわよね。
岬:ええ、まあ。
綾女ってもしかして、トップよりも調整役の方が向いてるんじゃないかと、初期からは想像も付かない感じになってるような気もします。