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2019

0927

 太鼓持ちという職業というか、役割があります。ほぼ同じ意味で幇間と書いてホウカンと読むものもありますが、現代日本人のどれだけに通じるかは疑問です。元々は遊郭のような宴席で、賑やかしたり客の機嫌をとったりする人のことを指します。昔にホストクラブ的なものは無かったも同然ですし、男性客に対して男性がやるというのが一般的です。転じて、特定の誰かをやたらと持ち上げたり褒め称えたりして好印象を得ようとすることも意味します。元々がどうだったかは知りませんが、今は良い意味で使われることは少ないと言っていいでしょう。取り巻きとか、ゴマすりとか、媚びへつらうことに粋を感じない風潮だからですかね。単に本心からではなく、仕事で仕方なくやってる感が強いからと言われれば、そんな気もします。ちなみに本来の太鼓持ちは太鼓を持っていた訳では無かったようですが、マラカスとかタンバリン的なものだと考えれば雰囲気は伝わる気がしませんか。

(・ω・) 人はとりあえず音が鳴ってればテンション上がる生き物なのかも

【こんなのと同レベルなことを恥と思わせる自爆技だぞ】
月:悪口って、あれで教養とか知性が滲み出るよな。
  正直、バカとかアホとかしか言えない連中は鼻で笑ってる。
黄:教授がそんな罵り合いしてたら、逆に新しいかも知れないんだよぉ。
月:お互い、知能に関してはそれなりの水準なことが前提だからな。
  素行や人間性を否定する方向が効果的と予想する。
黄:アンタどっちも平均値に届いてねーじゃねーかと、
 割と本気で誹謗してやりたい心境なんだよぉ。


【善意はすぐに掻き消えるが悪意は少量でも蔓延する】
月:まあ、あまりに雅すぎたり、専門的知識が必要な嫌味は、
 庶民には通じないから注意が必要だけど。
黄:そんな匙加減を考える前に、やることが幾らでもあるんだよぉ。
月:議論という名の口喧嘩に強いのは、学者に不可欠な素養だろ。
黄:どっちかというと、レスバトルってやつに思えるんだよぉ。
月:複数人を装って場を荒らすだけ荒らして傍観モードに入ると、
 人間社会が如何に混沌から逃れられないのかが良く分かるぞ。


【学内屈指のフリーダム教授にだって逃げられないものくらいある】
月:考えてみると、社交界デビューというものをしていない気がする。
黄:ジャンルとしては文化人のくせに、それもどうなんだよぉ。
月:もちろん、正装してパーティ的なものへの参加くらいはあるぞ。
  付き合いで連行された政治家の集いとか、学長の出版記念のとか。
黄:出来ることなら回避したいイベントばかりなんだよぉ。
月:学生連中は必修科目という言葉に拒否反応を示すだろうが、
 大人のそれはもっと胃に来るということを語ってやりたい。


【甘んじて分相応を受け入れろと言ってる気がする】
月:分かりやすく言えば、シンデレラの舞踏会みたいなのに出たい。
黄:そういう発言が許されるのは、若い内だけの気がするんだよぉ。
月:精神年齢が児童並ってのなら、そろそろ持ちネタになってるが。
黄:いっそ類友を集めて、学芸会的に寄り合えば良いんだよぉ。
月:一欠片として世界が広がってない訳ですけど。
黄:こういう時に大事なのは被害を拡大させないというか、
 ぶっちゃけた表現を選べば隔離なんだよぉ。

 月読教授はどんな戯けたことを言ってもしょうがないなでスルーされるので、小ネタの使い潰しにもってこいなのではないかと気付きました。
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2019

0925

 ジャックポットという言葉があります。英語のjackpotをそのままカタカナ語化したものです。ギャンブルの類で大当たりをすることを意味します。日本語としては万馬券が近いでしょう。ただ万馬券は勝馬投票券を百円分購入した際に一万円以上の配当となった、つまりは百倍という明確な語源があります。それに対してジャックポットの方はざっくりとしていて、何処からというのは無いようです。アメリカのスロットなどで日本円にして数十億当てたみたいなニュースも聞きますし、百万やそこらではジャックポット扱いしてくれない気もします。パチンコや競馬で十万もプラスになったら大勝利の日本人には分かりづらい感性かも知れません。期待値で見れば絶対にマイナスになる仕組みである以上、分配の差に過ぎないんですけどね。そこら辺は、国民性の違いってことで納得しておきましょう。

