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2022

0427

 月桂樹という植物があります。ゲッケイジュと読みます。南ヨーロッパが原産で、フランス語から来たローリエなどの名称も知られています。実用的な使い道として、葉っぱから香料を抽出したり、乾燥させて香辛料として用いるものがあります。欧州系の煮込みは臭みが強くなりがちなので、一、二枚入れることで打ち消す効果が期待できるのです。一方で、古代ギリシャからローマ時代に掛けて神聖視された樹木としても名が通っています。これはギリシャ神話の太陽神アポロンの神木とされていることに由来します。葉が付いたままの月桂樹の枝を冠とした、いわゆる月桂冠をローマ皇帝が被ってる姿を見たことがある方も多いでしょう。そして特定の分野で卓越した功績を残した者に対して授ける栄光の証でもあります。特にアスリートのそれは象徴的だったのか、現代でもマラソンの覇者などに贈られたりもします。但し、元々スポーツ系はオリーブ冠、文化系は月桂樹だったのが、ローマ時代辺りに混同されたという説が有力視されています。なので原点回帰ということでオリーブ冠を使うケースも増えているのだとか。ごっちゃとなったイメージを分離するのが正しいかについては議論の余地がありますけど、受け取る方と称える方が良しとするなら問題が無いような気もします。

(・ω・) 勲章なんかも、意義が共有されてるから価値を持つのである

【別れは寂しいけど居残られてもそれはそれで困る】
朱:初めて会った時はどんな風だったんですか~。
亜:先々代が平凡だったから、変わったのが来たなぁって。
  今となっては当代のエキセントリックさが塗り潰してきて、
 普通って何だろうと考え直してるけど。
白:千年後に、朱雀史の分岐点として語られそう。
黄:それより本当に従来通りの転生をするのか、
 そこからして怪しまれてるんだよぉ。


【何とかしそうなところがあるのが厄介だ】
亜:出会った時と言えば、残念なお知らせがあるんだけど。
朱:ふに?
亜:先代朱雀って二百年でほとんど見た目が変わらなかったから、
 成長するみたいな期待は無駄かも。
黄:そういやそうだったんだよぉ。
朱:前例が無いからと諦めてはいけません~。
白:新しいことを成すには挑戦が不可欠みたいな言い方だけど、
 一代で生物の特性を変えるのは難しいんじゃないの。


【まず例えとして的確なのかから検証したいところ】
白:顔合わせした時の話だけどさ。
  食欲より緊張が先行した鳥類は、最初で最後だったかも。
亜:猫舌のくせに火の鳥をどうこうしようってのがおかしい。
黄:こいつ、焼く、煮る、蒸すと、加熱したのも好物なんだよぉ。
白:熱いのが得意とは言えないけど、
 生肉専門ってのは、一しか出ないサイコロを語るようなもんだし。
朱:それは単なるイカサマではと、
 正しいのか良く分からないツッコミを入れさせてもらいます~。


【比喩抜きで唯一無二の個性を持ち合わせている】
亜:というか、恒久的に熱を発し続けてお腹の中が焼けるんじゃ。
白:そこら辺が気になって、未だに躊躇し続けてるんだよね。
黄:まず、こんな訳の分からない生き物を食べようとするんじゃないんだよぉ。
朱:少しくらい私自身の心配をして欲しいものです~。
亜:生存競争って、苛烈なものだし。
黄:とはいえ人間は絶滅しそうになると慌てて保護しだすし、
 貴重さを前面に出すのも戦略と言えるんだよぉ。

 ちょっと前に触れたカリギュラ効果みたいなもので、数が少ないと言われると急に惜しくなるところはありますよね。なんでレアになったかについては考えないのが、実にらしいとも言えるんですけど。
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2022

0424

 トライアスロンと呼ばれるものがあります。英語ではtriathlonと表記されます。triはギリシャ語で3を意味する接頭語、athlonは競い合いなので、直訳すると三種競技辺りでしょう。一般には、一日で遠泳、自転車ロードレース、持久走の三種目をこなすものとされています。それぞれの距離は大会毎に設定されているので、本格的なアスリート以外も参加することが可能です。一番長いとされているのはアイアンマンレースで、スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2kmを順繰りに行います。世界記録でも7時間を超える長丁場で、最も過酷な競技の一つとする場合もあります。ちなみに最終的な制限時間は16、7時間くらいが標準で、文字通り朝から晩まで繰り広げられるようです。人類は、陸上動物の中でも連続した運動にかなり長けていると言われています。狩りも、標的が根負けするまで延々と追い回し続けていたとされていますし。その為に体毛の大半を失い、発汗機能も増強して廃熱が得意な身体作りをしてきた訳です。或いはトライアスロンこそ、人間らしさを極めたスポーツと言っても過言では無いのかも知れませんよ。

