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 ビデオゲームのキャラクターには、ステータスが振られるものが数多くあります。ロールプレイングやシミュレーション系統には多いですが、何が元祖かと問われると、返答に困ります。RPGの元祖の一つと言われるウィザードリィにはありました。ですが更に大本と言えるテーブルトークには存在していた訳で、こうなってくるとどこまで遡るか分かったものじゃありません。ゲーム史として、ちょっとした論文を書けそうです。でもステータス持ちの将棋とか、やりたいようで全くやりたくありません。その桂馬の攻撃は、角行の防御力が上回っている為、ブロックさせてもらうぜ。遊戯王かよ。
 さて、このステータス、ゲームジャンルに依っては欠かせないものとなっていますが、客観的に見れば只の数字に過ぎません。レベルも、腕力も、速力も、デジタルな目盛りなのです。ですがどういった理由か、一部ゲーマーにとってはとんでもない魔力を秘めたもののようです。さっきも出てきたウィザードリィでは、レベルアップ時に半ばランダムにステータスが変化するのですが、場合によっては下がることもあります。ウィザードリィに於ける転職条件は必要ステータスを満たすことなので、ギリギリ足りない項目が更に下がったりなんかすると阿鼻叫喚です。まさに、たかが数字、されど数字です。
 他にも、レベリング強迫性障害というものもあります。今、私が勝手に命名したのですが。要するに、パーティ内のレベルがズレているのが許せない状態のことを指します。ゲーム進行にはさして影響はないのですが、一人だけ突出して3くらいレベルが高かったりすると、他のメンバーが追いつくまで休養させたりするアレです。分かる人には分かりますが、分からない人には全く分からない、ゲーマーの業の様なものです。私は分かる方の人間です。ヒーラーの出番がどうしても増えて、どんどこレベルが上ってしまうのに、軽くイラッとするタイプです。やっぱり、これ病気とちゃうやろか。

(・ω・) こじらせると、経験値1でもズレてるのが許せなくなるらしいよ

【ノーサインでフォークを投げるタイプ】
朱:キャッチボールをしましょう~。
月:え、何、いわゆる会話的なアレか?
黄:そのキャッチボールなら、月読は暴投王、間違いなしなんだよぉ。
月:私の豪速球を捕球できないキャッチャーにも問題がある!
朱:普通のキャッチボールがしたいだけなのに、
 何でこう、話があっちこっちに飛ぶんですかね~。


【トルネードとマサカリをミックスさせたみたいな】
月:まあ、やるのは構わんが、朱雀はちゃんとボールを投げられるのか。
朱:十メートルくらいはいけますよ~。
黄:とんでもない弱肩であることに変わりはないんだよぉ。
朱:いきますよ~。
黄:そしてその無駄にダイナミックなフォームは、
 キャッチボールに必要なのかと問いたいんだよぉ。
 

【ジェットコースター的にレーンが敷かれてる説】
朱:ふに~。
黄:予想通りの、見事なふにふにボールなんだよぉ。
月:期待を裏切らないのは、大切なことだ。
朱:ふに!
黄:それにしても、左右に揺れたかと思ったら少し沈んで、
 更に浮き上がったように見えたけど、朱雀ならさもありなんなんだよぉ。


【月読には無理って最初から言ってるだろ】
月:あの超低速で十メートル飛んできたことの方が不思議だ。
黄:反重力が伝播したものと推察されるんだよぉ。
月:もはや魔球だな。実用性は皆無だが。
黄:二十メートル投げられるようになれば、草野球なら使えるかも知れないんだよぉ。
月:盗塁はされまくりという難点はあるがな。
朱:こ、考察より、ボールを返してこそのキャッチボールなんじゃないですかね~。

 黄龍ちゃんにだって野球回があったっていいじゃない。そう言えば、野球回がある作品は多いですが、サッカー回は少ないですよね。一対一の演出がしにくいからですかね。
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