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2018

0608

 ガラクタという言葉があります。一般には、役に立たないものを意味します。ゴミといった言い回しもありますが、原型は留めているものの、時代遅れであったり、大事な部品が損傷しているなどして、機能が充分でないものを特にそう呼びます。ちなみに、漢字では我楽多、瓦落多などと書くのだそうですが、これは当て字のようです。語源としては、ガラガラと音を立てる朽ち果てたもの、から変化したとかなんとか。或いは、芥の方とも言われていますが、いずれにしても、くた、には使えないものという語意が含まれているようです。今後は仕事の出来ない人を罵る時に、くた、くた、と言うことで教養の違いを見せ付けましょう。ちょっと頭がおかしいんじゃないかと思われる副作用もありそうですが、しょうがないことと受け入れるしかありません。

(・ω・) 悪口って相手の程度に合わせないと効果がない不可思議なものだよね

【表現するならば臆病者の言い訳辺りが妥当だと思う】
月:好きな言葉は、義を見てせざるは勇なきなり、だ。
朱:これほどに、信用に値しない発言があっていいものでしょうか~。
月:同じくらい、触らぬ神に祟りなしも大好きである。
黄:相反してる気がしてならないんだよぉ。
月:悪行を目の当たりにしながら敢えて行動には移さない。
  つまり己に勇気がないと自覚する訳だが、これも一種の勇気と言えるだろ。
朱:人格的なランクで言えば、急降下してる気がしますけどね~。


【百倍くらいまでなら誤差範囲という考え方もある】
月:とはいえ、何もしないというのもアレだから、
 日本神話がやらかしてきたことを記して後世に残そうと思う。
黄:ひでぇ閻魔帳もあったものなんだよぉ。
朱:月読さんの偏った見解に満ちてそうですよね~。
月:姉さん絡みに関しては、ちょっぴり増量してることは否定しない。
黄:その、ちょっぴりとやらの解釈が、
 こちら側とは掛け離れてるんだろうなとは思うんだよぉ。


【倫理的にはともかく法律的には物品だものね】
亜:定期メンテナンスと称して、玄武に新しいネタを仕込みたい。
黄:科学者に自由な研究をさせるのが開かれた社会と言うけれど、
 飼い慣らすことも必要な気はしてるんだよぉ。
朱:こっちにも飛び火する確率が高いですからね~。
玄:被害が私だけで完結するなら問題ないみたいな言い回しですよね。
黄:現実的な話として、玄武を生み出したのは先代なんだから、
 生殺与奪を握っててもしょうがないのかなとは思ってるんだよぉ。


【師匠である月読を踏襲しているのやも知れない】
亜:そんな大したことはしないよ。
  鳩時計みたいに時報機能とか付けたら面白くないかな。
黄:娘が唐突にくるっぽぉとか言うのを容認できるのもどうなんだよぉ。
玄:クールな私のイメージが損なわれますよね。
黄:自分を知らないって恐ろしいんだよぉ。
亜:むしろ分かった上で、道化を気取ってるようにも見えるけどね。

 義を見てせざるは勇なきなりは論語が出展らしいです。チンピラが横暴なふるまいをしてた時に止めに入るのが分かり易いでしょうが、やっぱ大半の人は見て見ぬ振りをするんだろうなと思います。
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2018

0606

 徳という、概念というか物の考え方があります。日本では儒教や仏教といった東洋的な思想の影響を多分に受けて成立しています。ざっくばらんに言えば、善行を積み重ねることで得られる高潔な人格、といったところでしょうか。なにをもって良いこととするかは、時代や地域に依ってマチマチではありますが、他人に迷惑を掛けない、困っている人には手を差し伸べる辺りは共通しているんじゃないかと思います。見方を変えれば秩序を守る為の方便とも言えますが、昔は生産性も低かったので合理性があるとも言えます。人間心理としては、日頃お世話になってる人をいざという時に助けたいと思うのは普通のことなので、あながち宗教じみたものと言い切れない面もあります。問題は、見返りを期待しての行動は容易く見透かされるので、自然体で行うか、悟られない程の演技力が必要な点ですが。どちらにせよ難易度は高いので、徳を積むという教えが廃れないのも必然なのかも知れませんね。

