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 来月7月は、選挙の月と相成りました。まず7月10日は参議院選挙の投票日です。選挙権が18歳に引き下げられて初めての大きな選挙ということで、240万の浮動票がどう動くかが注目されているようです。彼らを含めて、何を争点とすべきかは国民一人一人が勝手に決めろというのが私の主義ですが、個人的にはアレですかね。せめて、政党の体を成しているところに投票しようかなと思います。要は、再編の為の淘汰選挙です。これだけで、片手で数えられるくらいに絞れそうなのが、あまりに残念なところだと思います。
 そして7月31日は、誰が受かるのかはおろか、誰が出るのかすら想像が付かない東京都知事選です。舛添氏はアレですね。もっとうまい撤収方法もあったのに、国民、マスコミ、政党と、全方位挑発するという離れ業をやってのけたのですから、再起の道を絶たれた上での辞職はやむなしといったところでしょう。彼の人生は、自民党参議院議員時代に、『総理にしたい人物』ナンバーワンになってしまった時に狂ってしまったのです。アレで俺に風が吹いていると勘違いして新党改革を作って、これといった実績も残さないまま、本命不在の都知事選でなんとなく当選してしまっただけの男なのです。そういやあのアンケート、どこの誰が調査したものでしたっけ。調べてみると、時事通信社の世論調査ですね。民主党が政権に居た時代なので、俺にもワンチャンあると勘違いしてしまうのは人の性としては理解できます。ですがやっぱり、自分の器は正確に見極めないと悲惨なことになるという典型例だと思う次第です。

(・ω・) 逆に、こんなふわっとした調査、何の参考にもならんとよく分かる事例でもある

【ハンバーガーにハマるお嬢様状態だったのか】
則:ほむ。どちらも、ぱっとせん出来栄えじゃのぉ。
黒:なにを言う! この白龍が足を使って集めた食材の輝きが分からぬのか!
黄:この方は元皇帝様だから、そういうのはむしろ日常だったんだよぉ。
則:所詮、個人で収集できるものなど、たかが知れてるわいな。
黄:そして美食を極めすぎて、逆に庶民の食べ物が珍味になるという状態なんだから、
 あんま変に揺り動かさないで欲しい次第なんだよぉ。


【石器じゃ切り分けが限界だと思うんだ】
則:こちらも、素材の味を活かしていると言えば聞こえはよいが、
 技巧足らずの言い訳に過ぎんの。
白:それ以外の調理法を知らないからしょうがないよね。
黄:煮るとか焼くとかしてるだけで、随分な進歩なんだよぉ。
白:あ、逆にイノシシの活造りとか出したら珍しがってくれた?
黄:何か原始的料理の代表格みたいに言ってるけど、
 それだけ優秀な刃物はかなり高度で、少なくても丸焼きよりは後の時代のものなんだよぉ。


【常識人に見せかけてるけど狂人じゃないと務まらないよね】
青:これは一体、何の騒ぎですか。
玄:流石は青龍さんです。
  どう考えても収集が付きそうもないところに颯爽と現れてくれる素敵な方です。
朱:困った時は青龍さん、は既に故事の域ですよね~。
白:いやー、こんな立派な上司を持って、私達は幸せだなー。
青:この手前勝手な部下達を抱えて明日も頑張らないといけない現実に、
 目眩を覚えることが無い訳でもないのですがね。


【温情人事で潰れた国は幾らでもあるから仕方ない】
青:美食対決で勝ったら職責返上?
  その様な話、認めると思っているのですか。
黄:まあそうだよねと、誰もが分かっていた結論を突き付けやがったんだよぉ。
黒:青龍、貴様! かつての同僚に、その様な仕打ちをして楽しいのか!
青:では伺いますが、貴方に五千年の空白を埋め、
 現代社会に対応できる程の才量があるのですか。
黒:ウヌヌ。
黄:流石、青龍さんは頼りになるなぁと感心してしまったけど、
 同時にこっちの再就職もドンドン難しくなってる現実を突き付けられたんだよぉ。

