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 松茸と呼ばれるキノコがあります。御存知の通り、マツタケと読みます。キシメジ科に属していて、独特の芳香から日本では高級キノコの代名詞とされています。一方で、その匂いが外国人には好まれない傾向があり、高人気なのは国内だけというのが定評のようです。名前は、赤松の根元に生えることから来ています。食用の歴史は古く、4000年前の縄文時代中期には痕跡が確認されています。文字記録としても万葉集にそれらしき記述が確認でき、長い付き合いであることが伺えます。値が張る最大の理由は、人工栽培が難しいからです。どういう状況なら育ちやすいのかが未だに研究中で、自然に生えているものを回収するしかないのが現状です。更には赤松自体が減少傾向にある為、国産の価格が落ち着く可能性は低いでしょう。創作の世界では分かり易い高額品として登場する松茸ですが、百年ほど前は椎茸より安かったのだそうです。何事も需要と供給で値段が決まる辺り、昨今のトレーディングカードブームと被るものを感じてしまいます。

(・ω・) 松茸の吸い物で秋を感じるとか、庶民には分からん世界だよな

【クリーニングしたら気にならないはず】
黄:お次は、絶海の孤島なんだよぉ。
朱:連続殺人事件待ったなしです~。
黄:とある富豪が趣味で建てたんだけど、
 遺産争いのドロドロで一族が全滅したんだよぉ。
朱:手遅れでした~。
黄:究極の訳ありとも言えるけど、
 多少の妥協は致し方なしなんだよぉ。


【上陸するだけで特殊な手順が必要になりそう】
朱:画面越しでも黒いモヤが見えるんですけど~。
黄:怨嗟の渦が可視化するとは、中々なんだよぉ。
黒:霧の類だろ。
朱:そういうことにしておけば気が休まります~。
黄:個人的には、魔王級が本拠地とするのに、
 これ以上を望めない物件だとすら思うんだよぉ。


【単純に興味が湧かないのは否定しないでおく】
黒:今まで黙っていたが、幽霊が苦手だ。
黄:反応に困るんだよぉ。
朱:私達って、半分くらい霊的存在ですよね~。
黄:表現するなら、肉体を持った高位精霊なんだよぉ。
朱:広い意味で同族だと思うんですけど~。
黄:価値観はそれぞれだから、深くは問わないんだよぉ。


【いっそ仲間になれば意外と楽しいかも知れない】
黒:寝てる間に呪い殺されるかも知れんのだぞ。
黄:次の買い手がもっと安く手に入れるだけなんだよぉ。
朱:本物だという箔が付くとすら言えます~。
黒:こいつら、俺達がどうなろうと心底どうでも良いのか。
黄:その質問にイエス以外の回答が用意されてると考えるなら、
 少しばかり自意識を見直すべきなんだよぉ。

 ミステリの舞台となる屋敷が最後に燃えることが多いのは、中途半端に残っても後始末に困るという配慮なのでしょうか。安価だろうと誰が欲しがるんだよ感はありますが、一方で条件が尖っているからこそ使い道がある気もします。
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 ベンゼンと呼ばれる化合物があります。高校レベルの化学を嗜んでいれば、知らない方は居ないでしょう。6つの炭素原子が環状となり、それぞれに1つの水素原子が付随しています。水や二酸化炭素などのシンプルな分子と比較すると、不自然な構造にも思えます。しかし実際は安定していて、この形を有する物質が芳香族という名で一大ジャンルとして纏められるくらいです。その部位をベンゼン環と称します。形状が正六角形であり、図にすると似ているので亀の甲羅に例えることもあります。有機化学界隈では原料や溶媒として活躍するのですが、吸いすぎると確実に肉体を蝕みます。豊洲市場に移転する際、基準値を大幅に上回るベンゼンが検出されて騒動となったのは記憶に新しいでしょう。具体的な症状は頭痛や目眩といった神経に作用するものや、造血機能への悪影響、更には発がん性と、兎にも角にも触れないに越したことはありません。あとは理系キャラの背後に、ベンゼン環を含む分子構造を図形化したものが書かれていたりします。何事にも設定や描写の粗を探す警察モドキが発生しますけど、あれにツッコミを入れる方をあんまし見掛けないのは、知見の問題なんですかね。

