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 殺生という言葉があります。セッショウと読みます。生きているものを殺すことを意味します。ひっくり返すと生殺でセイサツと読みますが、こちらは生かすことと死なせることになるので、かなり変わります。仏教用語としての面が強く、殺生戒というのは文字通り殺めることを指す大罪になります。この場合、人間に限らず生物全てが対象なので、現代科学で考えると守るのは難しいでしょう。例えば侵入してきた細菌を免疫機能が敵と判断したら意思とは関係なくやっつけに掛かる訳ですし。不必要に殺るなくらいの解釈が健全なのかも知れません。転じて、惨たらしい様の表現としても用いられます。血塗れの死屍累々なイメージから派生した割には、軽い使われ方をする気がしますけど。関西方面で誕生した用法らしく、厳しい扱いを受けた時に、殺生な、と返すシーンはたまに見掛けます。人間関係が壊滅するより手前だとすると、残虐無比な行いからは遠いと言えるでしょう。根本的な話として、生命が何であるか解明されない限りその価値は確定しないような気もしています。しかし失われた命が元に戻ることは無い以上、大事にせざるを得ないんですかね。

(・ω・) 他種から見たら、奇異極まりない価値観だろうな

【当然ながら兵士を増やせばそれだけ飲食物が要る】
麗:我らが領土に侵攻してくる軍が苦戦する理由として、
 水場の確保が困難であるからという仮説を纏めました。
千:限られた水源を絶対に渡さないもんなぁ。
茜:乾ききった兵士なんて、病人と変わらないでしょ。
麗:数に任せての力押しが不可能というのは、
 敵側からしたら頭が痛いと思われます。


【人体に影響があるという意味で毒と薬は大差が無い】
茜:後はわざと渡した土地の井戸に腹痛の毒を入れてみたり。
  命に別状は無いけど、怖くて他のも飲めなくなるのよ。
麗:下手に殺すより、生きたままの方が足手まといです。
千:怖いこと言ってる。
茜:遅効性で時間差を付けるとか、色々と考えられるよね。
千:たまに大陸や南蛮の薬学書を読み漁ってると思ったら、
 とんでもない応用をしてるんだなぁ。


【勝者が恥部を闇に葬るのは常套手段】
千:でも、雨季だと相手もかなり楽になるんじゃないの。
茜:水を手に入れるって意味ではそうかもだけど
 進軍や情報伝達が遅れるから、こっちに利する部分のが大きいよ。
麗:環境の全てを活用する、指揮官の鑑です。
千:そこまで苦労して獲ったところで、大した旨味が無いのがまた。
麗:後世には、集落と呼べる規模のものは無かったと、
 文字通り歴史から抹消されるかも知れませんね。


【茜が存在しなくても別の誰かが引っ掻き回すだろうし】
千:こうして気楽に飲んでる一杯の白湯も、
 源泉や薪があってのことだと考えると感慨深い。
麗:泰平の有り難みを実感します。
茜:それを知った上で厄災たろうとするって業が深い。
千:これに対してどう返すのが模範的なのか、
 未だに全く分からなくて困り続けてる。

 加藤清正は、唐入り時の経験から熊本城に井戸を掘りまくったとされています。そこから250年以上経った西南戦争でも難攻不落を誇ったそうなので、築城に於いて外せない要素であることが伺えますね。
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