 という訳で、言うほど対決してなかったグルメ勝負は、これにて終わりです。このメンバーでまともなものになる訳がないというのは分かりきったことなので、逆に想定内ということで、問題無いはずです
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 最近、LGBTという言葉が話題となっています。レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシャル(両性愛者)、トランスジェンダー(心身の性の不一致)の頭文字を取ったもので、性的少数者を総称して使われる言葉なのだそうです。差別をなくして欲しいという皆さんのシンボルとなっているのはレインボーフラッグと呼ばれる、文字通り多色の旗です。それぞれの色に何か意味が籠められてると思いきや、多様性を認めて欲しいというだけなのだとか。ちょっと肩透かしを食らいました。
 さて、不勉強な私が今一つ分かってないことなのですが、何が達成されれば、差別されてないということになるのでしょうか。例えば、就職で不利益になるのは、差別と言えるでしょう。しかし、民間の場合、採用するかどうかは企業側の自由なので、どうしようもありません。公務員であれば問題でしょうが、採用されたとしても、上司が疎んじれば出世は望めません。結局は、個人個人の意識が改められないと、枠組だけ整えても大した意味は無いでしょう。結婚を認めて欲しいという問題もありますが、あれも究極的に言えば只のシステムですしね。差別問題を云々するなら、結婚そのものを無くしてしまえばいいんじゃないかとは、以前にも触れましたが。
 他にも思ったことなのですが、この四つだけ差別するなと言うのも、少し偏ってる感があります。一夫多妻制や多夫一婦制なんかも、一つの愛の形なんですから、認めるべきだと主張すべきな気がします。それを言い出したら、猫や二次元と結婚させろと言い出す方々が出るので、キリがなくなりますが。これからの世の中は、どうも個が好き勝手をやって、社会的には混沌としていくっぽいので、この際、なんでも認めていけばいいんじゃないかとも思いますが。そこまでいくと、数百年後には揺り戻しでガチガチの規制社会が生まれるんじゃないかって気がしますが、私は多分死んでるので、どうでもいいってことにしておきます。

(・ω・) 次代のことは次代にぶん投げるのが、正しい前世代のあり方だ

【金庫番の背信は雇った方の見る目の問題だという考え方】
朱:ところで、お料理対決はいいですけど、審査員は誰がするんですか~?
白:ま、消去法的に黄龍しか居ないでしょ。
黒:バカを言え。俺らを嫌っているそいつが、正当な評価を下せるものか。
黄:自覚があるんなら、そもそもうちでケンカ売るのをやめればいいんだよぉ。
セ:アハハ。この子達の職場に赴いたら麒麟殿に会わなくてはいけないですか。
黄:そういやこいつ、麒麟に仕えてた頃に金をちょろまかした、
 しょうもない過去があったんだよぉ。


【自国領が荒らされないくらいしか思い付かないな】
則:そなたら、誰か忘れてはいないかえ。
黄:これはこれで、人選としてはどうなんだよぉ。
朱:公平な判断はしてくれそうですけど、どっちも論外とか言い出しそうですよね~。
白:ま、そん時は引き分けで、チャンピオン側が防衛扱いになるからいいんじゃないの。
黒:なんだか、一方的に不利な戦場が構築されつつないか。
黄:敵地で戦うメリットなんてあんまし無いという、
 数千年以上に渡って実践された基本に今更気付くというのも、本格的にどうなんだよぉ。


【ノーガード殺法は世界最強だと人は言う】
玄:あのー。実は私、調理というものがあまり出来ないのですが。
朱:今の発言、『実は』の部分、必要でしたか~?
黄:本人が隠してるつもりになっていることは、触れないであげるのが作法なんだよぉ。
白:思い出した!
  妹の真武は色んなソフト入ってて、雑務どころか、家事も万能なんだっけ。
黄:まあ、あそこまでいくと逆に心には突き刺さらないということにしておけば、
 見てるこっちも痛々しさを感じなくて済むんだよぉ。


【戦力外なりに役に立とうとしてるとも言えるけど】
玄:冷凍食品とか、食べさせたことありますか?
  昨今の技術って凄いですし、意外に騙せると思うんですよ。
黄:たしかに、残念主婦より美味しいのは間違いないけど、なんだよぉ。
朱:黄龍さんが味を知ってるってことはダメですね~。
玄:でしたら、デリバリーサービスを活用してですね――。
黄:こうまでして妹を頼らないのは潔いのか、単に意地になってるだけなのか、
 いずれにしても自力で何とかしようという気概が無いのが残念過ぎるんだよぉ。

