2010
拙著、サイエンス・ハンターにて主人公の三村諒君がタッチパネルのキーボードを使う場面があります。ここ数年、話題になってるi-phoneや、i-padを見る限り、方向性は大体、予測した通りなのかなぁと思ってみたり。ちなみに、2013年設定なので、もう、すっかり現実に追い付かれそうです。
( ・ω・) 一体、いつ頃書いた作品なのか、逆算するのももう懲り懲りだよ
「シス、どうなったの?」
基本的に嘘を言わない上、目が一番良いシスに問い掛けた。お師匠さんに聞いたら平気で無茶苦茶な捏造をしそうだって思う辺り、余り信用してない気がしないでもない。
「うーん、難しいとこだねぇ」
「何さ、それ」
「アレクは、この棒を真っ二つにしたかったんだよね?」
「そうだね」
「で、普通、棒を真っ二つって言ったら、長さが半分になることになるじゃない」
シスは人差し指を棒状の角材に見立てて、第二関節辺りをもう一つの人差し指で突っついてる。
え? 何、一体、どういうこと?
「足元を見てみれば分かると思うよ」
促されて、恐る恐る視線を動かしてみたけど、そこには、何事もなかったかのように木片が転がっていて――いやいや、当たったのはたしかだから、それはおかしいって。少なくても、何処かに傷くらいは付いてないと理屈に合わないって。
「後は、左足の横」
「ん?」
ちょうど黒刀の影に隠れて気付かなかったけど、そこにも良く似た木片が転がって……あ、あれ?
「ん、あー、そういうことか」
上から見てたんですぐには分からなかったけど、よくよく見てみたら厚みが足りない。どうやら、薪割りみたいにパッキリと縦に切れちゃったみたい。
「これも間違いなく、真っ二つだよね?」
「狙った訳じゃねぇだろうが」
「ハハハ、お師匠様、嫌だなぁ。僕の狙いなんか関係なく、事実、お師匠様が口にした通り、木が殆ど半分になった訳ですから、どう考えても目的は達成されてますって」
「うぐぐ」
精神年齢が低い人相手に、こっちも下げていくと堂々巡りになる気もするけど、ちょっと溜飲が下がるから困ったものだよね。