(・ω・) 末端の原子一つで別物と化すし、専門家でも難しいだろうな

【村人が近付いてはいかんとか警告するやつだ】
黄:樹海の真ん中にあるのが保存状態そこそこで、
 巨大な上に入り組んでてオススメらしいんだよぉ。
朱:何を考えてそんなところに作ったんですか~。
黄:昔は栄えてたけど、いつしか滅んだって話なんだよぉ。
朱:そして木々に埋もれるだなんて完全に呪われてますけど、
 いわくつきで好都合かも知れません~。


【完成度で食事の気分が変わるからやむを得ない】
黒:外観は悪くないが、現物を見てみないと何とも言えん。
黄:いってらっしゃいなんだよぉ。
黒:着いてこんのか。
黄:糠床を混ぜっ返さないといけないんだよぉ。
朱:興味の度合いが、お漬物に負ける程度なんですね~。


【ここだけ切り取ると余生を満喫してるように見える】
朱:数日経ちましたが、帰ってきませんね~。
黄:既に忘れかけてたんだよぉ。
朱:気に入って、契約が成立したってことにします~。
黄:それより、新作のピクルスが良い出来なんだよぉ。
朱:何故かマイブームになっているようですけど、
 美味しいので特に困りません~。


【こうやって難攻不落の迷宮が自然発生するのか】
黒:戻ったぞ。
朱:物凄くボロボロです~。
赤:けかか。
朱:『不法占拠者が居て追い返された』ですって~。
黄:五龍の二体が負けるってどんな魔窟なんだよぉ。
朱:勢いで同行しなくて良かったと心から思いました~。

 もしかしたら追い出し込みで特価なのかも知れません。人間社会でも無理矢理に住み着いて居住権を主張するゴロツキが居るらしいですけど、戦闘能力がアホほど高いと難儀さもマシマシになるようです。

 ケルベロスと呼ばれる怪物が居ます。英語では、kerberosと表記されます。ギリシャ神話に於ける冥府の番犬です。頭を3つ持っていることが最大の外見的特徴です。他にも尾っぽが蛇の下半身であったり、全身から無数の蛇の上半身が生えているとされています。同じく番犬を生業としているオルトロスとは兄弟で、こちらは双頭です。主な仕事は、冥界から逃げ出そうとする亡者を貪り食うことです。勤務は交代制で、2つの頭が見張りをしている間に、残る1つが眠るシステムです。イルカはエンドレスで泳ぐ為に、半分の脳を休ませて、もう半分で稼働する仕組みを搭載しているらしいですが、似た感じと言えます。実は甘党で、お菓子を与えると夢中になるので、その隙に通り抜けることが出来るとされています。他にも音楽を好み、竪琴の音で全てが眠ってしまうなんて逸話もあります。どちらもRPGのギミックに使えそうです。最も有名なのは、英雄ヘラクレスとのものでしょう。彼は冥王ハデスの許可を得て地上へ同行させようとするのですが、条件を出されました。徒手かつ傷付けないことです。ヘラクレスは自慢の腕力でケルベロスを屈服させて連れ出しました。その際に太陽の光が眩しすぎてヨダレを垂らしてしまい、地面からトリカブトが生えたなんて余談もあります。直後に門番職へと復帰し、今日も今日とて恐れられています。頭が3個より、3匹の方がコンビネーションとかも出来て強いのではとか現実的なことを考えたりしますが、異形というのはそれだけで恐怖の対象なのかも知れません。

(・ω・) 経験に無いものを警戒するのが本能なのか

【京都とか外観をそれっぽくしてるらしいぞ】
黄:希望を纏めておくんだよぉ。
朱:立地、大きさ、日当たり、設備、ご近所さんと、
 条件を出したらキリがなくなります~。
黒:やはり日用品を買える商業施設が近いと良いな。
黄:冗談は顔だけにして欲しいんだよぉ。
朱:お城の側にスーパーやコンビニが出来たら、
 イメージを損なうと怒られそうです~。


