ジゴロという言葉があります。フランス語のgigoloに由来し、本来は女性にたかる男性を意味します。日本語だとヒモが一番近いでしょう。何故か現代日本語だとちょっと歪んで、女性を落とすのが上手い人が第一にきているような気がしますけど。こちらだとタラシ辺りが近くなるのでしょうか。どちらも、ちょっと死語気味なところがありますが。性別を反転させて、男性に貢がせるのがうまい女性のことを何と言うかと考えると、ちょっと悩みます。手玉に取るという意味では悪女なんかになるのかも知れませんが、直結はしません。フランス語的にはジゴレットというものがあるそうなのですが、聞き慣れないものであることは否定できないでしょう。別段、珍しい光景でもないので、敢えてそれっぽい言葉を必要としなかったという辺りが真実なんですかね。 (・ω・) 傾国までいくと大袈裟に過ぎるし、難儀だな 【基本中の基本ではあるけど難易度は低くない】 月:クール枠がドジなところを見せることで、愛らしさを表現するのを真似したい。 黄:アンタの場合、イロモノがちょっと決めるだけで格好良く見えるパターンなんだよぉ。 月:辛辣だな、こいつ。 黄:イメージを良くしたいなら、現状を正しく把握すべきなんだよぉ。 月:見たくないものがたくさん視界に入ってしまうので、 ちょっと遠慮したいのが本音なのですけどね。 【再就職の世話をして貰えるだけ優しいとすら言える】 月:つまるところ、キャラ作りにギャップは大事ってことだ。 黄:たしかにダメ人間一辺倒だと、メリハリに欠けるんだよぉ。 月:定期的に善人ぶれば良いのか。 黄:例えば朝イチでゴミ拾いしてる姿を目撃されたとして、 『とうとう教授クビで用務員になったのか』と思われるだけなんだよぉ。 月:普段のイメージが濃すぎて覆せないって、恐ろしいことなんだな。 【数合わせのデメリットは冷静に判断しないといけない】 月:今度、学部長を決める選挙があるらしい。 黄:なんか有力候補二人が拮抗してるって聞いてるんだよぉ。 月:きっちり割れれば、私の一票が最大の発言力を持つ訳だが。 黄:キャスティングボードってやつなんだよぉ。 月:引き込むことでイメージが悪化するのを懸念しているのか、 お誘いが全く無いのが実情なんだがな。 【小物界の大型新人と呼んでくれたまえ】 月:現実的な線だと、私のような不良教授に声を掛けて、 五人くらいで徒党を組むとかになるのかね。 黄:足並みが揃う気がしねーんだよぉ。 月:ちょっと良い話があっただけで抜け駆けする自信がある。 黄:歴史的に、そういうのは終わった後に殺されるんだよぉ。 月:『ば、バカな。話が違――ウギャー』的なアレか。 黄:あまりに似合いすぎてて、違和感が全然無かったんだよぉ。 日本の下院、つまり衆議院は小選挙区比例代表並立制というシステムのせいか勝ち負けがハッキリしすぎるので、小政党がキャスティングボードを握ることは近年ありませんでした。まあ、十やそこらしか議席を持たない日和見連中がでかい顔されても微妙な気分になりますけどね。 PR ミラーテストと呼ばれるものがあります。鏡に反射された姿を、自分として認識できるかどうかの試験なのだそうです。ある程度の齢を重ねた人間の大半は出来るでしょう。これが出来る動物は、人類以外ではほんの数種と言われています。単に、人は視覚情報に偏重してる部分があるので、匂いや音を発しない映像に戸惑っているだけの部分がある気もしますけど。そもそも人間だって、鏡は目の前を映すものという知識が無ければ、全員が全員分かるとは限りません。野生動物に育てられた子供が社会性を持つのに苦労する話からも分かるように、人が人らしい見識を持っているのは教育のお陰です。群れで情報を共有している種は少なくないようですが、世界中に散らばった一種族が積み重ねているというのは、生物史上初めてのことなのやも知れません。