2019
フレンドリーファイアという言葉があります。戦場に於いて、後方に居る同軍、或いは友軍から攻撃を受けることを意味します。これは視界不良で敵軍と見誤ったなど、意図的では無いことが前提になるようです。とはいえ、大阪の陣で伊達軍が味方であるはずの神保兵をほぼ皆殺しにしてしまった逸話のように、わざとであるかどうかを立証するのは難しい部分も残ります。悪巧みが大好きというイメージで固まってしまっている伊達政宗だけに、現代に至るまで色々な憶測が飛んでいます。背中を預けるという言い回しもありますし、すぐ後ろに配置する部隊は信用に値しなくてはいけません。基本的に故意ではないということが必要条件ですが、単に同陣営から砲火を受けた場合に使っている人も居るようです。憮然とか、確信犯みたいに、誤用が定着してしまい、どうすべきなんてものは幾らでもありますし、今後の展開が注視されるところでしょう。
(・ω・) 厄介そうな言葉は、使わないのが根性無しの理屈だぞ
【そんな面倒な態度を取る連中では無いですけどね】
黒:こんな俺達でも迎えてくれる土地があると信じ、旅に出ようと思うのだが。
赤:かかき。
白:百年放浪した経験から言わせてもらうと、割と運ゲーだよ。
朱:白虎という職に収まったのは奇跡に近いものがありますからね~。
黄:まあ、野垂れ死ぬんなら国外の方が処理が少なくて良いんだよぉ。
黒:いわゆるツンデレというやつだな、分かってるぞ。
【百年くらい会わなくても気付きもしなさそうなのが怖い】
黄:というか、黙って出ていけば良いのに、なんで挨拶しに来たんだよぉ。
朱:止めて欲しかったんじゃないでしょうか~。
黄:餞別で小銭くらいならあげるから、二度と帰ってこない確約の方が嬉しいんだよぉ。
黒:気分を害した。今回は見送ることにする。
赤:こきき。
黄:人はこれを、予定調和と言うんだよぉ。
朱:何かしら理屈を付けて、今後も居座るつもりなんでしょうね~。
【排斥する場合の労力がとんでもないから続投してる感はある】
朱:朱雀というブランドを、今後どの様に育てるべきでしょうか~。
黄:何もせず次代に任せた方が良いと言うべきなのかが問題なんだよぉ。
白:でもネクスト朱雀がこれよりマシって保証も無いんじゃない。
黄:何度でも使えるホワイトボードも時間が経てば傷や汚れが目立ってくるし、
朱雀の転生システムも限界が近い可能性は考慮しないといけないんだよぉ。
朱:消耗品扱いされました~。
白:不良債権や廃棄物の処理って、大きな社会問題になってるらしいね。
【お前らがそのゴッド的な存在じゃないのかってツッコミは禁止】
白:今の世の中、著作権的なものはガチガチに守るか、逆にフリーにする二択らしいけど。
朱:私に管理出来る訳ありませんから、後者ですかね~。
黄:四神は、既に似たような状態なんだよぉ。
朱:つまり、何もしないが正解なんですね~。
白:黄龍が碌に活動しないでこうなったことを考えると、どうなのかなとは思うけど。
黄:結局、時流に乗れるかどうかなんて半分は運なんだから、
サイコロだけ振って、神にでも祈っておけば良いんだよぉ。
日本人の大半は、四神という存在をマンガ、アニメ、ゲームのいずれかで知るという個人的な印象があります。それが何なのかで大体の年がバレるという、恐ろしいものでもあります。
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2019
逢魔が時という言葉があります。オウマガトキ、と読むのが一般的なのでしょう。大禍時、逢魔時、逢う魔が時など、表記に付いては色々とあるようです。夕暮れ時、空が紫に染まる頃合は、魔の類に遭遇しやすくなるという話を聞いたことはないでしょうか。古来より、夜は妖怪とか魔物の活動時間と相場が決まっていて、その境界線である夕方は異界への入り口という考え方から誕生したもののようです。個人的に異形の存在は夜間が色々な意味で危険という概念が実体化したものという解釈が一番しっくり来ます。現代社会は二十四時間動いている感じがあり、彼らの住処が減っているのはしょうがないのかなとも思います。ここから更に突き詰めて世界中が不夜城化したら物の怪は絶滅してしまうのでしょうか。まあ、森の奥深くとか海の底とか、人間の手が及ばない所に移住するだけの気もしますけどね。
