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2021

0210

 吸血鬼と呼ばれる怪物が居ます。英語ではvampireと表記され、バンパイアの名前も浸透しています。文字通り、血を吸う人外の存在で、和訳が誕生したのは明治期とされています。それ以前にもvampireという単語は入ってきていたようですが、当初は蛭と訳されていたのだとか。ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』が知名度を上げた一因ではありますが、西欧では刊行される百年以上前から取り沙汰されていました。その大きな要因となったのがペーター・プロゴヨヴィッチとアルノルト・パウル、二人の事例です。ペーターはセルビアの農民でしたが死亡し、埋葬されました。しかしその後、一週間の内に九名を殺害したという記録が残っているのです。被害者が死に至ったのは、彼が血を吸った結果ともされています。更に二ヶ月以上が経ってから教会の立ち会いで遺体の検分がされましたが、腐敗が全く進んでおらず、むしろ代謝が止まっていないという結論となりました。アルノルトにも似たような現象が起こり、人に非ざる者の怪異として、広範囲で大論争になりました。これが吸血鬼伝説の雛形となったのだそうです。そこに串刺し公として知られるヴラド三世のイメージなどを盛り込み、創作界隈での定番となりました。十字架、ニンニク、杭、日光など、弱点が多すぎるとネタにされますが、訳の分からないものへの対抗手段が無いと人心が落ち着かないことの裏返しなのかも知れませんね。

(・ω・) 折角だから権威付けに利用してやろうくらいの貪欲さは重要である

【事務上の手違いで入れる器を間違えた説すらある】
猫:みゃーにゃー。
朱:『世界経済が激しく動く前に、新事業を展開したい』んだそうです~。
黄:猫の派遣業が安定してる癖に貪欲なんだよぉ。
猫:うるにゃーご。
朱:『儲かって余裕のある時期にやるのは、むしろ基本だ』と言ってますけど~。
黄:本当、なんでこいつ猫として生まれてきてしまったのか、
 そこら辺の役所仕事も適当なのが伺えるんだよぉ。


【猫ほどの個人主義者も珍しいはずなんですけど】
黄:具体的に、どんなことをやりたいんだよぉ。
猫:みぅにゅー。
朱:『雇用を創出し、社会的意義があって、
 利益になるんであれば特に拘りは無い』ですって~。
黄:志の高さがヤバいんだよぉ。
朱:昨今の、自分第一な方々に聞かせてあげたいくらいですね~。


【忘れがちだけど大中華の主要幹部なのですよ】
朱:何と言っても、猫関係のコネクションを有効活用すべきでしょう~。
黄:動員力が半端ないのは認めざるを得ないんだよぉ。
猫:みぃうみゃー。
朱:『愛玩系の業務に向かないやつにも仕事を与えないとな』らしいです~。
黄:経営者の鑑なんだよぉ。
朱:ここまで来ると私の耳にも痛いはずなんですが、
 別の世界のお話のようで実感が湧きません~。


【あまりに生々しいとドン引きするのが人の習性だし】
黄:とはいえ、猫に出来る仕事ってのがピンと来ないんだよぉ。
朱:食う寝る散歩が本業みたいなところありますものね~。
黄:配信でもすれば小遣い稼ぎくらいは出来そうなんだよぉ。
猫:うみーにぃー。
朱:『寮みたいなもんを作ってひたすら流せば、
 運営費くらいはなんとかなるかも知れんな』って言ってます~。
黄:人間でやると揉め事ばっかり起こしそうなのに、
 猫だと微笑ましいものとして見られそうなのがモヤモヤするんだよぉ。

 リアルワールドはわちゃわちゃしすぎて、商機なんだか、耐える時期なんだか良く分かりません。黄龍ちゃん世界もそれは変わらないのかも知れませんが、思考のスパンがやたらと長いので多少の変事くらいにしか考えていない可能性はあります。
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2021

0207

 ボーンヘッドという言葉があります。英語のboneheadをそのまま輸入したものです。間抜けや愚か者といったニュアンスで、注意不足に依るやらかしといった使われ方が多くされます。骨の頭で、なんでこういった意味になるかというと、骨だけの頭部で脳がまともに詰まってない、からだそうです。脳味噌まで筋肉で脳筋という俗語の親戚と言えるでしょうか。少なくても、人の思考や判断の大半が脳に由来するものだというのが世間に浸透していないと確立されない用法です。西洋は知りませんが、東洋では長らく心臓も大きく関わっていると考えられていた訳ですし、歴史的には浅めだと推察されます。日本ではスポーツ、特に野球での凡ミスに対して用いられることがあったのですが、若い世代には通じないかも知れません。微妙に長い単語を忌避するのは、日本人の習性な気もしてきますね。