まあ、月まで行って帰ってきたような連中に、何を今更と言ってしまえばそれまでなのですけどね。 (・ω・) そう考えると、やっぱここ百年の技術革新やべーな 【人間性に問題があるからそっちに頼らざるを得ないというか】 月:今日一杯で世界が終わるとしたら、何するよ。 黄:中学生みたいなこと言い出したんだよぉ。 月:死生観と人生哲学が垣間見える、心理学的に有益な質問だ。 黄:学者サイドからの物言いはズルいんだよぉ。 月:権威とは、有効活用する為に存在するのである。 【要するに趣味の延長線上なのである】 黄:とりあえずそっちの答えを聞いておくんだよぉ。 月:完成書きかけ問わずに、論文を全て焼き払う。 黄:生きた証の全否定は珍しいんだよぉ。 月:若かりし頃の日記とか詩集みたいなもんだからな。 出来ることなら、死ぬ前に無かったことにすべきだ。 黄:成程、こいつの学問への探究心がどういったものか、 実に端的に表れてるんだよぉ。 【無駄を尊ぶのは知性を持った証という見解もある】 月:後は、私が知り得る限りの機密情報をバラ撒いてやるかな。 具体的には、他の教授連中の恥ずかしい話とか。 黄:反撃で痛手を負う流れなんだよぉ。 月:これが最後なら、決着はつけておくべきだと思うのだ。 黄:仮にも知識層のやることかと言いたくなったけど、 野生の獣はやらないだろうなという意味では、間違ってない気もしてきたんだよぉ。 【異性と食事関連で埋まってしまったらしい】 黄:何にしても、生産的なことをする気が無いのは分かったんだよぉ。 月:夜になって、こんなことで良かったのかと思い悩むも、 とてつもなく薄めてるだけで普段と変わらんなと居直る訳だ。 黄:本当に人生に対する考え方がダダ漏れなんだよぉ。 月:今度、学生連中にアンケートでもとってみるか。 黄:この大学じゃ残念な結果しか出なさそうだけど、 大衆とはそういったものと言っておけば格好は付きそうなんだよぉ。 今日世界が終わるなら、色々とやってみたいことが頭の中を巡った末に、うまいもん食いたいくらいで落ち着きそうな小市民です。 本丸と呼ばれるものがあります。一の丸などとも言います。日本の城の最上部に位置することが多い、最重要拠点です。大体はその城の責任者が詰めて政務や指揮を執る場所です。転じて、物事の本質や核心などに喩えられることがあります。そこから下っていくごとに二の丸、三の丸と数字が増えていきます。攻略する側の視点だと、数が大きい方から一つずつ落としていくことになります。現代風に言えば、防衛ラインという解釈も出来るでしょう。なので下の方に配置される程、重要度が低くなります。具体的には側室とその子供なんかです。本丸で育てられる男子は跡継ぎ扱いになるらしく、分かりやすい奥方達の争いもあったようです。というか、同じ場所に別の嫁さんを置いておいたら隙を見て殺されるかも知れないという話なんだそうですが。一夫多妻制は一部男性のロマンではありますが、そこにあるリスクについても考えないといけないのかも知れません。 (・ω・) 子供が家督を継いだ後の待遇が天地だから、そりゃ必死にもなるよ 【それについては世間の人も目を背けてるところだから】 月:ループ世界に迷い込んだ時に備えて、 脱出方法を用意しておくべきかも知れない。 黄:杞憂以上の無駄さ加減なんだよぉ。 月:同じ時間を繰り返すとか、想像するだけで怖いだろ。 黄:毒にも薬にもならない研究を続けて日々を空費してる事実に恐れは無いのかと、 ナイフのような言葉を浴びせてやろうか悩むんだよぉ。 【面倒なやつ扱いされてた学生時代が容易く想像できる】 月:大体の場合、悲劇的結末を回避するという目的がある訳だ。 