2021
瀬戸という言葉があります。セトと読みます。狭い門という意味で、セドとも発音していたようです。海峡の中でも特に幅が小さいものを指します。一般論として広い方が流れは緩やかで、狭まれば急になりがちです。瀬戸際という言葉も、そんな激流に飛び込んだら命が危ういことから派生したのでしょう。固有名詞としては瀬戸内海が有名ですが、海としては穏やかな方でイメージが結びつきません。説はいくつかありますが、小島が多く瀬戸だらけなことが由来であるというのが有力視されています。一方で、愛知県の北部に瀬戸という地名があります。瀬戸物という、焼き物の代名詞と言えるほど陶磁器生産の歴史を持った地ですが、岐阜県と接している訳で、海なんてありません。どうやら陶所(スエト)が変化した結果らしく、単語のそれとはあまり関係が無いのだとか。同じ文字、同じ読み方で、こうも色々な使われ方が混じっていると、どうなってんだと少し言いたくなります。言語は生き物のはずなのに現時点での終着駅が一緒というのは、運命的なものを感じるべきなのでしょうかね。
(・ω・) 現代語で、瀬戸は滅多に使わないのがまた
【小市民ほど無駄なプライドで後に退けなくなる】
月:じゃあ、ゼロの概念を消失させてくれ。
朱:何を仰ってるんでしょうか~。
月:いや、どうなるか分からん方が面白いかなって。
黄:自分でも言っていることを理解してなさそうなんだよぉ。
朱:数学者さんや物理学者さんでも、かなり悩みそうです~。
月:正直なところ一杯一杯だが、出した刃は引っ込めない所存だ。
【幻想の自分とのギャップがどれくらいかも把握できてなさそう】
亜:思考実験だったら、重力定数とか、
原子間結合力を変化させる方が盛り上がらないかな。
身近なところから、果てはブラックホールまで考えられそうだし。
月:ヤバい、知識の無さがバレるガチな提案をしてきた。
黄:仮にも科学者相手に、どうして勝てると思ったんだよぉ。
朱:きっと月読さんの張子の虎は、恐竜さんよりも大きいんでしょう~。
【眩しすぎて地球からの観測が困難になるだろうな】
天:恒星が明るいものって、常識に縛られてると思うんですよ。
衛星が輝く宇宙であっても良いじゃないですか。
亜:理屈はともかくとして、地球なら大して明るさ変わんないかもね。
見かけの大きさ、太陽と月でほとんど一緒だし。
黄:木星とか、何十個もあった気がするんだよぉ。
月:それよりも土星の輪が光るかどうかが、割と重要な気がしてならない。
【喜んで受け入れたら失望されてしまうやつだ】
朱:太陽さんが大きいだけで真っ黒でしたら、
畏怖の対象として君臨しそうです~。
月:いずれにせよ、月と太陽は対立する運命にある訳だ。
天:たまには月読が主役の次元があっても良いと思いませんか。
黄:このナチュラルな見下しが天照なんだよぉ。
亜:劇団の花形役者が同じことをしたらどう受け止めるか、
想像したことすら無さそうな感じだね。
自分で始めておいてなんですが、宇宙のルールってなんやねんと思いつつあります。まあ、どんな願いでも一つだけ叶えてやるだと安直すぎるので、これで良かったと信じ込むしかありません。
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2021
富山の薬売りと呼ばれるものがあります。越中富山の薬売りと称されることもありますが、いずれにしても旧富山藩、現富山県に端を発しています。この土地は薬都と呼ばれるほど和漢薬(和製漢方薬)の生産が盛んでした。江戸時代中期、二代藩主前田正甫は各藩に流通させるべくビジネスモデルを構築しました。それが後に富山の薬売り、または配置薬という名を冠することになります。まずは全国を行脚する行商人を用意します。そして各地のお得意先に複数種類の薬包が入った薬箱を設置します。年に一、二度訪問して、使用した分の代金だけを頂戴して、補充するというものです。ついでに使用期限が近付いた薬も交換してくれます。消費者も必要分だけ購入できるというメリットがあり、時流にも乗って定着しました。気の長いスタイルにも思えますが、健康という、誰しも一生付き合わなければならないテーマであるからこそ成立したのかも知れません。現代でもオフィスや学校などに文具一式を置いておき、使った分だけ後払いする商売がありますが、派生と言えましょう。一つの藩の製品をブランド化し全国展開するというのは、時代を考えるととんでもなく先進的なことです。革新を起こしつつ、領民の雇用を増やす。これでこそ名君として名を残せるというお話なのでしょう。
(・ω・) ちなみに暗君は、実を結ばない提案をして臣下を困らせる
【ぶん投げても問題ないという強みがあるのは事実だけど】
亜:宇宙のルールを一つだけ変えられるなら、どうする?
