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2019

0707

 味噌汁という、日本で独自の進化を遂げた民族食があります。煮干しや昆布などで出汁を取り、お好みの具材に軽く火を通して味噌を溶くことで完成する、ソウルフードとでも言うべき料理の一つです。食の欧米化が進んでいますが、少なくても数十年は消えて無くなりそうもありません。その程度には魂に根付いていると言えましょう。そんな味噌汁をちょっと上品な言い回しにすると、おみおつけになります。漢字で書くと御御御付けです。大抵の人が初めて知った時は、『ん?』となったことでしょう。御御(おみ)は味噌、御付(おつ)けは汁物を指すらしく、融合した結果こうなったのだとか。軽くふざけてたのか本気だったのかは知りませんが、結果として難読扱いになると使用頻度が減るのは致し方ない流れだと思います。

(・ω・) 漢字も略字が良いかどうかは、後世にならんと分からんのかしら

【上級者は現在進行形で読者を惑わす術を心得ている】
朱:ちょっとだけ賢いということは、
 とてつもなく頭が悪いより罪深い気がしてならないんですよ~。
黄:朱雀の、それっぽいけど特に意味が無いシリーズなんだよぉ。
朱:私も、自身の言語解明に勤しむくらいですから~。
黄:出来の悪い預言書みたいになってるんだよぉ。
朱:適当なことも何千個と並べておけば、
 後世の方が深いって勘違いしてくれる確率が上がりますよね~。


【三代目が家を潰すドラ息子ってのは鉄板の流れだからな】
朱:遺産とは食い潰す為にあるものの気がします~。
黄:たまたま朱雀に生まれただけの存在が言うと微妙な気分になるんだよぉ。
朱:私の場合、借金も引き継いで身動き取れない訳ですが~。
黄:土地に恵みを貰うけど、同時に依存せざるを得ない農民みたいなんだよぉ。
朱:御先祖様の苦労や功績がどれほどのものか良く分かってないんですけどね~。
黄:現代っ子なんてそんなもんだし、
 先人達を踏み付けてしっぺ返しを食らっても、それが原因だとすら気付かないんだよぉ。


【だよぉは何かしらの理由で縛られた結果という可能性が出てきたな】
猫:なーご。
朱:『人間で猫耳フードとか被ってるやつ居るけど、
 猫に対する憧れや信仰心の象徴ってことで良いんだよな』ですって~。
黄:今の世で猫を総本山とした宗教を興して一本化したら、
 おそらく一定勢力になるから間違っちゃいないんだよぉ。
朱:語尾に、にゃーとかを付けるのが戒律になるんでしょうか~。
黄:中国語だと一般にミャオで、割と応用性が高いから有りなんだよぉ。


【害獣退治という唯一に近い仕事も最近はしてないし】
猫:みゃうぉ。
朱:『俺の進む道が決まったな』と言ってますが~。
黄:余計なこと口走った気がしないでもないんだよぉ。
朱:猫教の創始者として未来永劫崇められてやるってことですかね~。
猫:にぃみゃ。
朱:『そして同族を少しでも虐げたやつは弾圧してくれるぜ』だそうです~。
黄:猫という生き物は人間の生活圏に入って図々しくのさばってきたけど、
 これからはその先を行って、人を支配する段階に移行するのかも知れないんだよぉ。

 書きやすいメインキャラを使ってしまったので、後半がどうなるか心配でなりません。
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2019

0705

 義理、という言葉があります。義理人情、義理チョコ、義理で仕事を受ける、義理の親戚など、日常的に使われるものです。しかし多岐に渡りすぎていて、義理そのものが何を意味するかと問われるとちょっと考えてしまいます。用法から察するに、人と人との関わり、的な感じはあります。辞書を引いてみると、人として正しい道、道義として守るべき人間関係、交際上やむを得ずやらないといけないこと、血縁にはないもののそれに匹敵する関係、などとあります。語源としては、正しいことという意味合いでの道理が元となっているようです。儒教的思想が強いとも言われているようですが、並べてみると納得できるものがあったりしますね。