(・ω・) 宇宙人って、つまりは現代の妖怪なんじゃなかろうか
【それを朱雀が言って良いものかは考えさせてくれ】
ア:押して駄目なら引いてみろとは言いますが、
こと女性に関しては押して押して押し倒すのがわたくしのセオリーですの。
黄:ふーん、なんだよぉ。
朱:少しくらい興味を持ってあげたらどうですか~。
黄:真面目に聞こうが、どうせ一方的にまくしたてるだけだから一緒なんだよぉ。
朱:ここに来る方って、大体がマイペースを極めてますものね~。
【何事も網目を掻い潜るのに必死な連中が居るからな】
ア:一方で黄龍さんのように、自然体でたくさんの女性と仲を深める方は尊敬してますわ。
黄:勝手に寄ってくるだけで、別にどうこうしようとは思ってないんだよぉ。
朱:ここは神様も認める居心地の良さですから~。
黄:安っぽい温泉のキャッチコピーみたいになってるんだよぉ。
ア:温泉と言えば、裏山に湧いてましたわね。
朱:欲望が端々から漏れてますよ~。
黄:不埒な目的で使うのを禁止しても無駄そうなのが恐ろしいんだよぉ。
【仮想敵は一人に設定しておいた方が扇動しやすいけどね】
月:暗黒神にクラスアップしたい。
黄:またしても、頭おかしいことを言い出したんだよぉ。
朱:そもそもそれって格上なんですか~。
月:月神とか、夜神とかと比べたらラスボス感あるだろ。
黄:思考がゲームに侵されまくってるんだよぉ。
朱:現世には、倒せば大団円になる個人なんか滅多に居ませんよね~。
【サンドバックにだって人権はあるとか言い出しそうな勢い】
朱:と言いますか、月読さんってナニ神に分類されるんですか~?
月:これでも月の女神だぞ、多分。
黄:自分でも自信無くなってるのがちょっと面白いんだよぉ。
朱:世間様に出して恥ずかしくないかと言われると悩みますしね~。
月:酷い言われようだが、否定しきれない自分が居る。
黄:自覚がある風を装って免罪符にしてる節はあるんだよぉ。
月:私なら、どれだけ追い打ちを掛けても問題無いみたいな扱いはやめたまえ。
同じ月の女神でどうしてここまで差が付いた、というコンセプトの月読とアルテミスですが、二年経って改めて並べてみると、どっちもどっちなんじゃないかという気がしてきます。
2019
天の川銀河と呼ばれるものがあります。私達が生きる地球が存在する銀河系の通称です。天の川、英語でmilky wayという名称を持つ星々は、ほとんどがここに属しています。太陽系というのは、円盤状の天の川銀河から見ると割と端っこの方にあるらしく、中心方向が密になって川の様に鮮やかに輝く訳です。ってことは、仮に地球が中央ら辺にあったとすると、全方位似たようなバラつき方になるんですかね。それはそれで風情が無いような気もします。まあ、銀河系の中心は超質量の為に巨大なブラックホール化してるって説が有力らしいですけど。ってことは、夜空にくっきり黒い点が見えたりするんでしょうか。いつか飲み込まれると思うと、終末感があってゾクゾクしてきます。尺度の問題で、何処に居ようがいずれ終わるって言われりゃ、そんな気もしますけど。
(・ω・) 宇宙は知らんが、太陽系は滅びる運命だからね
【カタルシスの為にフラストレーションを溜めている段階という解釈】
玄:負けイベントってあるじゃないですか。
朱:テレビゲームなんかで、絶対に勝てない、
もしくは勝ったとしても負けた扱いで話が進むやつでしたっけ~。
黄:それがどうしたんだよぉ。
玄:私の人生、大逆転に備えて負けイベントが配置されてるのではと考えまして。
朱:発想が月読さんっぽいですね~。
黄:一般的な師弟関係は互いが互いを高め合うものだけど、
こいつらの場合、ダメさに拍車が掛かるのが難儀なんだよぉ。
【どっちかしか選べないとなると本気で悩みそうだ】
黄:何が楽しいのか知らないけど、
世の中には救いが全く無い陰鬱一辺倒の物語も少なからず存在するんだよぉ。
玄:せめて最後はハッピーエンドになりませんか。
朱:玄武さんの耐用年数を仮に千年として、
ラスト数年だけ幸せだったとして満足できますかね~。
玄:そんな極端な話をしてましたっけ。
黄:逆も然りで、晩年に不幸のドン底に叩き落とされると、
死の恐怖と相まってトータルマイナスになる感じはあるんだよぉ。
【今ある生が誤っていないと誰が言い切れる】
朱:耐用年数と言えば、玄武さんってアップデートしてるんですか~?
