2020
きなくさいという言葉があります。不穏な空気である、や、信用しきれない様子、などといった意味を持ちます。元は布や紙が焦げる匂いを指しました。きな、は衣(キヌ)、木(キ)、或いは香りという意味でキが変化したなど、複数の説があります。普段の生活で焼けることが少ないものから発せられるというのが肝です。食べ物のように、ちょっとした過失で炭化する場合には用いられません。つまり、明らかな変化は見受けられないけれど異変の予兆を感じ取れる、ということで現在の用法へと繋がったようです。また火薬や硝煙の匂いも範疇となり、紛争になりかけている状態も語意に含まれるようになりました。くさい、という単語に疑わしいというニュアンスがあることからも、嗅覚情報が確信に至らないけれど推察が可能くらいの立ち位置だというのが伺えますね。
(・ω・) 犬が言語を作ったら、鼻関係を重用しまくるのが目に見えている
【単純な姉や妹よりお得感を覚えそう】
白:双子の姉妹が居たら、色々と悪さ出来るのに。
ア:発想がミステリーの犯人ですの。
天:登場したら、とりあえず身構えますよね。
ミスリードさせる囮要員ということも多々ありますが。
白:何となくキャラを水増ししたい時とかも便利そう。
ア:一口で二度美味しいというやつですわ。
天:何か会話が不穏な方向へ流れている気もしますが、
アルテミスさん的には通常営業でした。
【そういやこいつら本編じゃ全員が多胎児だな】
白:ライブパフォーマンスで手品みたいな真似するってのもありじゃない。
天:舞台から消えたかと思ったら、観客席から飛び出す的なやつですか。
ア:最後にネタバラシするのが定番になりそうですわ。
白:ま、親が隠してる生き別れでも居なきゃ無理なんだけどね。
天:私も、残念ながら一人っ子なので。
ア:発言に強烈な違和感があるのが不思議ですの。
【防寒用の綿を抜く日付が元になっているのだとか】
白:四月一日と書いて、ワタヌキって読む姓があるらしいね。
天:日本人でも馴染みが薄いことを何処で聞き付けるんですか。
ア:うちの学校に該当する生徒や教職員は居りませんのに。
白:空で脳内検索を掛けられるアルテミスが怖い。
天:これだけ珍しい名字なら記憶に残りやすいという解釈も出来ます。
白:ぶっちゃけ佐藤だろうが鈴木だろうが、
顔と下の名前を一致させてるんだろうなって確信あるけどね。
【アルテミスと読ませる漢字は何にすべきなのだろう】
天:似たようなので、八月一日でホズミというのがありましたっけ。
旧暦で稲穂を摘む日なのだとか。
白:読むのは大変だけど、洒落っ気があって良いよね。
ア:定型で、由来があるのはともかくとしまして。
天:最近は独創的な読み方をさせる名前が流行ってますから。
白:とんでもなくセンスが問われるのに、良くやると思うよ。
最初はエイプリルフールをネタにしようと思ったのですが、季節感皆無だし、こいつら一年生だしで使いづらそうなので曲げていきました。学年が設定されていて動かない作品だと学年の狭間にあるイベントは鬼門のようなところがありますよね。
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2020
絵馬と呼ばれるものがあります。エマと読みます。木製の板に馬が描かれたもので、願い事を書き記して神社仏閣に奉納することは良く知られています。奈良時代、或いはそれ以前から、神は馬に乗ってやってくるという伝承がありました。そこで何かを祈願する時に生きた馬を捧げていたのですが、いつしか像や絵などで代用するようになったというのが起源とされています。なので一応は神道系の風習なのですが、神仏習合で観世音菩薩も騎乗するという説が流れ、別に寺社でも良いということになったみたいです。その後、馬じゃなくてもという風潮になり、絵師文化の隆盛もあって、現代の何でもありの形へと繋がっていくようです。基本的な理念は残しつつ、細かいことは気にするなという、実に日本らしい精神の受け継がれ方だと言えます。いや、本来は神仏が喜ぶもの、または利便性が高いものと考えると、現状はやっぱりどうなんだろうと思わなくもありませんけど。むしろお願いする側が喜ぶイラストが少なからず存在しないかという気もします。極端なことを言えば、宗教なんて自己満足なんだから問題ないという考え方もあるんでしょうけどね。
(・ω・) 神様がサブカルに関心が無いと決めつけるのも偏狭である
【もはや来日から数ヶ月であることをツッコむのすら面倒】
白:折角、半分くらい和系ユニットなんだからさ。
何か日本的な要素入れてくってどうだろう。
ア:具体的な案がありますの。
白:そりゃ、ハラキリ、ゲイシャ、フジヤマ辺り?
