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 生命の基本は、大量繁殖大量死です。原始の生命が何を思って自分のコピーを作ろうとしたかは永遠の謎ですが、地球という、一種の生命を中で生きる為、生物には多様性が求められました。そこに意思が介在しているかどうかはともかく、身体を変質させまくって、生き残れたやつだけが現存しているというのが定説となっているようです。言い換えるなら、長い期間で見れば、対応できなかった種は滅んで当然なのです。昆虫が地球の真の覇者と呼ばれるのは、その繁殖力と対応力が桁外れだからです。千匹や一万匹が死のうとも意に介さず、残ったやつらがその生息域を広げます。唯、海の中には居ないらしいので、究極王者が深海辺りに存在する可能性が無いとも言えませんが。目先の人気を追いすぎて迷走を始めた少年マンガみたいな妄想ですね。
 さて、そういう生命の原理原則から見ると対極にあるような存在が、人間です。まず、普通にやっていたらそんなには増えません。人口が爆発しているのは、食料の生産と運搬技術、それに医療が飛躍的に上昇したからで、ここ百年程度の話です。今後も続く保証は、どこにもありません。そして、いわゆる文明的な社会ほど、個を重要視します。適応できないやつは息絶えろだなんて、自然の掟に則ったことは言い出しません。建前上は、どんな個人も生かそうとします。中々に、珍しい生き物だと思います。理由の一つとしては、成体になるのに二十年程度、更にはその内、教育に十年は費やさないと使い物にならないという、育成コストの高さがあるでしょう。数字にすると、ふざけてる以外のなにものでもありません。よく、まがりなりにも社会を形成できていると思います。あまりにピーキー過ぎて、急激な変化には立ち向かえそうもありませんが、それもまた命の基本ルールなので受け入れるしかないのやも知れませんね。

(・ω・) これに抗う格好で育まれたのが宗教だというのが、また面白いよな

【輝きすぎて直視できないだけという説もある】
黄:こちら仏教界の重鎮である阿弥陀さん、際限なき知恵と無限の寿命を以って、
 世界の人々を救い続ける宿命をお持ちなんだよぉ。
阿:それが私の、生の価値というやつだからな。
朱:究極の社畜精神ですね~。
白:こう、バッサリ切られたのも、初めてなんじゃないかなぁ。
黄:まあそれだけの超スペックを持ち合わせていながら人の為に尽くすとか、
 逆に信用できないというのは、ちょっと分かるんだよぉ。


【極楽で教えてやるよというパターンもありだな】
天:際限なき知恵ということは、知らないことはないということでしょうか。
黄:とりあえず設定を盛ってみた感が凄いんだよぉ。
朱:黄龍さんの認識率を、三割程度に上げる方法を御教示してください~。
阿:知ってはいるが、それを伝える術は確立されていないな。
黄:成程、この文句さえ唱えておけば全て回避できるとか、
 中々どうして、うまく出来てるものなんだよぉ。


【立ち位置は揺るぎ難いからこそ立ち位置なのですよ】
黄:こちら日本神話界の、主人公っぽいところもある須佐之男さんなんだよぉ。
天:知ってはいますよ、弟ですから。
黄:呼んではみたけど、でっかいエピソードがヤマタノオロチ退治くらいで、
 他と比べたら地味だから帰っていいんだよぉ。
須:このぞんざいな扱いは、なんじゃいな!


【見方を変えれば人間臭い程度のダメっぷりだからな】
朱:私が知ってるのですと、お母さんに会いたいって泣き出したり、
 天照さんの家で暴れたり、娘さんが恋人を連れてきた時にイジメたみたいな話ですね~。
天:たまに、血縁であることを否定したくなりますよね。
黄:月読との扱いの差が酷いんだよぉ。
天:ほら、出来の悪い子ほど可愛いと言いますから、その類型だと思って頂ければ。
黄:つまり須佐之男は、中途半端すぎてどうでもいい部類ということなんだよぉ。
須:姉貴ィィ!

