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 糠喜び、という言葉があります。ヌカヨロコビと読みます。何か自分にとって好ましい事態が起こったと思って気分が良くなったものの、実は勘違いなどで大した利益にならなかった際に用います。糠は御存知の通り米糠で、玄米を精白した時に出る、茶色い外皮部分の総称です。糠漬けや飼料などの用途があります。細かく粉砕された状態で溜まるので、小さいとか、頼りないなどといった意味が加わるようになったのだとか。糠雨や糠星なんて言い回しもあるようです。あんまし馴染みはありませんけど。そこから転じて、一時の儚い高揚を糠喜びと称するようになりました。糠自体は栄養豊富で、日本人にとって貴重なビタミン、ミネラルの補給源でした。江戸後期辺りから白米を食べる人が多くなり、脚気が流行りだしたのは割と知られた話です。そう考えると糠に否定的なニュアンスを籠めるのは躊躇われるものがあります。まあ、脚気の主因がビタミンB1不足であるというのが定着したのは大正時代になってかららしいので無理からぬのでしょうか。そこら辺の顛末も医学界の闇深いところが垣間見えるのですが、現在進行系で似たようなことが起こってますしね。

(・ω・) 人とはどうあれ、間違いを認められない生き物なのだなぁ

【パフォーマンスだけではなく笑いまで要求されるのか】
亜:で、肝心なとこだけど、順番はどうするのさ。
天:やはりそこは拘るのですね。
白:アジア人は面子を重んじるらしいし。
亜:実力者は後ってのが、日本的常識だよ。
天:私の中では、オチ担当なのですが。
白:要求されるものが大きいって意味では同じだと思う。
亜:話が変な方向に行ってる気もするけど譲らないからね。


【儒教思想がベースの東アジアで強い考え方である】
白:一方で、年長者を立てるのが習わしとも聞いている。
  私達が年上ってのも考慮に入れるべきなのかも。
亜:この人、今年からの留学生じゃなかったっけ。
天:ああ、そういえば。
ア:もう慣れっこですので、感じなくなりましたわ。
青:適応とは、恐ろしいものです。
真:青龍が言うと、軽い自嘲に聞こえるですぅ。


【指示が的確なら働き蟻には悪くないタイプだぞ】
白:勝敗に多少なりとも影響するだろうってのがねぇ。
天:クジか何かで決めるというのが穏当なのでは。
青:構成的には、その為のゲームを用意するところですか。
白:小妹々ってひょっとして、仕切りも青龍がやってんの。
天:うちと違って、亜沙さんは名ばかりリーダーなのではないですか。
亜:上に立つ者は、些事に手を煩わせる必要が無いから。
白:ある意味で大物なのかも知れないけど、上司には欲しくない。


【綿密に張り巡らせた伏線を最後の最後で粉砕したいのが人の性】
ア:交互に披露して、トリは一緒にやるというのでどうですの。
白:準備期間無いのに、難しいこと言い出した。
天:それは共通の巨大な敵が現れた時に取っておくべきでは。
亜:あんたらと手を組むなんて御免だわ。
真:見事な前振りですぅ。
青:むしろここまで丁寧にお膳立てしたら、
 逆に何も無いのではと思ってしまうほどです。

 トリ・アステールだけだと白虎がツッコミという恐ろしい体制になりますが、青龍が居ると幅が少し出来ます。男子小学生に更に負担を掛ける所業もどうかと思いますが、本編での中国聖獣界は彼一人でもってるようなものなので、反映されてるってことでしょう。
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 蝋燭と呼ばれるものがあります。ロウソクと読みます。蝋を成形し、中心に太めの糸を通すことで完成するシンプルな照明です。蝋とは、高級脂肪酸と高級アルコールのエステルの内、常温では固体なものの低音で溶融する物質全般を指します。原料も、植物、動物、鉱物、石油など幅広く、世界中で長い歴史があるようです。蝋そのものは火を近付けたくらいでは燃え出しません。しかし芯があることで融解、気化が少しづつ進み、ゆっくりとした速度で燃焼していくという、良く出来た仕組みになっています。最近は明るくする為というより、何かしらの演出やアロマテラピーでの消費の方が多いのではないでしょうか。電気が不要ということで非常用に備蓄してる御家庭もあるはずですが。人類の英知は火を扱うことから始まったという説もあるくらいですから、お手軽に使える蝋燭が愛され続けてきたのは必然のことなのやも知れません。もちろん、火事の危険は常についてくるのでくれぐれも取り扱いは慎重に。

