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 年が明け、またしても黄龍ちゃんの新シリーズが開始してしまいます。とはいえ、年に一人と決めている新キャラを投入する以外、特に代わり映えしない連中なんですけどね。リアルタイムで年を取ってるくせに、長寿すぎて一年の感覚が私達と違うのか、あんまし変化と言えるものが感じられません。最初期黄龍から見たら枯れすぎだろ? ナンノコトでしょうか。
 それにしても、四神は有名だけど、その中心たるはずの黄龍ってマイナーすぎだろという、ちょっとした雑学的なものから始まったのが2005年の話で、思えば遠くに来たものです。実は一期で一回完結してて、辞めるつもりだったのもいい思い出です。そうなると月読すら居ない勘定になります。そのくせ、朱雀の飼い猫の白虎は出てるんですから、あいつはとんでもないやつなのかも知れません。しかし、一発ネタで名前が白虎になったせいで、未だにドラ猫だの粗大猫だのと呼ばれる訳ですから、計画性の大事さが分かります。書いてる奴の適当さ加減と、目先のことを重要視する話の構成上、矛盾を生じさせない方が無理というものですから、難しく考えてはいけません。そういやいつだったか、十五歳くらいになったら猫又として妖怪化させるかとか書いた記憶があるのですが、あと三年ですか。まあ、最近の飼い猫は二十年くらい生きるのが珍しくないようなので、延長してもいいですかね。猫又になったところで立ち位置は変わらない気もしてなりませんが。登場時は小さくてふわっふわの毛玉みたいな子猫だったらしいのに、今ではすっかりボスの風格漂う大物になってしまいました。あれ、ひょっとしてあいつが一番、作中で成長してるんでしょうか。実年齢は朱雀と同じなくせに随分と差がついたものです。

(・ω・) 何であのドラ猫の話がメインになってるのかは、私にも分からない

【野良猫国が民主主義なら初代大統領間違い無し】
白:大して美味しくない御飯を餌って表現するけどさ。
  犬や猫が、どれだけ目を輝かせてがっついてるか、見たことないのかな。
猫:うまーお。
朱:『餌ってのは生命維持の為のものであって、
 文化である食事とは別物に決まってんだろ』だそうですよ~。
黄:こいつ、さらっと自分が文化を享受するに足ると自負しやがったけど、
 人望と言うか、猫望を考えたら、朱雀よりはよっぽどかも知れないんだよぉ。


【好意的に解釈すれば究極のギブアンドテイク】
白:たしかに人類史で見たら、
 美味しいもの、好きなものを選んで食べられるって、極一部の話かもね。
猫:うなーご。
朱:『その点、俺様は配下共が絶え間なく貢物を運んでくるからな』だそうです~。
黄:この配下の中に朱雀が入ってることには、もう触れるのすら億劫だけど、
 猫飼いなんて、それを喜ぶ連中ばかりだから、収まり方も丸いんだよぉ。


【最強の悪魔は心の中に住んでいるみたいな】
マ:いっぺんくらい、『ウチの力は全盛期に比べたら半分もないで』、
 みたいなことゆうてみたいなー。
朱:悪魔さんの力って、人間の悪意で増強されるんじゃなかったですかね~。
黄:人類が増えて、ややこしい欲にまみれた現代こそ、むしろ全盛期なんだよぉ。
マ:ウチらの、地道な布教活動の結果ゆーて欲しいな。
黄:別に悪魔がどうこう頑張らなくても人は勝手に堕落していくと、
 長年の経験から性悪論者的なことを言っておくんだよぉ。


【所詮世の中は猿山のボス争いよ】
メ:天使の力は、割と本気で全盛期の半分くらい、かも。
黄:せつねー話を聞いてしまったんだよぉ。
朱:黄龍さんは年を取るだけで強くなるのに理不尽ですよね~。
黄:やかましいんだよぉ。
マ:このままいって悪魔と天使の勢力図が入れ替わったら、
 世の中どないなるんやろなぁ。
黄:案外、それはそれで安定するんじゃないかと、
 天使の存在意義を全否定してみるんだよぉ。

