政府与党の、定額給付が色々と迷走してますが、自公連立にとっては、金は配ったが好感度には影響しないという最悪の展開しか見えない訳で。公明党を切るのは、やっぱり難しいんでしょうねぇ。
( ・ω・) まあ私も、文句は言っても、くれるもんは貰いますけどね
【内閣改造、その真の意味】
岬:先輩は、内閣改造って知ってます?
公:内閣を改造するんだろう?
こう、バッタ人間にしたり、ギアを組み替えてチューンアップしたり――。
岬:先輩って、ボケなきゃ死んじゃう病か何かなんですか?
公:そう、真顔で言われても困るんだが。
岬:ボケ潰しの極意は真面目な返答だって、お姉ちゃんが言ってました。
公:あの人は本当に……!
岬:それはさて置きまして、内閣改造の定義は、
総理大臣が首班指名直後の組閣以外で、大臣を相当数入れ替えることです。
日本国憲法68条に、総理はいつでも国務大臣を任命、
罷免出来ると書いてありますので、これが根拠となっています。
公:物凄く基本的な質問なんだが……何の意味があるんだ?
始めに、その能力があると判断されたから任命されたんだろ。
不祥事起こして代えるのとは訳が違う様な。
岬:正直な話、そこまで深い意味はありません。
公:――!?
岬:現実問題として日本の行政は官僚主導ですし、
大臣が代わったところで何かが劇的に変わることを期待できる状況にありません。
公:じゃあ、結局、何の為に代えるんだよ。
岬:先輩……生徒会長の椅子って、一つしか無いから価値があるんですよね。
公:――ん?
岬:大臣職も同じです。衆参合わせて700人以上にもなる国会議員の中から、
20人にも満たない方しか選ばれないから価値があるんです。
例え半ばお飾りだとしても、
大臣と呼ばれることに憧れを抱いてしまうのが人情というものではないでしょうか。
公:つまり、どゆこと?
岬:同じ人が二年続けてやるより、一年毎に代えちゃえば、大臣職のポストは倍化します。
公:話が一気に黒くなった!?
岬:総理が、このポストを餌に求心力を高めたりするのが主たる目的と言って良いでしょう。
敵対する派閥から選出して大人しくさせたり、論功行賞的に与えたりですね。
とはいえ昨今は、そういうあからさまな人事をすると支持率に影響を及ぼすので、
残留する大臣も少なくないのですけど。
公:真っ黒な政界の裏側を覗き見た気分だぜ。
岬:余り関係無いですけど、民主党は次の内閣制度(2008年10月時点)、
というのを採用してましてね。
野党に居る段階で、政権を取ったら、誰にどのポストを与えるかを公言しています。
厳密には、これと違う人事を行っても、何の罰則も無い訳で実に分かりづらいんですけど。
公:それって、宝クジが当たったら、岬ちゃんに御飯奢るってのと余り変わらないんじゃ……。
岬:与党に対抗する為、
担当する人材を明示するという意味では必ずしも悪いことではありません。
もちろん、実際には政権を獲るまでは何の権限も無い訳ですから、
おままごととの批判も甘んじて受けないといけませんけど。
公:大臣とは、かくも魔性の存在であるということ、か……。
岬:先輩が言うと、何故だか軽くなりますよね。
公:えくえく。
今項目の纏め:内閣改造とは、総理を除く大臣を入れ替えること(首班指名直後を除く)。官僚主導の現状では、未だにポスト増大の意味合いは強い。
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