 最初からこのパターンで書けば、もうちょい楽に行けたと、今更ながら思う次第でありましたとさ。
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 爆買いと呼ばれるものがあります。昨年のユーキャン新語・流行語大賞に選ばれました。主として中国からの旅行者が、一般小売店で大量に買い物をすることを指します。いきなり余談ですが、この流行語大賞、年々、質が悪くなっているなぁとは思っています。去年のもう一つの大賞はトリプルスリーですが、野球好きの私ですら、どうなんだろうと考える次第です。流行ったというなら、国民の半分くらいはトリプルスリーの、何が三つの三なのか説明できないといけないと思うんですよ。ちなみに、一人の選手が、(規定打席を満たした上で)打率三割、ホームラン三十本、三十盗塁を達成することを指し、同じ年に二名が成し遂げたのは日本プロ野球史上初めてなので、というのが受賞理由のようです。今年、ヤクルトの山田選手がこれまた史上初となる二年連続を確定的にしました。が、ぶっちゃけ、大谷選手の二刀流の方が一般の知名度はあるでしょう。あの子はもう、化物過ぎてぐぅの音も出ません。
 閑話休題。
 さて、この爆買い、中国人は何故、そのような消費行動に出るのでしょう。一つには、中国本土で良質な商品を手に入れるのが難しいのがあるとされています。日本のメーカーで、同じように中国の工場で作られた商品であっても、日本用と中国用では質が違うという話は聞きます。流通経路で偽物が紛れ込むだけの話かも知れませんが。そういう風に考えると、中国人自身が中国ブランドを信用していない面があるのでしょう。軍隊が自国民を脅すような、時代錯誤にも程がある国ですから致し方無い部分もありそうですけど。他にも、去年辺りは円が随分安かったので、旅行者特権である免税を考慮すると、むしろ中国本土で買うより安くつくというのがあるようです。逆に言えば、円高になれば急激に萎むのは目に見えている訳で。それが一因となっているのか、最近は爆買いも一休みかといったニュースを見掛けます。普通に考えて、あんなものは白いタイヤキみたいなもんで、一過性のブームなのは目に見えていたでしょうに。売り場を、爆買いに対応できるよう改造した小売からは悲鳴が漏れ聞こえているのだとか。中国人がちゃんとしたものを海外から買い付けたいということに恒常的な需要があるなら、専門の業者が現れて商品を流すに決まっています。その体制が整うまでの間、個人が小売店に行っていただけだと、少し考えれば分かりそうなものですけどねぇ。まあ流行語大賞なんて、一覧を見れば分かりますが、大半は、三年以内にすっかり消えてるようなものばかりです。そういった意味では、相応しい言葉なのやも知れませんね。

(・ω・) 商売で一番賢いのは、初動で売り切って逃げ去るやつだぞ!

【ペニシリン発見的な大ホームランもあるから侮れない】
黄:まあこのままだとアイディアが出てきそうもないし、
 アドバイザーでも呼ぼうと思うんだよぉ。
白:でっかいことやろうって話で、黄龍に相談ってのがそもそも間違ってるよね。
黄:世の中、間違いに間違いを掛け合わせることで、
 逆に噛み合うこともあるんだよぉ。
朱:世間的には、よく言って結果オーライ、
 悪く言えば交通事故級のまぐれ当たりって感じですけどね~。


【やっぱり誤っていることが正答に近しくなるんだよ】
黄:ではこちら、かつて世界を飲み込むという、
 神話界でも中々のエピソードを持つフェンリルさんなんだよぉ。
フ:それは初代で、私はせいぜい小島くらいのものですけどね。
朱:充分おかしい話ですけどね~。
白:そんな感じの技能を活かして、鯨みたいに一通り飲み込んだ後、
 肉以外を排出できないかって考えたことあったなぁ。
黄:この何一つ正しい感じがしない父娘の会話、
 これこそザ・ゴッドワールドと言われると、そんな気すらしてきたんだよぉ。


【善悪の定義を都合よく解釈すればいいじゃないか】
フ:私としましても、土の塊なんか美味しくも何とも無いんですけどね。
  初代程のスケールですと、また味も変わってくるのでしょうか。
黄:別に、舌を楽しませるために食べようとした訳でもないと思うんだよぉ。
白:あー、異食症みたいに、何の栄養にもならないのに、
 氷とか木炭とか食べちゃうみたいな感じかも。
黄:そんなノリで口にされても迷惑極まりないけど、
 世の中、善行ばかりしてる神様の類を探す方が難しいんだよぉ。


【タコ焼きみたいにハフハフ言いながら食すのが作法なんだよ】
天:分かりました、私も太陽神の端くれです。
  燦々と輝くお天道様を飲み込みましょう。
黄:日食とは、お日様を食べると書くんだよぉ。
朱:むしろ原点に近かったですね~。
白:ってことは、太陽がまた見えるようになるのって、吐き出してる訳?
天:大道芸みたいに言わないでください。
フ:ネコ科の例に漏れず猫舌の私には、ちと熱そうな食材ではありますな。