【生活に向かないから安いという前提を忘れるな】
黄:大体、出店するメリットがねーんだよぉ。
朱:多数の来客は望めそうもありません~。
黄:そこは諦めて買い出しに行くか、
 定期的に宅配してもらうんだよぉ。
黒:ふと新作アイスが食いたくなったらどうする。
黄:何処まで本気か知らないけど、
 ここを譲らないなら数はかなり絞られるんだよぉ。


【立ち入り禁止でも三日で発狂しそう】
朱:逆に、観光地のにすれば良いんじゃないですか~。
黄:ああいうのは収入源だからめっちゃ高いか、
 それ以前に売ってくれないんだよぉ。
黒:大体、落ち着かんだろ。
朱:衆人環視は嫌ですね~。
黄:中には平気ってのも居るんだろうけど、
 ノーを突き付ける方が多数派のはずなんだよぉ。


【大人だからって匙加減を習得してるとは限らない】
黄:問い合わせたけど、僻地以外の選択肢が無いんだよぉ。
朱:実に無駄な問答でした~。
黒:そこを何とかするのが仕事だろ。
黄:そういう無茶振りを正当化するから、
 良心的なとこが潰れるつってんだよぉ。
朱:要求をするのは権利ですけど、
 我儘まで行くと害悪にしかなりません~。

 生活の三大要素は衣食住と言われていますが、住だけは適当に選ぶと修正が難しいです。賃貸なら多少の損害でどうとでもなりますが、一軒家やマンションを購入して外れだった時は目も当てられません。全ての要望を満たすことは不可能に近いので、何処なら妥協できるか熟考しないといけないのですが、住んでみないと分からないことも多いのが厄介です。

 タガログ語と呼ばれる言語があります。フィリピンで英語と共に公用語として用いられています。正確には、国家が公的に認めている母国語はフィリピノ語なのですが、タガログ語とあんまし変わらないんだそうです。この国は離島と多民族の関係で、根本的に体系が違う言語が幾つも存在します。その中でタガログ語は話者が最も多かったようです。スペイン統治時代にスペイン語の習得を勧められますが、反発が大きく効果は薄かったとされています。19世紀末にアメリカの支配下となった際、英語を強要されます。こちらはかなり強引だったこともあり、現代でも公用語のままであるくらい浸透しています。日本も占領しましたが、期間が短かった為か定着していません。後に独立し、一貫した教育を施す為に国内語を統一する必要がありました。そこでタガログ語をベースとしたフィリピノ語が誕生したという訳です。当初は各言語の特徴を取り込んで不公平感を減らす予定だったらしいのですが、頓挫したとのことです。言葉なんて成り行きで発達するのに、継ぎ接ぎでうまくなんていかないだろとは思ってしまいます。逆に成功していれば、歴史に名を残せたかも知れませんけどね。

(・ω・) 標準語も、関東方言で塗り潰してる感じだもんな

【怒りで余計に暴れる怪獣映画の定番だ】
朱:ところで、お屋敷や宮殿とは違うんですかね~。
黄:軍事と政治、両方の拠点って意味合いが強いんだよぉ。
黒:だからこそ現代では実用性が低く、お値打ちになるのだ。
黄:山城攻略は大変だったけど、今は幾らでも方法があるんだよぉ。
朱:悪のドラゴンさんが根城にミサイルを撃ち込まれて、
 ホームレスとなるのは様になりません~。


【カンストじゃないと土俵に上がれないくらいが理想】
朱:妥協して砦にすればもっと安くなるんじゃないですか~。
黒:龍が潜む場所として、格が足りんだろ。
朱:プライドだけは一級品です~。
黄:中規模ダンジョンで大ボスと出くわしても困るんだよぉ。
朱:こちらはゲームに頭が支配されてますね~。
黒:突き詰めて考えれば、そういうものを目指してる訳だからな。


【前向きに考えれば損はしてない】
朱:不動産は難しい買い物と聞いてますけど~。
黄:悪徳が跋扈してるから業者の信用が大事なんだよぉ。
黒:俺達の高貴な姿を見れば、騙そうなどとは思うまい。
朱:ツッコミ待ちでしょうか~。
黄:商人ってのは客の足元を見るのが特技だから、
 こんなみすぼらしいのは門前払いまであるんだよぉ。