(・ω・) 東アジアなんて、現代でもバリッバリの縁故社会だもんな

【毒や寄生虫のリスクだっていとわないぞ】
白:宇宙生物が居るとして、その肉はどんな味になるんだろう。
朱:とうとう地球産に飽きたんでしょうか~。
黄:そもそもタンパク質で構成されてるとは限らないし、
 なんなら炭素型ですら無いかも知れないから未知すぎるんだよぉ。
朱:金属タイプの宇宙人とか創作では定番です~。
白:それも肉に分類されるなら、挑むべきだと思う?
黄:消化できそうに無いもん食おうとしてんじゃねーよと言いたいけど、
 自称グルメは安全性なんて度外視するから困ったものなんだよぉ。


【とりあえず匂いを嗅いで噛んでみるからな】
朱:何しろ地球の外側は謎だらけですからね~。
黄:朱雀だって負けてないと言ってやりたいんだよぉ。
白:そう考えると、宇宙に無限の浪漫ってのも分からなくないかも。
黄:こんな理由で憧れ抱くやつも珍しいんだよぉ。
朱:私への興味が薄れるのは良いことです~。
黄:肉食獣ってのは生態系という枠の中での話だった気がするけど、
 ネコ科の好奇心と合わさると、やたら壮大になりやがるんだよぉ。


【もはや自宅と黄龍家の往復しかしてないんじゃなかろうか】
月:愚者は体験に学び賢者は歴史に学ぶという格言がある。
朱:ふに?
黄:自身のちっぽけな経験で導いた結論より、
 多数の記録から客観的に判断する方が賢いって意味なんだよぉ。
月:しかし人類史に匹敵するくらい生きてる我々ならば、私見にも深みがあるのではないか。
黄:いくら長生きしてようと、月読みたいに偏った生き方してたら一緒なんだよぉ。


【こうやって偏屈爺が生まれるんだなという典型例になってしまった】
朱:ピンと来ないので、月読さんが得た教訓的なものを教えてください~。
月:天然パーマで仕事できるやつに会ったことがない。
黄:世界が狭すぎて、逆にちょっと面白いんだよぉ。
朱:大体、髪質と有能かどうかなんて、月読さんの判断基準次第ですよね~。
黄:朱雀に言い負かされてるんだよぉ。
月:逆に言えば、私が認めない限り、私の中でこの仮説が揺らぐことはないのだ。

 賢者は歴史に学ぶとか言いますが、自然科学者は自分で確かめたこと以外信じるなとか言う訳で、どっちが正しいのかは愚者たる私には判りかねます。

2019

0703

 道楽という言葉があります。ドウラクと読みます。生産性の低い本業以外の趣味、といったところでしょうか。道楽者になると、碌に働きもせず遊んでばっかの人という意味になります。元は仏教用語で、悟りを得たことの楽しみ、からきているのだとか。現代語の感覚だと喜びになりそうな気もしますが、そもそも悟った人間は激しい感情を持たないので、少し気分が良いくらいのものなのかも知れません。この楽という漢字が、ラクなのか、タノしみなのかは、ちょっとした疑問ですが後者でいいようです。解脱は仏教最大の目的であり、遊びでは無いはずなのですが、何がどうなってこんな使われ方になったのでしょう。まあ道楽自体、単なる享楽という意味がある一方で、文化的なものを強調する側面もあるので、なんとも言えないところがあります。

(・ω・) 実際の坊さんは実務なんてしてないだろと言われると、そうですけど

【同じ様な悪さしでかしても国に依って刑罰に差が生じる的な】
マ:悪魔稼業始める前から思てるねんけどな。罪いう概念、雑すぎやねん。
朱:たしかに、文化風習に依存してる部分が強くて、
 全知全能の方でもなければ絶対的に裁けない面がありますよね~。
マ:ほいで、誰かが決めたルールに従って地獄行きとか納得できる訳あらへん。
  天使屋も辞めたなるっちゅうねん。
朱:エネルギーの有り余った若者が非行に走るみたいなこと言ってます~。
黄:普通、ある程度の年月が過ぎれば丸くなるというか牙が抜けるのに、
 千年以上も突っ張り続けてるんだから、信念と呼んで良いのかも知れないんだよぉ。