 一家に一台、青龍か真武かという、堕落した話になってしまいます。そういやこの世界、能力が高いのほど、口が悪い気がしたのですが、全体的に酷いのでそうでもないと気付きました。

 弓道警察というものがあります。アニメやゲームなどで、弓道を嗜むキャラクターが出た時、主として作画の粗を探して指摘する個人、或いは団体のことを指します。この単語自体は割と最近のもので、色々と騒動を起こしたものらしいので封印しようとする向きもあるようです。が、弓道経験者が首を傾げる感じなのは、私の知る限り昔からあります。野球もので、ピッチャーが投げてからホームベースに届くまでに解説役が問答したり、サッカーものでボールが物理的におかしい挙動をしたりと、他スポーツならば流されるのですが、何故だか弓道はよく話題に上がります。その理由を私なりに考えてみるに、型を重視する武道であること、静止画で溜められるので粗が目立ちやすいこと、そもそも正しい描写をする為には人体構造を把握した上で弓道をそれなりに理解し更に漫画的なデフォルメを施さないといけないと、さりげに難易度が異常に高いことなどがあげられるかと思われます。しかしまあ、根本の問題として、何で弓道を作中に出すのかと言われれば、合法的に袴姿の女の子を描写できるからというのが大半でしょう。柚葉が弓道部になったのもそれですし。道としての弓道をキチンと追求する作品ならともかく、アクセントとしてならそんな目くじらを立てる必要もないんじゃないですかね。弓道警察という言葉自体、そういった層を揶揄する目的で作られたという話も聞きますから、何とも言えない部分がありますが。

(・ω・) 短いながらも語呂がよく、意味が分かりやすいから嫌いではないんだけどね

【何事も報連相って大事だよね】
赤:けけか。
朱:み、見事な包丁さばきを披露してますよ~。
黄:本当、コミュニケーション以外は、そつなくこなすんだよぉ。
赤:くかか。
黄:それはそれとして、あの十玉分のキャベツの千切りを何に使うのか、
 聞いたところで朱雀以外に理解できないのが恐ろしい話なんだよぉ。


【悪魔の証明の域に達している理不尽】
朱:勢いに任せてやっただけで、特に深い考えはないそうです~。
赤:かかこ。
黄:ひっでー話もあったものなんだよぉ。
赤:くくか。
朱:『このキャベツに関しては、
 スタッフという名の黒龍が美味しく頂くから安心してくれ』だそうです~。
黒:なんだと!?
黄:この場合、朱雀が発言を捻じ曲げてる可能性も考えられなくはないんだけど、
 仲間として責任を取るのは当然だから、しょうがないかなって感じなんだよぉ。


【なんだその最新鋭掃除機みたいな触れ込みは】
黒:うっぷ、戦う前から、腹が膨れてしまった。
白:これで大分、勝算上がってない?
黄:あまりのしょうもない展開に、無かったことにしたいんだよぉ。
玄:敵の弱みに付け込むのは、兵法の基本です。ここは一気呵成に畳み掛けましょう。
朱:つまり、対決内容を大食いものにすればいいんですね~。
黄:龍族の消化力舐めんなと言いたくなったけど、
 一気に飲み込んでじっくり吸収するのが得意なだけで、
 吸引力が最後まで落ちない白虎を相手に勝てる気がしないんだよぉ。


【過食が道楽のローマ貴族にも言ってやれ】
赤:かくか。
朱:『飯を食べた量で競うとはなんという不道徳だ。
 美味しく頂ける範囲が適量だ』だそうです~。
黄:こんなやつに、まともな意見を言われるとは思わなかったんだよぉ。
白:どんだけ食べても美味しさが変わらないうちの一家は、倫理観抜群ってことだね。
黄:それはそれで何かが間違ってる気がするけど、
 世の中に絶対的な正義がないことを鑑みれば、一つの正解なのやも知れないんだよぉ。

 そういえば、黄龍ちゃんに登場するキャラの殆どは一人称が私なのですが、黒龍だけは数少ない、ってか、多分唯一の俺です。男が少ないから、致し方なしといった感もありますよね。