黄:誰か死ぬとか分かりやすいバッドエンドなら避けたいものなんだよぉ。 月:しかし、人にとって唯一の救いは魂が解放されることではないだろうか。 黄:ただでさえ状況がややこしいのに、混ぜっ返すのはどうなんだよぉ。 月:極まっているからこそ、生の意味を見詰め直すべきだろう。 黄:こうやってそれっぽい理屈付けをしてる間にインテリのイメージがついて、 たまたま学者になったと思うと腹立たしいんだよぉ。 【むしろ生き残ったことへの違和感が抜けなさそう】 月:まず、繰り返しが続いていることに気付くという第一段階を突破しないといけない。 黄:その状態で抜け出せない方が悲惨そうなんだよぉ。 月:並の人間なら、何周かしたところで発狂は間違いない。 と言い切りたいところだが、人間ってかなり適応能力が高いらしいからな。 笑いながら親しい人が死ぬところを見送れるようになるかも知れない。 黄:それ、エンディングを迎えた後、気まずさがヤバイんだよぉ。 月:終わったことは全て良い思い出にするのが、人生の達人らしいぞ。 【中盤までは良かったよねという評価になりそうな感じが凄い】 月:ありそうであんまし無いのが、主人公以外の全てが周回を自覚してるパターンだな。 黄:探偵役を除く全員が犯人のミステリーがあったんだよぉ。 月:そして不変世界信望派と、動的世界推進派が争って主人公に働きかけるのだ。 黄:普通に盛り上がりそうだから、小説かなんかで発表して欲しいんだよぉ。 月:話を畳むのが恐ろしく面倒そうだから断る。 戦国浪漫編の台詞部分は、いつからか台詞にカタカナ語禁止というルールを課してしまったので、何を使ってもいいって素晴らしいことだなと思いますね。 成仏という言葉があります。一般的な日本語としては、死に依って肉体から離れた霊体が、あの世へと旅立つことが第一に来るでしょう。仏教用語としては、煩悩から解脱し仏になることを意味します。仏教界隈では転生して六道を輪廻することは正解ではないという解釈が一般的なので、悟りを開く≒極楽へ行く権利を得る≒成仏という図式になるのでしょう。単に死ぬこととごっちゃになってしまっていて、真理への到達がおざなりになっている感がありますが。日本人の死生観だと、亡くなったら誰だろうと仏様なので間違っちゃいないとも言えます。ざっくり言えば、悪いことしたら死後も苦しむぞって考え方で地獄が作られたというのに、本末転倒感は否めませんけどね。 (・ω・) もったいないお化けと同レベルと考えると、ちょっと面白いかも 【友達くらいなら良いが身内に居たらウザったいタイプ】 綾:色々と、はっちゃけたくなりましたわ。 岬:なんか、恐ろしいことを言ってませんか。 舞:真面目な人が溜め込むと、爆発がとんでもないことになるという。 結:遠目で見る分には良いが、実害があるとなぁ。 海:我らも、別の意味で似たような評価をされてるらしいがな。 【島原の乱の直接的原因となった伝説の悪政である】 綾:年貢の最高記録は、九公一民らしいですわね。 海:特に意味のない、世間話だと思いたい。 結:なんで我らがこうも気を遣わなくてはいかんのだ。 舞:普段の反動だと言われれば、その通りとしか返しようがないんだが。 岬:放蕩のツケは、いずれ精算しなきゃならないのが人生ですよね。 結:御館様が自分に言い聞かせてると思うと、深いようで浅い話ですな。 【そろそろ挑発行為が次のステップに移行しそう】 綾:分不相応な程に巨大な城を建てて見下ろしたら、さぞ絶景でしょうね。 岬:近隣諸国を、思いっきり刺激する話ですね。 結:『掛かってこいや、オルァ』は、御館様の姉上の得意技なのでは。 舞:最近は周りも耐性が出来て、無視を始めたらしいがな。 岬:お姉ちゃん相手には正しい対応です。 それを最後まで貫き通せるくらい人間が出来るって、簡単じゃないですけどね。 