(・ω・) 今更だけど誰でも使えるって、地味にヤベーことだよな

【細かく見たらアウトっぽいところがチラホラあるのですけど】
亜:で、何しに来たのさ。
ア:顔を見たかったではダメですの。
白:恋人みたいなこと言い出してる。
天:分類するならストーカーなのですが、
 アルテミスさんに道義を説くのは無意味でしょう。
白:社会通念なんか、世の都合で作られただけって言い切るし。
天:それでいて法律に抵触しないギリギリを攻めるものですから、
 タチが悪いことこの上ありません。


【仮にもアイドルなんだから騙す側に回らないと】
ア:実は、合同ライブのお誘いに来たのですわ。
亜:私達のファンを奪おうって魂胆ね。
白:考え方が後ろ向きだ。
青:客層が被っていないのですから、こちらが伸ばす好機とも言えるでしょう。
亜:たしかに、そういう見方もあるか。
白:そして簡単に言いくるめられてる。
天:宗教や詐欺の類に引っ掛かりそうなタイプで、少し心配になります。


【どんな道筋を辿ろうと青龍はこの境地に達すると思う】
ア:会場は公民館を考えてますの。
亜:もっと大きい箱抑えてよ。費用はそっち持ちで。
白:交渉する気あるんだろうか。
青:相手の出方を見ない内にこちらの手札を晒すのは愚策ですから。
天:今更ですが、あなた小学生ですよね。
青:七面倒なことを言い出す幼馴染みを持てば、
 誰だって若くして老練もしてきますよ。
白:絶対に嘘だと言いたいけど、この子に関しては正解な気がしてならない。


【こんな人間だらけの世界は正しいと言えるんだろうか】
亜:単に一緒にやるだけじゃつまらないし、勝負って形にしない。
  終わった後に票を多く集めた方が勝ちってやつ。
白:学校とか関係なく、こういう展開になる訳か。
天:分かりやすいですし、話題性もありますから悪い話では無いですよ。
ア:完膚なきまでに叩きのめして、再起不能にするのは心が痛みますわ。
白:何処からこの無尽蔵の自信が出てくるんだろう。
天:メカニズムを解明できれば、
 内気や気弱で悩む方が居なくなるのではと思ってしまう程です。

 小妹々を入力する際、しょういもうとくりかえし、を繰り返さないといけないことが地味に面倒です。単語登録しろやという御意見に関しては、まったくもってその通りなのですが、何故か今までのやり方では出来ません。方法を調べることに致します。

 鉢巻という言葉があります。ハチマキと読みます。額から後頭部に掛けて紐状の布や手拭いなどを巻く行為、又はその装飾品を意味します。もはや昭和の光景と言えなくもないですが、勉強や運動をする際に気合を入れる小道具として用いられていました。まあフィクションではちょいちょい見ましたけど、実際にやってる人がそんなたくさん居たかと言われると微妙な記憶があります。現代では和的なものということで、国際大会に出場する日本人選手が着けていることがあるようです。歴史的には烏帽子がズレ落ちるのを防ぐ為に武士が巻いていたものの名残とされています。要するに、ベルトとかゴム紐の御先祖様です。キチッと固めてキリッとするということなのでしょう。語源としては、円形で深めの碗を鉢と呼び、その形が頭蓋骨に似ていることから同じ呼称となったという説が有力です。頭のことを鉢と言う人は少ないですが、鉢巻ならまあまあ通じる辺り、言葉の系譜というのは興味深いものがありますね。

(・ω・) 今、鉢って言ったら植木鉢辺りがメインだよなぁ

【本来は男子小学生が最も苦手とする分野では無かろうか】
亜:それじゃ、第七十六回、打倒トリアセチン会議を始めるわ。
真:面倒だから、もうツッコミを入れたくないですぅ。
青:これだけの回数を重ねて、何一つ建設的な結論を得られてませんよね。
  それと、いい加減トリ・アステールの名を憶えてあげたらどうですか。
真:良く律儀に拾ってあげるものですぅ。
青:性分なんですよ。
亜:今後も、小妹々の御意見番として、細かな部分の指摘を頼むわよ。