(・ω・) パチンコは厳密には博打じゃないってのは置いておくことにする

【貧乏人が貧乏人にたかる様こそ地獄絵図と呼んで良い】
月:私もダメ教授と陰口叩かれるようになって久しいけどさ。
  マジモンと比べたら大したことないよな。
黄:具体例を聞いておこうと思うんだよぉ。
月:ゼミ生を宗教に勧誘した挙げ句、浄財を要求した話なら聞いたことあるが。
黄:そういう洒落にならないのを持ち出して自身をマシに見せかける辺りが、
 人として終わってると言ってるんだよぉ。


【今の内に運命の糸を断ち切っておかないと禍根になりうるぞ】
月:人間は、生まれながら下が居ることに安心感を得る生き物だし。
黄:双子とか三つ子の連中も見下し合ってるのかと思うとやるせないんだよぉ。
月:私の前で、多胎児の話はするな!
黄:あんた一人っ子なのに、何でスイッチが入るんだよぉ。
月:幼少の頃より、特に双子の姉は逆鱗に近いものがあった。
黄:もしや生き別れの存在でも居るのではと思わなくもないけど、
 こんな面倒なのが増えても困るだけだし、忘れることにするんだよぉ。


【数打っておけばどれか当たるだろう理論で書き殴ってるのです】
月:以前、男女どちらでも使える名前についての論文を書いたことがあるんだが。
  ほら、薫とか真とか明みたいな。
黄:なんか既にオチが見えてるんだよぉ。
月:お察しの通り、昨今の若者のあまりにフリーダムなネーミングのせいで、
 文化学的価値が壊滅的なまでに損なわれた。
黄:どうせ中身は無かったんだろうし、同じことなんだよぉ。
月:言われてみれば、中性的キャラクターへの憧れとか投げやりな内容だった気はする。


【ガチムチ妖精とか居たら詐欺で訴えられかねないのか】
月:そういや、妖精と妖怪の境界線は何処かっていうのも書いたっけか。
黄:いつものことながら、雑食を通り越した悪食なんだよぉ。
月:超自然的存在って意味では同じなのに、
 人に対して使うと表現として掛け離れてるのが素晴らしいと思わないか。
黄:たしかに妖精が儚い系の美形と決め付けるのは偏見も良いところなんだよぉ。
月:そのせいで肩身が狭いフェアリーさんに、一度くらい会ってみたい。

 今年も黄龍ちゃん本編が終わり、何で繋ごうか悩む時期がやってきました。とりあえず月読教授で時間稼ぎというのも、いつもの流れです。

2019

0922

 メッキと呼ばれるものがあります。漢字では、鍍金と書きます。こう表記された場合はトキンとも読みますが、意味は一緒のようです。固体の表面に、薄い金属の被膜を固着させることで腐食を防いだり、或いは装飾とすることを目的とした技法です。メッキが剥がれるという言い回しだと、上っ面だけ取り繕っていたことが露呈する的な意味合いになります。金箔のように金属の高い粘性を利用して引き伸ばし貼り付ける方法もありますが、電気メッキの方が一般的でしょう。金属イオンを含む溶液に電圧を掛けると固体に戻るので、目的の物質に原子レベルで付着させることが出来るのです。高校程度の化学知識があれば実行できる訳ですが、なんと紀元前からあったというのが通説みたいです。原理的にどこまで理解していたのかは不明ですが、古代人と侮っていると現代人もボロ負けしてしまう恐れがあるのが実態みたいです。

(・ω・) 古代ギリシャのヤバさと今のヤバさの意味が違うのがヤバい

【泰平の世を持続できないんだったら纏めるなという】
猫:うにゃあ。
朱:『猫の悩み相談を受け付けようかと考えてるんだが』ですって~。
黄:そうやって弱みを集めて、支配の礎にする気なんだよぉ。
猫:みゃーご。
朱:『最終目標は、猫の統一王朝を築くことだからな』だそうです~。
黄:猫皇帝とか字面に面白さがあるけど、
 数日で飽きて群雄割拠に戻る匂いしかしてこないんだよぉ。