(・ω・) ボンヘと略すと、ボンバーヘッドが優先されるもんな

【アップデートで壊滅的になるソフトの例で反論しよう】
真:お姉様に勝つこと自体に障壁は無いですけど、
 加減をしないと拗ねられるから面倒なのはあるですぅ。
朱:ナチュラルに見下してますね~。
黄:一説には演算能力で十倍くらい差があるらしいんだよぉ。
玄:表面的な数字に縛られるとは、黄龍さんも見識が足りません。
黄:プログラムとかで効率的に処理できるのかも知れないけど、
 真武が後継機なことを考えると、大幅な差はつかなさそうなんだよぉ。


【かつての黄龍はそうだったんだろうけど何故か説得力が無い】
朱:兄弟姉妹で才能が違いすぎると、こじらせやすいんでしょうね~。
黄:生きた見本が月読みたいなところがあるんだよぉ。
月:何を語っても矢が飛んでくるな。
白:私達みたいに、大差ないのが平和なのかも。
窮:と、お姉ちゃんに思わせるのが円満の秘訣ってやつで。
黄:ドラ猫二号の戯言はともかくとして、
 力を大っぴらにすると関係がややこしくなる部分はあるんだよぉ。


【月読と玄武辺りはガチっぽくなかったですかね】
朱:それでは、総評をお願いします~。
ア:姉も妹も、最高に素晴らしいという感想しかありませんわ。
黄:ひでー茶番だったんだよぉ。
天:私達は何の為に戦っていたのでしょう。
白:戦争映画の締めみたいな台詞を聞いた。
真:こうなることを予想できなかった輩は、
 社会生活を送る上で深刻な問題を抱えていると言わざるを得ねぇですぅ。


【積極的に三枚目を演じておけば傷付く恐れは少ないんだ】
月:まあ、月が太陽と互角であったと思えば大健闘であろう。
黄:前向きなようでいて、微妙に残念な考え方なんだよぉ。
玄:何とも言い難い選挙結果の見出しで用いるやつですね。
窮:精神的に、そして対外的に負けを認めたくない訳か。
月:終わったはずなのに集中砲火ってどういうことだ。
朱:ある意味で美味しいですし、勝者と言えなくもありませんよ~。
黄:世界を動かしているのは道化だと思い込んでおけば、
 それこそ心を安定させられるというものなんだよぉ。

 真武が玄武を何て呼んでたか思い出せないので調べてみるハメになりました。なんと『お姉様』という言葉を発したのは五年以上は前だというのが発覚し、そりゃ記憶に無いよと妙に納得してしまいましたよ。

2021

0205

 本将棋には、反則負けになる行為が幾つかあります。劣勢だからといってちゃぶ台返ししたり、こっそりと駒を動かしたりというのも含まれるのでしょうけど、そういうことではありません。あくまで、指す上でやってはいけないルールの話です。有名所には、二歩があります。マス目を縦軸で見た時、同列に味方の歩兵を二つ置いてはいけないというものです。これは飛車がある列に歩兵を幾らでも並べられてしまうと、攻守ともに大味になってしまいゲームバランスが崩壊してしまうことが根拠なのだそうです。他にも、指定されていない駒の動かし方をしたり、連続で二手指してしまうなどがありますが、これらは分かりやすいでしょう。そして王手放置も、やってはいけない事柄なのだとか。将棋という遊戯の目的は玉将(王将)を奪うことなので、次のターンに取られてしまう状態である王手が掛けられたら、逃げるなり防御するなりしないといけません。これは義務です。放ったらかして玉将を取られてしまったら、ゲームに負けたのではなく反則負けの扱いになるのだと最近知りました。プロ棋士でも僅かながら前例があり、考えすぎると大前提が抜け落ちてやらかすのは何の業界でも変わらないんだと思わされます。

(・ω・) やっぱ業界じゃ、引退するまでイジられ続けたんだろうな

【割と最近の話っぽいし着る前に気付きそうなもんだが】
朱:姉妹と言えば、衣服の貸し借りを良くするそうですが~。
月:体格とセンスが合えばな!
黄:何をいきり立ってるんだよぉ。
月:姉さんの服を拝借した時にダボダボ過ぎて、
 『背が伸びると大きめの制服を買った学生みたい』と言われたことは忘れない。
黄:完全なる逆恨みなんだよぉ。
朱:この方、本当に日本でも屈指の高位神なのかが疑わしいですよね~。