(・ω・) 意識して善人の皮を被るって、ストレスとんでもなさそうだな

【宗教関係者の既得権益を考えれば擁護せざるを得ない】
玄:航空機の免許を取得しようと考えているのですが。
黄:ロボが何か言ってるんだよぉ。
朱:背中にジェット推進装置を付ければいいじゃないですか~。
玄:どう考えても航空法に引っ掛かりそうなのですが、大丈夫ですかね。
黄:そもそも、自我を持った人工知能は、
 国際的な倫理基準としてはグレーなんだよぉ。
朱:人間の模倣は神への挑戦ですから、しょうがないですよね~。


【バーチャルも極まれば脳に直接しかなくなるからな】
朱:玄武さんなら遠隔操作で制御システムを乗っ取ることも可能ですよね~。
玄:ですが、それを操縦していると言えるのでしょうか。
黄:風を切って走りたいとか言い出すバイク乗りくらい面倒なんだよぉ。
玄:こういったものは、自分の手で動かしてこそでしょう。
黄:電子回路の中枢から命令を下して動かしてるのは一緒な気がするけど、
 それを言い出すと生き物も境界線が分からなくなってくるんだよぉ。


【冬場のぬくぬくさ加減と相殺してるんだからいいじゃないか】
猫:うまーお。
朱:『毛玉にとって、つれー季節がやってきたな』と言ってますね~。
黄:そりゃ、そんだけ毛むくじゃらなら、夏を乗り切るのは一大事業なんだよぉ。
朱:サマーカットというやつに挑戦すべきなんですかね~。
黄:ハゲ猫になる未来しか見えないんだよぉ。
猫:なーご。
朱:『大体、てめーの体温が高いせいで並の猫より苦労してんだよ』
 と言われてしまいました~。


【ただでさえ色が薄い動物は日光に弱いというのに】
白:いやいやいや。動物の体毛は紫外線を防いだり、断熱材の効果があったりするから、
 安直に短くしちゃダメなんだって。
黄:砂漠の民が薄手の布で全身を覆ってるのと同じ理屈みたいなんだよぉ。
朱:野生のプロの御意見は違いますね~。
白:昔、ショートにしたら涼しいかなぁってやってみたら、痛い目見たからね。
朱:野生があんまり関係ない、単なる実体験でした~。

 年に四度のオムニバスです。これが終わると残りは最終回だけという事実がある訳ですが、深く考えてもどうなるもんでもないので、軽く流そうと思います。

2018

0603

 ドル箱という言葉があります。辞書的には金銭をしまう箱、つまりは金庫のことが第一に来ます。次が、組織にとって大きな収入源である人物やコンテンツです。芸能事務所の稼ぎ頭や、出版社のヒット作品などが該当します。個人的には、こちらの意味合いの方をよく耳にする気がします。語源としては、明治に入った頃に千両箱を外貨に対応させた結果生まれたのだとか。そして外国人を相手に儲けた事実から転じて、金になるもの、的な語意を得たのだそうです。つまり開国を迫った相手がイギリスだったらポンド箱、フランスだったらフラン箱になった可能性もあるのでしょうか。その場合の近代史への影響がそんなもんで済むはずも無いので割とどうでもいい話ではあるのですが。歴史のifを論ずるにはとてつもない情報量が必要で、そしてそれを正確に処理するのは人類にはほぼ不可能という辺りに、世界が纏まらない理由を感じ入らんでもありません。

(・ω・) 応仁の乱が起きない世界線の日本史は、マジでどうなるんだろう

【アンティークと中古品の境界線は曖昧的な】
月:ってか、黄龍はいつからここに住んでるんだ。
朱:少なくても千年は居住していないと、この混沌っぷりはありえませんよね~。
黄:正直、よく憶えてないんだよぉ。
朱:もしかして、この家自体が一番の文化財な可能性は無いですかね~。
月:その話をしたら黄龍自体、世界で只一匹の稀少な龍なんだが、
 保護しようとか、崇め奉ろうという動きが特に無いな。


