参議院予算委員会で、自民党佐藤氏が、『(普天間問題で)県内に落ち着けば、総理は日本の裏切り王になる』と発言したそうです。
うわー、『平成の脱税王』で味をしめたのでしょうか。語呂悪いなぁ。何でもかんでも王を付ければ良いといいというものでもないでしょ。ワンピースの見すぎではないかと、一部で言われてます。
( ・ω・) やっぱ政治家には、顧問にコピーライターが必要ですな
「――」
刮目し、見据えるべき目標を再び視認する。魔力は、充分に蓄えることが出来た。雨雲を呼ぶことにも成功している。後は、あそこに雷を発生させて、目標へと――。
『ライ――デイン!』
人差し指を天にかざして、言の葉と共に一気に振り下ろす。
呪文としての手応えは、充分だ。あとは、発動まで、何の障害もなければ――。
「……」
「何も、起こりませんね」
あ、あれ?
「何か、雨の匂いがするかも」
そりゃまあ、呼んだものが呼んだものだけに、小雨くらいは振ると思うよ。
「失敗、かな」
うーん。割と自信はあったんだけどなぁ。何か足りないんだろうか。
何しろ独学だし、この道に明るい人も近くに居ないもんだから、どうにもこうにもならないよなぁ。
「?」
不意に、頬に冷たいものを感じた。ひょっとして、呼び寄せた雨雲、割と本気で仕事するの?
「これは、危ないやも知れませんね」
「船長、どうしました?」
「風こそありませんが、豪雨の空気です。体勢を整えておいた方が良さそうですね」
え、何だか妙ちくりんな話の流れになってませんか。
「わ、わ、わー」
そんなことを言っている間に、文字通りバケツをひっくり返したみたいな大雨が降り注いできた。
排水! 排水! とりあえず階下への扉を締めないと!
「およ。なーんか、あっちが面白いことになってるよ」
ちょっと待って、シス。この雨で、どうやったらそんなもの見えるのさ。
「と、とりあえず、対処は終わり」
居住区を含む、船内部を隔離した上で、甲板への雨を海に流す排水管を開く。もう、全身びしょ濡れで、汗とかどうでも良くなっちゃったよ。
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