黄:壮大な問答を浴びせかけてきたんだよぉ。
朱:唐突感が凄いです~。
亜:いや、研究が行き詰まってて、
素人さんの枠に囚われない発想がヒントになるかもって。
黄:芸能人みたいな上から目線があったんだよぉ。
朱:我々プロには出来ない笑いのスタイルみたいな言い回しですね~。
【残る課題は資金と安定した企画力だけだ】
黄:まず、先代玄武はアマチュア発明家なのに、
そんなでかい視点で考える必要性を感じないんだよぉ。
朱:家庭の知恵みたいなのからアプローチすれば、
特許で小金持ちになれるかも知れませんよ~。
亜:コツコツと利益を出すのは大企業に任せておけばいいの。
私みたいに自由な立場のが世界を変えるんだから。
黄:これがそこらの身の程知らずなら大言壮語で済むんだけど、
相応の技術力を持ってるってのが面倒の種なんだよぉ。
【常識の範囲でって但し書きを付けても揉めそうである】
朱:私は、普通の女の子になってみたいんですよ~。
亜:それって、真理に干渉しないと不可能な領域の話なの。
黄:朱雀だけ弄っても、歪みが波及して理が壊れてしまう気がするんだよぉ。
朱:願い事系って、それは無理って断られるパターンが多いですし、
こういったスケールが大きい時に欲張っておきませんと~。
亜:何でも良いよって言っておいて後出しで制限を掛けるのは、
凄くイラッとするのは分かっちゃったりする。
【だからこそ難しいと主張してるってことにしておけ】
朱:まあ、無理なら無理で良いんですけどね~。
黄:デザートにケーキ食べたいくらいの願望だったんだよぉ。
朱:贅沢を言い出したらキリが有りませんし~。
亜:この境地をみんなが持てば、もう少しくらいは平和になるだろうに。
黄:上司と反りが合わないからって理由で職務を娘に放り投げた上、
自身は高校生と偽って私欲を満たしてるのが言える精神に感心すらするんだよぉ。
悪魔の取引もそうですが、回数に制限のある願望実現ネタは、思想や価値観が如実に出るんじゃないかと思いました。自分勝手な黄龍ちゃん世界の住人なら好き放題言ってくれるんじゃないですかね。
2021
しがらみという言葉があります。漢字で書くと柵なのですが、サクとも読めるので文脈で判断するしかありません。大本は、柵(シガラ)むという動詞にあります。絡みつく、纏わりつく、といった意味合いです。ここから変化して、しがらみは川の水をせき止める為の設備を指すようになりました。複数の杭を流れに対して垂直に打ち、枝や竹などを括り付けることで水流を抑制します。更に転じて、思うような行動が出来ない原因としての人間関係という意味で用いられます。現代日本語では、ほぼ後者でしか使われないでしょう。人という生き物は誰とも関わらずに生きるというのがかなり難しく、大なり小なり繋がりを持っています。そのお陰で生活の質が向上する反面、制限されることもあります。しがらみを用いる場合は、負の部分が強調されがちです。水から見たら柵なんて障害物以外の何物でも無いので、順当と言える気もします。でも纏わりついてるのは水の方だよねという感じもありますし、良く分からなくなってきました。
(・ω・) 蜘蛛の糸に絡め取られた羽虫みたいなイメージがダメなのかも
【鮫の巣で流血する程度には自殺行為と言える】
朱:とりあえず基本に則って、食欲を刺激してみましょう~。
月:炭火で焼いた魚の匂いは本能に訴えかけるな。
猫:なーご。
白:うにゃー。
朱:そ、想定と違う方々が釣れてしまったんですが~。
黄:いや、予想通りのど真ん中すぎて、
逆に無いとすら考えていた展開なんだよぉ。
【営業研修で大型契約取るまで帰ってくるな程度にはメチャクチャ】
黄:状況次第で食い溜めはするけど、
絶食に耐える為であって、生存戦略の一環なんだよぉ。
月:元マムシは、食に対する考え方が人類とは違う。
朱:一食を何日も掛けて消化するなんて芸当できませんしね~。