 当初の予定では、こういった準レギュラー級のどでかいエピソードをドンドンいじっていくつもりだったのですが、何故かもう折り返しを過ぎてます。創作って、生き物だからしょうがないですよね。

 日本に仏教が公式に入ってきたのは、六世紀半ばと言われています。あくまで八世紀に完成した日本書紀の記述を根拠としているので、怪しい部分が多いそうなのですが。現代で言えば、幕末辺りの話を、伝聞多めで記録するみたいなものですから、致し方無いでしょう。そう考えると、そんな情報源で前後関係を整理する歴史家って、凄いのか、妄想逞しいのか分からなくなってきます。
 ともあれ、古事記、日本書紀が編纂された時に、日本には仏教がありました。そして、神道の源流、八百万信仰とのいざこざも、既に起こっていたとされています。では何故、天皇家は神道である天照の血族ということで落ち着いたのでしょうか。何でも、大化の改新で仏教推進派の蘇我氏が中央から遠ざかったのが一因なのだか。で、その時に蘇我蝦夷という方がブチギレ自害をするのですが、自宅に火を付けたんですよ。ほいでもって、聖徳太子が編纂したとされる天皇記と国記という二つの史書も殆ど燃えてなくなったのだとか。国記は難を逃れたという説もありますが、現存はしていないそうです。もったいないという次元の話じゃないですね。超曖昧で、恐らく今後解明されることもなさげな、邪馬台国から当時に至る日本史のアレコレのヒントが書いてあったかも知れませんのに。まあ、真実が必ずしも為政者にとって有益とも限らないので、ドサクサに紛れて処分された可能性もある訳ですが。たかだか数十年前の戦後昭和史ですらあやふやな部分が多いところを見るに、謎は謎のままにしておいた方が平和な可能性はあります。

(・ω・) 真実を知るということは、それに対して責任を負うってことだからな

【あれに比べたら誰だって主人公じゃないか】
天:ともあれ、私も父と母が日本列島を産みだしたが如く、
 これぞ最高神と言われるようなエピソードを残したい訳です。
朱:たしかに、天照さんの逸話って、これといったものがないですよね~。
白:一番有名なのが引き籠もりだもんねー。
黄:そうは言っても、妹に比べれば厚遇の部類に入るんだから、
 四の五の言わず、現状を受け入れろって感じもあるんだよぉ。


【やるだけやって成果がついてこないよりはいいだろ】
白:んで、天照って何が出来るのさ。
天:さぁ?
黄:なんじゃそりゃ、なんだよぉ。
天:その気になれば色々なことが出来ると思いますが、
 如何せん、機会が無かったもので。
朱:まるで就職に縁が無かった方の自己評価みたいですね~。
黄:すげー苛烈な評価なようでいて、大体、合ってる辺り、
 世の中とは、かくも残酷なものなのか、なんだよぉ。


【願掛けで嫌いなものを断つって言うくらいの発想】
天:そういうことを言っていますと、引き籠もりますよ。
黄:ハンガーストライキみたいになってきたんだよぉ。
白:でもさ、断食抗議って、やるべきことをやらないってことじゃん。
  天照が引き籠もるのって、好きでやってるんだから何の意味もないんじゃない。
天:どうして私が、やむにやまれず断腸の思いで行っていると考えないのでしょうか。
黄:鏡見て出直してこいとバッサリ切り捨ててやってもいいけど、
 逆に面白そうだから、掘り下げて弄ってやろうと思うんだよぉ。


【精神構造が昆虫レベルだとでも言いたいのか】
黄:ではあなたは、引き籠もりに対してどのような見解をお持ちですか、なんだよぉ。
天:え、えーっと、生きていて嫌なことがあった時、
 当然の権利として有すべき逃避方法、みたいな。
白:何かこれで、新しい宗教作れそうな感じあるね。
黄:こういった輩は蜂の巣みたいな超密集型住宅に詰め込んでも、
 防音と換気さえちゃんとしてれば、快適に過ごしそうなんだよぉ。

 引き籠もり教は、合う人にはとことん合いそうで、ビッグビジネスの匂いがちょっとしています。始める時は、ちゃんと私を通してアイディア料を払うようにと、こっそり主張しておきましょう。

