脳は活発に活動させると、安静時の三倍のエネルギーを消耗すると聞く。そういや、全力で執筆してる時は、腹が減る気も。頭脳労働ダイエットとして流行らないかしら。
( ・ω・) 尚、脳は純粋なブドウ糖しか消費しないから、脂質は効率が悪いぞ!
【ガソリン問題、結局、誰が得したやら】
岬:2008年は、とにかくガソリンを含めた、
石油関連のものの値段が乱高下した年でした。
店頭価格は、梅雨頃、レギュラーガソリン1リットル当たり、
170円を超えたかと思えば、年越しのこの時期、
100円を切るのでは無いかという勢いで下落している次第です。
高騰していた頃、200円を超えると言っていた方々には矢面に出てきて頂き、
苦しい言い訳を披露して貰いたいものです。
公:バイク乗ってる連中も、色々と苦労してた記憶があるな。
岬:ちなみにこの店頭価格、税金が加算されているので、
実際の取引価格は、比率で見るともっと開いています。
具体的にニューヨークでの原油取引価格で言うと、
ピークの頃と比べて最近は三分の一以下です。
七割引の超特売セールです。
公:何で又、こんないきなり上がったり下がったりしたんだよ。
岬:経済の仕組みが複雑に絡むものなので、一つだけに絞ることは無理ですが、
単純に言うと、投機の加速と崩壊でしょうか。
投資家達が資金を過剰に原油に注ぎ込み、
需要に供給が追い付かない形で値が跳ね上がります。
ですが、秋口に起こった金融界の大崩壊で一気に需要が減り暴落。
ガソリンスタンドにとっては迷惑なだけの超アップダウンを、
とてつもなく簡単に説明するとこういうことになります。
公:作者がその程度の認識ということか!
岬:それはそれとしまして皆さん、
三月頃に起こった、暫定税率騒動を憶えているでしょうか。
公:正しい日本人なら、祭りが終われば忘れているさ。
岬:それはそれで悲しい話ですが、日本人らしいという感じもします。
さて、先程も少し触れましたが、日本のガソリンには税金が掛けられています。
具体的に言うと、一リットル当たり53.8円です。
公:ん? ってことは、リッター100円で販売されてると、半分は税金?
岬:燃費の悪い車に乗ってる方は、さりげに高額納税者の可能性もありますよね。
公:なんてこったい。
岬:これは道路特定財源とも呼ばれる国税の一種で、
名前の通り、道路の建設や補修に充てられる為の税金です。
道路を使う人が税金を払うという、受益者負担の原則って奴です。
尤も、車の類を持っていなくても、流通システムを使って生きていれば、
相応の恩恵はある訳で、屁理屈という考え方もある訳ですが。
公:誰もが納得出来る税金の徴収方法なんて無いってことで。
岬:と言っても、2009年度から一般財源化、
つまり何に使っても良い財源になるという話が今のところ濃厚で、
何が何やら分からなくなってきてもいます。
ほとぼりが冷めた今だからこそ、こっそり特定財源のまま使おうという、
道路族のオジサマ方の暗躍も考えられなくはないですけど。
公:政治家って……政治家って……。
岬:思ったより長くなってきましたので、
この件につきましては次項で、もう少し詳しくやっていきましょう。
今項目の纏め:ガソリン乱高下は、本当、凄まじかった。勢いに乗って車を手放した層も多いはずだけど、給料下がってる方も多いから結果オーライだよね。
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