【どの文化圏に属するか不明で新種の文明扱いになりそう】
黄:何十年かごとに、業者を呼んでリフォームしてるんだよぉ。
月:ってことは、もう原型は留めてねーな。
朱:どうしてその時に不用品を捨てようって話にならなかったんですかね~。
黄:取捨選択が面倒だから、表に出しておいて元に戻したんだよぉ。
朱:それはそれで大変そうですけど~。
月:もう、蔵でも建てて後生大事に取っておいて、
 十万年後くらいの人類を混乱させればいいんじゃないかな。


【その後の迷惑についてなどは敢えて考慮しない】
朱:色々と売れた気がしますが、大して減ってませんね~。
月:予告通り、私は飽きたからもう働かん。
黄:今後も断続的に続ければ、
 百年後くらいには片付くんじゃないかと思うんだよぉ。
朱:増えるペースの方が早いパターンですね~。
月:コレクター的には、自分が死んだ後のことなど考えず集めまくり、
 押し潰されて絶命するのが本望なのだ。


【無ければ無いで物足りない焼売のグリンピースくらいの価値はありそう】
黄:とりあえずこの臨時収入で美味いもんでも食べるんだよぉ。
則:南国の果実を忘れるでないぞ。
朱:今まで何処に居たんですかね~。
月:始まると同時に避難してたんだろうな。
黄:日常的な光景なんだよぉ。
月:もしや一番処理に困ってるのは、と言おうかと思ったけど、
 お前も似たようなものと返されるのがオチだからやめておくことにした。

 要らないものを捨てるって、出来る人と出来ない人の差が激しいそうですが、つまりは才能ってことなんですかね。断捨離という言葉も一部で流行っていますが、捨てることが目的になったりもするようで難しい部分があります。

2018

0601

 緊箍児と呼ばれるものがあります。きんこじ、と読みます。中国四大奇書で知られる西遊記の主人公、孫悟空が頭に嵌めているリングのことです。物語中、三蔵法師の弟子となる孫悟空ですが暴れ者の本質は治らず、まるで言うことを聞かなかった為、観世音菩薩がこれを身に着けさせろと与えてくれました。そして孫悟空が悪さをしでかした際、三蔵法師が呪文を唱えることで強烈な締め付けが起こり大人しくさせるというシステムです。伸縮自在の如意棒や、実は天竺までもひとっ飛びで行ける筋斗雲と比べて地味な感じは否めないところがありますが、孫悟空というキャラクターを構築する上で欠かせない存在です。この手のアイテムは現代に至るまで様々なバリエーションで登場します。破天荒な性格の方が活き活きと描けるものの、話を制御する上で無秩序でありすぎると困る為に生まれた緩衝材なのでしょう。逆に、ストーリー風ギャグ作品ならまとめる必要は無いなと居直ってるものも多々あるような気がしてきましたが、それはそれで一つのジャンルなのでいいとしておきましょう。

(・ω・) そこら辺の兼ね合いは、永遠の課題とも言える

【貧しい国庫から苦労して手に入れたとか妄想すると泣けるな】
月:これは初期型の大砲か。
朱:黄龍さんが鉄球を投げた方が強いのに、どうして持ってるんですかね~。
月:そういう問題だろうか。
黄:面白そうな発明だったから、ドサクサに紛れて一つちょろまかしたんだよぉ。
月:思ったより酷い経歴だった。
朱:そのせいで国が滅んだ可能性を想像すると、考えさせられますね~。


【思想書ではなく兵法書であった可能性を鑑みてみる】
黄:折角掘り起こしたんだから、記念にぶっ放してみるんだよぉ。
月:こいつ、自由だな。
黄:月読にだけは言われたくないんだよぉ。
朱:五十歩百歩は、孟子の故事でしたっけ~。
月:その後に『一万歩逃げるのであらば戦術的に活用する価値がある』、
 と続くことはあまり知られていない。
黄:そういう嘘八百を平然と吐ける辺りが、フリーダムの証左なんだよぉ。