【こういった時に人望とやらが如実に出るな】
朱:逆に天照さんが月読さんのを着たらどうなるんでしょう~。
月:私が姉さんに貸すと思うか。
  下手なことをされないよう、厳重な管理下に置いている。
黄:この潔いまでの自分本位っぷりなんだよぉ。
月:着用する以外の目的で使いかねない方にも問題がある。
朱:それが事実であるかはともかくとしまして、
 可能性を感じさせるだけでアウトですね~。


【既に敵対しきれてないのが漏れ出てませんか】
玄:それにしましても、師匠とこういった形で相対することになるとは。
朱:そういえば御二方は不遇同盟的な意味での師弟ですが、
 月読さんは妹で玄武さんは姉でした~。
黄:心の底から、どうでも良いんだよぉ。
月:バトルものっぽくてテンション上がりまくるのが普通だよな。
玄:この浪漫が分からぬとは、黄龍さんには少しばかり失望しました。


【戦記物で頻出する出世と保身しか興味が無いタイプだ】
玄:姉サイドが勝った暁には、私を師と崇めてもらう道もあるでしょうか。
月:まさかこんなリスクがあろうとは。
黄:そりゃ、前線に立てば傷を負う危険は付いて回るんだよぉ。
月:私の理想は、何があっても破壊されないシェルター本部で、
 参謀に無茶振りをして戦果だけ頂く立ち位置だ。
黄:最低の司令官なんだよぉ。
朱:発想がこれだから、のし上がる機会を失い続けてきたんでしょうね~。

 天照、月読、須佐之男は、日本人の国民性とでも言うべき根性無し、マニア、イキり癖を分配したところがありました。しかし月読のチンピラ感が増してしまった為に須佐之男の役割が減ってしまったような気がしてなりません。

2021

0203

 レッテルという単語があります。元はオランダ語のletterで、商品に貼り付ける説明や成分表などの総称です。現代ですと英語のラベルに置き換わっているので、この使われ方はあまりしません。レッテルという表現を用いる場合は、大体が風評、烙印、評価など、何かに対するイメージを端的に纏め上げたものを意味します。どちらかというと偏見や決め付けなど、枠に嵌めたものの見方をする時に使いがちです。レッテルを貼るで印象を付与する、レッテルを剥がすだと払拭するといった感じになります。限定的な情報や非論理的な理屈で決定することが多いので、あまり良くない風潮となっています。一方で、他人を正しく理解するのが難しいのは、真っ当に生きている方なら誰もが痛感していることでしょう。ある程度、レッテルで見当を付けたくなる気持ちが湧くというものです。まあベタベタと貼りすぎた結果、本体が見えないなんて笑い話にもならないので、程々にとしか言いようがありませんけどね。

(・ω・) 全て剥がしたら何も残らなかったってのもジョークになるのかしら

【祭りは準備してる時が最高潮だから後は落ちるだけなんだ】
朱:では姉と妹として、自身の魅力のアピールをお願いします~。
黄:この時点で、企画倒れ臭がとんでもないんだよぉ。
朱:まず姉妹らしさって万国共通なんでしょうか~。
黄:考えてみれば兄弟姉妹なんて、同じ親を持っているというだけで、
 その有り様は文化、風習、家庭の事情なんかで違って然るべきなんだよぉ。
月:ここまで事を大きくしておきながら、急に冷静になるのはやめたまえ。


【真摯に受け止めて血肉と出来るかは別の話である】
真:例え利己的で器が小さく、大局観に欠けていようと、
 上の子を立てるのがこの国の風習ですぅ。
朱:内助の功的な役割を推してきました~。
ア:妹ポイント三を獲得ですの。
黄:もう、ツッコむのも面倒なんだよぉ。
玄:私がボロボロに言われているのは、スルーして良いんでしょうか。
黄:そこを軽く受け流す度量がないからこそと、
 こっちに関しては指摘してやることにするんだよぉ。


【一緒に暮らす以上はどうやったって軋轢が生まれるからね】
窮:お姉ちゃんの有効活用って言ったら、
 親に怒られそうになった時、矢面に立たせるとか。
白:当時は理不尽さを嘆いたけど、今となっては良い思い出だねぇ。
黄:意外と、まともに姉妹してたんだよぉ。
朱:あの御両親ですと、結局は連帯責任になりそうですが~。
白:確かに、なんやかんやで一緒にってことも結構あった。
黄:こういった微妙に納得しきれない話をどう思うかが、
 家族観とやらに繋がってそうではあるんだよぉ。


