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 風見鶏と呼ばれるものがあります。カザミドリと読みます。英語ではweathercockになります。風向計の一種で、主に教会や住宅の上に設置されます。名前の通り雄鶏を模していて、地面と水平方向に回転できるので風向きが分かります。しかし本場である欧州ではそういった実用性より、魔除けとしての役割が強かったようです。普及しだしたのは9世紀辺りとされていて、既にキリスト教が大勢力を誇っている頃です。雄鶏の鳴き声には邪を祓う力があるという俗信からローマ法王庁が教会への取り付けを厳命しました。そこから民家へも波及していったようです。日本でも鬼瓦などがありますし、家を守りたいという気持ちは洋の東西を問わないのでしょう。一方、風見鶏は東西南北、いかなる方向でも顔を向けることから、定見を持たず移り気で八方美人の喩えとしても用いられます。この用法は欧米から輸入されたものらしく、全方位に良い顔をしようとする人はどんな国でも軽く扱われるようです。

(・ω・) 右顧左眄と書いてウコサベンと読む類語もあるよ

【たまには頼りたいという青龍の悲願も不変っぽいな】
朱:と言いますか、黄龍さんに相談するのは間違ってる気がするんですけど~。
黄:やかましいんだよぉ。
天:かつて栄華を極めた方なのですから、得るものはあると思いますが。
朱:そんな絢爛豪華な生活をしてたんですか~?
黄:現役時代はアホほど忙しかったから、
 どうやって青龍に丸投げするかしか考えてなかったんだよぉ。
朱:どれほど世界が移ろいゆこうとも、変わらないものもありますよね~。


【一つを諦めることで得られるものだってあるさ】
天:それに失敗した時の言い訳が欲しいというのもあります。
朱:黄龍さんが関わったせいにするつもりですよ~。
黄:こういう、微妙に保険を掛ける辺りが月読の姉なんだよぉ。
朱:こんな本音を聞いても降りようとしないのは凄いと思うんです~。
黄:どうせ拒絶したところで、延々と粘着してくるんだよぉ。
朱:人間関係の極意のようなものを垣間見た気がしてなりません~。


【人間社会だと優秀と評されるからタチが悪い】
天:という訳で、幾つか素案を用意しました。
黄:全くの無策で来るよりは好感を持てるんだよぉ。
朱:議題だけ持ってきて、中身は考えない方も多いですよね~。
黄:それで仕切るのがうまいとかなら救いもあるけど、
 碌に働きもしないくせに態度だけはでかいから腹立たしいんだよぉ。
天:随分と具体的な恨み節に思えるのですが。
朱:私程度の若輩でも心当たりがあるんですから、
 黄龍さんほど年季が入っていれば百や二百じゃ済まないんでしょう~。


【無能はどうでもいいことにこそ全身全霊を注ぎ込むからな】
黄:他にも結論が決まってるのに、
 あたかも議論をしてる形だけ整えようとする輩も殴りたいんだよぉ。
天:謎のスイッチが入りました。
朱:これで凝り性ですから、話し合うならちゃんとしたいんじゃないですか~。
黄:もっと単純に、無駄なことをするのが面倒なんだよぉ。
天:この発言だけで、以前の黄龍さんが優秀であったことが伺えます。

 天照と玄武の喋り方は大して変わらないので、玄武振興策を語るいつもの感じになってしまいそうです。なので日本神話要素を意識して、そういった雰囲気から遠ざけていくのが順当なのだと考えます。
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 ダニと呼ばれる生物が居ます。壁蝨など幾つかの漢字表記があるようですが、あまり見掛けるものでもなく、日本語だとほぼ仮名で表されます。虫の類ではあるのですが昆虫ではなく、蜘蛛や蠍に近いのだそうです。基本的にはとても小さく、世界中の至るところに生息しています。種類や環境で食性は様々ですが、最も知られているのは吸血です。人間や家畜などに張り付き、蚊と同様に針状の口を突き刺して吸い上げます。それ自体が痒みを引き起こすものですが、死骸や糞などもアレルギーの原因となる為、好きな人は少ないでしょう。更には伝染病を媒介することもあって、人間社会的には完全無欠の害虫に区分されてしまいます。世の中に溢れるダニ退治を売りにした薬剤や家電の多さからも伺えます。また寄生生物の側面が強調されることが多く、比喩的に用いる場合はコミュニティに貢献せず利益だけを掠め取る存在を指します。ダニだってそれなりに頑張って生きてるはずなのですが、人とは傲慢な生き物なので仕方ないのかも知れません。大体、血を吸うのは楽みたいな風潮ですが、自分の何十万倍の体重を持つ相手にへばりつく根性は認めても良いんじゃないでしょうか。食事の為に特撮の怪獣みたいなのに突撃すると考えると、彼らも大変なんだなと思わされる次第です。