 私はどちらかと言うと性悪論者ですが、だからこそ規律や倫理が大事という荀子の教えにも従順です。まあ、それが難しいんだと言われると、反論のしようもないんですけどね。
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 世間的に、年賀状という文化というか、風習が廃れつつあるようです。発行枚数で調べてみると、ピークは意外にも二十一世紀初頭だったようです。そこから年々減り続け、2016年には六、七割に落ち込んでいます。というか、発行枚数は前年の売上をベースに決めるでしょうから、実際は更に深刻なのやも知れません。最近では会社の関係者でも出さない人が居るらしいので、もうちょっと世代交代が進んだら、現行の暑中見舞い並に消えゆくものになるのやも知れません。生存と近況の報告を兼ねた習わしでしたが、インターネットの発達により、絶対の必要性が無くなってきたのでしょう。それなりの予算を掛けなくても、ソーシャル的なツールを使えば済みますからね。私も、ブログが更新されてる間は、それなりに元気に生きていると思ってください。出来る限り、何となくで休むことはしない所存ですので。それにしても、最近は年賀状の懸賞で現金が貰えるようになったんですね。どうせ当たってないだろうと全くチェックしてませんでした。郵便局側も必死なんでしょうが、ま、この程度のことで下落に歯止めは掛からないでしょうね。風情はありますが、郵便局の謀略に踊らされるというのも気分が悪いという捻くれ者も多いのが、昨今の一部風潮ではありますから。

(・ω・) 同じアホなら踊らにゃソンソンという名言も、あるにはあるけどな

【ほぼ正解な辺り中々の観察眼と言える】
マ:ナース業にも、おもろいオチが必要や思うねん。
メ:患者さんは、そんなトリッキーなこと期待してないと思うよ。
玄:具体的に、どのような想定をしているか伺ってもいいでしょうか。
マ:せやなー。退院予定がドッキリいうんはどうやろか。
メ:限りなく最悪に近いことを、さらっと言ったよね。
玄:時たま、この先輩が悪魔の類なのではと、勘繰ることが無い訳でもありません。


【かくも医者と信頼関係を結ぶのは難しい】
マ:上げて落とすんは、基本なんやけどなー。
玄:お笑いの定石を病院に持ち込む必要は無いということだけは理解しました。
マ:逆に、突き落としてから上げればええんやろか。
メ:実践すると、どうなるの?
マ:どないにもならん病気や思たけど、実は胃潰瘍やったでみたいな。
メ:それ、絶対に気遣って言ってるだけって、信用して貰えないよね。


【期待する相手を絶望的なまでに間違ってる】
則:そう難しく考えることでもあるまい。
  医術の現場など、全てが先の見えぬ峡谷のようなものじゃ。
マ:せやったな。所詮、台本で出来た世界と一緒にしたらあかんかったわ。
メ:この人達、まさかアドリブだけで仕事やってるの。
玄:物凄く好意的に表現すれば、天才肌と言えなくもありませんが。
メ:今後の為の情報を蓄積できないっていうのは、割と致命的だと思う。


【仕込みが壮大過ぎて誰もついていけない】
マ:閃いたで。実はこの病院、医師もナースも免許持ってへんちゅうんはどうや。
メ:どんでん返し過ぎて、コメントに困るね。
玄:それを面白いととれるかどうかは疑問が残りますが、
 少なくても患者さんの度肝は抜けますね。
メ:もはや、目的と手段が完全にごちゃ混ぜになってるかも。
マ:人が生きる世界っちゅうんは、往々にしてそんなもんやで。

 さて、これで番外編は終了。次回からは黄龍ちゃん12期が始まります。相変わらずノープラン気味ですが、例年通り何とかなると信じましょう。

 2016年も、間もなく終わりを告げようとしています。今年も、色々あったような、そうでもないような。むしろ序盤に飛ばしすぎたせいで、後半がインパクト不足な感もあります。尻切れトンボでも、導入で食いつかせないと見向きもされないのが昨今の創作業界なので間違いでは無いのでしょうが。それでも、最後の方にぶち込んできたトランプ氏の大統領選勝利は、相当の衝撃でした。極端から極端に走る傾向があるのが選挙とはいえ、あれほどのイロモノが最後まで生き残るのは、そんなには無い事例でしょう。日本で言えば、都知事選でドクター中松氏が勝つようなものです。と、書いては見ましたが、大阪府知事に横山ノック氏、東京都知事に青島幸男氏が就任した過去があるので、あんま偉そうなことも言えない感じはあります。ともあれ、来年はどんな年になるのか、不安なような、楽しみなような、それでいってやっぱり不安な感じは拭えません。