マ:考えてみたらウチら人間が専門やし、
こないなタイプ相手のマニュアル持ってへんで。
ア:そういったことを初等試練として課すのは、不備でありませんの。
【大物が画一的な教育から生まれてこないのは何処も変わらない】
マ:あんたら全員不合格やな。新入り共と一緒に再講習を受けぇや。
朱:理不尽が過ぎませんかね~。
黄:昨今の悪魔がポンコツなのは、
大悪魔の育成力に問題あるせいな気がしてきたんだよぉ。
月:言うなれば伝説の不良が教師になってチンピラを量産してる訳だからな。
劣化コピーにしかならんのも納得の話だ。
【凡庸な宝石の原石より稀少性が低そう】
朱:ここは悪魔さんこそが、外部講師を検討すべきではないでしょうか~。
月:そういうことなら、助力してやらんでもないぞ。
黄:ちょっと立場が上になりそうだと、これなんだよぉ。
マ:こういう天然もんが落ちてると楽なんやけどなぁ。
黄:こんなのがゴロゴロしてたら世の秩序は保てないと切り捨てたいけど、
割とそこらに居やがるのが難儀なんだよぉ。
何が怖いって、今年の半分である9話が終わってしまったことなのです。毎年似たようなことを言ってる気もしますが、慣れないものですねぇ。
2021
名伯楽という称号があります。メイハクラクと読みます。目が利き、人材を見抜く能力に長けた人への尊称です。伯楽というのは元を辿れば、春秋戦国時代の秦に仕えた孫陽という人物の字です。字はアザナと読み、愛称兼俗称の様なものです。諸葛亮の孔明なんかが有名でしょう。孫陽は馬の良し悪しを見極めることに優れていました。当時の国家にとって馬は重要な戦力であり、当然のことながら重用されます。そこから中国占星術に於ける天馬の神の名を冠して伯楽将軍と称されていました。彼の逸話は幾つかありますが、好意を持っている弟子には駄馬の見分け方を、そうでもないのには名馬のを教えたというのが良く知られています。これは世の馬の大半は駄馬かそこそこで、名馬と呼べる程のは滅多に居ない為です。そんなレアな存在を商材にしても商機は薄く、それなりのを見極めた方が堅実だからということらしいです。現代でも95点以上の高級品に需要はありますが、7,80点の量産品を大衆向けに販売した方が安定していることからも、不変に近い考え方と言えます。現代で名伯楽というと、特にスポーツ界で、優れた指導者を呼ぶことが多いです。本来の意味から考えるとちょっとズレている感じもありますが、結局は有望な選手であるかを判断することこそが大事って話なのかも知れませんね。
(・ω・) 育ったら才能あるってことだから、結果論な部分は否定しきれない
【天は二物を与えずというけどこんな一物は欲しくない】
マ:悪魔がどないなもんか、分かってもらえたやろか。
朱:気付いたんですが、
悪魔さんを学ぶことで対策も検討できてしまいそうです~。
月:敵を知り己を知れば百戦あやうからず、か。
黄:賢そうな引用が、逆にバカっぽく見える月読は凄いんだよぉ。
ア:割と的確ですのに、聞き齧った言葉を使いたいだけに聞こえるのは、
もはや才能の域ですわね。
【クライアント兼スポンサー感あるけど報酬は出してないっぽいし】
マ:こないな基本を踏まえて、実践に入るで。
黄龍の欲を暴走させたら合格や。
黄:何故か火の粉が飛んできたんだよぉ。
マ:そないなところで傍観者気取って座っとるのが悪いがな。
黄:元を辿ればこれを頼んだのはこっちだけど、
会場提供者に対する配慮を感じないんだよぉ。
【卒業見込みが無い連中だし余計にタチが悪いのでは】
月:それより、新人向けとは思えない無茶振りなんだが。
ア:黄龍さんって、何かにのめり込むことがありますの。
朱:中級か上級の昇格試験にありそうな難易度です~。
マ:これをクリアせん限り、永久に追試を続けるつもりや。
黄:つまり、落ちこぼれ共が延々とまとわりついてくるってことなんだよぉ。
月:現状とさして変わらんではないかと、自虐的に言ってみる。