【それで組織と呼べるものを構築するのは難しそうだ】
朱:そもそもの話として、猫さんの悩みってなんなんでしょう~。
黄:背中が痒いけど飼い主がやたら触ってくるのはウザいとかなんだよぉ。
猫:なーみゃぁ。
朱:『そんなんでどうやって人心掌握するんだ』と言ってますが~。
黄:まず、猫に命令系統とか通用するのかが疑問なんだよぉ。
朱:白虎さんから推察するに、目先の餌で釣って誘導するくらいでしょうね~。


【青龍の異常さを浮き彫りにする委員会でも立ち上げてるのか】
朱:黄龍さんに、勤労の極意をお伺いしたいのですが~。
白:元泥棒に防犯テクニックを講習してもらうってのはあるし、
 逆にニートに聞くのは一つの手かも。
黄:民族の一つくらい消滅させられる力を前提にして情熱的に向き合ったとしても、
 世の中を良くするなんて出来ないと知ったら脱力するんだよぉ。
朱:これはいわゆる反面教師でしょうか~。
白:結局、社会貢献なんてのはまやかしで、
 自分の為に働くのが一番やる気がもつってことで良いんじゃないの。


【寿命が無限なせいでクリア設定をどうすべきか分からないんだろう】
朱:大会社を辞めた後も精力的に働く方はたくさん居ますが、
 黄龍さんがぐーたらしてるのには理由があったんですね~。
黄:黄龍という肩書も地に落ちたし、また盛り返そうって気にもならないんだよぉ。
白:そーいや黄龍が若い頃、黄龍に権威は無かった訳か。
朱:ゼロからの再出発とかカッコいいじゃないですか~。
黄:その手の王道主人公的なのは性に合わないんだよぉ。
白:とはいえ、かつての栄光とちょっとした財産を日々食い潰して、
 目的もなくダラダラと過ごす物語ってのもどうかと思う。

 毎年の様に、最後の一つは渾身のネタにしようと思いはするのですが、必ずしも納得がいっている訳では無いようです。

2019

0920

 がめる、という表現があります。他人の物を卑怯なやり口で盗み出す、或いは必要以上に何かを集める、といった使われ方をします。がめついという、強欲と似たような意味の言葉と同源とされていますが、仔細は曖昧なようです。一応、方言に分類されるようですが、地域に関しても不明瞭です。つまり使用法以外が謎に包まれた単語なのです。出自住所共に分からない無職と書くとどうしようもない奴の感じが出ますが、正体不明のダークヒーロー的なものと言えば、ちょっとくらいは格好が付くかも知れません。どっちにしろ、信用に値しないことに変わりはありませんが。ガメという音がやたらと俗っぽいというか、高尚な雰囲気が無いせいで浸透したとすれば、やっぱ語感って大事なんだなという気にもなりますね。

(・ω・) 亀も濁ってガメになりがちだけど、関係は無さげだね

【心動かされない黄龍にそんなものは無いって言ってるんだな】
ア:心の栄養が足りませんわ。
朱:どうすれば満たされるって質問させることが目的に思えるんですが~。
黄:目の前で落とし穴を掘って、ワクワクしてる子供を見る心持ちなんだよぉ。
朱:落ちてあげるのは優しさなんでしょうか~。
黄:本当の児童なら遊び心を無くさない為にも付き合ってあげるべきだけど、
 こいつはいい歳した、しかも格が高い女神なんだよぉ。
ア:そういった所作が母性をくすぐって、いい感じになるのですわよ。


【どうやら雛を見守る母鳥くらいの感情はあるらしい】
朱:何で満足するかはそれぞれすぎて、対応が難しい部分があります~。
ア:とても偉い方の様なことを言ってますわね。
黄:これでも一応、中国の重鎮なんだよぉ。
朱:娯楽の供給は国家の使命だって青龍さんが言ってました~。
ア:結局は、受け売りですの。
黄:朱雀の精神年齢ならそれでも立派なもんだと、
 親バカみたいな反論をしてしまいそうになるんだよぉ。


【最初に名乗った始皇帝からして独善的な人だったみたいだし】
則:くれいじぃ、なる褒め言葉があるようじゃの。
黄:根本的に相容れない発言があった気がするんだよぉ。
朱:枠に嵌まらない中でもインパクトがある方をそう呼ぶ訳ですが、
 たしかに人に依っては喜ぶ雰囲気があります~。
黄:他人と違うことに優越感を得るなんて、精神的に未熟な証拠なんだよぉ。
朱:皇帝なんて究極の中二病と言われたら、反論する余地は無い気もしますけどね~。