(・ω・) 私個人としては、生き残れるだけでいいかなと思ってる節がある

【第一に患者の話が出てこない辺りが】
則:ぎねす、と言うたかの。
  世界の珍記録を集めて晒す組織があるらしいではないか。
メ:晒すって。
マ:大体の連中は、ノリノリで挑戦してるらしいけどな。
則:一日の執刀数で申請したいのじゃが、一体、如何程になるのかの。
マ:それに付き合わされる助手の苦労は、考えてくれへんのかいな。


【腕一本で生きていけるプロフェッショナルの鑑】
メ:実際、何件くらいなんだろうね。
マ:裂傷の縫合なんかも手術扱いでええんやったら、相当いきそうやな。
則:なんや詰まらぬ話になりそうじゃのぉ。
  開腹手術に限ると、但し書きを用意すべきかの。
マ:脳外科が不利になるレギュレーションやな。
メ:こんな話ばかりしてても技術的には確かな二人だから依頼が尽きない辺りに、
 医療の闇を感じたり感じなかったり。


【他にやることはいくらでもありそう】
マ:ウチはなんやったら狙えるんやろな。
メ:数を競う稼業じゃないって、何度も言ってきたような?
マ:せや、水銀式の血圧測定なら、結構な自信あるで。
メ:このデジタル全盛期に、何て無駄な技術だろう。
マ:現場に安定した電源があるとは限らへんで。
  その点、こういったんは場所を選ばへんさかいな。
メ:そこまで切羽詰った場所で本当に血圧を測ってる場合なのか、
 少しだけ考えちゃうよね。


【雑談で和ませる隙も無いという】
玄:世界級のナースとなる。何と夢に満ち溢れた目標でしょうか。
メ:あ、うん、そうだね。
マ:段々と、おざなりになっとんな。
玄:とりあえず、定時回診速度の日本記録を目指したいと思っているのですが。
メ:患者さんの受けは最悪に近いよね、それ。
マ:おざなりになっとんのは、仕事の方っちゅう話やったな。

 かのブラックジャック先生を含めていいなら、40人撫で斬り手術をしていたことがあった気もします。外科医は体力勝負で三十代が一つのピークというのも、分からんでも無い話ではあります。

 公人や芸能人といった著名人のスキャンダルを飯の種としている連中が存在します。世界的にはパパラッチなどと表現され、その筋の方々には忌み嫌われています。最近は事実無根すぎて裁判沙汰になって負けることも多いようですが、今日も今日とてイタチごっこの抗争は続いています。そもそも、客観的事実であれば、どんなことを書いても許されるのかというのは、永遠の命題ではあります。垂れ流す側の理屈としては、有名人は自分を切り売りしてるんだから、俺らにも一枚噛ませろなのだそうですが、正当性が全く無いような気がしてなりません。うっせぇ、金になるんだから以外に説明要るのかと居直られる方が、よっぽどスッキリします。まあ、彼らは彼らなりに、悪行であるという葛藤があるのやも知れません。ゴシップを読む層が、記者の行動を咎めるとも思えないんですけどね。よく分からない心理ではあります。読む方も読む方で、有名人なんだからそれくらい我慢しろと謎の論理を持ち出しますし、結局、単なる僻みの類なのやも知れませんね。

(・ω・) アイドルで売ってる輩の恋人発覚は、まあ一種の詐欺かもな

【そもそもこの世界のマモンは何処出身なんだろう】
マ:医療機器って、携帯電話とかの電波で誤作動起こすゆわれてるやん。
メ:最近は改良されて、まず大丈夫らしいけどね。
マ:電波的な人間を側に置いたらどないなるか興味あらへんか。
メ:その発言が既に電波入ってるってツッコんだらいいの?
マ:そういった時、躊躇いなくツッコミ入れられる様にならへんと、
 立派な関西人にはなれへんで。


【頭の方が健康体とは決まってないけど】
マ:通りすがりの小学生に、協力を要請したで。
朱:ふに?
メ:献血の時といい、よく通りすがるよね。
朱:何故だか、こちらに来なければいけない気がしまして~。
マ:予定調和っちゅうやつやな。
メ:せめて運命とか、ロマンチックな言葉にできないかな。
朱:健康には自信がありますので、病院とは縁が無いはずなんですけどね~。


