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 俗に、パブロフの犬と称されるものがあります。帝政ロシアからソビエト連邦時代の生理学者、イワン・パブロフ氏に由来するものです。生物には、先天的に特定の状況で反応する仕組みが備わっています。自分より大きな動物を見掛けたら緊張するなどが例となるでしょう。これは生存競争を勝ち抜く為に会得したシステムと言えます。遺伝子に刻まれているなんて表現もされますが、どういった理屈で発現するかは解明されていないのが実情っぽいです。パブロフ氏はこの本能行動が専門で、食事と唾液分泌の関係を犬で調べていました。ある日、誰かが入室するだけで唾が出てくることに気付き、間接的に御飯の時間であると認識しているのではと閃きます。そこで給餌と同時にベルを響かせることを繰り返しました。しばらくすると、何も与えずとも音だけでヨダレが溢れ出すようになります。この様に、後天的に生理現象を引き起こす紐付け全般を、パブロフの犬と呼ぶようになった訳です。この研究でノーベル生理学医学賞を受賞するなど、自然科学界に大きな足跡を残しました。何かに対して頭の中で連想するというのはイメージしやすいことです。しかしそれが肉体に影響するとなると話は変わってきます。経験的に悪用もされてきたんだろうなと考えると、無限の可能性を感じてしまいますよね。

(・ω・) 缶詰を開けると猫が飛んでくるのは含まれるんだろうか

【少なくても黄龍には無理ってのがポイント高い】
朱:白虎さんと先代玄武さんって同僚だった時期が百年くらいありますけど、
 何か面白い逸話は無いんでしょうか~。
亜:その手のは大体、先代朱雀も絡んでたかなぁ。
黄:何か知らんけど、いつも青龍を除いたトリオが三バカと化すんだよぉ。
白:青龍が協調性ないみたいに聞こえる。
朱:あると断言できる方がこの世に存在するとは思えません~。
黄:辛辣な物言いのようでいて、正鵠に分類できそうなのが困ったものなんだよぉ。


【青龍の心労が一定以上なのも変化なさそう】
亜:いつだったか漢方作りにハマってた時期があってさ。
  高山に伝説の野草を取りに行こうって巻き込んだ記憶がある。
白:レアな珍獣も居るって聞いてたのに、騙されたアレか。
朱:変わってませんね~。
黄:良くも悪くも、こいつらはずっとこうなんだよぉ。
朱:出奔してもこうして交友が続いている辺り、
 良好な関係であったことが伺えます~。


【朱雀が最初だったらしいから無いんじゃないかな】
朱:お母さんはどういった理由で連れ出されたんでしょうか~。
白:自律移動式暖房。
亜:今の朱雀と違って火力自在だから、実に重宝したっけ。
黄:変温動物と温かいの大好きなネコ科の必須装備なんだよぉ。
朱:考えてみましたら四神って朱雀以外はその二つに分類されますし、
 加入理由からして、それなんじゃないかと思えてきました~。


【結果的に先代朱雀だけ居れば充分だった】
朱:それで、肝心の草は見付かったんですか~。
亜:マンガみたいに崖の中腹に生えてたから、
 白虎に頼んでヒョイッと取ってもらったよ。
白:後先考えずに登るのは得意だからね。
朱:実にネコ科です~。
亜:まー、降りられなくなって救出してもらうとこまで、
 猫の真似しなくて良かったんじゃないかって今でも思ってる。

 珍しい薬草は何ゆえ頑張れば取れそうな場所に生えているのか問題に、結論が出る日はやってくるのでしょうか。そんな所だから取られずに済んだんじゃないのと仰られるかも知れませんが、そもそも人が辿り着くのも難しいという設定が多いのですよ。
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