(・ω・) 犬はともかく、猫って何キロくらい走れるんだろうな

【何かしら取り柄が無いと苦労する現実は教えるべきでは】
白:前に言ったことあるけど、私は苦手だったとこがある。
  五行的にも、火剋金で相性悪いし。
亜:手玉に取られてたよね。
黄:あれぞ鳥の王って風格だったんだよぉ。
朱:ふに~。
亜:やっぱり落差が凄いなぁとか頭をかすめたけど、
 子供の個性を否定しちゃいけないのが最近の風潮らしい。


【猫とは家で最も熱源に詳しい生き物である】
朱:ですけど白虎さんのことですから、
 お母さんが発する熱に負けて適度な近さに居たんですよね~。
白:まあまあ合ってるけど、一つだけ訂正させて。
  調子乗って至近に詰めて、ヤケドしかけたことも多いから。
黄:どういった意図の発言なんだよぉ。
朱:行動を完璧に見透かされるのは悔しいという気持ちが、
 恥の上塗りになるのを少しだけ上回ったんじゃないですか~。
 

【成功者の意見も大切にした方が良いんじゃなかろうか】
亜:ある程度したら先代朱雀も慣れて温度を調整するっていう、
 優しさを発揮してたんじゃなかったっけ。
黄:今にして思うと、子供みたいに扱ってた気がするんだよぉ。
亜:朱雀ってシステム的に直接の子育てが出来ないから、
 母性の行き場が無いってのはあるかも。
白:軽く育児放棄してる先代玄武が言うの。
黄:やらかしてるからこそ説得力があると、
 反省至上主義者は力説してやまないんだよぉ。


【単にやる気が無いだけに見えるんですけど】
朱:つまり私と白虎さんはソウルシスターと言えます~。
白:元からたくさん居るし、
 どうせ面倒なんて見ないから妹認定しても良いけど。
亜:それ、姉の意味あるのかな。
黄:兄弟姉妹なんてのは血統で決まるものに過ぎず、
 過度な役割を押し付けるのは偏狭と言いたいのかも知れないんだよぉ。

 主要キャラに姉妹が多いというのは、去年辺りに弄ったような記憶があります。使う側の理屈でいうと血縁って無理なく関係性を演出できるので楽なのですが、安直であるのもまた事実なんでしょうね。

2022

0422

 音叉と呼ばれるものがあります。オンサと読みます。基本的な構造は、二股に分かれた金属の棒です。柄の先を台座で固定することもあります。先端を叩くことで特定周波数の音波を発する音響器具です。幅が限りなく狭い正弦波の音は自然界にほぼ存在しないらしく、電磁波という違いはあるもののレーザーに近い面があります。主な用途は、音階の基準となることです。絶対音感を持っていれば高低がすぐ分かるので必要ありませんけど、大抵の方は真似が出来ません。ですが比較対象があると分かり易くなって重宝します。音叉は形状を変えない限り一定の高さしか出せないので、調律などで活用される訳です。歴史的には、18世紀にイギリス王室楽団に所属していた、ジョン・ショア氏が発明したものとされています。これ以降に登場する音叉を調べることで、当時どのようにチューニングしていたかを窺い知る歴史的資料としても使われるのだとか。ちなみに英語だとtuning forkになるそうなのですが、あまり使われている感じがありません。音叉という和訳が完璧に近いせいでしょう。誰が訳したのかは知りませんが、ふんぞり返りながら威張っていいくらいには良い仕事をしたと言えますね。

(・ω・) 消えた和製漢語って、やっぱり残念感あるんだろうな

【適度にポンコツなら親しみやすさが増すとさえ言える】
朱:お母さんが絡んだ話は、もっとお伺いしたいです~。
亜:別に良いけど、覚悟はあるの。
朱:ふに?
白:いや、腹黒だったとかじゃないけど、
 私達って配慮できないから記憶のまんま喋るよ。
亜:イメージが崩れたとしても責任持てない。
朱:誰かに対して過度な期待をするのは無益だと、
 皆さんに教わったから大丈夫なんじゃないですかね~。