【そもそも万人が平穏を求めてるって考え方は傲慢だよな】
マ:あと、個人的な心証やけどな。美男美女は天国いけへん確率高めな気ぃするねん。
朱:美しいということは罪なんでしょうか~。
黄:それに胡座を掻いて堕落しやすいって意味では辻褄が合ってるんだよぉ。
マ:これ言いふらしたら、アホなんが釣られて地獄行き望んだりせーへんやろか。
朱:人生観が問われそうですね~。人生終わってからの話ですけど~。
黄:生きる意味の第一位が異性ってのは少なくないし、
 多少しんどかろうと選ぶのは居そうなんだよぉ。


【強力すぎて一色に塗り潰されそうな気がする】
玄:日本には、千羽鶴という健康と幸運を祈願する風習があると聞きました。
朱:想いを籠めて紙を折るという意味では、呪いに通じるものがあります~。
黄:感情は、方向性に関わらず絡みつくと厄介なものなんだよぉ。
玄:このパワーを、発電など有用に使えないものでしょうか。
朱:恨みが動力の扇風機は、ちょっと嫌ですね~。
黄:逆に多幸感を使って調理器具を動かしたら、
 どんなに正しい手順であっても、味に壊滅的な影響が出そうなんだよぉ。


【病院に飾ってあったら岩のように動かないって解釈されそう】
玄:それで、千羽朱雀なるものを流行らせてみるのはどうかと思ったのですが。
黄:その、電波しか発しなさそうなものはなんなんだよぉ。
玄:完全無欠の無機物なのに、自我を持って動き出しそうで興味深いじゃないですか。
朱:玄武さんが言うところが笑いどころなんですかね~。
黄:これもかなりのナチュラル系だから難儀なんだよぉ。
朱:千匹玄武と言い出さない辺りが謙虚なように見せかけて、
 御利益が無さすぎて悪影響を及ぼすことを懸念してそうです~。

 三ヶ月に一回くらいのオムニバス回で一息つきたいのですが、今回はストックがあまり溜まってないような気がしてなりません。

2019

0630

 ポンコツという言葉があります。時代遅れで機能が乏しかったり、経年劣化であちらこちらにガタがきている状態を意味します。単純に、最初から重要なものが欠けている場合でも使っていい感じはあります。機械やロボットに対する罵りとしてが、最も使用頻度が高いでしょう。そして受け手側の立場で考えた時、どれほどの罵倒に相当するのかと思ってしまいます。致命的な欠陥があるだの、耐えかねる程の型落ち品だの、人間に対して使ったら最大級の侮蔑なのではないでしょうか。世間的には、ちょっとしたドジを頻発する場合に軽いノリで使ってるような気もしますが。ポンコツという言葉自体、時を経るごとに表現としての棘が抜け落ちていってるのかやも知れませんね。

(・ω・) 語源で有力なのは、ポンとゲンコツで殴ることらしいよ

【意外に似たものトリオなんじゃなかろうかと思えてきた】
ア:レンズ越しで対象を見詰めますと、
 客観性が強くなって別の魅力に気付きますわ。
白:同じ肉でも、生、焼く、煮る、燻すなんかで味わいが変わるみたいな。
黄:言ってることは間違っちゃいないんだろうけど、
 これほどまでどっちに同意しても負けな感じの発言も無いんだよぉ。
天:御二方共、ちょっと偏愛が行きすぎなところがありますよね。
黄:シスコンこじらせてるあんたが言うのかと、こっちにも触れたくないんだよぉ。


【協力したのは早計だったのかも知れないな】
ア:録音した音声だけを聞いていますと、
 シチュエーションに無限の可能性が生まれて楽しめますの。
朱:もはや、虚無にさえも感情を抱ける気がしてきました~。
黄:ある意味クリエイター向きなんだよぉ。
白:問題は、この作業がアルテミスにとって発散なのか熟成なのかってとこだね。
黄:前者であれば適度に欲を満たすことが望めるけど、
 後者だったら長期的に見て被害者が増える恐れがあるんだよぉ。


