2010
小沢氏一派が、『代表選負けたら離党するかも知んねぇぞ、ゴルァ』って叫んでいるとかいないとか。冷静に考えてみれば、政策面で譲れない面があるならいざ知らず、猿山争いで揉めての離党って、政治家として相当に恥ずかしいですよね。
( ・ω・) 全局面が恥ずかしすぎて、気付くのに時間が掛かっちゃったよ!
「ゆーしゃ……すごい」
だーかーらー。こう、一人の純真無垢な子に、変な固定観念を植え付けて、誰が得をするって言うんですか。夢があるのは良いことだけど、希望こそが絶望を生み出すって、どっかの偉い人が言ってたでしょうが。
「そ、それじゃ、お勤め頑張って下さい」
「陰ながら、応援させて頂きやす」
まあ、あの大人達が今後、どう絶望しようと、僕の知ったこっちゃない訳なんだけど。
「ゆーしゃ、ばんざーい」
そして、それは確実に方向性が違うから。そんな間違った持ち上げられ方しても、実力以上のものは出せないし。
名乗ってみて初めて考えさせられる勇者という職業の重さ。ん? 勇者って、職業なのかな? 色々と難しすぎて、僕には良く分からないや。
◇
「野郎共! 次の目的地はポルトガだ! 久方振りに故郷に帰れるぞ!」
「俺、今度陸に上がったら、幼馴染みのあの子と結婚するんだ……」
「父ちゃんや母ちゃんに散々苦労掛けてきたからなぁ。帰ったら、少しは親孝行しねぇとなぁ」
「こんな長いこと家を空けるなんざ、カミさんと子供にとっちゃ、悪い父親だぜ。だが、亭主元気で留守が良いとも言うしな」
うわぁ。何だか知りませんけど、この船員達、微妙に不吉極まりませんよ。
「それにしても――」
波に揉まれて、幾らか揺れるハン・バークを見て、ふと思う。僕はこの街で、何かを残せただろうか。唯、何の覚悟もなく歩き回って振り回されただけだった気がしてならない。
「で、それはそれとして」
他にも、個人的にどうしても言いたいことがある。