天:いきなり古典的外国人になりました。
ア:逆に新鮮味を感じた自分に驚きましたわ。
【猫がそんな先のことを考えてる訳がない】
白:少し頑張って、ハガクレ、ワビサビ、ケガレ辺りでも良いけど。
ア:それはそれで、通ぶってる雰囲気がありますわね。
天:ともあれ、認知度が低いので採用しがたいですけど。
白:自国の文化に興味が無いのは、何処の若者も一緒か。
天:どういった立ち位置で発言しているんでしょう。
ア:自身の完成形をどうしたいのか、理解してない感じが素敵ですの。
【舐め回すように観察する理由としては妥当な線だ】
白:シノビ要素は入れていきたいなぁ。
天:たしかに、夜目が利く、耳が良い、足音が少ない、身軽で逃げ足抜群と、
猫と忍者の親和性は高いと言えます。
ア:命令を聞かないという、致命的欠点を誤魔化しましたの。
天:それさえ無ければ、猫忍者という、
人気者に人気者を掛け合わせたお子様ランチの様な一大文化が生まれたはずです。
白:家猫って宇宙人が送り込んだスパイ疑惑あるし、
家庭に入り込みまくってる現状は似たようなものなんじゃない。
【あのアルテミスが断念するんだからやっぱり無理なんだな】
白:古式ゆかしい大和撫子と言えば十二単らしいけど。
天:軽くても十キロはあるというのを知って言ってますか。
ア:激しい踊りは難しそうですわ。
白:このくらいのハンデでちょうど良いぜって感じがある。
天:スポ根マンガブーム、まだ続いてたようです。
ア:白虎さんの無駄とも言える体力なら可能でしょうけど、
わたくし達にはハードルが高いですの。
個人的にミニスカ和装は認めない派ですが、アイドルがやるとなると軽量化もあって、そうしないとどうしようもないんでしょうねと同情する部分もあります。
2020
頓珍漢という言葉があります。トンチンカンと読みます。全く筋が通っていない発言や論理、或いは間が抜けた行動などを称するものです。未熟な鍛冶師の弟子のせいで、金属音が一定でないことに由来していると言われています。カンカンカンとかトントントンと鳴り響くはずが、トン・チン・カンになってしまうということでしょう。音が先に来ていることからも分かる通り、漢字は当て字になります。他に、相槌を打つも鍛冶から生まれたとされています。二人で打つ場合、阿吽の呼吸で合わせなくてはならず、そのリズムの良さが同意する様に重ねられたということです。餅つきみたいなものだろうかと推察してしまいますが、詳しい方から見るとどうなんでしょうね。
(・ω・) まとめると、腕が良い鍛冶の音色は心地よいってことかしら
【扱いがそいつら未満って実に微妙な気分になれるな】
天:白虎さんって、涼しいと日向に居ることが多いですよね。
白:単純にこっちのが暖かいし。
ア:いつも通りの猫気質ですわ。
天:光を尊ぶものとして、素晴らしいことだと思います。
白:でも暑いと日陰に隠れるよ。
天:そういった意味では、常に明るい方へ向かう虫や花の方が、
私にとって好ましい気がしてきます。
【正直なところ君らも大概に思えるのですけど】
白:猫の日向ぼっこは、栄養を作る為に必要って聞いたことある。
ア:人間もそうじゃありませんでしたこと。
天:やはり太陽光は偉大なんです。
白:科学的にはそうなんだろうけど、そう言われると同意したくない。
ア:その内、宗教でも立ち上げそうですの。
白:女の子や肉なら俗物一直線で済むのに、
執着する対象が違うだけで、こうも印象が変わるってのもね。