【全ての行動が胡散臭くなるのも才能みたいなものだし】
月:こうして見ると、外国の書物もかなりの種類があるな。
朱:黄龍さんって何ヶ国語もいけるんですか~?
黄:神通力的なもので、意訳を導き出すだけなんだよぉ。
月:ズルいなぁ、一種の超越者。
朱:月読さんも能力的にそんな離れてないはずなのに、
 威厳が足りないせいで凄さを感じないのが現実ですからね~。


【深いこと言ってるようで拍車を掛けていないだろうか】
朱:その力を活かして、文化保存に注力するというのはどうでしょうか~。
黄:平たく言うと、面倒でやる気が湧かないんだよぉ。
月:時間が余ってるから掃除を始めた奴が、そんなエネルギーを使う訳が無いわな。
黄:正直、この大仕事を終えたら三ヶ月位家事の手を抜いてもいいと考えてるんだよぉ。
朱:完全に、ダメになってる方の思考回路ですね~。
月:生き甲斐は人を若く保つと言うが、
 何もしなくても若いままの我々は目標を持つのも億劫になるのやも知れぬなぁ。

 齢一万年は確実に超える黄龍にとって文字の発明とはどういうものなのでしょうか。古いことはよく憶えてない彼女にとっては、割とどうでもいい出来事なのかも知れませんけど。

2018

0530

 十戒、と呼ばれるものがあります。モーセが神の意思として授かったとされる十個の遵守すべきルールのことです。彼は海を割って民草を救ったことでも名を知られています。この十戒を大まかにまとめると、神を敬い、倫理的にまずいことはするなということになりそうです。両親を敬え、人殺し禁止、不貞行為禁止など、現代でも通用するものが並んでいます。こういった決まりごとを逆から見れば、守ってなかったのがそれなりに居たということなのでしょう。いつの世であろうと論理的に善悪を説くのは難題であり、宗教的な枠組みで秩序を守ろうとすることを文化学的に否定するのは短絡だと思う次第です。

(・ω・) 宗教同士がぶつかった際に生ずる歪みについては敢えて言及しない

【道化にだって適性とか格はあるのですよ】
月:この、一見すると何処にでもありそうな鯨の木彫りも、
 もしや著名な彫刻家の作品だったりするのか。
黄:単なる土産物なんだよぉ。
朱:まさに玉石混交ですね~。
月:やっぱ専門家を呼んで、私の代わりに醜態を晒して欲しい。
黄:バラエティ番組によくある構成だけど、
 月読以上に似合うのもそうは居ないから問題無いんだよぉ。


【もしや名義貸しってデメリットしか存在しないのでは】
朱:鑑定もので一時間特集を組めるくらいの素材はありますよね~。
月:テレビ局にネタを売っても買い叩かれるだけだろうし、
 ネット動画で小出しにしていく方が盛り上がりそうではある。
黄:やりたけりゃ勝手にすればいいけど、関与はしないんだよぉ。
月:そこをなんとか、総監修的な肩書を無理矢理受け取ってもらって、
 面倒事が起こった時に責任を取らせるポジションにねじ込みたい。


【卒業文集晒しは非人道的行為として違法にすべき】
月:黄龍の日記とか、人生の恥部的なものは転がってないだろうか。
黄:主旨が変わってきたんだよぉ。
月:家探しする時の王道だからな。
朱:ですけど逆に考えてみてください~。
  仮に見付かったとして、読み上げる方も恥ずかしいんじゃないですかね~。
月:たしかに、ポエム的なものが書き綴られてたら、相当にキツいものがある。


【迷走こそが創作の本質だという意見もあるぞ】
月:だが、清少納言も枕草子を他人に読ませる気は無かったと聞くし、
 文学的価値を評価される可能性が無いとは言い切れない。
黄:書き手が悦に入ってるのが透けて見える文章が痛々しいのはたしかなんだよぉ。
朱:何のジャンルにせよ、
 匂いを消しつつ意図するものを表現するのがプロの仕事ってことなんですね~。
黄:そしていつも通り、何の話か分からなくなる様式美にハマってるんだよぉ。

 アメリカでも鑑定番組はそれなりの人気があるようです。中国とか歴史的に色々あったせいで、当局が作らせてくれないような気がしてなりませんが、どうなんでしょうね。
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