【この世界では亜沙さんの方が年上のはずなのですが】
亜:情報に依ると、彼女達は十代女子を中心に人気を伸ばしてるわ。
青:小妹々の主要支持層は御年配、
 ないしは私達と同年代なので競合相手とは言えないのでは無いですか。
真:下手な大人より冷静な分析しやがるですぅ。
亜:住み分けって言葉嫌いなのよ。世の中、一番かそれ以外かでしょ。
真:そしてこっちは、そこらの子供よりも駄々っ子してるですぅ。


【敵にすると恐ろしいが味方でもやっぱり背筋が寒い】
ア:お邪魔しますの。
白:旧校舎を根城にするローカルグループって、実在したんだ。
天:そもそも別の場所に新校舎を建設できる土地を持った学校が少ないですし。
亜:教えてもないのに、なんでこいつらがここに居るの。
青:名を売る稼業なのですから、調べるのは簡単だと思いますが。
真:情報保護もへったくれもねえですぅ。
白:仮に本物の芸能人並に秘匿しても、
 アルテミスなら見付け出すってのは教えてあげるべきなんだろうか。


【片方が男だったらどうなるんだとは問い質したくない】
天:私達の系列と何かと張り合ってる一貫校の生徒だったんですね。
青:この規模の都市に二つもあるというのが凄い話ですけど。
白:これはアレだね。理事長同士がヒートアップして、
 トリ・アステールと小妹々で代理戦争させるやつになると見た。
天:そんなお約束なことがと否定しきれないものを感じます。
ア:二人共女性ですので、その時はわたくしが矛を収めさせますの。

 当初は、小妹々だけで一話やろうとかトチ狂ったことも考えていたのですが、さすがにもたんなということで乱入させました。そして例に依って、亜沙なのか、亜紗なのか自信が無くなる私が居ますよ、と。

 雲泥という言葉があります。ウンデイと読みます。雲泥の差、雲泥の違いなどという使い方をします。二つの存在に、埋めがたい程の開きがあることを表現したものです。月とスッポンの類語と言えましょう。雲は天、泥は地を表していて、隔絶された世界を対比したものです。出典は唐代の詩人、白居易の作である『傷友』の一節、『今日長安の道 対面雲泥を隔つ』とされています。前後を補足して掻い摘むと、『昔、洛陽に住んでいた頃は貧しいながらも苦労を分かち合っていたのに、今、友人は出世してしまって長安ですれ違ってもロクに挨拶もしない』と現状を嘆いたものなのだとか。かなり切ない元ネタだと驚かされます。人は偉くなったり、金を得てしまうと変わってしまうと良く言いますが、自分を含め、周囲にそんな予定の無い方ばかりなのは、ある意味で幸せなのかも知れません。負け惜しみなんかじゃ無いですよ。

(・ω・) このやり取りって、千年単位で繰り返されてるんだろうな

【一理くらいはあるけど限度ってものを忘れてはいけない】
千:南蛮じゃ、食通のことをグルメって言うらしいですよ。
茜:遠回しに、もっと良いもの食べさせろって要求してる?
麗:どこまで予算と物資を削れるか楽しんでる節がありますものね。
茜:食材が溢れてる状況で美味なものを作るなんて誰でも出来るわ。
  極限の中でこそ、新境地を開拓できるの。
千:これは筋が通ってるんだろうか。
麗:あの顔は、言ってみたかっただけ感に酔っていると判断します。


【これもとりあえず口にしてみただけの匂いがする】
千:いや、それなりに美味しくはあるんですよ。
  でも何かこう、たまには違った味わいが欲しいと言いますか。
茜:戦時下に、贅沢な話よねぇ。
麗:茜さんが混乱の種をバラ撒いている元凶でなければ賛同もしますけど。
千:こういうのを、自作自演って言うような気が。
茜:乱世だから野心家がのさばるのか、梟雄が居るから世が荒れるのかと同じで、
 原因を突き詰めて考えたら答なんて無いも同然なのかもよ。


【気質を完全に把握されてるとやりづらいったらありゃしない】
千:豊かな土地じゃないし、内陸だから海産物が手に入りにくいのは事実だけどさ。
麗:一方で、経済的には困ったことが無いというのが皮肉な話です。
千:糧道が封鎖されてる訳でも無いんだから、仕入れましょうよ。
茜:無駄遣いって、たまに必要なのは分かってるんだけど、
 領民の不満が溜まってる訳でも無いのにやろうって気にならない。
千:僕の鬱憤はどうでも良いんだろうか。
麗:舞浜さんは粗雑に扱った方が良い仕事をするということなんでしょうね。