【対価を誤魔化すことが商売みたいな風潮はある】
黄:仕方ないから紹介してやるんだよぉ。
朱:頼れる方なんですか~。
黄:予算に応じたのを提供してくれるだけなんだよぉ。
朱:それだけで優秀に聞こえるのは不思議です~。
黄:消費者が安さを求めておかしくなってる面もあるから、
 適正が如何に健全かって話なんだよぉ。

 城の主としてドラゴンが登場したら、物語のターニングポイントか、良い武具を隠し持ってるか、はたまた裏ボス的存在といったところが定番です。考えてみれば普通に生活してるのも多いでしょうに酷い話です。人類に乱獲されて絶滅した動物は多いですが、ファンタジー世界でも行動原理は変わらないみたいですね。

 喝という言葉があります。カツと読みます。大きな声で叱りつけることを意味します。元は仏教用語で、禅宗に於いて師匠が弟子を指導する際に発する音です。臨済宗の開祖、臨済禅師の故事が有名で、喝と怒鳴りつけたとされています。ちなみに中国の話なので、日本語風に発音するとフゥアーくらいになるようです。日本人的感覚だと気が抜けるような感じですけど、文化的差異かと思われます。ちなみに現代中国語だと、(液体、酒などを)飲むという意味が第一に来るらしいです。宗教的にはありがたい叱責ですが、恫喝、恐喝、威喝など、脅しつける為の声としても漢字が使われます。例え正当性があろうと、ドスの利いた大声を出されたら怯んでしまうのは仕方ありません。しかし本能的に考えると、どういった理屈なのでしょうか。大音量の肉声を耳にするということは、大型動物が威嚇していることになりますかね。緊張するのは分かりますが、それで隙を作ったら意味が無いような気もします。とはいえ犬や猫も警戒態勢を取りますし、合理的な行動なのかも知れません。

(・ω・) 意識をそちらに向けること自体は必要なのかな

【公務員ってだけでローンが組みやすくなる】
黒:古城を買おうと考えている。
赤:けかか。
黄:保証人なら、なってあげないんだよぉ。
朱:神様の類なのに必要なんですか~。
黄:担保ってのは具体的な信用のことだから、
 個として胡散臭いなら野良犬と変わらないんだよぉ。


【どのくらいで再生するかにも依るけど】
黒:資金なら、鱗や髭を売ったから問題ない。
黄:とうとう、身を切り売りしだしたんだよぉ。
朱:龍族の素材は霊力が高い上に稀少ですから~。
黄:最初からそれで食いつなげば良かったと思うけど、
 抵抗があるのは分からんでもないんだよぉ。


【給料が出るかまでは責任を負えない】
朱:それにしても、お城なんて市場に出るんですかね~。
黄:文化的価値が高いから壊したくないけど、
 維持費の問題で手放したい人は居るんだよぉ。
黒:人間が住むとなると不便も多いだろうしな。
朱:黒龍さん達なら平気みたいな言い方です~。
黄:何十もの下働きが居ないと回らないんだけど、
 放浪聖獣を巻き込むとかで、どうとでもなりそうなんだよぉ。


【弱体化と加齢に依る強化が釣り合ってる可能性はある】
黄:しかしドラゴンの居城とか、一昔前の英雄譚なんだよぉ。
朱:退治待ちの行列が出来そうです~。
黒:それはそれで名が売れて、力が増すかも知れんだろ。
黄:たしかに憎悪だろうと感情が集中するんだから、
 信仰心と同じく血肉になるはずなんだよぉ。
朱:逆に世間から忘れられかけてるはずなのに、
 最強の一角である黄龍さんはなんなんだって話ですよ~。

 そういえば、何クールか前にドラゴンが住処を探すアニメをやっていた気がします。この話の着想はドラえもんが半分くらいで、黒龍をキャスティングしたのは後付けです。誰が古城を買えば面白いかで考えたら、結論は近いものになるのかも知れません。


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