【もはや朱雀という新たな立ち位置を確立する方が早そう】
黄:偶像を神聖視させるのが宗教の仕事なのに、
 良く言えたものなんだよぉ。
朱:当事者だからこそ、冷静な判断を下せるんです~。
亜:この場合、関係者の自覚が足りないだけに見えるけど。
白:私達と違って生まれた時から四神で、他の世界を知らないもん。
黄:そういう特権階級の感性も必要っちゃ必要なんだけど、
 何故か貴族と庶民、どっちからもズレてる気がしてならないんだよぉ。


【危険そうだし真の才能は眠らせておくべきという見解もある】
亜:お嬢様って言えば、先代朱雀はおっとりしてて、
 箱入り娘がそのまま大人になった感じあったっけ。
黄:だけど、世間知らずって訳でも無かったんだよぉ。
白:仕事は普通に出来たよねぇ。
亜:そう考えると、当代がこれなのは青龍的に悲劇と言える。
黄:転生まで時間的に九割以上あるし今後に期待と言いたいけど、
 これまでに何か成長したかと問われても首を傾げるばかりなんだよぉ。


【遺志を継いで成し遂げることも無いと言って良いだろう】
朱:親を超えるのが目標って、燃える展開じゃないですか~。
白:最も身近な先達ではある。
  私は追い掛けようと思ったことすら無いけど。
亜:独立したら好きに生きろがネコ科だし。
黄:それ以前に形成してる社会が小規模すぎて、
 何をしたら超越扱いかが分からないんだよぉ。

 黄龍ちゃん世界での親子というと、他に三貴子とアルテミス辺りが思い浮かびます。日本を作ったところで運営はぶん投げたのと、やりたい放題を貫く両者を見るに、別に頑張ってまで乗り越えることも無いんじゃないかという気がしてきました。

2022

0420

 俗に、パブロフの犬と称されるものがあります。帝政ロシアからソビエト連邦時代の生理学者、イワン・パブロフ氏に由来するものです。生物には、先天的に特定の状況で反応する仕組みが備わっています。自分より大きな動物を見掛けたら緊張するなどが例となるでしょう。これは生存競争を勝ち抜く為に会得したシステムと言えます。遺伝子に刻まれているなんて表現もされますが、どういった理屈で発現するかは解明されていないのが実情っぽいです。パブロフ氏はこの本能行動が専門で、食事と唾液分泌の関係を犬で調べていました。ある日、誰かが入室するだけで唾が出てくることに気付き、間接的に御飯の時間であると認識しているのではと閃きます。そこで給餌と同時にベルを響かせることを繰り返しました。しばらくすると、何も与えずとも音だけでヨダレが溢れ出すようになります。この様に、後天的に生理現象を引き起こす紐付け全般を、パブロフの犬と呼ぶようになった訳です。この研究でノーベル生理学医学賞を受賞するなど、自然科学界に大きな足跡を残しました。何かに対して頭の中で連想するというのはイメージしやすいことです。しかしそれが肉体に影響するとなると話は変わってきます。経験的に悪用もされてきたんだろうなと考えると、無限の可能性を感じてしまいますよね。

(・ω・) 缶詰を開けると猫が飛んでくるのは含まれるんだろうか

【少なくても黄龍には無理ってのがポイント高い】
朱:白虎さんと先代玄武さんって同僚だった時期が百年くらいありますけど、
 何か面白い逸話は無いんでしょうか~。
亜:その手のは大体、先代朱雀も絡んでたかなぁ。
黄:何か知らんけど、いつも青龍を除いたトリオが三バカと化すんだよぉ。
白:青龍が協調性ないみたいに聞こえる。
朱:あると断言できる方がこの世に存在するとは思えません~。
黄:辛辣な物言いのようでいて、正鵠に分類できそうなのが困ったものなんだよぉ。


【青龍の心労が一定以上なのも変化なさそう】
亜:いつだったか漢方作りにハマってた時期があってさ。
  高山に伝説の野草を取りに行こうって巻き込んだ記憶がある。
白:レアな珍獣も居るって聞いてたのに、騙されたアレか。
朱:変わってませんね~。
黄:良くも悪くも、こいつらはずっとこうなんだよぉ。
朱:出奔してもこうして交友が続いている辺り、
 良好な関係であったことが伺えます~。


【朱雀が最初だったらしいから無いんじゃないかな】
朱:お母さんはどういった理由で連れ出されたんでしょうか~。
白:自律移動式暖房。
亜:今の朱雀と違って火力自在だから、実に重宝したっけ。
黄:変温動物と温かいの大好きなネコ科の必須装備なんだよぉ。
朱:考えてみましたら四神って朱雀以外はその二つに分類されますし、
 加入理由からして、それなんじゃないかと思えてきました~。