【票と民意を取りまとめて生徒会長も手駒にしかねない】
ア:演劇部と提携をしましたわ。
白:その内、全ての部活を傘下にしそう。
天:人間社会的に考えると、親アルテミス派と反アルテミス派で分かれそうですが。
白:こうやって、気付いたら派閥争いに巻き込まれるのか。
天:早い内に立場を明確にしておけば、幹部になれるかも知れませんよ。
白:肉関連の旨味が無さそうだし、興味が湧かないなぁ。
【それはそれで人としてどうなんだ感あるけど】
ア:わたくしに敵対する女性など存在するはずが有りませんわ。
白:この手合が色々と拗らせて独裁者になるんだろうね。
天:分かっていても止められない辺りが切ないです。
白:良い方に行けば権力集中は必ずしも悪いことじゃないんだけど。
天:最悪の結果となった場合、私達も極悪人として断罪されかねません。
ア:どうあっても闇社会の実力者に仕立て上げたい雰囲気ですが、
アイドルとして持て囃されることしか考えてませんの。
番外編唯一の学生ものではありますが、他が言うほど働いているか感があり、なんやかんやでノリ的に大差ないのでは無いかと思わなくもありません。
2020
ヒューズと呼ばれるものがあります。英語ではfuseと表記します。電気系の回路に組み込まれるものです。何らかの理由で電流が過剰となった際、不通にすることで全体が焼き付いたり、発火したりを防ぐ為の部品です。このシステムが作動することを、ヒューズが飛ぶと表現します。原理は単純で、鉛、錫、銅など、融点が低めの金属を用いることで、発熱したら真っ先に溶けて電気が流れなくなってしまうのです。一昔前は、契約した以上の電力を使ってしまった場合の安全装置としても使用されていました。現代の家庭はほぼブレーカーが利用されているので、存在自体を知らない方が少なく無さそうです。使い捨てで、ちょくちょく取り替えないといけないのが不便な為でしょう。ですが構造の簡素さ故、家電などで用いられている場合があります。ちなみに英語でメチャクチャ怒ることをblow a fuseと言うんだそうです。キレるも頭の血管や堪忍袋が切断されたかのよう、ということから来てるんでしょうし、言語は違っても似た言い回しはあるものだと思わされます。
(・ω・) マンガ的にも、プッツンは何かが断線してる擬音だしね
【初代が去った以降を認めない派閥は存在しそう】
天:無尽蔵にメンバーを募集しているアイドルは居ますが、
同一のグループ名を名乗り続けてるのが釈然としないんです。
ア:テセウスの船的な話ですの。
白:なんだっけ、それ。
天:船を修理する際に一部を取り替えたりしますが、
どれくらい交換したら新品扱いになるかという思考実験ですね。
ア:ですがスポーツチームのようなもので、
あくまで入れ物だと考えればおかしなことは無い気もしますわ。
【アルテミスの毒牙から守る為に断念させるべきでさえある】
天:いえ、仮にトリ・アステールが百名以上の集団となったなら、
それは本当に私達が立ち上げたものと同じなのかなと思いまして。
白:ステーキの付け合わせがとんでもない量だった時、
それは野菜料理なんじゃないかみたいな。
ア:あながち外れてませんの。
天:結局は、捉える側が決めることではあります。
白:うちに入りたがる奇特な人が居るとは考えにくいけどね。
【明言するのもそれはそれで怪しさを醸し出すのでは】
天:逆に私達の中から、選抜ユニットを作る可能性は無いでしょうか。
白:三人しか居ないのに?