(・ω・) でも生き残ってる訳だし、相対的には割が良いんだろうか

【敗軍の将は兵を語らずとか言ってたら意見なんて出せなくなるけど】
天:日本人が日本神話を良く知らない現状に危機感を抱いています。
朱:ふわっとした精霊信仰を持っていても、
 ちゃんとした知識のある方は少ないらしいですね~。
黄:宗教との付き合い方なんて、その位で充分な部分もあるんだよぉ。
天:そんな呑気なことを言っていた末路が黄龍さんじゃないですか。
黄:必ずしもそういった理由じゃないんだけど、
 没落したのは事実なんで、反論しづらいんだよぉ。


【本来は表意文字だけど表音文字としても活用した歴史がある】
天:まずは原因を考察してみましょう。
朱:当て字的な名前が多くて、馴染みにくいのは一因な気がします~。
黄:仮名が生まれる前に書かれたのが原典だからしょうがないんだよぉ。
天:今の子も音を優先した名が多いですし、そこまでとは思えませんが。
朱:似たものとして扱って良いんでしょうか~。
黄:原点回帰に分類されるかはともかくとして、
 漢字に過剰な意味を求めないってところは共通してるんだよぉ。


【本格的にキチガイだらけだと収集が付かないしな】
黄:後は須佐之男如きが英雄的立ち位置なことで察するんだよぉ。
朱:花形の人材が不足してますよね~。
黄:余所と比べて根本的にキャラの立ち具合が微妙ってことなんだよぉ。
天:人間味を重視したのが裏目に出た可能性はあります。
黄:同じ俗物でも、ギリシャ神話くらい飛ばしていけば世界的になれるんだよぉ。
天:定期的に比較されますが、ああなってしまうのもどうでしょう。
朱:イカれてる方が印象に残るのは間違いありませんし、
 そこは兼ね合いってやつなんじゃないですか~。


【世の中的に国教自体が廃れていく流れではある】
朱:バトル展開が少ないのは人気に悪影響がありそうです~。
天:最強論争がこれほど盛り上がらない神話もあまり無いかも知れません。
黄:こうして見ると、何処から手を付けても改善になりそうなんだよぉ。
朱:むしろ千年以上、何をしてたんでしょうか~。
天:適度な距離感を意識して近付いたり離れたりをしていたら、
 気付けば疎遠になってしまったと言いますか。
朱:子供の頃の友達みたいですね~。
黄:国民に密着しすぎると閉塞感が生まれる面もあるし、
 さほど間違ってた訳でもないのが考えさせられるんだよぉ。

 という訳で天照の日本神話再興物語が始まります。私もさりげに断片的にしか知らないので偉そうなことは言えませんが、これを機に勉強し直すという名目でやっていこうと考えています。

 涙金と呼ばれるものがあります。ナミダキンと読みます。ナミダガネでも間違いでは無いようです。人に与える金銭の内、同情などが理由のものを指します。関係を終える手切れの意味も含まれており、大した額ではないことが多いようです。こういったものに相場があるのかについては疑問が残りますが、受け取る側が納得してなければ、それは端金なのでしょう。賠償金や慰謝料を争った裁判で、似たような事例でも日本と諸外国では文字通り桁が違うってことも良くありますし、精神的なものを数値化することの難しさを感じます。逆に焼け太りのように、被害額より見舞金や保険金の方が多くて儲かるパターンもあります。銭で全ての片を付けるのは誤りのようでいて、これ以上に分かりやすい誠意も無い訳でして。払う側はそれで終えようとしてるんですから、最大限に貰えるよう交渉するのが正解な気もします。

(・ω・) なお正当な要求でもゴネてると思われることもある模様

【裁量権を与えるだけで解決する問題ではあるけど】
黄:そういや、こいつが霊獣化したら白虎として迎えるって話もあったんだよぉ。
白:多分だけど、私の席に座るより、現状の方が社会貢献になる。
朱:保身での発言ではなく、本心であろうことが切ないです~。
猫:ぐるみゃー。
朱:『仕事なんてのは自分で生み出すから楽しいんだよ』って言ってます~。
黄:この意識を持ってる時点で、
 白虎なんかより格上であろうことが何とも言えない気分になるんだよぉ。


