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 リンチと呼ばれる行為があります。英語では、lynchと表記されます。御存知の通り、法律に則らず裁くことを意味します。私刑と訳されることが多いでしょう。特に暴力を伴う事例に使われがちで、場合に依っては死に至ることさえあります。語源は諸説ありますが、アメリカはバージニア州のウィリアム・リンチ氏に由来するというのが有力視されています。彼は独立戦争前後の人物です。一種の裁判官だったのですが、暴徒を鎮圧する為に手続きを無視して力で捻じ伏せました。これがリンチ法などと呼ばれて輸入された訳です。治安維持という名目はあったにせよ、悪名として残っている辺りかなり苛烈であったことが伺えます。なので原義としては、とても正規の手段であるとは言えないけど、その集団なりの理屈があるケースを呼ぶべきなのでしょう。単なる弱いものイジメよりは、暴走族の足抜けでボコボコにするみたいな。どんな状況だろうと、抵抗できない相手を一方的に攻撃するのは人としてどうかと思いますが、まともじゃない環境で冷静な判断を下すのは難しいってだけの話かも知れません。

(・ω・) 当時のアメリカに、ちゃんとした法制度がある印象はないけど

【橋を架けるか迂回路を探した方が百倍は楽】
結:水上戦をやってみたい。
岬:うちの領土に海は無いんですが。
海:その気になれば、河川でも可能なのでは。
綾:大陸ならいざ知らず、
 幅が狭くて急流の日の本で行う意義は少ないですわね。
岬:雨の前後で水量が全然違いますし、
 浮かべておくだけで大変そうです。


【広義では戦の類も文明的活動だしなぁ】
舞:せめて、川を挟んで対峙する王道のやつを。
綾:領土の境界線であることも多いですし、
 軍略の上で重要な立ち位置ですの。
海:水を汲んだり、洗濯をするだけの場所では無いのだな。
岬:一気に庶民的になりました。
結:水辺とは文化を育む土壌であるのに、
 争いの種とする人はなんと愚かなのだろうか。


【まず何処の大大名に追従するかで紛糾して分裂します】
岬:百姓が水利で揉めて殺し合いに発展だなんて、
 珍しくもないじゃないですか。
結:生きるとは、かくも過酷なものなのか。
綾:結局、上が仕切らないから対立し続けるというのが、
 世が纏まらない元凶となりますわ。
舞:そういった意味で家老殿のお陰で我らの国は落ち着いているのだが。
海:居なくなったらどうなるかとか怖いから考えないでおこう。


【衝突回避が最善だけど完全には不可能だし】
海:水場の戦いと言えば、背水の陣はどう考えても頭おかしい。
綾:前の敵を撃破するしか無くなるのですから、合理的ですわ。
結:そんな、逃げたら種子島で撃つぞみたいな真似を。
舞:恐るべきことに、二千年近く前の史書に書かれているらしい。
岬:真っ黒な上官というのは、いつの時代も居るものです。
綾:負けた方が悲惨なのですから、
 むしろ情に溢れてるとして欲しいものですの。

 背水の陣というと楚漢戦争の韓信が有名ですが、これは手勢が寄せ集めで死中に活を求めないと勝機を見出だせなかったという事情もあったそうです。うまくいったから伝説となっていますが、まともに記録されてない失敗例も多くあるんでしょうね。
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