 人類という種が確立された後、一番人を殺した生物は、蚊だと言われています。正確には、蚊が媒介する病原体が、ですが。それをカウントしていいなら、水や空気もありな気がしてきますが、どうなんでしょうね。生物史上で、一番殺したのは酸素なんだぜと、ドヤ顔で言っておくべきでしょうか。あれは嫌気性生物にとって、紛れも無い毒ですけど。というか、過ぎれば私達にとっても害を及ぼすものでした。
 それはともかくとして、蚊という昆虫は、紛れも無い害虫として扱われます。前述の通り、要らんものを運んでくるわ、血を吸って痒くするわ、人間側から見ると、いいことがありません。強いて言うなら、幼虫時代は水質浄化に多少の貢献をすることがあるくらいのようです。ボウフラでなくてはいけないのかどうかは知りませんけど。しかし、蚊は蚊で、長い生存競争の末あの形態を獲得した訳で、あの小さい身体にとんでもないハイテク構造を仕込んでいるのです。動物が吐き出す二酸化炭素を感知して近付くと言われていますし、針も盗賊のピッキングツールみたいに精巧な造りになっているのだとか。そして刺した時の痛みを感じさせない為に麻酔薬まで注入させる優しさを持っています。そこまでするなら、痒みと腫れをなくしやがってください。だから嫌われるんですよ。とはいえ、蚊に言わせれば手で叩き潰すわ、殺虫剤で殺してくるわの人間の方が無茶苦茶しやがってと思ってるでしょうね。人類を一番殺した生物は蚊やも知れませんが、蚊を殺した生物も、人類が結構な順位に付けるのかも知れません。常日頃から捕食してる連中には、勝てる気がしませんけども。

(・ω・) 人類の業など、生物史から見ればほんのささやかなものやも知れぬのぉ

【絶対に月読よりアルテミスの方が有名だよね】
天:日本神話勢の特殊スキルといえば、神産みです。
黄:中々の、ゲーム脳なんだよぉ。
朱:あの、月読さんの姉ですからね~。
天:かつて私達をモチーフとしたカードゲームの企画を持ち込んだのですが、
 知名度が今一つということで却下されました。
黄:たしかに、日本なのにギリシャ神話の方が知られてそうな辺り、
 天照が最高神であることに危惧を覚えてもしょうがないのかも知れないんだよぉ。


【基本的に他人事だから言いたい放題】
白:天照の認知度を街頭調査して、
 半分割り込むようだったら返上したらいいんじゃないかな。
朱:黄龍さんが、永遠に返り咲けないルール設定ですね~。
黄:こいつら、本当に尊敬の念が足りないんだよぉ。
天:全員が半数未満だった場合、誰がトップに立てばいいのでしょうか。
黄:その時はその時で全員ヒラに格下げして、
 選挙でも執り行って再編すればいいんじゃないかな、なんだよぉ。


【判子が曲がってるだけで受け付けて貰えない書類とかな】
朱:何を買えば、投票する権利を貰えますか~?
黄:商業主義に毒され過ぎなんだよぉ。
天:お金などという即物的なものでは真の崇拝心は測れません。
  毎日、伊勢神宮に向かって、二礼二拍手一礼をすることで一票としましょう。
黄:開票作業が大変なんだよぉ。
朱:うっかり拍手を一回しかしなかった場合、カウントされますか~?
黄:誠意とは表面を見ることでしか測定できないから形式は大事だけど、
 そこまで厳格に運用されると、本末転倒な気もするんだよぉ。


【天照の後継ぎって微妙なのばっかりだもの】
天:立候補者が口出しすると公正さが保てないので、選管に聞いてください。
黄:その選挙管理員会こそ、不正の温床なんだよぉ。
朱:月読さんが手を回しそうですよね~。
白:大体、結果が気に入らないって暴れだす神様が出たらどうすんのさ。
天:結局、私が続投した方が、よっぽど平和的じゃないですか。
黄:平時において世襲制と緩い独裁は絶対的な悪ではないと、
 歴史やら何やらが証明してるんだよぉ。

 時流に一足乗り遅れて神様総選挙を開催したら、黄龍、月読、玄武のトリオは壊滅的打撃を受けかねないので断固反対するでしょう。こうやって、各国の安定はいい意味でも悪い意味でも保たれるのです。