【中国三大悪女として名を残した人に言われても反応に困る】
則:誰しも胸中にささやかな狂気くらい住まわせているものじゃろ。
黄:それをオープンにしないのが人という生き物の理性なんだよぉ。
朱:ちょっとしたキッカケで暴れだすのが難儀らしいですけど~。
則:だからこそ普段から育て上げ、いっそ飼い馴らせば良いとは思わぬか。
黄:やっぱり分かりあえそうも無いんだよぉ。
朱:制御できなかった場合のリスクがとんでもないことになりそうですが、
 そういう検討はしないんでしょうね~。

 そういやこの皇帝様は、こないだの頭おかしい選手権で上位を狙える逸材でしたが、序盤にちょっと顔を出したせいで掘り下げがしづらかったということを思い出しました。

2019

0918

 徒花と呼ばれる言葉があります。アダバナと読むのが一般的ですが、イタズラバナ、ムダバナとも読みます。意味は、咲くけれど実をつけない花、が第一に来ます。転じて、見た目だけは良いけれど、内実が伴わないもの全般で使われます。最近は花の方も随分と価値がありますし、共感しきれない物言いの気もします。文化人から見れば、食べて終わりな果実より、長いこと愛でられる分、高く評価するのでは無いでしょうか。となると、生きるので精一杯な下層民か、実用性を優先する武人の間で発生した匂いがします。こういった受け取り方の差は良い悪いではなく生き方の違いなのですが、何故かどちらが上かを競う習性が人間にはあります。広い視野を持つとは、多様な価値観を客観的に処理することなんでしょうけど、それを完全無欠に実行するのは人類には無理という矛盾も抱えています。

(・ω・) 原理主義も立派な一つの考え方というとこから相容れない理屈だ

【日常系と言われるものだって最低限の起伏はある訳で】
月:人はもっと、投げっぱなしの代表格である爆発オチを許容すべきだ。
黄:博愛と甘やかしは違うんだよぉ。
朱:広げた風呂敷を畳めないってことじゃないですか~。
月:ギャグ系なら別に良いだろ。最初から収集することなんて考えてないんだから。
黄:多分だけど、ワンパターンになりがちなのが問題なんだよぉ。
朱:月読さんの生き様の如く平坦なものを否定する気はありませんが、
 創作物でメリハリが全く無いのは頂けないですよ~。


【そのラストが必要不可欠であっても大半は否定しそうである】
朱:もう一方の真面目な作風で、結末が世界崩壊や、
 主要人物が全滅するなんてことになったら返金騒動ものです~。
黄:映画なら何日か文句言うだけで済むかも知れないけど、
 十年以上、数十巻に及ぶ連載マンガとかだったら笑えないんだよぉ。
月:インパクトがあって、逆に伝説になるっていうのが業界の総意だ。
黄:狙ってやって滑る流れなんだよぉ。
朱:そこに至るまでの経緯があってこそなのに、
 上澄みだけ掠め取ろうなんて浅はかも良いところですよね~。


【職人をこじらせると経済的に行き詰まるのに似てる】
白:そろそろ、国家は肉大臣を設定すべきだと思うんだよね。
朱:食糧庁みたいなのは聞いたことありますけど~。
黄:肉食獣にとっては、ほぼ同義と考えて良いのかも知れないんだよぉ。
白:担当部署がそこになったら、私も労働意欲が湧くかもって気がするし。
朱:趣味は仕事にしない方が良いとも言いますが~。
黄:白虎にとっては人生そのものな部分もあるけど、
 拘りが強くて妥協しないから、実務には向かない予感がするんだよぉ。


【あくまで業務上の問題でプライベートにまでは影響しないよ】
朱:サポート役の秘書官に、肉食と草食、どちらを選ぶのかが気になるところです~。
黄:被食者あっての肉ではあるし、偏らない為にも反対のを使うべきなんだよぉ。
朱:側近をイエスマンで固めるのは無能の証左ってやつですね~。
白:同胞が食べられるデータとか提出してくるって思うと、
 何とも言えない気分になるんだけど。
黄:そういう感性が残ってることに驚くんだよぉ。
白:それはそれとして、御飯食べないと元気出ないから食欲は落ちないと思う。

 黄龍ちゃんに於ける二大自由人の月読と白虎ですが、月読が登場するまでは白虎が単独で担っていた記憶があります。更に担当の細分化が進んで肉キチみたいになってしまいましたが、生き残れただけマシなのでしょうね。
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