2010
何だか、小沢代表候補が、色々と無責任なことを言い始めてる様な気がする今日この頃。『高速道路作りたい放題じゃー』『普天間問題は、腹案は無いけど、みんなで考えれば何とかなる』とか。何だろう、この強烈な昭和感。選挙で言ったことは、選挙さえ終われば全て反故にする勢いです。
まあ、それこそ金権最強時代の自民党に居た訳ですから、もう染み付いてるんでしょうねぇ。
( ・ω・) 鈴木宗男氏も失職確定ですし、もう小沢氏も終わりかなぁ
「……」
あれ、ジュリが何だか、小難しい顔してるんだけど。
「アレクって……いつもこんな感じ?」
「まー、概ねは」
割と本気で語ってみたのに、反応、それ?
「難しい話は分からないけど、トーマスは、仲間」
言ってジュリは、トーマスの袖を取った。
「ジュリは可愛いコト言いますねー」
え、何、また、僕が悪い流れなの?
「父さんも、仲間」
「ハハハ」
何だろう。この人達、アクアさんなんかとは違った意味で、凄く扱いづらい様な。ま、考えように依っては、こういった人達と付き合うのも、良い経験かなとも思うんだけどね。
◇
僕達が目的としていた村は、ポルトガ城下町から徒歩で数刻のところにあり、昼前に辿り着くことが出来た。何でもここは複数の鉱脈が交わってる世界でも珍しい地域らしくて、ポルトガという国が発展できた一因にも挙げられているらしいんだ。
「ところで今更なんですが」
「うん?」
「トーマスさんの維持に必要な素材って、結局、何なんです?」
本当に今更な件については、触れないで欲しい。いや、ほら、本格的に興味持ったのは昨日の話だし、何だか聞く機会が無かったんだよ。
「うむ、ヒヒイロカネという金属でね。本格的な発掘と精製をしている地域は、ここを含めて、世界に幾つあることやら」
ん? ヒヒイロカネ? 何だか、何処かで聞いたことがある様な?
「ひょっとして、ジパング特産の?」
たしか、トヨ様との会話で、ちょこっと聞いたことがある気がする。まあ、特産って言っても、国外に持ち出す分はほんの僅かで、殆どが国内の祭事なんかで使われるって話だったけど。