【円状に座り中央に火縄銃をぶら下げて回転させるらしいよ】 綾:九州のとある国では、肝練りと呼ばれる度胸試しがあるそうですわ。 海:これ、誰が止めるんだ。 結:こういった非常時こそ、御館様の出番なのでは。 舞:意味もなく喰らっている無駄飯が活かされる日が来た訳だ。 岬:三日もすれば冷静になって、普段以上に淡々と仕事をしますから大丈夫です。 海:肝練りで物怖じしそうもないこの胆力が、上の者に必要な資質なのかしら。 そういや綾女って冷静なキャラに見えて、定期的に壊れ気味になる子だったよなぁと思い出しました。この陣営に居ると、どうしても抑えてないと回らないので、たまにはこういう回があっても良いでしょう。 三羽烏と呼ばれるものがあります。ある集団に於いて、傑出した三名を持ち上げる時に使う表現です。二人なら双璧、四人なら四天王という言い回しが用いられることが多いようです。璧は壁ではなく、古代から現代に掛けて中国で愛用されている装飾具です。四天王は、持国天、増長天、広目天、多聞天という四方を守護する仏様からきています。では三羽烏は、なんでカラスなんでしょうか。現代では賢すぎる上に黒が不吉という扱いで忌避されていますが、八咫烏や烏天狗のように神聖視されていた時期もあったのでという説があります。他にも大国主が三羽の烏が入浴しているのを見て有馬温泉を発見したからというのもあったりします。そこから優れた三人衆に、どうやって繋がったんだという気もしますが、きっと凄い功績扱いだったんでしょう。私も、風呂に入っただけで後世に伝説が残るような幸運に出会ってみたいものです。 (・ω・) その運を宝くじ辺りに使いたいと思ったら俗物である 【投資先としての魅力に欠けると判断されたならしょうがない】 岬:うちって、家風としては質素倹約を旨としていますが、 使う機会があれば惜しむなよ的な感じでしたよね。 綾:費用対効果は大事ですわ。 結:吝嗇家、つまりはドケチの家老殿ではあるが。 舞:豪気に散財する日が来れば、それは勝負所なのだろう。 海:我らに金を使ってくれる気配が無いことが悲しい訳だがな。 【高級車を買った人がガソリン相場に一喜一憂みたいな】 空:俺に権限を与えてくれれば、半日で国庫を使い果たしてやるのに。 岬:それはそれで半端ない才能が要りそうですね。 綾:最上級の茶器を購入したせいで、 茶葉にまで手が回らない的な真似をしでかしそうですわね。 空:それが男の生き様よ。 綾:概ね馬鹿と同義という意味でしたら、同意しておきますわ。 【大人ってのは王様は裸だって敢えて言わない人のことらしいよ】 舞:まあ、我が家が天下取るのは無いにしてもだ。 海:何かの間違いで大大名級にのし上がってしまい。 結:幕府を裏から操るくらいは無いと言い切れないよな。 岬:行き詰まったら責任を将軍に押し付けられる最高の立ち位置ですよね。 海:規模は違えど、状況的にうちと被ってないかというのは気付いてはいけない。 【後世で美談にされるかどうか微妙なラインだ】 結:もしや家老殿は、もっと大きな組織を乗っ取るつもりではなかろうか。 海:その為に御館様で試行錯誤しているとすれば全ての辻褄が合うな。 舞:正直、こんなところで埋もれる素材では無いと思っていた。 岬:好き放題言ってますよ。 綾:この家が万全を尽くした上で潰れてしまうことがあれば、 復讐がてらやってみても良いですわね。 岬:これを光栄と取るべきなのか、かなり判断に困るんですけど。 傀儡幕府は歴史的に何度かあったようですが、三好氏はなんで地味な上に逃げ切れなかったのでしょうか。やりたい放題のツケは、結局自分達に返ってくるってことなんですかね。 |
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