ア:最大で三組しかパターンがありませんの。
白:残された一人が物悲しくなるなぁ。
天:体育の授業で発生しがちな光景ではあります。
白:たまたまデュエットしただけってのを強調しとかないと、
不仲説とか流れて面倒なことになりそうな感じある。
【井戸端ネットワークで情報が共有されない訳がない】
白:だけど三つの星って意味なんだから、
一人でも増えたり欠けたりしたら看板に偽りありってやつなんじゃない。
ア:まあ、そうですわね。
天:割と身近に、十歳以下の女児で構成されていると謳っているのに、
該当するのが三人中一人な方々が居た気がするのですけど。
白:そこを突いたら倒せたりしないかな。
ア:ファンも分かった上で見守ってるでしょうし、無理だと思いますの。
そういやアイドルアニメで何十人ものメンバーが入れ代わり立ち代わりするっていう現実路線はあまりありませんよね。視聴者の興味が分散するだけでメリットが無いと言われれば、それだけの話なんでしょうけど。
2020
天手古舞という言葉があります。てんてこまいと読みます。元は祭囃子や里神楽で鳴らされる太鼓音のことなのだそうです。それに合わせての踊りがスピーディなことから、せわしない様や慌ただしい状態を称するようになったのだとか。男装した女性が山車や神輿を先導することを手古舞と呼び、変化した結果という説もあります。ともあれ語感が軽妙で、てんてこまい以上にてんてこまい感がある単語はイメージしづらいものがあります。強いて言うなら大わらわくらいのものでしょうか。こちらは、武士の頭髪が合戦場で幼子の様に乱れてしまうことに由来します。語源はともかくとして、生き残る為には音も大事だという、いつもの話になる訳です。
(・ω・) まあ、大わらわで天手古舞とか言い出しても昭和感あるんだけどね
【素材の味を楽しむ自然派のリーダーです】
白:大会に出場したとして、一年目は県予選敗退くらいが妥当だよね。
ア:何の話をしてますの。
天:ちょっとスポ根マンガにハマってるみたいです。
白:私だって、肉以外のことに興味持つことくらいあるよ。
天:普通なら、部活動に力を入れてくださいとツッコむところですけど。
ア:この自由奔放さが魅力ですので構いませんわ。
【匙加減がうまくいった場合のみ名作を名乗りなさい】
白:寄せ集めチームが強豪を薙ぎ倒してくのって、
分かりやすいんだけど爽快感が先行しすぎて薄味になるって言うか。
天:ですが話としては、
敗北からの雌伏を描かなければならず冗長になりがちなのでは。
ア:あと主人公が負けると人気が下がるとも聞きますわ。
白:そこはかるーく流す感じでなんとか。
天:そうなりますと深みを持たせるという、
本来の目的から外れてしまうのでは無いですかね。
【そもそも何処に届け出すれば良いのか分からない】
白:これを私達に応用すると、一年は全国出場するものの一回戦敗退、
二年は未知の強豪に敗れてまさかの予選落ち、
三年に日本一で大団円くらいがバランス取った感じかな。
天:そこまで連載が続けば良いですけど。
ア:それ以前に、アイドルの高校選手権って聞いたことありませんわ。
白:とりあえず、関西にある球場名つけときゃ良いんでしょ。
天:あれってちゃんと許可を取っているのかが、
毎回、気に掛かって仕方ありません。
【拮抗した勝負の為に育成を促すまで考えられる】
天:ともあれ、まずは小妹々に勝ちませんと。
白:この少子化時代、御年配の圧倒的支持を得てるってのは強いよなぁ。
ア:考えてみましたら、最初のライバルと、
最終決戦でも相対するというのはありがちですわよね。
白:言いたいことは分かるけど、小中学生とそんなとこで戦う状況が想像付かない。
天:アルテミスさんの場合、その舞台すら用意しそうなのが底知れません。
なんかもう、順番を考えるのが面倒になってきたので、今年はアルテミス、月読、戦国をループさせときゃ良いんじゃねと思いつつあります。選択肢が三つしか無いと、逆に悩むところはなきにしもあらずです。