【適当な名誉職を用意して捨扶持はくれるんじゃないかな】
黄:貴族社会も長く続くと疲弊して、
 資本家が実質的な支配者になるってのはあるんだよぉ。
白:青龍が居るから維持できてるみたいなもんで、
 その内に四神も金持ちに取り込まれるんじゃ。
朱:その時は朱雀を辞めて、雇ってもらうことにします~。
黄:プライドの欠片もねーんだよぉ。
白:この猫、飼い主だからってコネ採用とかしてくれるのかなぁ。


【久々に会ったら微妙な空気感で無言のまま時が過ぎるのは辛い】
猫:がーにぃあ。
朱:『悪くない案が集まったから、幹部会で検討させてもらう』ですって~。
黄:猫幹部という言葉の響きが凄いんだよぉ。
白:近所の猫が集まったら会議してるって言うけど、
 そんな高度な内容だとは知らなかった。
朱:白虎さん一家が集結しても、肉談義しかしませんのに~。
黄:家族で盛り上がれる話題があるのは良いことだと、
 敢えて本質を外した意見を言ってみようと思うんだよぉ。


【返す返すも立場としては決断する側のはずなのですが】
猫:ぐるにゃーご。
朱:『今後も何か思い付いたら、ドシドシ提言してくれ』だそうです~。
白:小遣い稼ぎくらいにはなるかも。
黄:アイディアを出すのは素人でも出来るけど、
 商売まで持っていくのは大変だし、良い関係ではあるんだよぉ。
朱:取捨選択して形にするのが上の役目らしいですね~。
黄:現場の見解を無視してグダグダにするケースも多いらしいけど、
 それよりも朱雀の他人事っぷりが気になってしょうがないんだよぉ。

 飼い猫の空き時間を有効活用とかいう、バイト募集の広告みたいな話でした。狩りの必要がなく、飼い主と遊ぶのも日に数時間程度と考えると、それなりに労働できないこともないのです。あいつらにそんなやる気があるのかと問われると、無いだろうなぁとしか言いようがありませんけども。

 破竹という言葉があります。ハチクと読みます。主に破竹の勢いや破竹の快進撃の様に、もはや誰にも止められないほどに加速が付いた状態を意味します。これは中国の故事に由来する用法です。後に三国志とも呼ばれる時代の末期、魏は既に司馬一族の簒奪に依って普となっており、蜀も消滅した頃のお話です。杜預(トヨ)という将軍が残った呉を平定すべく進軍していました。しかし季節は夏になろうとしています。暑さ、長雨、疫病などの懸念から、引き返して時期を待つべきという進言がされました。しかし杜預は『竹は節があってそのままでは割りにくいが切れ込みを幾つか入れればスパッと裂ける。今の我らもそれに似ていて機を逃さず一気に決めるべきだ』的なことを言って侵攻を続けます。結果、戦果を上げ続け、呉は降伏します。ここに三国時代は完全なる終焉を迎えました。杜預は同時に、竹が破れるかの如く物事が順調に進む様子を表した言葉でも名を残した訳です。まあ、この十年後くらいに八王の乱と呼ばれる大乱が勃発し、統一王朝と呼べるものは数十年しか保たなかったようですが。破竹でもぎ取った天下が、竹が割れる様に分断されるとは、皮肉な話じゃありませんか。

(・ω・) 皇帝が老害化するのは、世界中の様式美みたいなところがある

【一度シェアをグラフで提示して欲しいな】
玄:普通に、小動物系の害獣退治ではいけないんですか。
黄:人間が猫と付き合う大きな理由の一つなんだよぉ。
猫:にぃみゃー。
朱:『そんなありきたりな発想に商機なんて無いんだよ』だそうですが~。
黄:確かにそういったベタなのは、大手が真似して旨味がなくなるんだよぉ。
玄:この方が最も猫を動かせると思っていたのですが、
 世界というのは広いんですね。


【バレた時の面倒さがキーポイントなのかも知れない】
玄:では猫に小型カメラを取り付け徘徊させ、
 自然な形で監視するというのはどうでしょう。
黄:地味にエグいことを提案してきやがったんだよぉ。
朱:猫さんが歩いていても、大して警戒されませんものね~。
猫:なーぐる。
朱:『コンプライアンスがうるさいのに無茶を言うな』ですって~。
黄:立派なようでいて悪魔に雇われるのは許容してる訳で、
 倫理観がどうなってるのかサッパリ分からないんだよぉ。
 

