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 本丸と呼ばれるものがあります。一の丸などとも言います。日本の城の最上部に位置することが多い、最重要拠点です。大体はその城の責任者が詰めて政務や指揮を執る場所です。転じて、物事の本質や核心などに喩えられることがあります。そこから下っていくごとに二の丸、三の丸と数字が増えていきます。攻略する側の視点だと、数が大きい方から一つずつ落としていくことになります。現代風に言えば、防衛ラインという解釈も出来るでしょう。なので下の方に配置される程、重要度が低くなります。具体的には側室とその子供なんかです。本丸で育てられる男子は跡継ぎ扱いになるらしく、分かりやすい奥方達の争いもあったようです。というか、同じ場所に別の嫁さんを置いておいたら隙を見て殺されるかも知れないという話なんだそうですが。一夫多妻制は一部男性のロマンではありますが、そこにあるリスクについても考えないといけないのかも知れません。

(・ω・) 子供が家督を継いだ後の待遇が天地だから、そりゃ必死にもなるよ

【それについては世間の人も目を背けてるところだから】
月:ループ世界に迷い込んだ時に備えて、
 脱出方法を用意しておくべきかも知れない。
黄:杞憂以上の無駄さ加減なんだよぉ。
月:同じ時間を繰り返すとか、想像するだけで怖いだろ。
黄:毒にも薬にもならない研究を続けて日々を空費してる事実に恐れは無いのかと、
 ナイフのような言葉を浴びせてやろうか悩むんだよぉ。


【面倒なやつ扱いされてた学生時代が容易く想像できる】
月:大体の場合、悲劇的結末を回避するという目的がある訳だ。
黄:誰か死ぬとか分かりやすいバッドエンドなら避けたいものなんだよぉ。
月:しかし、人にとって唯一の救いは魂が解放されることではないだろうか。
黄:ただでさえ状況がややこしいのに、混ぜっ返すのはどうなんだよぉ。
月:極まっているからこそ、生の意味を見詰め直すべきだろう。
黄:こうやってそれっぽい理屈付けをしてる間にインテリのイメージがついて、
 たまたま学者になったと思うと腹立たしいんだよぉ。


【むしろ生き残ったことへの違和感が抜けなさそう】
月:まず、繰り返しが続いていることに気付くという第一段階を突破しないといけない。
黄:その状態で抜け出せない方が悲惨そうなんだよぉ。
月:並の人間なら、何周かしたところで発狂は間違いない。
  と言い切りたいところだが、人間ってかなり適応能力が高いらしいからな。
  笑いながら親しい人が死ぬところを見送れるようになるかも知れない。
黄:それ、エンディングを迎えた後、気まずさがヤバイんだよぉ。
月:終わったことは全て良い思い出にするのが、人生の達人らしいぞ。


【中盤までは良かったよねという評価になりそうな感じが凄い】
月:ありそうであんまし無いのが、主人公以外の全てが周回を自覚してるパターンだな。
黄:探偵役を除く全員が犯人のミステリーがあったんだよぉ。
月:そして不変世界信望派と、動的世界推進派が争って主人公に働きかけるのだ。
黄:普通に盛り上がりそうだから、小説かなんかで発表して欲しいんだよぉ。
月:話を畳むのが恐ろしく面倒そうだから断る。

 戦国浪漫編の台詞部分は、いつからか台詞にカタカナ語禁止というルールを課してしまったので、何を使ってもいいって素晴らしいことだなと思いますね。
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