2010
何となく、私の作品毎に国を成す、戦国時代的な戦乱の世になったら、どうなるかを妄想してみた。まあ、ドラクエは、トヨ様君主で、参謀アレク、シスが諜報部隊、アクアが後方支援ってだけで充分に戦えますよね。むしろバランスが良い。セネレは、知略担当がちょっと多めでしょうか。誰を君主にするかで内紛を起こしそうなところですけど。黄龍ちゃんは……脳筋が多すぎる。真っ先に潰れるタイプの国じゃないでしょうか。青龍が一人でどれだけ内政を賄えるかが勝負ポイントだ。
( ・ω・) 自称軍師のヘルは、戦力に数えてはあげないよ
「それで、その重要素材の産地ってのは、近くにあるんですか?」
何しろ、こっちの大陸と一言に言っても、広く言えばネクロゴンドやダーマ辺りまで含む訳で。尤も、バハラタ以東には、現状、陸路で向かうことは出来ないんだけど。
「そこのところは問題ない。どうやらこの街から日帰りで行ける場所にあるらしいから、明日の朝にでも向かおうと思う」
へー、そりゃツイてる話と言いますか。
「ん。何でしたら、ジュリ預かりましょうか」
ふと、思いついたことを、そのまま提案してみた。
「日帰り出来る距離ってことは、遅くても数日中には帰って来る訳ですよね。どうせ僕達、しばらくは休みでこの街に居ますし、ゆっくり寝かせてあげても良いんじゃないですかなって」
打算というか、心の中の本音として、シスと一緒に遊んでくれれば、僕は本を読めるというのが、無い訳じゃない。
ってかそもそも、こんな小さい子が旅をしなければいけない理由が、未だに分からない。他人の家庭じゃなかったら、クワットさん辺りに養女として引き取って貰うことを画策するレベルだよ。
「うーむ、申し出はありがたいがね。それはやっぱり、ジュリの意志に任せたいところだな」
たしかに、それも道理かな。ジュリが旅をしていることへの懸念が、僕のお節介に過ぎないと言うのなら、それはそれで仕方の無いことな訳で。
「う~~!」
そして、久々にシスに唸られたけど、僕、何か悪いこと言ったかなぁ。
「ジュリは、僕達と一緒に、この町に居たい?」
まだ目が覚めきってないのか、半目のまま良く分からない方向を見てる気がしてならない。聞くタイミング、間違えたかなぁ。