【今の部下三匹が特異なだけって見方もあるけど】
青:大きな猫を継続的に養ってますが、未だにどう扱うのが正解か分かりません。
白:うにゃ?
朱:言うなれば青龍さんは猫さん使いのベテランですね~。
黄:結局は使いこなせてない訳だし、エキスパートとは言い難いんだよぉ。
猫:みゃーにゃー。
朱:『その件に限れば俺の方が上だな』と言ってます~。
黄:実務に関しては地球上でもトップクラスの青龍だけど、
 人材の運用は大したこと無いから威張れる話じゃねーんだよぉ。


【三代目くらいで気付いておけばこんな惨事にはならなかったはず】
黄:先代白虎も裏切りがあって誅殺してるし、自由が過ぎるんだよぉ。
朱:どなたが最初に虎さんを四神にしようって言ったんですか~。
黄:登用担当は青龍なんだよぉ。
青:まさかここまで奔放な生き物だとは思いませんでした。
白:昔から人事能力が今一つなのは分かった。
黄:何千年も起用し続けてるのはどうかと思うけど、
 ここまで来ると伝統がのしかかって辞められないのも分かるんだよぉ。

 百年くらい前に先代白虎が、彼なりの信念のもと悪行を働いて青龍に断罪されたという、三年に一度くらい触れられる設定があります。今にして思うと、どうして青龍に勝てると思ったのかが疑問ですが、若さ故の錯誤かも知れません。それでも下手すりゃ千年近くは生きてるはずなのですが、所詮はネコ科ですから。

 ギャランティという言葉があります。英語のguarantee、もしくはguarantyを直輸入したものです。日本語としてはギャラと省略した形の方が通りが良いでしょう。本来の意味は、保証です。その範囲は担保や品質のそれなど、広範囲に及びます。日本では、請負的な業務の報酬というニュアンスが強く、それ以外では使われないほどです。対価として支払われるものという見方をすれば、一種の保証と解釈することも出来るでしょう。この国以外でそんな使い方をしてる場所は無いらしいですけど。元は芸能用語だったようですが、今となってはフリーランスに近ければ、その職種は問わなくなってきています。或いは単発の仕事でも許容範囲っぽいです。逆に固定給や継続的な依頼は適用外な感じがあります。芸能人との契約が期間辺りで成立することに基づいているとすれば理屈は通ります。明日の生活すら危うい世界で、保証の名を冠する給金を貰うというのも、冷静に考えたら残酷な話のようにも思えますね。

(・ω・) イベント自粛の流れで、色々と大変だとは聞く訳でして

【そっちの方が見破るの簡単って説もある】
月:猫も健康を気にする時代だからな。
  同じ柄の太いのと痩せたのを用意して、
 ダイエット食の使用前使用後画像に使うとかどうだ。
黄:発想が、常に詐欺的なんだよぉ。
朱:猫ソムリエが、別猫だって看破しそうですけど~。
月:画質を微妙に荒くするとか、逃げ道は用意しておく。
黄:だったら最初から加工で良いんじゃないかと、
 言ってしまっては話が広がらない気もするんだよぉ。


【どっちも本物だから的が増えてるだけなんですけどね】
月:似たやつって話なら、影武者需要は無いだろうか。
黄:何に命を狙われてるんだよぉ。
月:いや、そんな危険なのじゃなくてアリバイ作りとか。
黄:充分に胡散臭いんだよぉ。
朱:分身の術ごっこをして遊ぶのは楽しそうです~。
黄:それを実際に分裂したことがある朱雀が言うのもどうなんだよぉ。


【単に働いてないことへの罪悪感にしか見えないけど】
猫:なーぎゃ。
朱:『ペット業に疲れた時のバカンス用に、
 一時的な代わりを用意することならある』と言ってます~。
月:代車じゃないんだから。
黄:それ以前に、飼い猫が疲弊するってなんなんだよぉ。
朱:『ニートだからって楽じゃねーんだよ』とか言い出しますし、
 心労は本人にしか分からないんでしょう~。


【公的に指紋や遺伝子なんかで確認する時代は来るんだろうか】
朱:あまりにそっくりすぎると、見分けが付かなくなりそうですけど~。
月:猫ってあれで性格に幅があるし、飼い主なら余裕だろ。
黄:愛情をテストするみたいになってるんだよぉ。
猫:うるにぃや。
朱:『個体識別用の印くらい入れてるに決まってるだろ。
  大事な身柄だぞ』ですって~。
黄:そう考えると人間なんて証明書と自己申告くらいしか本人認証できないし、
 雑に管理されてると疑いたくなるんだよぉ。

 ペットが亡くなったらクローンを作ってまた飼うという商売が出来るとかありましたけど、どうなったんでしょうね。遺伝子が同じなだけの別個体だとか、一期一会の精神だとかは、理解してないのか、する気がないのかは謎なところではあります。


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