2010
最近の私の悩み。まあ、暑くて良く寝れてないというのは、かなりの地域の人が共有できるところだと思います。食欲減衰とセットで。
それと同時に、ガリガリくんをかなり食べてる気がする今日この頃。だけど、だけどですね――。
( ・ω・) 今年は一本も当たりが出てねぇぞ、フルァ!
「……」
無言のまま、首をふるふると横に振った。あらら。やっぱり、他所の家の事情に干渉し過ぎだったかしら。
「それじゃ、モロゾフさん、トーマスさんと一緒に、出掛けてくる?」
消去法でこれしか残らないんだけど、寝ぼけてる可能性を鑑みて、一応は聞いておいてみる。
「……」
あれ? これにも、首を横に振った。
「えっと、結局、どっち?」
と言うか、ここは一旦、御飯でも食べて、状況を整理した上で再質問した方が良いんじゃないだろうか。
「一緒に……行こ」
ジュリは僕の袖を掴むと、そんなことを口にした。今度は、僕の頭の中が訳分からないことになりましたよ、と。
「はい?」
そりゃ僕なんだから、時間差で毎度の頓狂な声も漏れ出たりしますよ。
「素晴らしい提案だ。いや、血が繋がっていないとはいえ、流石は我が娘。聡明に育ってくれているよ」
いや、僕個人と致しましては、魔法書と別れがたいものがあり、同時に、休暇でまで遠出をする程に、旅が好きな訳で無い訳でして。
「やなの?」
小首を傾げたまま、哀願するかの様な眼でジュリはこちらを見遣ってくる。え、何、僕が悪い流れになってない?
「じゃ、まあ、人形に関しましては僕も興味が無いじゃないので、お付き合いさせて頂こうかと思います」
ああ、さようなら、国立図書館の魔法書達。帰ってから、読む時間が残ってると良いなぁ。
「アレクってさぁ。女の人が絡むと、すっごい優柔不断になるよね」
一方で、シスには凄い攻撃的な目付きで嫌味を言われるし、何だか、軽く踏んだり蹴ったりの気分だよ!