登竜門と呼ばれるものがあります。トウリュウモンと読みます。表記は龍より竜の方が一般的なようです。中国の故事に由来する言葉になります。黄河中流に竜門と呼ばれる急流があって、そこを鯉が滝登りすると龍に成るという伝承があります。ここから大成する為に必要な関門を突破することを登竜門と称するようになったようです。なので厳密な話をすれば、試練や難関そのものを登竜門と呼ぶのは間違いと言えます。字を噛み砕いてみれば自明なことな気もしますけど、誤用も百年続けば正当な使われ方と考えると判断は分かれそうです。ともあれ中国人は本当に龍が大好きだというのが伝わってきます。蝮が成ったり、鯉が成ったり。もういっそ、長く生きたら種に関係なく龍と化すみたいに統合しても良いのではないでしょうか。そう、龍とは即ち概念だったのです。 (・ω・) 神格ってのは称号だと考えると、あながち間違ってない気もする 【実るほど頭を垂れる稲穂かなの真逆を行くタイプだ】 青:進展が無さそうなので、妥協案を用意しましょう。 黒:聞いてやろう。 青:都の西に、担当が不在な土地があります。 そこの守護聖獣となることで納得して貰えませんか。 朱:閑職でも無いよりはマシと、折れる頃合ですよ~。 黄:これで満足できる自己評価なら、 こんなにもややこしい局面に陥ってないのが現実なんだよぉ。 【主人公ならそこに地盤を築いて国を立ち上げる流れだな】 セ:具体的に、どんな場所なのですか。 青:開けていて、とてもいい所ですよ。 水や緑が乏しいですけど、開拓のしがいがあるとも言えます。 黒:はっきり砂漠と言ったらどうだ。 青:正確には、その中で最も生き物が少ない地域です。 黄:龍族の生命力ならどうとでも生きていけそうだし、 ある意味で適材適所な気がするんだよぉ。 【人工知能である玄武より冷血と言われて久しいという】 黒:前々から思っていたが、俺達を個人的感情で処してるだろ。 青:まさか。好き嫌いで決めるなら、もっと手厳しく扱っています。 朱:さらりと凄いこと言ってませんか~。 玄:とりあえず、ライクとヘイトで分けるなら間違いなく後者であり。 白:そういったのを抜きにして冷遇する程度の存在ってことか。 黄:むしろ青龍に心の機微があることに、 驚きを覚えるのが一番に来るべきなのかも知れないんだよぉ。 【裏山で一狩りして晩御飯を調達したい気分】 青:大体、貴方達の失職は現代で言う懲戒免職に相当します。 退職後の面倒を見る義理すらありません。 黄:ここまで引っ張って、最悪の事実を突きつけやがったんだよぉ。 玄:城攻めで言うと、曲輪を一つずつ潰されてジリ貧状態かと思ったら、 本丸をいきなり空爆されたみたいな衝撃です。 白:もうどうにもならないってのは分かったから退席して良いかな。 世の中、どれだけ酷い仕打ちをしてもギャグで済んでしまう枠っぽいものは存在します。読み手側にしてみればイジメにしか見えない面もあるので、匙加減が難しくさりげに大変な気がしないでもありません。 PR |
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