眼鏡族にしか分からない悩みでしょうけど、目覚めていつもの場所に眼鏡が無い恐怖を御存知だろうか。眼鏡が無ければ眼鏡を探すのに不都合が生じる論理矛盾。漫画の世界かよと、ツッコミを入れたくなりますわい。
( ・ω・) 今朝、十分近くアタフタした俺の気持ちを、どなたか共有して下さい
【大臣、官僚、どっちが偉い?】
岬:戦後、今に至るまでの長い期間、官僚が大臣を手玉に取ってきたのは、
官僚の方が頭良いからです、以上。
公:身も蓋も無いな、おい。
岬:今のは半分冗談ですけど、逆に言えば半分は真実です。
キャリアと一般に言われるトップの国家公務員は、
大抵は上位国立大学出身で、更にそこでも優秀な成績を残しています。
つまり十代の頃から真面目に勉強をして、更に生存競争に勝ち残ってきた訳です。
たまに例外も居ますけど。
公:あーあー、何も聞こえなーい。
岬:そして大学を卒業後、そんなトップエリート達の中で、
又しても上を目指すサバイバルゲームが始まる訳です。
閉鎖的であるとか、世間知らずとの評価もありますが、
それなりの能力が無ければ辿り着けないのはたしかです。
公:とりあえず、俺とは何の縁も無い世界であることは把握した。
岬:そうですね。先輩は舌先一つで世界を作り出す詐欺師が一番向いてると思います。
公:褒められてる気がしねぇ。
岬:まあ、それはさて置きまして、一方、政治家になる為にはどうすれば良いか。
結論は、選挙に勝つということです。
ですが官僚のふるい落としに比べると、選挙制度は穴が多いのが現状です。
極端なことを言えば先輩でも、年齢要件を満たしさえすれば、
比例名簿の上位に書いて貰うだけで当選する可能性があります。
公:でもって言うな!
岬:また叩かれる代表格である世襲制度ですね。有力政治家が引退する際、
その選挙区の集票システムを丸々、息子なりにそのまま継承してしまう訳です。
能力に関しては蓋を開けてみるまで分からないので、質の低下を招く原因となります。
公:綾女ちゃんも、引き継ぐとなると色々言われるだろうなぁ。
岬:尤もこれは、有能無能を見極めない民衆にも問題があるんですけどね。
結局は利権なども引継がれることを期待してるんでしょう。
公:生々しくなってきたなぁ。
岬:という訳で、現職の議員は、地方や国会問わず、玉石混交であるのが現状です。
更に官僚は若い頃からその省庁にほぼべったりですから、内部事情にも精通しています。
一方の大臣ですが、どういう訳か専門外の省庁を担当されることも多く、
土俵に立つ知識がそもそも無いことが多いです。
公:ちょっと野球で身体を鍛えた会社員が、関取と相撲するみたいなもんか。
岬:んー、まあ、そんなところですかね。
多少、反則技を使って良いと言われても、まず勝てないでしょう。
加えて言えば、国家公務員はその身分をかなり強く保証されているので、
簡単にクビには出来ません。
後、大臣に比べて表に名前が出ることが少ない上に、
選挙も無いので悪名も政治家ほど怖くありません。
他にも、省庁の情報を握っているのでマスコミを牛耳りやすい、
学閥などの組織体制に依って一対一で戦う訳では無い、
法律そのものを官僚が作っている等々、官僚側に有利な要素がたくさんあります。
公:怖い、怖い、官僚、コワイ。
岬:なので以前、総理が行政を掌握出来るかは能力次第と言いましたが、
これはもう半端無い実力が必要です。
一部代議士が『しがらみが無いから改革出来る』と言ってますけど、
自分はアホであると晒してるみたいなものですね。
公:うわっ、酷い毒を吐いた。
岬:尚、今のはあくまで私、桜井岬の私見ですので、無条件で信じるのはやめて下さい。
公:と言うか、意見系の台詞は、大体が私見だからなー。
どうしても納得出来ない意見もあるだろうけど、それが思想信条の自由って奴だからなー。
岬:それじゃ次項では、そんな国務大臣の職務について見てみましょう。
今項目の纏め:官僚より偉い大臣が手玉に取られるのは専門性の違い。更にはそういうシステムを構築してきた為。
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