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2022

0501

 騾馬と呼ばれる動物が居ます。ラバと読みます。雄ロバと雌馬を掛け合わせた一代雑種です。英語圏ではmuleと呼ばれています。ロバの様に頑健で体格は馬に近いという、いいとこ取りしたような特徴を併せ持っています。しかも頭が良く従順な方と、性格面でも頼もしさがあります。その為、古来より有用な家畜として扱われてきました。騾は一字でラバの意があるのですが、馬との関係性を強調する目的で熟語になったようです。古代エジプトで5000年前には活用していたとされているので、犬には及ばないものの長い付き合いと言えるでしょう。一方で、雄馬に雌ロバを掛け合わせたものは日本語でケッテイ、英語でhinnyと称します。こちらは虚弱気味で小さくなりがちな為、生産されることは少ないようです。雌雄を入れ替えると性質がひっくり返るというのも、不思議な感じがあります。あくまで人間視点で便利かどうかという、手前勝手な理屈なのはさておきまして。生き残る目的で別種を利用するのが傲慢か否かは、考え方で変わってくる部分やも知れません。

(・ω・) どうあれ単独では死滅しか無いんだから、どうしようもない気もする

【老衰死した初代玄武は青龍より年上とすら言われてる】
朱:こういったお母さんの逸話を書き記して、
 日記みたいに読み返そうかと考えています~。
亜:一般的に、身内の思い出はどんなものでも大切らしい。
黄:全く共感してないのが凄いんだよぉ。
白:娘達を放ったらかしてる猛者だし。
亜:そういうのは老後になってから比重が増すけど、
 玄武は長生き過ぎて、いつになるか分からないんだもの。


【貴重なリソースを割り振りたいとは思えない】
朱:無くしたら立ち直れませんから、
 手書きとデジタルデータの二種類で保存しますね~。
亜:火事とかに巻き込まれたら一発だから、
 サーバーを使うか、物理的に別の場所にしないとマズいよ。
白:凄いまともなリスク管理の話になってる。
黄:なんでこのマメさを本業に活かさないんだよぉ。
朱:お仕事では無いからとしか、言い様がありません~。


【資産を放棄してるなら負の部分もリセットされるべきなのに】
白:何かを残すと言えば、先代朱雀の遺品って無いの。
黄:朱雀は代々、転生直前に身の回りを整理してから旅立つんだよぉ。
亜:受け継がれるのは命と立場だけって訳。
朱:借金は継続してるんですが~。
白:大人って、卑怯なものだと感じ入っちゃうよねぇ。
黄:朱雀も重鎮と新人の立場を使い分けてるから、
 お互い様というのが落とし所なんだよぉ。


【どれだけの爪痕を刻んだかが器量みたいなところはあるかも】
亜:死ぬ予定無いけど、うちの娘達にも分け与えとこうかな。
朱:具体的な発明品は危険ですから、
 生き様とかにしておいた方が良いんじゃないでしょうか~。
黄:大事なのは精神みたいに言っておけば格好が付くんだよぉ。
白:どうあっても、心温まる流れにはしたくないらしい。
亜:こう言われると問題作を地の果てに置いてきたと遺言して、
 面倒の種をバラ撒いてから他界しようって気になる。

 誰しもいずれ死ぬことは確定しているので、その形と、その後が重要な部分はあると思います。面倒極まりないことは事実なので、先延ばしにしてどうでも良いやとしてる方は多いんでしょうけどね。
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2022

0429

 アンカーと称されるものがあります。英語では、anchorと表記されます。船舶を止める時に流されないよう吊り下げる重りである錨(イカリ)の異称です。海底に食い込ませて固定するのが基本的な使い方なので、重量があり、矢印のように先が尖ったものが多くなります。語源も、曲がったを意味するankにあるとされ、形状が印象的なことが伺えます。同時に、リレー形式の競技で最後の一人にも使われる単語です。日常会話では、こちらの方が頻度は高いでしょう。何ゆえ船舶用語がスポーツに転用されたかと言えば、その由来は綱引きにあるとされています。この種目では最後方に体重と腕力を併せ持った人を配置するのが定石で、動かざる様がまるで錨のようだということで見立てられました。そしてラストに勝負を決める役割という共通点から、最終走者などにも広がっていったということです。アンカーには頼りになるというニュアンスでの支柱という使用法もあるらしいですし、拠り所は大事ということなんでしょうね。

