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 かつてボス級だった敵が、気付いたら仲間になっていることは、創作の世界ではよくあります。場当たり的に人気が出てしまったキャラを、限界まで使い潰す、素晴らしい手法だと思います。作者の無計画性とアンケート至上主義が織り成した芸術とも言えるでしょう。褒めてるんですよ?
 現実世界では、どうでしょうか。世の中の、倒せばとりあえず脅威を先送りできる分かり易いボスなんてものは、極悪な独裁をしている人とかになるんでしょうかね。仲間にはなりそうにありません。創作で虐殺をしてても、平然と正義の味方面するというのに、理不尽です。十年単位でいがみ合ってる個人とかはどうでしょう。それだけ長いこと敵対してるんですから、意識してる分、和解の可能性はありそうです。でも、仲良くはなれない気はします。積み重なったものは、大きいのでしょうね。共通の敵の為、一時的に手を組むパターンはどうでしょうか。創作なら敵を破った後もズルズルと仲間になりそうなパターンですが、実際は終わったらまた対立が復活しそうです。かくも難しきは、この浮世ということでしょうか。

(・ω・) ともあれ、黄龍と麒麟がタッグを組んで天帝に抗う話はまだかね

【よく前に投げられたレベル】
月:分かった、セットポジションを憶えよう。
朱:ランナーが居る時に使う投げ方でいいんでしたっけ~。
黄:胸元に利き手とグラブを持ってきて、
 モーションを小さくすることで走者を動きづらくするんだよぉ。
朱:ふに!
黄:何でちょっと手順を変えただけで上がる足が逆になるのか、
 誰にも分からない辺りが朱雀なんだよぉ。


【抜け穴だらけになりそう】
朱:セットポジションって、一度完全に止まらないといけないんですよね~。
月:羽がピクピクしてるのはセーフなのだろうか。
黄:身体のどこかが、少しでも動いたらボークなんだよぉ。
朱:じ、自分の意志で動かしてる訳じゃない場合でもですか~?
黄:野球のルール自体、朱雀を想定してる訳でもないし、
 聖獣界は聖獣界で、特例を考えるべきなのかも知れないんだよぉ。


【動作を速くしたからという曖昧理論】
月:盗塁対策に、クイックモーションを憶えよう。
黄:また難易度の高いことを、なんだよぉ。
朱:要するに、構えてからボールを手放すまでを速くすればいいんですよね~。
月:球威とコントロールを、ほぼ落とさずにだぞ。
朱:ふに!
月:むしろ球速上がったぞ、おい。
黄:何が飛び出すか分からないという意味で、
 朱雀はもしや最強クラスの素質を秘めているのではなかろうか、なんだよぉ。


【勢いだけで生きてるからなぁ】
月:キャッチャーの方も、捕球や投げ方を工夫することで、送球時間を短縮できる。
黄:何でこんなにも真面目に盗塁を研究してるんだよぉ。
月:だって盗まれるんだぞ! 腹立つじゃないか!
黄:どういう理屈なんだよぉ。
月:まあ、ハートを盗むことに掛けては、私はプロフェッショナルですがね。
黄:別にうまいこと言えてもいないのに、その自慢げな顔はなんなのか、
 こっちの方を研究したい次第なんだよぉ。

 野球が分からない方は置いてけぼりでも気にしない。野球回って、そういうものだから。
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