昨今の若者は、消費をしないとはよく言います。いわゆる、○○離れというやつです。これが問題であるかどうかはさておき、一世代前に比べ、収入が落ちているのが一因ではあるのでしょう。ですが思うに、物欲の類の細分化が進んだ結果の必然でもある気がします。高度経済成長期からバブル時代に掛けては、土地や車や家電と、明確な消費対象がありました。二十世紀を大量生産大量消費の時代と称することもありますが、日本はその渦の中心に居たとすら言えます。ですが経済的低迷期に乱痴気騒ぎの様な消費行動をとれなくなり、必要なもの、欲しいものを優先している内に、無ければ無いで、特に困らないということに気付いてしまった節があります。その結果、メーカーサイドもあれやこれやの迷走を始め、訳の分からないガラパゴス進化で対応しようとするのですが、悲しいかな、職人気質で商売人的センスの乏しい日本人でうまくいくはずもなく。ここ二十年で大ヒット商品と呼べるのはパソコン、携帯電話といった通信機器くらいのものでしょうが、外国勢に押されているのは知っての通りです。私が使ってるパソコンも、台湾製だった気がします。日本のメーカーのは、完全に中高年を騙しに掛かってる仕様なんですもの、買ってられません。メーカーがちゃんと需要を読んで、真に欲しいものを生産すれば多少のお値段でも買う人は買うと思うのですが、如何せん、安いことはいいことだのアホなコマーシャリズムのせいでそれもままならないようです。何にしても、商売が下手なのを消費者のせいに転嫁するのは、格好悪い行為だと思う次第です。 (・ω・) しかし転嫁って字は、何で嫁なんだろうか 【まるでゲームに於けるクラスチェンジみたいな扱い】 綾:妖怪に会いたいですわ。 公:お爺さんが、そう呼ばれて久しいじゃないの。 綾:知りませんの。妖怪と呼ばれた政治家が政治生命を全うすると、 土地神の如く昇格して崇められますのよ。 公:この孫、祖父をオモチャにしてはばからないド根性の持ち主だ。 【日本人的にはいつものこと】 公:つうか、妖怪と土地神って、何か本質的に違うんだっけか。 綾:日本の民族学的に言えば、畏れられたら妖怪、崇められたら神様ですわ。 公:害虫と益虫みたいな区分だな。 綾:こういった匙加減一つで物の是非を決めてしまう人類が、 閻魔様の気分一つで命運を決められてしまうのは必定なのかも知れませんわね。 公:綺麗に締めたようでいて、神道と仏教がごちゃ混ぜになってる訳で。 【どれが一番強烈かは人に依るらしい】 公:で、何で妖怪に会いたがってんのさ。 綾:超常的な存在を認識することで、自分とは何かを見詰め直してみたいんですの。 公:成程、何言ってんだか分かんないことが分かった。 綾:ライブ会場やテーマパークヘ行って、目一杯楽しんだ後、 普段の生活に戻らないといけないと気付いた時の類型だと思って頂いて構いませんわ。 公:日曜の夜、特定の番組を見てると襲ってくるアレみたいなもんか。 【新種の現代妖怪として登録すべき】 公:三つ子辺りで妥協しとこうぜ。日常の中の非日常だろ、あいつらは。 綾:そろそろ感覚が狂ってきたのか、実に常識的な存在に思えてきてますの。 公:一年の一学期も終わってないのにこの悟り様、どうしてくれようか。 綾:どの様な環境であろうと、人は慣れることが出来る。そこに鍵がありそうですわね。 公:そこまで大層な扱いを受けたのなら、彼奴らも本望な気になってきたぜ。 水木しげる先生が旅立たれましたが、別にそれを受けて書いた訳じゃありません。その一週間前くらいにストックしておいたものです。黄龍ちゃんは彼の人無くして成り立たなかった部分があると思うので、少しばかり思うことが無い訳でもないのですが、言葉にすると薄っぺらくなりそうなので、御苦労様でしたと一言だけ。 PR |
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