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 腐る、という動詞があります。第一にくるのは、食品などが細菌の作用によって分解され、食用に適さなくなることです。別の味や食感などに変化を遂げる場合は発酵になります。これが転じて、人間の精神性や技術などにも用いられることがあります。食べ物は一度腐ったら、もうどうすることもできません。しかし人は立ち直ったり、勘を取り戻すことで以前の状態に近付けます。それなのに同じ言葉を用いるってことは、完全に元に戻ることは難しいという、過去の人達からのメッセージなのではないでしょうか。いえ、ここは敢えて前向きに、発酵のような別次元へのステップアップが可能という解釈をするのはどうでしょうか。不良が更生したら必要以上に持ち上げられるのは、こういった理屈に依るものなのかも知れません。新鮮な食材を、そのままに近い形で食すのも美味しいですが、段階を踏むことで違う楽しみ方も出来る。人もまた、そのようなものなのでは無いでしょうか。

(・ω・) とはいえ、日本の純血至上主義は、特に変わる気配がない

【蛙の子は何処まで行っても蛙理論】
月:神として、もっと人を弄ぶべきじゃなかろうかと思った。
  具体的には、適当なやつに力を授けて、どう踊るか観察するみたいな。
マ:それ、どちらかっちゅうと悪魔の領分ちゃうか。
黄:本質的には、どっちも大差ないんだよぉ。
月:そもそも、自分の劣化コピーに人格を与えた時点で傲慢の極地だよな。
玄:人工知能たる私に言わせれば、
 人類も同じ罪咎を背負っていると思いますけどね。


【神々が真面目に仕事するのが人類にとっていいとも限らないし】
朱:人間性に欠損が認められるのに能力は無駄に高いといえば、
 月読さんのことじゃないですか~。
月:私は、更なる上位存在の実験動物だったのか。
黄:妙な納得感があるんだよぉ。
朱:言うことだけは大きいのに、特に何をするでもない、
 観察者としてはつまらないタイプなんじゃないですかね~。
月:とはいえ、人間全てが生来備えてる才能をフル活用してる訳でもないし、
 私だけが責められる理由にはならないと思うのだ。


【想定外の動作こそが進化の真骨頂だから大丈夫】
玄:少年漫画を参考書にしていて気付いたのです。
  結局のところ、血統に依る覚醒が活躍に於ける最大の近道だと。
朱:玄武さんの場合、それは不可能なんじゃないですかね~。
黄:まず、先祖という概念が無いんだよぉ。
玄:そこはこう、謎の古代文明から発掘された部品を組み込んでいるとかで、
 対応は可能なはずです。
黄:間違いなく暴走フラグじゃないかと思ったけど、
 こいつ普通に自我を失った過去があるから困ったものなんだよぉ。


【生命活動を維持してること自体が不可解な朱雀に比べればどうってことない】
亜:ん? 玄武は、既製品と自作品しか使ってないけど。
黄:製作者自ら断言するんだから、間違いないんだよぉ。
玄:いいえ、まだトランス状態で組み上げてしまって、
 自分でもよく分かっていない構造が残っている可能性を捨てません。
朱:むしろ、そんなものが体内にある方が恐ろしくないですかね~。
黄:とはいえ、人類が理解している命の秘密なんて宇宙のそれと大差ないらしいし、
 知らないことを必要以上に気にしてもしょうがないんだよぉ。

 罪咎が読めなくても、意味は大体分かる辺り、漢字って偉大だなぁと思う訳です。
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