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 何でも、小沢氏が代表選への立候補を決めたんだそうです。まあ、昨日の出馬要請を見て、流石の小沢一郎も、これだけ外堀が埋まったら辞退は無理だろうなと思っていたのですが、大体、合ってました。
 これで、今年中に解散総選挙が濃厚になりましたね。どっちが勝っても絶望的な禍根が残り、議会では法案は何一つ通らない。うぉ、立候補に備えてアップをしないと。

( ・ω・) 毎回、でっかい選挙がある度に書いていますが、オファーがあれば考えます

「何であなた達が船に乗ってるんですか」
「おぅ?」
「ん?」
 僕の言葉に反応して、こちらに向き直ったモロゾフさんとジュリ。もう何て言うか、状況を把握するのも面倒になってきた。
「いやいや、さっき、船長と話していたのを君も聞いていただろう。俺達はあちらの大陸に渡りたかったのが、何しろこの御時勢だ。船も殆ど出ていないこの状況では、まさに渡りに船といったところでな」
 うまいこと言っている様で、余りにそのまんますぎて、返答に困るなぁ。
「たしかに、航海上の全権限は船長にありますし、それに見合う謝礼は支払ってたみたいですから、僕がどうこう言える立場じゃないですけど」
 何だか、凄く釈然としない。彼らにしてみれば極めて合理的な行動を取ってるはずなのに、わざわざ僕達を狙い撃ちにしてついてきているような、そんな不合理さを感じてしょうがない。
「まあ、短い間とはいえ、旅を共にするんだ。そんなカリカリするのはやめようじゃないか」
「うん……楽しいのが、一番」
「……」
 はぁ。女の子に弱いのは、僕の宿命なのかなぁ。同時に、それなりに齢を重ねた大人に対して、あんま優しく無いのも事実だけど。
「ま、これ以上、否定を続けても何の生産性も無さそうなんで、適当にやってきます」
 もう、この人達と関わるのには疲れたよ。こちらとしては、最大のカードであるアクアさんを切って、精神の消耗戦をして貰おうかなとも思う訳で。
 ややもすると灰掛かっている蒼天を見上げ、僕は投げやり気味に、その場で大の字になった。

 

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