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 どうでもいい話! 何でも、小惑星の中に、ワビサビというものがあるんだそうです。しかも命名者はアメリカ人。英語じゃない……よな。きっと何やら日本人的な美意識を刺激してくれる造形をしているんでしょう。具体的にどういうものなのかは、今一つ思い付きませんけど。

( ・ω・) 国際文化交流の末に、人類文化は一体どうなるのかを、考えさせられますよね

『ギャオーン』
『氷は、氷だけはだめなのー』
『タイチョー。俺が死んだら、私物は中身を見ずに処分してくれー』
「……」
 何なんだろう、このモンスター達は本当に。
『済まんな。今一つ緊張感に欠ける部下達で』
「あ、いや」
 今の攻撃で、ヒートギズモと溶岩魔人が数匹吹き飛んだ訳だし、謝られるのも筋が違う気がする。
『返礼として、我が最高魔術を披露するとしよう。先程の、手心を加えたものとは一味違う、真の魔族の恐怖を――』
『マホトーン』
 冷気漂う戦場の空気が、輪を掛けて凍りついた。魔法封じの呪文が、エビルマージに効果を発揮したんだ。
「油断大敵ですわよ」
 ア、アクアさんの、空気の読めなさはこの域にまで達していたのか。凄く良い仕事したのに、感情の処理が追いつかないよ。それにしても、シャンパーニでクレインにも効いたことあるし、アクアさんのここ一番でのマホトーン成功率は、かなり高い気がしないでもない。
『たしかに、油断だな。失態と言い換えて良い程だ。だが、これで戦局が変わったという訳でもない』
 刹那、エビルマージが音も無く、高速で間合いを詰めてきた。こいつ、マージ、魔法使いの名を冠しておきながら、近接戦闘も出来るのか!?

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