【結果的に先代朱雀だけ居れば充分だった】
朱:それで、肝心の草は見付かったんですか~。
亜:マンガみたいに崖の中腹に生えてたから、
 白虎に頼んでヒョイッと取ってもらったよ。
白:後先考えずに登るのは得意だからね。
朱:実にネコ科です~。
亜:まー、降りられなくなって救出してもらうとこまで、
 猫の真似しなくて良かったんじゃないかって今でも思ってる。

 珍しい薬草は何ゆえ頑張れば取れそうな場所に生えているのか問題に、結論が出る日はやってくるのでしょうか。そんな所だから取られずに済んだんじゃないのと仰られるかも知れませんが、そもそも人が辿り着くのも難しいという設定が多いのですよ。

2022

0417

 警視庁と呼ばれる組織があります。ケイシチョウと読みます。日本の47都道府県には警察本部が置かれ、それぞれ、道警、府警、県警の名が付きます。しかし東京都だけは東京都警とならず、警視庁を称することが法律で定められているのです。これは明治初頭、欧風の警備団体を結成する際に、首都を守る特別な役目ということで決められたとされています。以来、紆余曲折はありましたが、伝統を重視して継承することとなりました。終戦直後の僅かな期間だけ、大阪市警視庁が存在していた時期もありましたが、結局は改称してたりもします。なので庁という名前ではあるものの、省庁の枠組みから見ると異質なところがあります。都道府県警察本部を監督する警察庁が上に来るので、ややこしくなりがちです。ちなみに警視は、警視総監、警視監など、警察官の上位階級としても使われる単語です。これは機構を輸入した時に考え出されたものとなります。備えるを意味する警と見ることを組み合わせていて、犯罪を見逃さない、或いは睨みを利かせて起こさせないといった意味合いなのでしょう。この理念に恥じないだけの運営をして欲しいものですよね。

(・ω・) こう書くだけで嫌味っぽくなるのは、後ろめたいものがあるからだろう

【月読みたいなファッションダウナーと比べてはいけない】
朱:アルテミスさんにとって、最も恐ろしいものってなんですか~。
黄:あまりガチ目の話をされるとリアクションに困るから、
 適度に笑える感じでお願いしたいんだよぉ。
ア:難しい条件を提示しますのね。
黄:アルテミスは一見すると少し頭のネジが外れてるだけに思えるけど、
 とてつもなく重い背景を抱えてる雰囲気があるから仕方ないんだよぉ。


【正しいタイミングで発動できるかは別の問題なんだけど】
ア:そんな大層なことはありませんわ。
  父を含め、わたくしの領分に踏み入った場合は容赦しないだけですの。
朱:御父上の権威に頼らず、自力で対処してるのは偉いです~。
黄:それっぽいけど、凄く適当な感想なんだよぉ。
朱:具体的に何があったかを伺うのは後悔しそうですし~。
黄:こうやって受け流すという技を習得してる辺り、
 歩みは遅くとも朱雀なりに成長してるっぽいんだよぉ。


【己の魅力そのものが揺らぐとは微塵も考えてない】
ア:強いて挙げるなら、女性への興味を失うことですわね。
朱:対象から嫌われるじゃないんですか~。
ア:それは、ありえませんもの。
黄:凄い自信なんだよぉ。
朱:自分より、他人の心中の方が御しがたいはずですけど~。
黄:ギリシャ神話は偉いのが周囲を振り回すのが基本構造だから、
 そういったことを気に掛けるって発想が乏しいのかも知れないんだよぉ。


【最初から壊れてるだけと言われると否定しきれない】
ア:わたくしが自主的に冷めるというのは考えにくいですけど、
 何らかの影響で感情を失う可能性がゼロとは言い切れませんわ。
朱:そこまで仮定しないと思い付かなかったんですか~。
黄:考えてみたら、こいつゼウス相手に物怖じしないんだよぉ。
朱:メンタルは最強の一角な気がしてきました~。
黄:あの混沌とした勢力の中で渡り合ってきたんだから、
 月読みたいなぬるま湯お嬢様と比べるのが間違いなんだよぉ。

 逆に月読は何になら堂々と立ち向かえるのかと言われると、返答に詰まってしまう部分があります。こいつら同じ月の女神のくせに対極にあるなと、改めて思わされてしまう次第です。
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