ここで書くネタの為に道州制を調べていたのですが、さぁて、これで一体、誰の懐が潤うのか、はっきりして貰おうか。大体、日本は田舎へ行けば行くほど隣県と仲悪いんだから、纏まる訳ないだろうに。
( ・ω・) こういう偏見を持って、今日も私は生きてます
【ダメな意味では本気出す】
岬:さて、前項目では環境問題が外交に及ぼす影響まで触れられなかったので、続きです。
公:編集を間違えたのかとさえ思ってしまったぜ。
岬:環境問題は深刻な問題ではありますが、純粋に国益のみを考えた時、
余り真剣に取り組みたくないのも事実です。
新商品の大量消費に始まる様々な経済活動を妨げられますからね。
公:本音が来た、本音が。
岬:なので環境対策は他国に押し付け、自国だけは自由にやるというのが理想的です。
もちろん、エコ至上主義の現代に於いて、国に依っては汚名を被る覚悟が必要ですけど。
公:つーか、そんなワガママ通るのかよ。
岬:その気になれば、割と普通に。
二酸化炭素排出量が、国別、一人当たり、両方で一位はアメリカです。
このアメリカ、1997年、温暖化の原因になると言われるガス排出量の削減目標を定めた、
通称、京都議定書に署名しておきながら、近年、『経済活動に影響する』という、
直球の理由で完全に離脱しました。
また、世界一の人口を誇り、更に近年の急速発展の影響で中国は二位の排出量ですが、
発展途上国であることを理由に、削減の義務化からは外れています。
世界二位の人口を持つインドも、排出量では五位ですから、
状況としては実に似てますね。
公:皆さん、中々に潔いことで。
岬:そもそも、二酸化炭素を含めた温暖化ガスと呼ばれるものが、
本当に地球を温めるのかなど、根源的な疑問は浮かんでいますが、
それは置いておいて、温暖化ガスがある程度、悪役である前提で話を進めます。
公:そこは置いておいちゃいけない様な気もするけど。
岬:ここで難しいのは、国別総排出量と人口一人当たりの排出量です。
中国、インドの二カ国はどちらも十億以上の人口が居る訳ですから、
総排出量では常に五指に食い込んできますが、一人当たりで見れば十位にも入りません。
それでも先進国並の義務化をするというのは不公平という解釈もあります。
ですが、総排出量で見ればやっぱり上位なので、
減らして貰えば世界総量でも大きな影響があるのも事実です。
どちらを基準に考えるのが公平かは、国の都合で変わるので当然、結論は出ていません。
公:ちなみに日本はどんなもんなんだ?
岬:日本は総排出量で四位ですが、一人当たりで見れば十位にも入りません。
先進諸国の中では低い方と言えるでしょう。
どちらも一位のタイトルを譲らないアメリカには、
全力で削減の努力をして貰わないといけないのですけど、
そんな国が勝手に離脱した今、全ての国が追従する訳がありません。
公:あの国は本当に一位大好きだな。
岬:一人当たりの話をすると持ち上がってくるのが、人口比例で見た責任問題です。
現在、世界の三分の一以上が居ると言われる、中国・インドの二国に、
だったら、環境保護費を三分の一以上を負担してくれと言っても、
ほぼ確実に出さないでしょう。
なので一人当たりという考え方は詭弁という解釈も可能です。
結局、環境対策は国家単位で動くものですしね。
公:こっちの問題も、一筋縄ではいかないみたいだな。
岬:人類が、環境問題を外交レベルで扱う様になったのは最近のことです。
只、新たな摩擦を生み出すだけで終わるのか、或いは調和していくのか。
人という存在を見詰める上で、良い題材の一つなのかも知れません。
とりあえず、安易で軽薄なエコエ教には引っ掛からないで欲しいものです。
公:それで、巧いこと言ったつもりか!
今項目の纏め:ぶっちゃけ、デメリットさえ無ければ環境対策なんてどの国もしたくない。実害とイメージがあるから、嫌々やってるだけである。
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