【そんな社会性は無いというのが共通認識になっている】
天:姉とは、無限大の愛で妹を包み込むものであるべきです。
朱:これはアルテミスさんが喜びそうな御意見ですね~。
ア:媚びを売る為の発言でしたらむしろ減点対象ですが、
 本心だというのが伝わってきて好印象ですの。
黄:いつの間にか審査委員長も兼ねてるんだよぉ。
月:勝つ為には胡麻をすっておけということだな。
朱:下心満載はダメだと言ってるのを理解してないのが、実に月読さんです~。

 見せかけの平等主義がまかり通る昨今、兄、姉らしく、弟、妹らしくというのも規制されそうな雰囲気はあります。この問題に決着をつけるには、家族とはなんなのかまで論じなければいけないはずなのですが、そこまで踏み込む根性のある方は少なそうなのがなんともはやです。

2021

0131

 無鉄砲という言葉があります。ムテッポウと読みます。結果を予測せず、とりあえず動こうとする様、或いはそういった人を意味します。鉄砲を持たずに戦場に乗り込む無謀な人、と解釈したくなりますが、由来はどうも違うようです。なんでも無点法(ムテンポウ)、或いは無手法(ムテホウ)だったものが変化したという説が有力なのだとか。無点とは訓点が付いていない漢文のことで、日本人には読みにくいことから、ハッキリしない状態を指します。無手法は道具や技術を持たないで行動しようとすることです。現代の使用法からすると、こっちの方が近い気がします。日本語には徒手(トシュ)や空手(クウシュ、カラテ)といった、何も持たないことを表現する単語が結構あります。良い捉え方をされることは少ないですが、何も無いからこそと解釈する場合もあります。無鉄砲を美学と呼べるか否かは、人に依って考え方が違いそうです。

(・ω・) 大抵は単なる無思慮ってのが現実だろうけど

【獲物だとかレア素材として扱ってるやつも居るけど】
朱:それではこれより、天照さん、白虎さん、玄武さんに依る姉軍と、
 月読さん、窮奇さん、真武さんの妹軍で対決を始めます~。
黄:結局はこうなる訳だけど、この方が収拾は早そうなんだよぉ。
朱:実況は、みんなの妹である朱雀がお送りします~。
黄:図々しい自己紹介なんだよぉ。
月:大袈裟な表現ではあるが、
 近所の幼子的にほっこりとした目で見られてる部分があるのは確かだし。


【青梅でも齧ってろと言いたくなる部分はある】
ア:解説はわたくし、アルテミスですの。
朱:勝負の鍵は何処らへんになりますかね~。
ア:皆さんが日々研鑽している、姉指数、妹指数が重要になりますわ。
黄:聞いたことのない単語が出てきたんだよぉ。
朱:知らない世界のお話は、新鮮味に溢れています~。
黄:これはもしやフレッシュであればあるほど良いという、
 世間の風潮へのささやかな抵抗なのではと思えてきたんだよぉ。


【専門家的な人に力説されると真実っぽく感じてしまう】
朱:きっと姉妹業界では浸透しているに違いありません~。
ア:たった今、作りましたのよ。
朱:知ったかぶりは恥を掻きますね~。
黄:この場合、熟知していても自慢になりそうもないんだよぉ。
朱:ですが他に詳しそうな方も思い付きませんし、
 多少の捏造は許容していきましょう~。


【リベンジマッチとかのイベントが発生しないのが悪いんだ】
月:ふっふっふ。この機を逃さず、下剋上を果たしてくれるわ。
白:勝利者賞とか無いなら、特にやる気出ないなぁ。
朱:結構な温度差があるようですけど~。
黄:そりゃ、元から対立の構図で成り立ってるならともかく、
 普通の姉妹が勝負したところで禍根が残りかねないだけなんだよぉ。
玄:戦いを通じて育まれる絆だってあるでしょう。
朱:そんな少年マンガのお約束が実在するなら、
 黄龍さんと麒麟さんはとっくに仲良しこよしだと思います~。

 姉と妹、どちらが優れているかというのは一部で永遠の命題となっているとかいないとか。需要があんまし被ってないんだから住み分けしたら良いんじゃないかというのは、事なかれ主義者の発想なんですかね。
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