【張子の虎にすらなっていない残念な一点特化型である】
茜:という訳で、間を取って貴重品である塩を使い放題の日を作ることにしたわ。
千:僕は、勝ったと言えるんだろうか。
麗:客観的に見て、微妙という評価になります。
茜:働き盛りの武将は汗と共に失われがちなんだから、たっぷり補給しないと。
千:そういえば京の公家なんかは薄味が好みらしいね。
麗:生活と食は密接な関係にあることが伺えます。
千:この豪遊と言い難い謎の散財も、現状を表してるのかも知れない。

 今年も残り僅かとなり、何を書くか逆算する季節になってまいりました。年頭の元日にキッチリ黄龍ちゃんを再開できて気分が良かった訳ですが、閏年で二日分曜日がズレているというのが悩ましいところだと思います。

 鹿威しと呼ばれるものがあります。シシオドシと読みます。添水(ソウズ)という別名もあります。まずは片方を斜めに切り落として筒とした竹を用意します。次にシーソーの如く円運動ができるよう中心近くを固定します。そして切り口に水流を導きます。最後に竹筒のお尻の下に石を置いたら、ほぼ完成です。水が少し溜まると塞がっている方に傾きますが、満杯に近付くと逆方向に重心が移って排水されます。つまり開いている側を長めにしないと機能しません。これがオートマティックに繰り返されることで、一定間隔で竹と石がぶつかり合う音が響きます。目的は害獣をびっくりさせることで、その為に鹿威しという名前が付いたのだそうです。後に実用性とは関係なく風流とされて、日本庭園での定番となりました。ただ現代の住宅事情だと近所迷惑とされそうな部分があります。とはいえ、隠居用の山荘に作られたのが始まりらしいので、そもそもが住宅地に設置するようなものでもありません。用途を考えると至極当然の話ではあるんですけどね。

(・ω・) こそ泥はこんなんじゃビビってくれないよなぁ

【部屋から出すのに数名で引っ張らないといけないでどうだろう】
岬:身体が、甘味を欲しています。
結:ロクに動いてないのに、食道楽を始めたら肥大化待ったなしですぞ。
舞:甘いものは疲労を取り除くのに有効だが、贅肉にも直結する。
海:考えように依っては、貫禄と言えなくも無いのが困りものではあるが。
結:馬にも乗れず輿で運ぶしか無かったと記録されるのは屈辱であろう。
岬:ここのところ城の外に行った記憶がないので、問題ない気もします。


【忠誠心や名誉など原初の魔力の前では無力なのかも知れない】
綾:宣教師が欧風の菓子を広めて以来、
 上流階級の間で流行しているそうですわね。
舞:これまでは、瓜や柿が精一杯だったからな。
結:我ら程度ではたまにしか食せぬが、あれは病みつきになる。
海:食べ放題を確約されたら、寝返りも考えてしまうほどだ。
岬:兵糧攻めに耐え兼ねて音を上げるって言うんなら分かるんですが。
綾:嗜好品で落ちたら、ダメな意味で語り継がれることになりますの。


【都合の悪いことを抹消しまくるのが歴史というものらしい】
岬:大量の砂糖を使うのが肝なんですよ。なんとか国内で生産できないんでしょうか。
綾:現状、硝石と同じく輸入に頼ってますものね。
海:実現すれば、凄まじい利権を手に出来るな。
舞:一方で、危険視されて製法と共に闇へと葬られる恐れもある。
結:そうならぬ為に、確固たる地盤を築く必要がありそうだ。
岬:こんな理由で権力欲を発揮する人を初めて見ました。
綾:偉人と呼ばれる方々も、存外、原動力は他愛のないものだったりしますわ。


【この三つ子を軽く扱える姉の凄さを再認識してしまう】
綾:いずれにしましても、間食は一日に一回だけですの。
舞:こういうところは、それなりに厳しい。
結:何が近いかと言われれば、母親であろうな。
海:家庭を仕切る延長線で家臣団を纏めてるとすれば辻褄が合う。
岬:何か色々と言ってますよ。
綾:子育てにこんなにも手が掛かると思わなかったという意味では、
 そこまで外れていませんわね。

 歴史的には南蛮好きの信長が砂糖菓子にハマったのがスイーツ普及の一因とも言われています。そうするとこの世界の年代は何処ら辺になるんだという話になりますが、細かいことは気にしないのが宜しいのです。


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