玄:先代の気が向いた時に何度か。
黄:その内に飽きて放置されるのが目に見えるんだよぉ。
玄:そうなる前に、自力でなんとか出来ないものか模索中です。
黄:自己防衛機能として正しいけど、人工知能の暴走はヤバい流れの定番なんだよぉ。
朱:ですが生物の進化も似たようなものだと考えれば、
好きにさせるのが正道なんじゃないですかね~。
【何千年も人間を見てきた黄龍的にどうなんだろうか】
朱:この間、人類がほぼ滅亡した世界で可動し続けるロボットの映画を見たんですよ~。
玄:つまり、我々が実質的な支配者になっているんですね。
黄:中々のポジティブっぷりなんだよぉ。
朱:臣下が居ない王を、そう呼んで良いんですかね~。
玄:多分、そうなったらロボット同士で格を作るんだと思いますけど。
黄:自我を持った連中がやることなんて似たようなもんだってのは、
安心するような、虚しいような、良く分からない気持ちになるんだよぉ。
なんかレギュラークラスで忘れてるのが居るようなと考えてみた結果、玄武に思い至りました。四神に於ける玄武なんてものはそんなものです。
2019
と金と呼ばれるものがあります。本将棋に於いて、歩兵が敵陣に入り込んだ際に裏返ったもので、能力的に金将と等しくなる為にこう呼ばれます。ちなみに、銀将、桂馬、香車も裏返ると金将と同じ動きを出来ますが、成銀、成桂、成香とするのが一般的です。成歩は、言葉としてはあるようですが、あまり使われてはいないようです。そして誰もが思うのが、『と』は何処から来たんだよというものです。歩の止を平仮名化した説、強化されるという意味で登の頭文字をとった説、金と同じくキンと読める今を崩した結果『と』っぽくなった説、単に金を崩した結果だよ説と、色々とあるようです。つまるところ判明してる時点で既にと金だったということのようです。歩兵は両軍で十八枚もあって数が多い為、シンプルな形にしたかったという流れなのだとか。極まると、点としか認識できないものが描かれてるのもありますし。小駒で赤けりゃ金将扱いなんだよと、将棋打ちの間で共通認識が出来てるから為せる荒技にも思えてきました。
(・ω・) まあゲームなんてのは、大体そんなもんだよ
【悪魔が居るから天使が正義ヅラしてられるのは常識の域】
朱:悪魔さんって、人間を欲望のまま生かすのが仕事なんですよね~。
マ:せやな。
朱:ある意味、誰よりも人間のことを理解してないと出来ないと思うんですけど~。
マ:むしろ、四六時中考えてるで。
黄:歪んではいるけど、一種の愛であるのは間違いないんだよぉ。
マ:天使連中は博愛を美徳みたいにゆーとるけど、
偏愛があるから成り立つもんやっちゅうのを忘れとるねん。
【悪魔が占拠したからって世の中が変わるかどうかは不明である】
メ:人間は構っても構わなくても勝手に増長するし、
百年くらい放っといても良いかなってたまに思う。
朱:天使さんが頑張ってるから、
この程度で済んでいるという心温まる展開はありませんでした~。
黄:世の中こんなもんなんだよぉ。
メ:実際に何もしなかったら悪魔にシェアを奪われるし、
嫌々ながらも働くんだけどね。
【天使が理想主義で悪魔が現実主義という解釈で合ってると思う】
マ:どっちに味方したらええか分からん時は、
とりあえず両方煽っておいて、情勢を見極めるんが悪魔的定石や。
朱:限りなく最悪に近い選択をしてきますね~。
黄:悪魔だからしょうがないんだよぉ。
朱:本性は感情的になった時に出ると考えれば、合理的ではありますけど~。
マ:効率を煮詰めるとこないになるんやから、しゃーないで。