 何の業界であっても、キャッチコピーというものは、ツボにハマれば絶大な効果を示します。せいぜいが十数文字の熟語や短文ですが、お、と思わせて目を引かせれば大体、勝ちです。その僅かな言葉を考えて生計を立てているコピーライターなんて人種もいることからも、どれほどの価値があるか推し量れるというものでしょう。ちなみに黄龍ちゃんの非公式キャッチコピーは、『大人の為の現代童話』です。もっとよさ気なものが湧いたらこっそり差し替えるので、あくまで非公式です。
 選挙界隈においても、この手の文言は威力を発揮します。オバマ氏が最初に当選した際の、『Yes, we can』辺りが記憶に新しいところでしょうか。結局、何が出来たのかよく分からない感もありますが、そこはそれとしまして。次期参議院選も、各党が色々と出してくるのでしょう。そんな中、民進党のキャッチコピーが発表されました。ずばり、『まず、2/3をとらせないこと。』だそうです。
 ……ん?
 とりあえず、なんじゃこりゃと思わせるという意味では、一種の成功と言っていいのでしょうか。つまり、自公、並びに協議に応じる可能性があるおおさか維新など以外で1/3を確保し、改憲を阻止しようという目標設定です。逆に言えば、それ以外はどうでもいいという宣言に等しいと思うのですが、どうなんですかね。まあ、護憲か改憲かの是非はともかくとして、その後どうするのかという構想を護憲派の面々から聞いた記憶もないですし、酷いものだなぁとしか言えません。この文言を、誰が発案して、どのような会議を経て決定に至ったのかを想像しても、全くイメージが湧かないんですよね。いや、これで投票しようなんて思う層は、元々、改憲系の政党に入れようなんて思わないじゃないですか。むしろ、改憲思想だけど与党の政策には全体的に不満のある有権者をバッサリ切り捨てる感すらあります。何よりも、一つとしてセンスや面白さを感じない辺りに、残念さ加減が滲み出ています。

(・ω・) 尚、岡田代表はこの数値に達しなくても、負けではないと主張している模様

【動物だって大体のことは脳に収まってる】
黒:今回の勝負はグルメ対決だ。
玄:この話の脈絡が全く繋がっていない感じは、問題ないのでしょうか。
黄:胸に手を当てて、自身の行動を思い起こしてみやがれなんだよぉ。
玄:申し訳ありませんが、私の記憶回路は非常時を想定して各所に分散してある為、
 胸部からのみでは必要な情報を取り出せないかと。
黄:ものの例えにここまで真面目な返答をされるとは思っていなかったから、
 どう転がしたものか悩みかけてしまったんだよぉ。


【結局は審査員の好みに合わせるという接待展開に】
黄:それにしても、なんつう卑怯な奴らなんだよぉ。
朱:どういうことですか~?
黄:こっちは、味にうるさいようでいて、結局は量があれば満足するのと――。
白:うにゃ?
黄:そもそも、食事というものに全く縁が無いのに加えて――。
玄:はぁ。
黄:筋金入りのお子様舌と、食道楽とは無縁なラインナップなんだよぉ。
朱:そもそも、御飯なんて本人が満足ならそれで充分なのに、
 勝負しようっていう発想が分かりませんよね~。


【会社には更なる高みが居るんだよ】
セ:ち・な・み・に、このセバスチャン、家中を取り仕切る執事という立場ですが、
 調理は専門家に任せればいいと考え、ほとんど修めておりません。
黄:溜めた末に出てきた言葉がそれというのも、どうなんだよぉ。
朱:執事は何でもできるというのは、偏見ですよね~。
セ:逆に、その様に万能の人材が居るとすれば、
 何故独立しないのかと問い質したいくらいです。
黄:そこはまあ、忠誠心の塊みたいな解釈もできない訳でも無いけど、
 本業の腹心として活用した方が、絶対に有用ではあるんだよぉ。


【女性陣の女子力はどうなってるんだというアンタッチャブル】
セ:家庭内の庶務など、数に任せればどうとでもこなせますからね。
  青龍殿に担当させるのが如何に国益を損ねているかを想像頂ければ分かりやすいかと。
朱:ですけど、お嫁さんにしたいランキング、ダントツのトップらしいですよ~。
白:あの口うるささと、なんやかんや言って面倒見がいい部分は、
 良質のオカンになれる素質だし、しょうがないよね。
黄:全てに於いて間違ってると、敢えて修正する気が起きないから困ったものなんだよぉ。