(・ω・) でも動かさないのが仕事なのに、ランナーに使うのはどうなんだ

【自分がそうだったから皆もだと思う典型的天才】
白:先代玄武と違って丁寧に教えてくれたし、
 良い先輩ではあったと思うよ。
亜:四神なんて才能商売だから、教育とか些細な問題じゃないかな。
朱:見解の相違が発生してます~。
黄:生まれ持った資質が必要不可欠かどうかは別にして、
 自力で戦力になる逸材はそこらに転がってないと思うんだよぉ。


【役得か使命感があるなら話は変わってくる】
白:そういや転生した頃の先代朱雀って、仕事は出来たの。
亜:青龍を失望させない程度には。
朱:さすがはお母さんです~。
黄:この能天気っぷりはどうなんだよぉ。
白:親と同じ役職って、色々言われるから普通に嫌だけどなぁ。
亜:大物という名の何も考えてないのが朱雀の良いとこだし、
 素直に親子愛を持ち上げておけば良いんじゃない。


【偉大な先達が居たから名前が残る部分もあるんだけど】
亜:考えてみると襲名制度って、常に比べられるリスクがある。
  私は聞き流してたから、気にしたことないけど。
白:そういった意味じゃ、悪さした責任で先代が誅殺された白虎は、
 許容範囲が相当に広そう。
朱:時間通りにやってくれば合格のアルバイトみたいですね~。
黄:その結論に至る過程でどれほどの伝説が刻まれたかを想像すると、
 誰かを雇用する苦労が伺い知れるというものなんだよぉ。


【やってることが変わらないのに五部突入とかどうなってんだ】
朱:ですけど、先代と当代の玄武さんって比較されてましたっけ~。
黄:何しろ生身の生き物から機械が受け継いだから、
 青龍もどうしたものか扱いに困ってるんだよぉ。
白:新生初代みたいなとこがあるかも。
亜:タイトルを少し変えて新シリーズにするマンガみたいな。
黄:あれのせいでトータル何巻になるのか分かりにくいのは、
 一種の優良誤認ではないかと疑ってるんだよぉ。

 一昔前と違って、今は何十年と続く連載マンガが多くなりました。以前は子供時代が終わると卒業するか、或いはジャンルの違う作品に手を出していたからなのでしょうか。そう考えると、最近の大人って精神年齢が変わらないままなんじゃないかと疑いたくなりますね。

2022

0427

 月桂樹という植物があります。ゲッケイジュと読みます。南ヨーロッパが原産で、フランス語から来たローリエなどの名称も知られています。実用的な使い道として、葉っぱから香料を抽出したり、乾燥させて香辛料として用いるものがあります。欧州系の煮込みは臭みが強くなりがちなので、一、二枚入れることで打ち消す効果が期待できるのです。一方で、古代ギリシャからローマ時代に掛けて神聖視された樹木としても名が通っています。これはギリシャ神話の太陽神アポロンの神木とされていることに由来します。葉が付いたままの月桂樹の枝を冠とした、いわゆる月桂冠をローマ皇帝が被ってる姿を見たことがある方も多いでしょう。そして特定の分野で卓越した功績を残した者に対して授ける栄光の証でもあります。特にアスリートのそれは象徴的だったのか、現代でもマラソンの覇者などに贈られたりもします。但し、元々スポーツ系はオリーブ冠、文化系は月桂樹だったのが、ローマ時代辺りに混同されたという説が有力視されています。なので原点回帰ということでオリーブ冠を使うケースも増えているのだとか。ごっちゃとなったイメージを分離するのが正しいかについては議論の余地がありますけど、受け取る方と称える方が良しとするなら問題が無いような気もします。

(・ω・) 勲章なんかも、意義が共有されてるから価値を持つのである

【別れは寂しいけど居残られてもそれはそれで困る】
朱:初めて会った時はどんな風だったんですか~。
亜:先々代が平凡だったから、変わったのが来たなぁって。
  今となっては当代のエキセントリックさが塗り潰してきて、
 普通って何だろうと考え直してるけど。
白:千年後に、朱雀史の分岐点として語られそう。
黄:それより本当に従来通りの転生をするのか、
 そこからして怪しまれてるんだよぉ。