【身近な例えほど分かりやすいものは無いのだ】
メ:どちらが正しいか分からない時は戦い合わせて、
勝った方を正義にしておけば間違いが無いらしい。
朱:天使さんのやり口として良いんですかね~。
黄:割とそんなもんなんだよぉ。
メ:四神だって、五龍が無かったことになったから定着した訳で。
朱:そう言われると、弱肉強食の世界を実感できますね~。
悪魔的ナースではあんなに仲良い天使悪魔コンビなのにと一瞬思いましたが、ある意味、本編の方が気が合ってるんじゃないかという感じが無い訳でもありません。
2019
siblingという英単語があります。男女の区別をつけない兄弟姉妹の総称なのだそうです。二人以上を纏めるときはsiblingsになります。日本語ですと二人であれば、兄弟、兄妹、姉弟、姉妹の四パターンになり、前三つはキョウダイ、最後だけシマイと読むのが一般的です。しかし、三人以上になると話がややこしくなります。男だけ或いは女だけであれば、○兄弟、○姉妹と○に数字を入れれば良いだけです。けれど男女が混じってくると呼びようがなくなります。そういった時、どちらでも使えるsibling的な言葉があると便利だなと思わされます。更に最近は性的に、男女だけでくっきり区別を付けるのが面倒事の種になったりもする御時世だったりする訳でして。日本語でも作れば良いのにと思う今日この頃です。
(・ω・) しかしテレビなんかで定着させようとしてたら反発しそうではある
【あっちを基準にするとむしろ素直にすら見えてくる】
朱:天照さんって岩戸に引き籠もってたけど、
表のどんちゃん騒ぎが気になって出てきたんですよね~。
黄:現代の引き籠もりなら、陽気なバカ騒ぎを毛嫌いしそうなんだよぉ。
天:一応は太陽神ですから、明るいのも嫌いでは無いですし。
黄:面倒な性格してるんだよぉ。
朱:月読さんの姉って時点で、ある程度は察するべきなんでしょうね~。
【それはそれで新たな展開として取り入れられるな】
朱:当時はテレビやインターネットも無かったですし、
引き籠もったら暇でしょうがないってのもありそうですね~。
天:慣れてますから、色々と妄想をするだけで時間を潰せますよ。
黄:ちょっとした修行僧なんだよぉ。
朱:瞑想してる方も、割とどうでもいいことを考えてるのかも知れません~。
天:私と月読の愛の物語も七十六章に入ったのですが、
現実は碌に進展していないのが悩みの種です。
【三大悪女の候補が四人居ることに触れてはいけない】
則:犯罪史に残る悪行を働きたいのじゃが。
黄:生きてた頃に充分やったから、もう良いと思うんだよぉ。
朱:なにせ中国三大悪女に選ばれてますからね~。
則:政に関わることに善や悪があると思うておるのか。
黄:本気で言ってるのが恐ろしいんだよぉ。
朱:むしろ皇帝がやることは全て正しいと言い出さない辺り、
丸くなったとすら感じますよね~。
【現代でも脈々と受け継がれてると言われると否定しきれない】
則:今の世じゃと、すまーとに知能犯で攻めたいものよ。
黄:残虐系は飽きたみたいなんだよぉ。
朱:集金システムを作って、上層部が美味い汁を吸うみたいなやつですかね~。
黄:皇帝じゃねーかと言いたい気分なんだよぉ。
朱:政治は、世界最古の詐欺だった可能性がありますね~。
則:結局は返り咲くのが一番の近道とは、まっこと侮れぬものよの。
年末辺りに掛けて、黄龍ちゃんで使えそうなネタをちょいちょい書き溜めていたので、このオムニバスは少し楽が出来そうです。その後については、いつも通りのノープランなのですけどね。