 かつて、ソーラーカーというものがありました。いえ、正確には今も開発中なのですが、十年前に比べると、その報道をめっきり聞かなくなった気がします。太陽光をエネルギー源とし、化石燃料や原子力などに頼らない移動手段として一時は持て囃されたのですが――いかんせん、技術的にクリアしなくてはいけない問題が多すぎて、一般道を走ってるのは見たことがありません。では、その技術的問題とはなんでしょうか。
 当然のことですが、太陽エネルギーを電気に変換する訳ですから、お日様が出ていないことには話になりません。夜間はもちろんのこと、雲が厚くなっただけで、その力はガタ落ちになります。無論、いつでも使えるようにバッテリーを積む訳ですが、こいつが中々の曲者だったりします。電池というやつは詰まるところ、金属の電子を手放し易い性質を利用して酸化還元を繰り返させて電流を生み出す訳です。しかし、こいつの劣化が速いのは携帯電話等で御存知のことでしょう。車を動かすほどの蓄電装置を大量に作り上げ、経年で片っ端から廃棄処分するとなると、エコロジーとは一体なんなのか、自問自答したくなることになる訳です。あと、単純にソーラーパネルの電気変換効率が、そんなによくないというのが周知されてきた感もあります。そういった諸々を考えて、わざわざ太陽光で動く車を作らなくても、効率のいいバッテリーを開発できれば、ガソリン車より遥かに環境にいいというのが、最近のトレンドなのでしょう。どっちにしろ、発電所は日本全国で稼働してる訳ですしね。ハイブリッドカーや電気自動車は出回ってきてるようですし、ソーラーカーはこのまま博物館行きになるのかも知れません。それでも脚光を浴びることがあるとすれば、文明社会が滅んだ後、特別な動力を必要としない移動手段というSF的な世界でですかねぇ。メンテナンス手段が無さすぎて、とても長いこと使えるとは思えませんけど。そこはそれ、主人公かそのお仲間に、都合よく何とか出来る奴が紛れ込んでるのかも知れませんが。

(・ω・) かつてゴツゴーシュンギクという、ドラえもんの道具があってのぉ

【いざとなったら逐電する気で満々だからね】
天:皆さん、お忘れかも知れませんが、私は日本の最高神なんです。
黄:何だ今更、なんだよぉ。
白:一応、憶えてはいるよ。そう扱ってるかまでは知らないけど。
黄:地味に辛辣なんだよぉ。
白:直の上司である青龍や麒麟すら雑な対応してる私が、
 なんでよその神様のこと気に掛けないといけないのさ。
黄:ネコ科とは、誰にも媚びず、へつらわず、従わずと言うけれど、
 一応は社会人としてどうやって生きてきたのか、謎は深まるばかりなんだよぉ。


【ちなみに一徹過ぎても距離を置かれるという】
天:地味にヘコんで引き籠もりたくなりましたが、大人なので我慢します。
黄:本当に大人なら、そういった本音をそうそう漏らさないんだよぉ。
朱:その理屈ですと、ここの業界人は大体子供じゃないですかね~。
黄:神格化される為に必要な条件の一つは、子供の純粋な心を持ち続けること、
 つまりはそういうことなんだよぉ。
白:こうやってコロッコロ意見を変えるから信用されないって、
 どうして分からないかなぁ。


【出来るかどうかまでは知ったこっちゃない】
黄:で、そのお偉い神様がどうしたっていうんだよぉ。
天:いえ、ここのところ最高神らしいことをしていないなと思いまして。
朱:具体的には、どういったことですか~?
白:とりあえず、地面が沈むくらいの大雨降らせるとかかな。
天:太陽神たる私が、わざわざ日が陰るような真似をする訳がないではないですか。
黄:この、人類なんかどうなってもいいよな的な会話がある意味天上っぽいけど、
 実際の所は井戸端会議程度のノリだから困ったものなんだよぉ。


【これを神々の戯れと呼びたいのなら呼ぶがいいさ】
朱:天気雨なら、お日様と両立できますよ~。
天:成程。
黄:成程、じゃねーんだよぉ。
白:前代未聞の、凄い虹が見れそうな気がするね。
黄:話の方向性がメチャクチャなんだよぉ。
朱:要約すると、いつも通りってことですよね~。

 何が恐ろしいって、この話の次が11期最終回のオムニバスということです。気付けば既に秋の足音ですよ。お米と果物が美味しくなる季節なので、いいとしておきましょう。


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