古いコントを整理していたら、茜が『今日もゆくゆく茜ちゃん~♪ ラスボス、アメリカ大統領~♪』とか唄ってやがりました。
( ・ω・) ゴメンなさい。自分のネタだけど、妙にツボに入りました
【情報を制する者は外交を制す】
岬:それでは先輩、古来より、諸国との関係を有利に運ぶ上で、
最も重要とされてきたものは何だと思いますか。
公:そりゃやっぱり、舌先三寸の詐欺師的な口先の技能だろ。
あ、いや、軍事力ってのも捨てがたい――。
岬:どちらも、間違っています。正解は、情報収集能力です。
『敵を知り己を知れば百戦危うからず』という言葉もありますが、
逆に自国と他国のことを良く知らずに繁栄した国家を私は知りません。
日本でも、間諜・隠密としての忍者が発達したりと、色々ありますしね。
公:忍者と言えばやっぱり、素っ裸で首を刎ね飛ばす殺人マシーンだよな。
岬:そういう、元ネタを知る若者が少ないボケは謹んで下さい。
公:てへっ♪
岬:現代でこそ基本的に公表されているものですが、近代以前に於いて、
人口分布や、主要産業、ここ数年の石高、治水といった、
社会状況を知る為の情報は、他国の領主にとっては垂涎ものでした。
その動向をチェックすることで、軍備を整えてるかどうかなどが、
一目で分かる訳ですからね。
公:対象を知ることで攻略の糸口を掴む……ククク、恋愛と変わらんな。
岬:先輩の戯言はさて置きまして。
公:さて置かれた!?
岬:二十世紀に入り、二度の世界大戦、東西冷戦を経て、
情報の重要性は増すばかりでした。
CIAや旧KGBといった諜報員組織を見ても、
その片鱗が見て取れると思われます。
公:スパイ全盛時代って奴か。
岬:残念ながら現代の日本は、
情報収集能力に関して遅れを取っていると言われています。
先進国の中で最下層という声さえあります。
一応、国内問題については、内閣情報調査室、警視庁公安部、
法務省公安調査庁などの組織があるのですが、法の不備や、
縦割り行政の悲しい御約束で、完璧に機能しているとは言い難いです。
諸外国のことについても後手後手に回ることが多く、
概ね、良く分かってないことが多いんだろうと思われます。
公:悲しきは飼い慣らされた犬の生活。
岬:今後、日本が世界と単独で渡り合っていくことを考えた場合、
独自の高度な情報収集機関が必要なことは間違いないでしょう。
ですが、キチキチに縦割りされた組織で何処まで出来るかは、
不透明な部分が多いと言わざるを得ません。
公:千織の美少女情報収集能力は、何かの役に立ちませんかね。
岬:官僚に民間の力を使う度量があれば或いはですが、
お上の立場に甘んじている現状ではどうですかね。
今項目の纏め:情報を客観的且つ包括的に処理する能力があれば、国家の未来は明るい。逆にその様な能力に乏しいと、何処までも暗闇しか見えない。
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