 グルメバトルという展開はよくありますが、明らかな差が生じる展開にしないと、結局は審査員の好みじゃないかと一蹴されてしまう難点があります。まあ、そこに説得力を持たせるのが脚本の腕の見せどころという感もありますが、中々難しいですよね。

 参議院選が近付いてきて、各党、各勢力の思惑が入り混じった情報戦が繰り広げられています。しかし、何処かで触れたことがあるような気がしますが、どの候補に投票するかなど、普段の政治活動を見て判断すべきものな訳で。学生時代の一夜漬けや、納期直前の強行軍に類する、伝統芸能のようなものでしょう。実際問題、大勢は日取りが決まった時点で概ね決まっていて、予想が付かない選挙区くらいしか活動の意味はなさげですし。いっぺん、協定を結んで、選挙期間中の運動を自粛したらどうなるか実験して欲しい感はあります。自分達のことしか考えてない先生方ですから、しょうもない抜け駆けをするんでしょうけど、それに効果があるのかどうか、いいデータが取れそうです。選挙カーでの連呼が、むしろ嫌悪感を誘発するなんて昔から言われていますし、どうなりますやら。ま、現都知事が何となくぼんやりとしたインテリのイメージだけで勝っちゃうような選挙業界ですから、悪名は無名に勝るという、悲しい現実を突きつけられるだけかも知れませんけど。あの全国的な嫌われ者、小沢一郎氏ですら、地元の熱い信任だけで生き残ってるんですから、中々に興味深いものがあります。前々からちょっと思ってるんですが、マイナス票も導入するってのはどうですかね。プラス票に一人、マイナス票にも一人書いて、プラス×2からマイナスを引いた差分がポイントになるみたいな。こうすれば、単に知名度が高いだけの候補が有利になるとも言えず、芸能人や元スポーツ選手を擁立するメリットがなくなると思うのですよ。

(・ω・) 市議会選とか、足の引っ張り合いに加速が掛かりそうだな!

【言葉が通じるのに孤立するのは別の意味で怖い】
赤:かかか。
朱:そうですか~。最近は業界も景気が悪いんですね~。
黄:いつものことながら、何であれで会話が成立するんだよぉ。
赤:けかか。
朱:ふにふに~。
黄:そしてさらっと朱雀語に移行されると、話の方向性すら推定ができなくなって、
 海外の僻地に放り込まれたかのような恐怖感が募ってくるんだよぉ。


【歴史を変えるって案外そんなものだぞ】
白:宇宙ってさ、ちょっと前まで真空には何も無いって言われたけど、
 実は色々な粒子が満ちてるって分かってきたじゃん。
黄:いきなり、なんなんだよぉ。
白:いや、知覚できる範囲のみが世界の全てだと考えれば、
 朱雀達のコミュニケーションも、その内、日常になるのかなって。
黄:たしかに電話や飛行機みたいに革新的な発明は価値観を一新させてきたけど、
 こいつらのそれが、何かどうなる気が全くしないんだよぉ。


【ぞんざいに扱っていいランキング上位に位置する男】
黒:それでは本題に移らせて貰おうか。
  見たところ、果たし状は読んでもらえたようだな。
朱:思ったんですけど、これで読んでないって主張したらどうなるんですか~?
白:裁判所の通達みたいに、無視したら無条件で敗訴的な感じじゃないの。
玄:ですが果たし状って私信ですよね。
  大量に送りつけて一つでも対応できなかったら負けというのも理不尽な感はあります。
黄:そろそろ黒龍が不憫に思えてきた気がしたけど、
 錯覚だという確信を得たし、放っておくことにするんだよぉ。


【黄龍は御意見番だから許されてると主張】
黒:ええい。四の五の言わず、我らが勝ったら守護職を明け渡して貰うぞ。
白:こっちに受ける理由が無いって、言っちゃダメな流れ?
朱:肩書は差し上げますから、収入はこっちに寄越せというのはどうでしょうか~。
玄:成程、互いにいいことづくめの、まさにウィンウィンの提案ですね。
黄:幾らこのオッサン共が実質的に無職と言っても、
 タダ働きで返り咲こうとかは、流石に思わないんだよぉ。

 どうして五龍が廃れ、四神が主流になったのか。何度か触れたことあるような気がしますが、やっぱり龍が五匹はキャラ被りすぎってことなんでしょうねぇ。その後に黄龍がクビになったのも、やむを得ない話の気がしてきました。


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