【娘にさえも女好きが遺伝するって凄いことの気がしてきた】
ア:ざっくりと編集したものを見て欲しいと思いますの。
朱:この為に、三日くらい寝てないそうですよ~。
白:一応、本国じゃ重鎮の神様だったような。
天:本業の方は良いのでしょうか。
黄:ギリシャ出身は、遊ぶことに掛けては一流なんだよぉ。
白:最高神のゼウスからして、女遊びしてない場面を探す方が難しいらしいしね。


【そっちの方が変なエネルギーが溜まりそうな気もするけど】
黄:全てが低レベルなくせに、ちょっと感動する部分があるのが腹立たしいんだよぉ。
ア:大事なのは、魂ですわ。
白:私見を述べさせてもらうなら、これは怨念の類だと思う。
朱:焼き増ししたり、ネットに流したら都市伝説になるやつですかね~。
黄:いずれにしても朱雀に妙なファンがついても困るから、
 ここに居る者だけで秘匿すべきだと提案するんだよぉ。

 映画製作という大作業を語るには、この物語の一話は短すぎるということだけは良く分かりました。

2019

0628

 鉱脈という言葉があります。ここでの鉱は、鉱物、つまりは天然の無機物を指します。そして脈という漢字には筋となって繋がっているものという意味があるのだそうです。心拍、特に手首や首筋などビクビク動く部分を脈と表現するのは、血管が張り巡らされているからでしょう。そして鉱脈とは、鉱物が板状に埋まっていることから、その名が付いたようです。ここでの鉱物は人類にとって有用な資源であるという前提があります。その為、鉱脈という単語は掘り出し物の例えとしても用いられます。山師というのは有益な鉱脈を見極める仕事な訳ですが、目に見えないものに人生を賭けるのは、相当の適性が無いと出来ないと思う次第です。

(・ω・) 有能なギャンブル中毒がギリギリ稼業と呼べる職に就いた感じある

【集中力が残ってる内に消化しておくのも一つの選択肢じゃなかろうか】
ア:では、クライマックスである朱雀さんが自分の気持ちに気付いて、
 走り出すカットの撮影をしますわ。
白:いきなり一番の盛り上がりどころってのはどうなの。
ア:このシーンから逆算して、全体を構成しますのよ。
黄:なんか玄人っぽいこと言ってるんだよぉ。
天:個人的意見としましては、もう少し慣れてからの方が、
 完成度の低さに頭を悩ませずに済む気もするのですけど。


【ペットや健康食材としてじゃなく人格を認めているのはレアケースでは】
朱:ふ~に~。
黄:朱雀には、朱雀以外を演じるのは無理だと思うんだよぉ。
白:ある意味、キャラクターが固まってる一流の役者感あるけど。
ア:朱雀さんに合わせて脚本を調整してますから問題ありませんの。
黄:まさかの大御所扱いなんだよぉ。
白:朱雀のことを世界で一番評価してるのって、
 もしかするとアルテミスなのかも知れないと思った。


【業界の都合で押し付けられた俳優モドキでも形にしないといけないのだ】
天:ワタシタチ、ずっとイッショニ居られたらイイネ。
黄:そしてなんでそっちはやたら大根なんだよぉ。
白:普通の生き方してたら、鑑賞に耐えられる演技力なんて身に付かないと思うけど。
ア:この素人感を味にするのが腕の見せ所ですわ。
黄:凡百の監督に聞かせてやりたいんだよぉ。
白:プロとしては必要なのかも知れないけど、評価すべきかについては保留していいかな。


【無理のある共生よりも隔離の方が現実的かも】
ア:やはり、女の子しか出ない物語は心が穏やかになりますわね。
白:当人が満足なら、特に何か言おうとは思わないけど。
朱:こういうのも、地産地消って言うんですかね~。
黄:自分達の縄張りから出てこないなら、単なる棲み分けなんだよぉ。
ア:いずれオーストラリアのような大きめの土地に、
 わたくし達だけの園を作るのが夢ですの。
黄:人はそれを、文化的な侵略と呼んでいるような気がするんだよぉ。

 もう残り二回しか無いのにようやく撮影が始まる辺りに、自分らしさを感じます。
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