【何とかしそうなところがあるのが厄介だ】
亜:出会った時と言えば、残念なお知らせがあるんだけど。
朱:ふに?
亜:先代朱雀って二百年でほとんど見た目が変わらなかったから、
 成長するみたいな期待は無駄かも。
黄:そういやそうだったんだよぉ。
朱:前例が無いからと諦めてはいけません~。
白:新しいことを成すには挑戦が不可欠みたいな言い方だけど、
 一代で生物の特性を変えるのは難しいんじゃないの。


【まず例えとして的確なのかから検証したいところ】
白:顔合わせした時の話だけどさ。
  食欲より緊張が先行した鳥類は、最初で最後だったかも。
亜:猫舌のくせに火の鳥をどうこうしようってのがおかしい。
黄:こいつ、焼く、煮る、蒸すと、加熱したのも好物なんだよぉ。
白:熱いのが得意とは言えないけど、
 生肉専門ってのは、一しか出ないサイコロを語るようなもんだし。
朱:それは単なるイカサマではと、
 正しいのか良く分からないツッコミを入れさせてもらいます~。


【比喩抜きで唯一無二の個性を持ち合わせている】
亜:というか、恒久的に熱を発し続けてお腹の中が焼けるんじゃ。
白:そこら辺が気になって、未だに躊躇し続けてるんだよね。
黄:まず、こんな訳の分からない生き物を食べようとするんじゃないんだよぉ。
朱:少しくらい私自身の心配をして欲しいものです~。
亜:生存競争って、苛烈なものだし。
黄:とはいえ人間は絶滅しそうになると慌てて保護しだすし、
 貴重さを前面に出すのも戦略と言えるんだよぉ。

 ちょっと前に触れたカリギュラ効果みたいなもので、数が少ないと言われると急に惜しくなるところはありますよね。なんでレアになったかについては考えないのが、実にらしいとも言えるんですけど。

2022

0424

 トライアスロンと呼ばれるものがあります。英語ではtriathlonと表記されます。triはギリシャ語で3を意味する接頭語、athlonは競い合いなので、直訳すると三種競技辺りでしょう。一般には、一日で遠泳、自転車ロードレース、持久走の三種目をこなすものとされています。それぞれの距離は大会毎に設定されているので、本格的なアスリート以外も参加することが可能です。一番長いとされているのはアイアンマンレースで、スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2kmを順繰りに行います。世界記録でも7時間を超える長丁場で、最も過酷な競技の一つとする場合もあります。ちなみに最終的な制限時間は16、7時間くらいが標準で、文字通り朝から晩まで繰り広げられるようです。人類は、陸上動物の中でも連続した運動にかなり長けていると言われています。狩りも、標的が根負けするまで延々と追い回し続けていたとされていますし。その為に体毛の大半を失い、発汗機能も増強して廃熱が得意な身体作りをしてきた訳です。或いはトライアスロンこそ、人間らしさを極めたスポーツと言っても過言では無いのかも知れませんよ。

(・ω・) 犬はともかく、猫って何キロくらい走れるんだろうな

【何かしら取り柄が無いと苦労する現実は教えるべきでは】
白:前に言ったことあるけど、私は苦手だったとこがある。
  五行的にも、火剋金で相性悪いし。
亜:手玉に取られてたよね。
黄:あれぞ鳥の王って風格だったんだよぉ。
朱:ふに~。
亜:やっぱり落差が凄いなぁとか頭をかすめたけど、
 子供の個性を否定しちゃいけないのが最近の風潮らしい。


【猫とは家で最も熱源に詳しい生き物である】
朱:ですけど白虎さんのことですから、
 お母さんが発する熱に負けて適度な近さに居たんですよね~。
白:まあまあ合ってるけど、一つだけ訂正させて。
  調子乗って至近に詰めて、ヤケドしかけたことも多いから。
黄:どういった意図の発言なんだよぉ。
朱:行動を完璧に見透かされるのは悔しいという気持ちが、
 恥の上塗りになるのを少しだけ上回ったんじゃないですか~。
 

【成功者の意見も大切にした方が良いんじゃなかろうか】
亜:ある程度したら先代朱雀も慣れて温度を調整するっていう、
 優しさを発揮してたんじゃなかったっけ。
黄:今にして思うと、子供みたいに扱ってた気がするんだよぉ。
亜:朱雀ってシステム的に直接の子育てが出来ないから、
 母性の行き場が無いってのはあるかも。
白:軽く育児放棄してる先代玄武が言うの。
黄:やらかしてるからこそ説得力があると、
 反省至上主義者は力説してやまないんだよぉ。


