野郎共! ハイパー水着タイムがやってきたぜ! という訳で、『真夏のエルドラド』の線画です。おっと、落ち着けよ。間違っても、ディスプレイにダイブなんかしちゃいけないぜ。 タイトルは私が付けました。ほら、黄金郷じゃないですか、色んな意味で。 ( ・ω・) メキシコ政府に怒られても、とりあえずは気にしない! 「それを買うと、何か良いことがあるんですか?」 ある程度、話が煮詰まってくると、情報の処理に頭を占拠されて、思考を放棄するのが僕の悪癖だ。 「株というものは、言うなれば店そのものを切り売りしているようなものです。そして手形は信頼の証明書の様なもの。額面が同じでも、明日、潰れるような店の手形より、固い商売をしている店の方が価値が高いのは簡単に想像頂けるでしょう」 「ちょっと待って下さい。株はたくさん持てば持つほど発言権が上がるのは分かりますけど、手形は只の引換券ですよね。そんなものを買っても、スピル側は何の打撃にもならないんじゃ」 「たしかに、額面通りや、金利を差っ引いた程度では、こちらに何の得もありません。ですが世には、半年後の一万ゴールドより、今の百ゴールドを必要とする方が幾らでも居るのですよ。私のコネクションを使えば、もっとマシな換金が出来ますがね。この手の作業は、結果的に信頼を落とすことに繋がるのです」 うわ、今、ちょっと、商人界の暗部を垣間見ましたよ。いわゆる、買い叩きって奴ですか。これくらいのこと、平気の平左でやってるとは思ってましたけどさ。 「そして、手にした株や手形を抵当に、更に金を借り、更に株を買い漁る……言うならばお金を媒介とした殴り合いの様なものですね」 世の中には、硬貨袋で頭を殴るなんて言葉があるけど、こういう世界もあるんだなぁ。 「総合で五割以上の株を収めれば、経営権のほぼ全てを握ることが出来ます。当然、借金は残りますが、経営規模は倍になり、それにも耐えうる体力を有することになるのですよ」 PR |
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