【こういった時こそ仲間に取り込んで業績扱いにしよう】
朱:ストイックな青龍さんと違って黄龍さんは俗物ですけど、
極端な執着を見せることは少ないですよね~。
月:かつてのネトゲはともかくとしてな。
黄:あれで程々が一番と学んだんだよぉ。
ア:わたくしには分からない境地ですわ。
マ:アルテミスみたいに何もせんでも暴れ回るんがおると、
悪魔的には存在意義で悩まされるんや。
何年かに一回、黄龍がボケ倒す話が紛れ込みますが、あれは彼女なりに溜まった鬱憤を晴らす手段なのでしょう。そんな頻度で良いのかという気もしますが、時間に対する感覚が全く違うので、何とも言えないものがあります。
2021
奉行と呼ばれる役職があります。ブギョウと読むのが一般的です。武家社会で上からの命令を実行する人、という設定だけ聞くと実に広い範囲を指すものです。実際、江戸時代にはこの名が付いた役回りが山のようにありました。寺社奉行、勘定奉行、町奉行、普請奉行、などです。担当する行政の責任者みたいな感じで使われていたのでしょう。現代で言うと、公務員の局長だとか、長官辺りが相当すると思われます。転じて、鍋奉行に代表される、私事で仕切る人にも用いられる様になりました。時代劇の影響か、お奉行様と表現すると警察や司法の役割を担当していた江戸の町奉行を連想する方も多いかと思われます。言葉だけで考えると限定的も良いところです。しかし浸透している訳ですから、創作の力の一端を思い知ってしまいますね。
(・ω・) 知事的立場でもあるから、実はめっちゃ偉い方なのだ
【逆張りするだけでトントン拍子に出世しかねない程だ】
マ:その百七十三、『悪魔稼業は真剣に。しかし遊び心を忘れるな』や。
月:たしかに、ふざけたことを大真面目に出来るやつは仕事も優秀だな。
黄:しょうもないことにしか注力しないのが何か言ってるんだよぉ。
ア:恋路も、緩急織り交ぜるのが肝要ですの。
朱:何事にも応用が利くってことなんでしょうか~。
黄:こいつらを参考にしても得るものは無いと切り捨てたいけど、
反面教師としては相当の水準に達してるのが難儀なんだよぉ。
【知ったかぶるのを自重すれば良いだけなのでは】
朱:青龍さんが趣味に走ったら、とんでもないことをしそうではあります~。
黄:その結果が、万里の長城なんだよぉ。
月:あの造形美とスケールはマニアの仕業だと思っていたが、やはりか。
朱:初耳なんですが~。
黄:そりゃ、適当ぶっこいたんだから当然なんだよぉ。
月:先走った私が恥を掻くという流れは、そろそろやめにするべきではないかね。
【ぬるま湯慣れしてるし競争社会は向いてない】
マ:その三百二十五、『よその神様でも悪魔の素質があったら報告を怠るな』や。
月:これで私も、勝手に認定されました。
黄:人材の発掘は拡張路線に不可欠ではあるけど、
スカウトする対象に疑問が残るんだよぉ。
朱:才能があるのと、使いこなせるかどうかは別の問題ですし~。
マ:掻き集めるだけ掻き集めて、アカンかったらポイ捨てするんやで。
黄:果物の栄養が不足しないよう間引きすることを摘果というらしいけど、
月読もいずれ毟り取られるんだろうなと思う訳なんだよぉ。
【単に大悪魔が決定したから反対できない匂いしかしない】
マ:その六百六十六、『悪魔たることに誇りを持て。謙遜は自身を安売りすること』や。
朱:や、やっと終わりました~。
月:無駄に社訓とかが多い会社って、察するよな。
マ:心構えの問題や。全部守れとか無茶を言う気はあらへん。
黄:だったらもうちょっと絞って欲しいんだよぉ。
マ:片っ端から詰め込んだ結果やし、
悪魔的にキリええ数字やったから文句言うのもおらんのや。
鉄則シリーズだけで完走できそうな感もありましたが、それもどうかと思うので一区切りです。鉄則の文面が標準語っぽいところを見るに、マモンの訛りは悪魔全体の傾向では無いということが伺えますね。