【鳥類として見れば一般的と言える数値】
マ:ちゅうても、命に関わるんは責任持てへんから、体温計くらいにしとくで。
メ:この尻込みっぷりが、小市民。
朱:私、生まれつき平熱が高いんですよ~。
マ:ゆうても、三十七度くらいやろ。
朱:普段で三十九度、風邪を引いた時は四十五度くらいですかね~。
メ:まず、市販の体温計はそんな温度を測れるはずがないなんて、
 医療関係者みたいな感想が出てきたりして。


【朱雀が電波であることに異論を挟みはしないのね】
マ:人間の蛋白質は四十二度くらいで変質して戻らなくなるさかい、
 そないな数字出るはずないんやけどな。
メ:やっぱり、機械の調子がおかしくなるのかも。
マ:話がうまいこと繋がったで。
朱:なんだかよく分かりませんが、お役に立てたのなら光栄です~。

 そろそろ黄龍ちゃん本編の再開も近いので、朱雀も思い出さないといけない気がします。あれの場合、五年くらい休眠してても、あっさり蘇りそうな感はあるんですけどね。

 質の上中下を表現する際に、松竹梅を使うことがあります。ここのところ鰻屋くらいでしか見なくなりましたし、最近の子供は分からないのかも知れません。この三つは、厳冬期に松と竹は緑を保ち、梅は花を咲かせる為、縁起のいいものとして扱われているんだとか。ちなみに、元来、序列はなく、梅を最上位とする例もあるのだそうです。まあ世の中、三大と付くものは、大体、明確な順位付けはされないものです。三大珍味然り、三大美女然り。とりあえず謎っぽいものを散りばめて、難解的なアニメを提供して議論を誘発させ話題を獲得するのに近しいものがあるのかも知れません。どれが一番凄いんだという興味は、人として普通に持つものですからね。見せ掛けの平等主義が横行する昨今、逆に十大、二十大と枠を広げて、有耶無耶にするのも一つの手なのやも知れません。松竹梅も、初春にめでたいものを片っ端からぶち込んでしまいましょう。そして課長補佐代理と係長はどっちが偉いんだ的な、考えるだけ時間の無駄なランキング争いを繰り広げようではないですか。

(・ω・) 四神の序列に関しては、青龍がトップ以外、イマイチ判然としないものがある

【峠の走り屋みたいな話になってないだろうか】
マ:どないしたら、うまいこと仕事を減らせるんやろなー。
メ:それで効率を上げたら、もっと押し付けられるのが日本社会らしいよ。
マ:なんちゅう理不尽やと思たけど、
 それが積もりに積もって今の状況があるんやったな。
メ:仕事が出来るのも考えものだよね。
マ:前はもうちょいブレーキ踏んどった気ぃするけど、
 いつからアクセル全開に快感を覚えるようになってもたんやろな。


【まるで無自覚で進行する病魔の様】
玄:正直な話をしてもいいですか。
マ:どないしてん。
玄:御二方の仕事への取り組み方や、こなし具合は尊敬しているのですが、
 何故だか、そうなりたいとは思えないのですが。
マ:中々、辛辣やな。
メ:うちで働いてると、建前とか面倒くさくなるからね。
玄:知らず知らずの内に汚染されていたかと思うと、
 少なからず恐怖を覚えてしょうがありません。


【良薬は口に苦しなれど過ぎたるは及ばざるが如し】
マ:気ぃ落とすことないで。人はそうやって、社会へ順応していくんや。
玄:ここだけを切り取ったら、タチの悪いセミナー的なものだと言っても
 信用されるのではないでしょうか。
メ:やっぱり、大分、毒されてるよね。
マ:先輩の、噴火口よりも温かい忠告は素直に聞いておくもんやで。
玄:熱いを通り越して消し炭になってしまいそうな例えだった点は、
 聞かなかったことには出来ない感じなのですが。


【でも仕事があれば働いちゃう性分】
マ:まー、あれやな。早う経験積んで、ウチらの高みまでやってくるんやで。
玄:会話の流れを、ガン無視された気がするのですが。
メ:だってマモンの場合、楽する方法を模索してるだけだし。
マ:仕事っちゅうんは、上から下へ滞りなく流れることで回るもんやで。
玄:人はそれを、負の連鎖や悪循環と表現すると思うのですが。
マ:それでどっかがパンクしても走り続けるんが浮世なんやから、
 たらい回さんとやってけへんで、ほんま。

 昨今の、それなりを目指す若者は、適度に仕事が出来ない振りをして、そこそこの状態を維持するのだとか。労力を搾り取ろうとする会社側との鬼気迫る鍔迫り合いは、この領域に突入しているのですね。


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