【単にやる気が無いだけに見えるんですけど】
朱:つまり私と白虎さんはソウルシスターと言えます~。
白:元からたくさん居るし、
 どうせ面倒なんて見ないから妹認定しても良いけど。
亜:それ、姉の意味あるのかな。
黄:兄弟姉妹なんてのは血統で決まるものに過ぎず、
 過度な役割を押し付けるのは偏狭と言いたいのかも知れないんだよぉ。

 主要キャラに姉妹が多いというのは、去年辺りに弄ったような記憶があります。使う側の理屈でいうと血縁って無理なく関係性を演出できるので楽なのですが、安直であるのもまた事実なんでしょうね。

2022

0422

 音叉と呼ばれるものがあります。オンサと読みます。基本的な構造は、二股に分かれた金属の棒です。柄の先を台座で固定することもあります。先端を叩くことで特定周波数の音波を発する音響器具です。幅が限りなく狭い正弦波の音は自然界にほぼ存在しないらしく、電磁波という違いはあるもののレーザーに近い面があります。主な用途は、音階の基準となることです。絶対音感を持っていれば高低がすぐ分かるので必要ありませんけど、大抵の方は真似が出来ません。ですが比較対象があると分かり易くなって重宝します。音叉は形状を変えない限り一定の高さしか出せないので、調律などで活用される訳です。歴史的には、18世紀にイギリス王室楽団に所属していた、ジョン・ショア氏が発明したものとされています。これ以降に登場する音叉を調べることで、当時どのようにチューニングしていたかを窺い知る歴史的資料としても使われるのだとか。ちなみに英語だとtuning forkになるそうなのですが、あまり使われている感じがありません。音叉という和訳が完璧に近いせいでしょう。誰が訳したのかは知りませんが、ふんぞり返りながら威張っていいくらいには良い仕事をしたと言えますね。

(・ω・) 消えた和製漢語って、やっぱり残念感あるんだろうな

【適度にポンコツなら親しみやすさが増すとさえ言える】
朱:お母さんが絡んだ話は、もっとお伺いしたいです~。
亜:別に良いけど、覚悟はあるの。
朱:ふに?
白:いや、腹黒だったとかじゃないけど、
 私達って配慮できないから記憶のまんま喋るよ。
亜:イメージが崩れたとしても責任持てない。
朱:誰かに対して過度な期待をするのは無益だと、
 皆さんに教わったから大丈夫なんじゃないですかね~。


【もはや朱雀という新たな立ち位置を確立する方が早そう】
黄:偶像を神聖視させるのが宗教の仕事なのに、
 良く言えたものなんだよぉ。
朱:当事者だからこそ、冷静な判断を下せるんです~。
亜:この場合、関係者の自覚が足りないだけに見えるけど。
白:私達と違って生まれた時から四神で、他の世界を知らないもん。
黄:そういう特権階級の感性も必要っちゃ必要なんだけど、
 何故か貴族と庶民、どっちからもズレてる気がしてならないんだよぉ。


【危険そうだし真の才能は眠らせておくべきという見解もある】
亜:お嬢様って言えば、先代朱雀はおっとりしてて、
 箱入り娘がそのまま大人になった感じあったっけ。
黄:だけど、世間知らずって訳でも無かったんだよぉ。
白:仕事は普通に出来たよねぇ。
亜:そう考えると、当代がこれなのは青龍的に悲劇と言える。
黄:転生まで時間的に九割以上あるし今後に期待と言いたいけど、
 これまでに何か成長したかと問われても首を傾げるばかりなんだよぉ。


【遺志を継いで成し遂げることも無いと言って良いだろう】
朱:親を超えるのが目標って、燃える展開じゃないですか~。
白:最も身近な先達ではある。
  私は追い掛けようと思ったことすら無いけど。
亜:独立したら好きに生きろがネコ科だし。
黄:それ以前に形成してる社会が小規模すぎて、
 何をしたら超越扱いかが分からないんだよぉ。

 黄龍ちゃん世界での親子というと、他に三貴子とアルテミス辺りが思い浮かびます。日本を作ったところで運営はぶん投げたのと、やりたい放題を貫く両者を見るに、別に頑張ってまで乗り越えることも無いんじゃないかという気がしてきました。
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