とりあえずフィクション系物書きの私がどういった理由で政治講座なんか書いてるかと言うと……何でだっけ。根源を忘れつつある。何にしても、これを読んだ方が、五人でも、十人でも選挙行ってくれれば良いかなぁと、そんな感じです。
( ・ω・) オリキャラで政治ネタとか、今でも無茶な企画だと信じて疑ってない
【知事って一体なんなのさ】
岬:知事とは、国より小さいけれど、市町村よりは大きい位の地方自治体の長を指す言葉で、
日本では概ね、都道府県知事、47名を指します。
現在(2008年12月時点)の現職では、石原東京都知事、橋下大阪府知事、
東国原宮崎県知事辺りが有名ですね。
全員を憶えろとは言いませんが、住んでる都道府県の知事くらいは把握しておくのが、
日本国民として正しい姿勢と言えるのではないでしょうか。
公:か、神奈川県知事(※1)は……ま、松本。
岬:松沢成文神奈川県知事です。2003年4月に当選して、既に二期目ですので、
六年近く、神奈川のトップとして君臨している方です。
公:半分当たったから、50点ってことで。
岬:臆面も無くそんなことを言わないで下さい。
公:えへっ♪
岬:さて、この知事になろうと思ったらどうしたら良いのか。
答は明瞭で、基本的には四年に一度行われる、知事選挙に勝利すれば良いんです。
小選挙区と同じく、一位以外は全て落選のバトルロイヤルです。
選挙権を与えられるのは、満二十歳以上の日本国民で、
その都道府県に住民票がある方です。
立候補出来る条件は、日本国民でであることと満三十歳以上である二点のみです。
公:あと十四年(※2)の辛抱だな。
岬:冗談は捨て置きまして。
公:捨て置かないでくれ。
岬:この都道府県知事に立候補する際、
当該都道府県に住民票等を持っている必要はありません。
人材を広域に求めるというのがその主たる目的です。
もちろん、出身であるとか、数十年に渡って住んでいた方が住民受けが良く、
当選しやすいものではありますけどね。
公:まあ、そういうもんだよな。
岬:他に、年齢の上限も無く、
武藤嘉門元岐阜県知事が88歳という高齢まで勤めあげました。
ちなみに最年少は、田中敏文元北海道知事の35歳と5ヶ月です。
公:高齢化社会が進んでるし、その内、百歳で県知事とか出てくるんじゃないか?
岬:どうですかねぇ。
幾ら最近の御年配が元気とはいえ、知事は激務ですから、
体力的に見て、75か、せいぜい80くらいで頭打ちだと思いますけど。
あくまで個人の資質が問題ですから、杓子定規な話をするつもりはありませんけど。
公:吸血鬼の秘法を、そろそろ世界に流布させるべきだな。
岬:あ、それと再任の回数制限もありません。
一般的な議員と同じく、選挙で再選されれば何年でも知事であり続けられます。
公:幾ら規定がそうなってるからって、二、三十年やれる訳じゃない――。
岬:私の資料に依りますと、日本記録の最長は中西陽一元石川県知事の8期31年ですね。
年数が半端なのは、八期目の在任中に死去されたからだそうです。
公:……世には、凄い奴が居るもんじゃのぉ。
岬:私には、七回もチャンスがあって打倒できなかった他の候補が衝撃ですけどね。
※1 センセーショナル・エレクションの舞台は神奈川らしいです。
※2 七原公康は満十六歳です。
今項目の纏め:知事とは、現在の日本では主として、都道府県知事47名を指す。都道府県民に依る直接選挙で選出される。被選挙権を与えられる条件は、三十歳以上の日本国民であることだけで、年齢上限も再任制限も無い。
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